泣きたい。涙を流して、スッキリしたい。
感動お涙頂戴な映像がテレビに流れても、以前は号泣した本を読み返しても、何も響かない。
タールのように感情の残骸が澱んで、貯まっている。
ストレス値が高いのは承知しているのに、解消方がわからない。
いっそわめく程泣いて、涙を流して、スッキリしてい

「俺の記憶の中の白雪姫は、毒リンゴがあまりにも赤々として、美味しそうだったから食べたんじゃん?
つまり、最初からけばけばしかったら警戒していたと思うんだ。」
「だから、七色に光るリンゴを作ったのか？
見るからに警戒色で、食欲が全然わかないな……
所で、これは食えるのか?」
「……」
「おい！
派手な警戒色だから毒があるリンゴなのか、それとも白雪姫とは逆に派手な色だけと無害なリンゴなのか、笑ってないで答えろ!」

お題
記憶
七色

もう二度と書いて のお題の書き忘れを無くそうと思っても、今日もまたお題を忘れて流れていく。
ほら、今日も時間がギリギリだ……

手を繋いで、……繋いで!？
私は混乱した。
私は祈りの仕草をする為に、手を組んだ筈だった。
そう、私の手と手を手を合わせて、だ。
誰かの手を繋いで、なんてことは絶対にないのに！
しかし、私は自分の手を合わせている感触は無く、他人の手を繋いでいる、と感じているのだ。
ぞっとした私は、誰もいない筈の隣にめをやった……

少しは精神的に落ち着いたから、少しずつ書いていこうと思う。


「ここは、どこ？」
痴呆となった家族は今いる場所も、私が誰かもわからない。
しかし、老いや悩み、不安や憂鬱から解放されたと見えてしまった自分には、とても無邪気に思えた