『誇らしさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誇らしさってなんだろう。誰かに何かを褒められたときばかりが、自分を誇れるときだったと思う。そう考えると、承認欲求とどう違うのだろう。
いつも誰かから褒めてほしくて、努力を見てほしくて、そのくせ視線に怯えている。堂々巡りで吐きそうになる。
いつかは自分を誇れるようになるのかな。なりたいな。誰からの評価にも頼らず、胸を張れるようになりたいな。
いじめをやりたいならやればいい。
別にダメっていうこともないし、法律もない。
ただし、やるとしても殺すのはやめろ
警察に捕まる。
私は警察が好きではない。
正義のヒーローぶっているからだ。
子供の頃は
誇らしさはなかった
大人の言う事を
聞くものだと思っていた
ある日
決断の時期が来た
私が私のこれからを決めた時
誇らしさもやって来た
誇らしさ
カーテンレールの上に飛び乗った
猫のなんとも言えぬ誇らしさ
【 No.2 誇らしさ 】
私は自分に誇りを持てない、弱い人間。
弱い人間は、強い人間に喰われて、どんどん呑み込まれ、結局嫌な思いをする。
でも弱い自分が悪いから、と、強い人間を責められない。
「弱いから自信ない?」
そう聞かれたことがあった。
私の答えはもちろん、一切の迷いのない「はい」だ。
「じゃあ、いいこと教えてあげる。弱い人間は強い人間に
喰われる辛さを知ってるから、優しくできるんだよ。」
そんな綺麗事が刺さるはずもなかった。
けど、彼はきっとそれを分かってた。
「覚えてるかな、あの時のこと。」
夕焼け色に染った空に、独り言葉を投げる。
あの綺麗事は刺さらなかったけど、こんな自分に声をかけて励まそうとしてくれた彼の優しさは、温かかった。
「……好きだな、そーいうとこが。」
優しく温かい貴方の事は誇らしく思ってるよ。
そんな彼に選んで貰えた今の自分のこともね。
私に誇れるものは何もない。人より優れた能力も容姿も何も持ち合わせていない。物語の脇役の脇役なんだろうと思う。でも、こんな私だけど、君と出会えた。少しでも思い出ができた。たくさんの笑顔のそばで過ごせたこと。それだけはどんなに時が経っても変わらない、誇りなのかもしれない。
夜の海に潮騒が響いている。
海岸の岩場には、ランプによって生まれた2つの影が伸びている。
その影の一人、山高帽を被った男は何かを思い出したのか、唐突に口を開いた。
「そういえば、灰色のアレからクレームが入ってるぞ」
「クレームなの!?…紺じゃなくて灰色の方ね。何だって?」
「『あの言葉をホームシックの言葉みたいに扱うとかマジ無い』だそうだ」
あの言葉とはちょっと前に書いた「帰る場所があるから遠くに行けるんだ」という言葉のことだろう。
「あれは…。だって、話すと長いから」
お家で迎えてくれる人がいる喜びって意味だけでも良いかなぁと。
時間の都合上カットしたのだが、どうやらそれが気に入らなかったらしい。
「『色々気づいたことがあっての言葉なのだから、しっかり説明して』、『ダブルミーニングなの!』だそうだ」
…ダブルミーニングって、そう大したものでもないし、長いからカットしたのに。
「書いてあげるべき?」
「…ご自由に」
仕方ない。
過去の言い分を叶えておこう。
以下は、過去から書けと言われたものである。
冗長注意の看板を立てかけておくので悪しからず。
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一人散歩をしていると、「あれは何だろう?」と興味のアンテナがピンっと立つ事がある。
そうなると──本来の散歩の目的とは異なる横道にソレたとしても──その気になるものを一先ずの目的地にしてしまう。
目的地に向かって歩いていく時、頭の中は「知りたい」気持ちと知らない道を歩く興奮に満ちている。
その気持ちに答えるように、景色も呼応し、それまで不鮮明だった目的地が鮮明になって見えてくる。
「ああ、〇〇だったんだ」と答えを得た脳みそは、例え対象物がガッカリなものであっても「知らないものを知ることが出来た」という喜びを得る。
そこで、満足して戻れば良いのだが、そこから更に興味のあるモノを見つけて、同じ事を繰り返してしまう。
はたと気づいた時には、本来の道から離れ随分遠くまで歩いてしまっていたりするのだから、興味とはげに恐ろしい。
興味があるから目的地になって、そこで満足を得たら、また興味あるものへ向かっていく。
この構造は、人生における「夢」の設定とどこか似ていると、今も変わらず思っている。…本筋へ戻ろう。
随分遠くという感覚は、実は、もと来た道を戻る時に実感するものであったりする。
ひたすら目的地に向かって歩いている時は、ただ目の前の事に夢中である為、自身の総距離など眼中にない。
何故こんなに後先考えず歩いてしまったんだろうと後悔するのは、いつも戻りの時だ。
そこで当時の私は思った。
もし、地図も標識もない世界で、家も持たず一度通った道も戻らないという旅をしたら──。
ひたすら前へ前へと向かう旅だ。
目に映る景色が変わる時になって初めて、それまでの道と異なることを知るのだろう。
地図や標識がなければ、どれほどの距離を歩いているのかもわからず、遠いや近いという判断もないのかもしれない。蓄積される疲労からは「歩いた」という事実のみを実感するのだろう。
本来、遠いという言葉は、二つのものが空間的、時間的に、また心理的に離れているさまをさす。
当時の私は、基点という留め針があって初めて、遠いや近いは定義されると思っていた。
過去の発想にもう少し耳を傾けてみよう。
基点の部分には、色々当てはめることが出来る。当時の私は「帰る場所」を基点とした。
帰る場所があるから、遠いところがある。
基点があるから、そこから距離の離れたところは、遠いところと定義される。
基点が存在しなければ、遠いところは存在しない。
「帰る場所があるから遠いところへ行ける」
上記に隠れていた言葉を開示すると、
──帰る場所があって、遠いところに興味があるからこそ、そこへ行ける──
基点があり、遠いところが定義されたところで行こうという意思がない限りそこへは行けない。
興味があるからこそ、遠いところへ行けるが、そもそもの基点がなければ、遠いところは存在しない。
故に、基点があるからこそ、遠いところへ行ける。
子供なりに哲学をしていたのだと、当時の私は言う。
大人になった私から当時の私へ、定義云々は脇において、一つアドバイスを贈ろう。
基点の「帰る場所」を「命」に変えてみると、より滋味のある言葉になると思われる。
「命があるから、遠い場所に行ける」
さらに言葉の枷を外すなら
「命があるから、どこにでも行ける」
想像の羽は、無尽蔵。
果てない興味が尽きるまで、
その命が続く限りまで、
何処までも歩いていきなさい。
「遠い」も「近い」も無く、
貴方は自由だ。
文章を書き終えほっと息をつくと、
「ちゃんと色々考えていたんだよ」と誇らしげに胸を張るかつての自分が見えたような気がした。
誇らしさ
おとうさんはいつもけいたいに向かってあたまを下げている。
ごはんを食べてるときも休みの日も...
そうやってでんわを切ったあと決まって
「ごめんなあ」と頭をなでてくる。
ぼくはそれがお仕事だと思ってる。
むずかしいことはよくわからないけど、お母さんが
「あれもお仕事だから、
ママたちでお父さんを応援しようね。」と言ってた。
だからぼくはお父さんのことを
かっこわるいと思ったことは1回もない。
休みの日にその大きな背中におぶってもらえるのが
たのしみだな。
今日もかえってきたらいっしょにごはんたべようね。
語り部シルヴァ
誇らしさ、ガチでホコらしい→ガチホコ
誇らしさ=ガチホコ=スプラトゥーン!?
誇れるものなんて
何もなかった
君が産まれる前は
踏み台がぐらぐら揺れて固定されていない
ベッドで、足を自分で持って産めて言われたのよ笑
すごいでしょ!
痛みには強い方だと思ってたけど
恐怖だった
でも産み終えた後
お腹空いて給食食べてたよ
産まれたての君は
可愛くて
可愛くて
私の誇りだよ
今日も明日も
これからも先もずっと…
誇らしさ~?ありますよ?一応ありますよ?笑
去年三年の先輩に勝てなくて私も無理ですた笑
でも、皆練習を頑張ってどんどん勝って行ってしまい、誇らしいなぁーって思い泣いてしまいました笑
私もその時リーダーの立場で応援して居たので「勝った」っと言われた時本当に嬉しかった
私達も三年のように強くなって後輩ちゃん達に負けません!!
美しい派手な尻尾を引き摺りながらゆく。
砂埃は、尾羽の間に積もっていく。
重くて長い矜持と自分への期待を引き摺って今日も行く
嗚呼、孔雀としてではなく、翡翠のように生きられたら
いつか本で読んだ一節が、頭にリフレインする。
何一つ守れなかったヒーローが行くべき先はどこなのだろうか。
尻尾を引き摺りながら、考える。
砂埃が舞い上がる。
痩せこけた体にまとわりついている緋色の尾羽_もとい不死身のマント。
これを授けられた時、心は甘美な誇らしさと鎮重な責任感で満ちていた。
士官学校を主席で卒業し、次期ヒーローとして認められたあの日。
あの日が、この緋色の尾羽が最も美しかった時かもしれなかった。
ヒーローとして行った事は、すべて空回りした。
じわじわと事態は悪化した。
そして、戦いは終結した。どちらも不戦敗という形で、平和が訪れた。
不死身のマントを授けられ、矜持と栄誉の不死身能力を授けられたヒーローたちの掌に残ったのは、砂埃と死の灰だけだった。
何もできなかった私たちヒーローは、擦り切れた心身に、過去の色褪せた誇らしさを纏って、当て所もなく歩いていた。
火緋色の尾羽はただ重いだけだった。
あの時感じた誇らしさも、重たさも、緋色の鮮やかさも。
今となっては重たすぎるだけだ。
全てが砂と化した世界は。
守るものがなくなった世界は。
喉の渇きがひりつくように痛かった。
視界は眩暈がするほど広かった。
耳鳴りがするほど辺りは沈黙に満ちていた。
一歩毎に膝が折れるほど、緋色の尾羽は重たかった。
私たちの他には何もない。
何も持っていなかった。
過去の誇らしさ以外には。
孔雀としてではなく、翡翠のように生きれたら
長すぎる尾羽を引き摺って行く。
砂がただ、緋色の尾羽を汚していた。
どんなにふんわり柔らかくても
どんなに白く綺麗な雲をつけても
どんな形であっても
どんなに甘くても
甘酸っぱくて、綺麗な赤い色の君が
ここに居てくれなくては、
ガラスの向こうの笑顔はみられない。
きっと誰の目にも入らないだろう。
君はただ立っていても、斜めに傾げても
どんな形をしていても、間に居ても
チョコレート色のステージの上でも
君が居れば完璧に決まる。
ラズベリーカラーやブルーベリーカラーの
小さな宝石が一緒にステージに居ても
1番に目を惹くのは圧倒的に君。
透明で甘いベールをかぶった君が居れば
最高に美しく完璧。
そんな甘酸っぱく赤い君がとても誇らしい。
今日も多くの人に選ばれ、愛される
いちごショートケーキになってくれて
ありがとう。
「誇らしさ」
自分が誇らしい。それは自分に自信があるからこそ出て来る言葉だ。たとえ自分が誇らしくなくても…自分自身を大切にしていればそれでいいのだから。
誇らしさ。うーーん、1番自分とは縁遠い言葉だなあ。
誰よりも自分のこう言うとこ、見てほしい。ってことだよね。
目標のために闘う。けど、目的がよくわからない。
つまり、わたしには、1番とおくにある誇らしさ。
(誇らしさ。)🦜
僕は・・・ね。
・大鷲しゃん、みたいに
力強く無いし。🦜
・ハヤブサしゃん、
みたいに速く飛べ無い。🦜
・孔雀しゃん
みたいに美しくも無い🦜
(でもね。)
「お釈迦様が
亡くなる時に
形振り構わず
一生懸命
駆けつけたから。」🦜
【見た目は、
綺麗では無いけど、
他の鳥達にはでき無い。
✣幸せを、運ぶ役目の
眷属の一員に
なれたんだよ。】
誇らしさ
周りを頼ったり…甘えたり
自然にできる人が羨ましい
私は1人で泣いていたり、
上手く頼れないから
誤解されてしまう
誇らしさより…
人に助けてと言えて…
助けてもらえる人が
いいなって思う
わたしは不器用で
周りにわかってもらえず…
孤独、孤立しやすいから
自分に
誇りなど
ありはしない
ただいっちょまえに
死を望んでる
どうしてぼくはみんなと違うんだろう。
どうしてぼくのはみんなみたいに、黒くて、ツヤツヤで、平べったくないんだろう。
みんなと違うぼくはまた仕事をクビになった。
今日から新しい雇い主のところだけど、きっとまたすぐクビになるんだろうな。
みんなにからかわれて笑いものにされるんだろうな。
「なにを言っているんだ! お前の鼻は真っ赤で、ピカピカで、真ん丸で、夜道を進むのにぴったりじゃないか! これからガンガン働いてもらうからな!」
サンタさんにそう言ってもらえて──僕の胸は誇らしさでいっぱいだった。
20240816.NO.24「誇らしさ」
僕が使える主は、正直いって馬鹿だと思う。
食べ方は汚いし所作が先ずなっていない。
シャボン玉だって謝り口の中に含んで飲み込んでしまう始末。
蒼空と同じ色をした髪色は毎朝くしゃくしゃのまま、僕の元に現れて初めて綺麗に整われる。
丁寧に櫛を通しキツく結べば痛いとすぐ言うのだから少しだけ緩めに結んでやる。
まったく仕方の無い主だね。
で、なに?誇らしさだったか、そんなものないよ、付喪神が人間に誇らしさなんて…ねぇ
一振、一振、物にも人にも優しくし、弱いものを助け強き者と肩を並べる。
時に無常な選択肢を目の前に差し出されても、真っ先に己を犠牲にしてしまう。
物に気持ちなんて寄せなくていいのに、
使ってなんぼ、キリキリマイに働いて朽ち果てるまで傍において、人生その最後の一振に僕を選んで、
いつか、ほこりをかぶる。