『言葉はいらない、ただ・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉はいらない…ただ…
ーーー
「あの…。」
『ん?』
「初めてだから…優しくして…?」
『あ…あぁ…。』
手を絡ませられて見つめられてる…私は目を逸らした。
『どうしたんだ?』
「いや…。だって恥ずかし…」
初めて舌を絡めるキスをされた…。全部が初めてで怖かった…。
「…あの…。」
『ん?』
「…あ…あ…」
『ばぁか…言葉はいらないよ。』
口に吸い込まれるみたいに消え入る声で初めてなら尚更なって聞こえた気がした。
「ボス!冷蔵庫に置いてあったプリン、知らないですか!」
「あぁ、あのプリンか、普通に賞味期限切れそうだったから俺が食べたぞ」
「えっ、食べちゃったんですか」
「食べちゃまずかったか?」
「だめですよ!!あれは……」
「………」
「オレのボスへのプレゼントなんですから!!」
「え、それならいいんじゃねぇのか?」
「ダメですよ、ボス!オレから手渡ししなきゃプレゼントになりませんよ」
自分の計画が上手くいかなかったと、襟尾はしょげていた。
「そうなのか?……ごめんな、エリオ」
「ごめんの言葉はいりません。ただ、」
「ただ?」
「オレを抱きしめてください」
「心得た」
津詰はその大きな体で襟尾を包み込んだ。
「大好きですよ、ボス」
言葉はいらない、ただ…
そっと手を伸ばす。けれど触れるのは怖くて手前で止まる。椅子の冷たさが伝わってくる。
臆病者め。そう自分を詰ってると、指先に触れる温かさ。
ぱっと顔を上げるとそっぽ向きながらこちらに手を伸ばす姿。
驚かせてはいけないと捕まえたいのを堪えて、待つ。
そっと手の甲まで来た手に、耐えきれず指を絡める。
びくりとあちらが動いたのが分かったが、それでも手を引っ込めずにいてくれる。
その温かさだけで充分だった。
貴方がそう言うなら言葉はなくて良い
それでは私は寂しいと思ってしまうけど。
言葉はいらないなら
行動で示してくれないと。
─────『言葉はいらない、ただ・・・』
言葉はいらない、ただ・・・
そばにいて。
私を置いて、行かないで。
打ちつけるような雨が、私をゆっくりと濡らしていく。
「やっと、だな…。」
そう呟いた言葉は、雨に溶けて消えた。
春の日差しみたいな、あたたかい人。それが、先輩の第一印象だった。
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「あーもう、最悪…。」
なぜ高校の校舎は、こんなにも広いのだろう。
次の化学の授業まで、あと5分もない。
雨のせいで偏頭痛もする。
思わずしゃがみこんでしまった。
「どうしたの?」
ふと、上から声がした。
内履きの色からして、上級生だろう。
顔を上げると、心配そうにこちらを見ている先輩がいた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
その後、化学室まで連れて行ってくれて。
雨のことを、「桜流し」って言ってたっけ…。
その日から事ある毎に話しかけてくれる先輩を好きになるのにはそう時間はかからなくて。
告白して、OKされた時は嬉しかった。
「なのに、すれ違っちゃうもんな…。」
きっかけは、多分些細なことだった。
そのせいで二人の距離はどんどん離れていって、自分から別れ話を切り出して。
言葉はいらない。ただ、先輩に愛されたかっただけ…。
この雨は、しばらく止みそうにない。
𝑒𝑛𝑑
信じることが
息苦しいと感じる日がある
記憶を探す旅は
苦しいことだけを巡らせる
受話器から聴こえる
あなたの声にそっと溺れる
手をつないで
落ちていく深海でキスをしよう
何もかも忘れて……
『言葉はいらない、ただ…』
言葉はいらないなんて私は思わない。
気持ちは言葉に出さないと伝わらないよ。
言葉にするのが恥ずかしい時もある。
でもそういう時こそ言葉にすると、とても喜ばれるんだよ
言葉はいらない、ただ、、、
言葉は好きだ
自分は言葉を大切にしている人間だと思うし
言葉を良くも悪くも重く受け止める
ただ
言葉を話さなくても伝わるのがあることも
言葉がいらない時があるのも知ってる
そんな時
何が変わりに伝わるのか
私は、知ってる
言葉はいらない、ただ・・・
「ごめん」なんて、いらない
謝られても困る
君を悪者にしようとしてたのに、謝られたらそんなことできなくなっちゃう
「ありがとう」なんて、いらない
私何もできてないのに、そんな言葉受け取れない
「またね」なんて、知らない
私達、これから離れ離れになるのに、またねなんて、あるの?
またねがあるから、これからもずっと一緒がいいよ
言葉なんて、いらない
ただ…ただ、隣にいて欲しいだけなのに
満天に輝く星空を見ていると、抱え事など小さなものに思えてしまう。今まで躊躇いを感じる弱さが、とてもとても、小さきものにも見えてくる。
あのとき、、あと一歩踏み出せなかった迷いの心。
この輝きで意思を持つ強さに、変わるような気がした。
無数の綺羅星の中に、溶けるような速さで横切る一筋の光が見えた。
…ねぇ、何をお願いしたの?
なんだと思う?
そして訪れる静寂の時、同時に2つの心が変化した。
辺りは暗く、互いの表情は見えない。でも紡ぐ言葉はもう要らなかった。ただ抱きしめ合う温度は、更なる幸福で満たされるのには充分だった。この空間が堪らなく好きだと思った。
平常心よりも少し高い…微熱
それが、魔法にかかる温度だ。
お題: 言葉はいらない、ただ…
言葉はいらない、ただ・・・となる読者は、何を考えるだろう。言葉の前とただ・・・の後の内容で、決まってくるけど1つではないような気がします。私は、本が苦手ななので、どうしても動画を見てしまう。文字から理解することが不得意なのだろう。でもそれは脳の問題で、15歳までに訓練すればできるようになることでしょう。40代になってからだとかなりの努力がいると思います。電子書籍で、繰り返し同じ文章を読むことで理解すると言うパターンもあるのではないだろうか。理解する時に頭の中で、小説だと映像化してることもあるので、必ず作者と同じ映像が頭の中に出てきているとは限らないです。読者によって変わると言うことになるから十人十色だと思う。だから本は、想像力や理解力を伸ばすから15歳までの間にたくさん本を読むと良いのです。語い力も増えていき賢い人間なります。本って良いから読もうと無理ぜず電子書籍や動画など自分にあったのを選んで、語い力だけでも増やしていくと良いです。人間、学問より知恵で、読み書き計算ができれば生きていけると思います。
夜が更けて辺りは厳かなる静寂に包まれていた。
リビングにあるダイニングテーブル。そこで少女が椅子に座っていて、その机上には沢山のテキストが所狭しと山積みになっている。そして恐らく夜食だろうか、温かいお粥とほんのり湯気を立てているお茶が小さな盆の上に乗せられていて、机の端っこに少し居心地悪そうに置かれていた。
手元だけがぼんやり光るようにスタンドライトを一つ付けて、ただひたすらノートにペンを走らせている少女。
目の前の課題に集中していたつもりだ。いや、集中していたからこそ気付いてしまったのかもしれない。
静かな部屋でカサカサカサと耳慣れぬ音が聞こえた。ギョッとして音の方を振り返ると、皆さんお馴染みの茶色いアイツがどこからが現れてこちらを見ているではないか。
少女は無益な戦いを避けるべくわざと足音を立てたり、机を叩いたりして脅かそうとした。元いた所にお戻り。それでもそいつは寧ろジリジリと距離を縮めてきた。
何で、どうして。私達争わなくても各々でやっていけるじゃない。言葉なんてなくったって分かり合えたはずじゃない。
少女の願い虚しく、ヨロヨロとこちらの領域にまで侵攻しようとするそれ。こうなると流石に身の危険を感じるわけで。殺虫剤を手に取り、遠慮なく思いっきりそいつ目掛けて噴射した。
余談だが、ホウ酸ダンゴには喉の渇きを発生させて弱らせ、且つ明るい所に引き摺り出すという性質があるらしい。
願わくば人知れずひっそりとその生涯を終わらせてほしいものだ。
【言葉はいらない、ただ……】
書けていない日が続いているけど、これもすぐに書けそうにないので、時間がある時に。
言葉はいらない、ただ… 認めて欲しかったのかも?
何度も靴を脱いで街を見下ろして、
もう、終わりかと思うと飛ぶのを躊躇って、
誰かが私を認めてくれる時が来ると信じてまた靴を履く
何度も繰り返していると屋上に誰かが立ってて、
私の先を越そうとする。
ふざけんな。
そんなことくらいで私の先を越そうだなんて。
それでもここからは消えてよ。
君を観ていると苦しいんだ。 ❧
私のアールより
言葉はいらない、ただ・・・
ただ黙って
隣に居てくれたらいい
君の隣が心地よく
君の存在が安心する
寂しがりやの私は
君のぬくもりが必要なんだ
言葉はいらない、ただ・・・
(本稿を下書きとして保管)
2024.8.29 藍
言葉にはならない、ただ…あなたのことが好きなだけなのに、なんでこうならなきゃいけないの?
〚言葉にならない、ただ...〛
「言葉はいらない、ただ…」
言葉なんていらないから
ただ、強く抱いていて
言葉はいらない
ただ優勝を称えるだけで良いじゃないか
選手は最後まで素晴らしい試合をした
ただ、校歌が韓国語であると言うだけで
その歌詞に東海と言う言葉、があると言うだけで
なぜ批判されないといけないのだろう
ただの通称の言葉にそれだけで政治的な意味は全く関係ない
今までも色々な心無い言葉があって
選手たちが傷つけられてきた
しかし別に法を犯したわけではない
問題は日本人の差別意識
高校の経営に関わる問題に
透けて見える事情
選手たち監督さんの複雑な気持ち
そんなことはよく分かる
少なくとも普通に会社員として
働いている私からは
よくあることとしか思えない
言葉は時に本当にいらない
言葉をこんな時はぐっと飲み込んで
相手のことを考えてと思う