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4/12/2025, 10:04:43 AM

君と僕は近所の幼馴染みだ。
幼稚園の頃から学生時代は、ずっと一緒に行動していた。
ずっと一緒に遊んでいた。
転機は大学入学だった。僕は地元の大学だったか、君は県外の大学に進んだ。
それ以降は嘘のように、プツリと交流が途絶えた。
年がら年中どころか、数時間もしないで交わしあった電話やSNSも、気付けば一切しなくなった。

それは、君が地元の会社に就職する為に帰郷しても。
一度途絶えた君と僕のきよりは変わらなかった

4/8/2025, 9:51:05 AM

新しい地図を作ってとか、
フラワーと名の着くナニカを出力してとか、

と、入力して送信したら、あっという間に文章やら画像やらをおだし出された。
ディープフェイクやらフェイクニュースやらはよく見かけたが、自分で生成するとなると、こんなに一瞬で出てくるとは、と改めて驚愕する。
人間よりも賢くて、嘘も上手に付けるなら、人の存在意義てなんだろう?

4/6/2025, 6:46:19 AM

「今年の桜の葉の塩漬けと、桜の花を使ったシロップを作りました!
今回は特に自信作だから、とにかく味見してみて!」
目の前の彼女は自信満々に、私に試作品を差し出した。
彼女は二枚の小皿にそれぞれ 塩漬けとシロップの瓶から、その一部を載せて男に渡す。
「では、頂きます。どれどれ……」
男は一口食べてから、難しげな顔で黙り込んでしまった。
「え、何その反応。美味しくなかった?
あなた、桜を使った料理が好きだったわよね? これでスイーツを作ろうと思っていたんだけど……」
「美味しいとか不味い訳じゃなくて、……そういう問題じゃないし、コレは味を決めてはいけないんだ……」
そもそも、と男は言った。
「今回の品は随分自信ありげだったが、どこの桜の木から葉や花を採ってきたんだ?」
「それは……」
男に問い詰められて思い出そうとした女は、しかし顔を青ざめた。
「どこの桜か、思い出せない……」
「そうだろうね……」
男はしたり顔で頷いた。
「この味は死体を元味した、味だよ。
きっと桜の根元に埋められた死体を栄養分にしたからこそ、こんな複雑怪奇な味になるんだ」

ーーー女は思い返すと、どうして男があの味の詳細を詳しく知っていたのか。
きっと、と説明しながら、どうして断定口調で言えるのか。
そもそも、あの男自体が誰だったの。
どうしてもわからなかった。

4/3/2025, 9:58:03 AM

ラジオ体操で腕を上げる運動の時、空に向かって手を伸ばすつもりで腕を振り上げている。
何にも意識しないと、と肘が中途半端に曲がったり、腕が半端な高さでダラダラとやっていると、効果ご半減してしまうと言われた。
空に向かって、若しくは届かないなにかに手を伸ばすように本気でやりなさいと言われた

4/2/2025, 9:59:31 AM

はじめまして、と祖父から言わわれた。
痴呆となった祖父の中で、孫の自分はいなくなった。……死んでしまったのだ。
次からは、もう他人として接されてしまった。その度に「はじめまして」と

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