語り部シルヴァ

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誇らしさ

おとうさんはいつもけいたいに向かってあたまを下げている。
ごはんを食べてるときも休みの日も...
そうやってでんわを切ったあと決まって
「ごめんなあ」と頭をなでてくる。

ぼくはそれがお仕事だと思ってる。
むずかしいことはよくわからないけど、お母さんが
「あれもお仕事だから、
ママたちでお父さんを応援しようね。」と言ってた。

だからぼくはお父さんのことを
かっこわるいと思ったことは1回もない。
休みの日にその大きな背中におぶってもらえるのが
たのしみだな。
今日もかえってきたらいっしょにごはんたべようね。

語り部シルヴァ

8/16/2024, 2:08:36 PM