『言葉はいらない、ただ・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉はいらない
だから眼差しをください
海賊が埋めた宝石箱みたいに
様々な感情をいっぱいに
薄い瞳のガラス越しに
絡み合って
揺らいで
暗い夜にふたりぼっち
だから言葉はいらない
ただ…眼差しをください
_言葉はいらない、ただ..._
【言葉はいらない、ただ…】
偽りの言葉はいらない
そうしてみんな消えていく
ただ…ただ、
愛(あい)を知りたい
哀(あい)に恵まれ
逢(あい)に溺れ
隘(あい)に染まって堕ちてゆく
今日もこうして生きてゆく
あいを知ったあの日のように
言葉はいらないし、好きになって欲しいとも思わない。せめて、私が私の好きな物のことを話してる時くらい、微笑んで頷いて欲しかった。
言葉はいらない…ただ
脱いだものは
洗濯機にいれて
食べた後の食器は
水につけといて
飲みかけのペットボトル
放置しないで
トイレットペーパーの芯は
そこに飾らないで
あと
言葉はいらない、ただ‥
見つめ合う
手を繋ぐ
肩を寄せる
抱きしめる
口づけをかわす
一夜を共にする
言葉はなくとも、愛を伝える方法は数多あって。
一緒に笑って、おしゃべりして、ご飯食べて、そばにいられるだけで充分幸せなのですが、そこに欲しいのが“愛の言葉”です。
大好きだよ
愛してる
ずっと好きだった
あなただけ見ています
これだけ、いえ、もっともっとあるんですから、一つや二つくらい(三つでも四つでも)言ってくれてもいいと思いますが、世の男性方いかがですか?
本音で言うと、たまにじゃなくて、毎日欲しいです。私は欲張りですから。
「月が綺麗ですね」は素敵だけど、鈍感な私は聞き逃しそうで。もっとストレートに言って欲しいのです。
私?言いますよ。
もちろん、どストレートにです。大声で、目の前でも、街中でも、離れてても平気です。
今や名俳優の彼ら彼女達もかつては世界の中心で叫んでましたからね。
負けてられません。
あ、他人のフリするのだけは、やめてくださいね。
end
告白をしても良い答えを聞けないことはわかっている。
だからさ。何も言わなくてもいい。ただこれからも私に笑顔は見せてよ
言葉はいらない、ただ…
笑っていてね。
# 言葉はいらない、ただ・・・
水を差すようで悪いけれども。
言葉のいらないときはかなりの極限状態。めったにない、奇跡みたいな瞬間。綺麗な花火や桜吹雪を見たとか、誰もが心震わす何かが起きたとか、そういうときしか当てはまらない。
日常で言葉を捨てたら、人間関係は驚くほど悪くなっていくから、本当にやめた方がいい。当たり前のことかもしれないけど、相手はテレパシーなんか使えないからね。
言葉はいらない、ただ、、、
私を見て欲しい、ちゃんと、、
あ バカって言った方がバカだって
い 本当そう思う
あ やっぱ、言い出しっぺだよな
い うん
あ どっちが先だった?
い ?
あ 声かけたの
い うーん、同時?
あ …だよな
『言葉はいらない、ただ・・・』
横たわるあなたの手を握りしめる。
冷たい。
命の灯が消えようとしているのが嫌でもわかる。
微かでも、己の熱を分けられたなら、
どれほど良かっただろうか。
いっそのこと、自分が代わってやれたら。
幾度となくそう思い続けていた。
でも、「それはあなたの望むことじゃない」と、
同時に脳が囁くんだ。
聞こえる呼吸音が薄くなる。
あなたの声は、どんな色だったっけ。
残り少ないふたりの時間。
今はただ、共に。
───『言葉はいらない、ただ・・・』(2024.08.29.)
この世の中に真っ直ぐなものがあるのだろうか。地面を見ると真っ直ぐであるように見える。だが地球自体は丸いため、地面も丸いことになる。ではなぜ、私たちの世界には真っ直ぐなものが存在するのだろうか。誰がどのようにして、真っ直ぐなものを作り出したのだろうか。私たちの目も丸い。もしかしたら、真っ直ぐというのは勘違いなのかもしれない。ただ真っ直ぐに見えているだけなのかもしれない。今,私たちが見ているものの一つ一つを一度疑ってみると世界が広がるはずだ。
私の命の恩人は、耳が聞こえなかった。
私の家族は
どこにでもいるような普通の家族だった。
けど、
肌寒さが微妙で
鬱陶しかったあの日、
家族はバラバラになった。
父も母も姉も
事故で亡くした私に
残ったものなんて何も無かった。
親戚の中でも
私を引き取ってくれる人はいなかった。
だから歩いた。
何日も飲まず食わずで
ひたすら歩いた。
誰か、
神様みたいな人が
私を助けてくれると信じて。
そして本当に神様みたいな人が
助けてくれた。
何不自由無い生活を送らせてくれた。
でもその人は耳が聞こえなかった。
昔は聞こえたらしいけど、
年をとると共に
キレイさっぱり
聞こえなくなったみたい。
手話を習い始めて
最初はぎこちなかったけど、
話せるようになってきて
すごく嬉しかった。
そんなある日、
その人が倒れた。
入院して今日で半年。
ずっと目を覚まさないまま。
私はまた目の前で家族を亡くすのか。
また何も出来ずに終わるのか。と
沢山泣いた。
毎晩泣いた。
数日経った時、
夜中の2時49分
容態が急変した。
その人は死に際に
1度だけ目を覚まして
口を動かした。
声は出ていなかったけど、
拾ってくれた時から
ずっと手話で話していた
あの大好きな漫画の一言のことだろう。
たしか、
"Good Midnight!"
だったっけな。
あなたは一体どれほどの物を
私にくれるんだろう。
熱い涙が頬を伝った。
言葉はいらない、ただ…
続くとは限らない毎日、
目の前で死にゆく人を見る気持ち、
それも大事で
記憶に残さなければならない物なんだって、
人生はここで終わんないって。
交わる視線。一瞬瞬く瞳。
下がった目尻。上がる口角。
ただそれだけが、何よりも語ってくれる。
言葉はいらない、ただ・・・
好きとは、そういう言葉はいらない。
でもね、からだの関係で終わらせることもしたくない
言葉にならない何かを、何かという形で
伝えられる、
そんな二人の世界が存在してほしい
言葉はいらない、ただただ私を正して欲しい
そうすれば忠くんも喜ぶだろう
ただし味噌汁に出汁を入れることを忘れるな
今年は山車を見に行けなかったんだし
だしだしだしだしだし
言葉の裏にあるもの
言葉に隠されているもの
それを無理に言葉をする必要はない
それを感じてくれる人とだけ
仲良くすればいい
言葉にしなければ分からないような人とは
決して付き合ってはいけない
突然の君の訪問に
言葉にならずにただ抱きしめた。
あと、どれほどの時間を過ごせば
再会できるのだろう…
私は信じています
また、会えるって
その時君は、あの時みたいに
言葉にならずにただ抱きしめて
突然の君の訪問を
待ちわびた私に
「久しぶり」って声をかけて
あの笑顔を見せてね
虹の橋の彼方
あなたの笑顔は忘れない
きっと直ぐに分かる
私があなたよりも年上になってしまっていても
笑顔で抱きしめてね
きっと、また会えるから
歩いて行ける
あなたと生きたかった明日を
令和6年8月28.29日
「言葉はいらない、ただ・・・」
そんな可愛い言葉、わたしには到底言えやしない。言葉でだって伝えてよ、そして行動で伝えて、思ってることも、全部教えて。
そしてそんな勇気のある言葉、わたしには到底言えやしない。だいすきな彼に向かって、丁寧語でも尊敬語でもない言葉をそのまま使ってしまうなんて。
けれど、少し納得できるところもある。彼と言葉を交わすとなると、緊張して頭が真っ白になって、口から言葉は出てくるものの頭の中はずっと「・・・」。このまま。なんだかわからないことも、ない。
ある物事において、何個か納得できない点があったとしても、ひとつ肯定できる点があると親近感を持つものだ。彼からして私は「14歳も上の教員に恋をしてしまう変な生徒」だと思うかもしれないけれど、テニスが好きという共通点があることで少しでも親近感を持ってくださるかもしれない。
全てにおいて、ただ・・・私は、彼のことがだいすきすぎる一心なのだけれどね。
どこかの家から子供を叱る声が聞こえて、蝉の声が負けじと鳴いていた。
それを仰向けで、床に寝そべり聞く私の周囲にはゆったりとした穏やかな時間だけが流れていて、そっと腹の上にいる猫を起こさないよう気遣い撫でてやる
すう、すう
まだまだ暑い日が続いてるというのに知った事かとでも言わんばかりに寝息を立てる愛猫
言葉も話せない猫に向かって、今年も暑いねと愚痴るのは今回の夏で15回目を過ぎたか
人が椅子から立ち上がるだけで背中を丸め、尻尾を膨らませていた猫だが、年々落ち着きを手に入れて体のハリと毛艶を手放してしまった。
変化を感じるたびに歳を数えることが怖くなってしまった臆病者は、来年の夏も一緒に過ごせるかな、と思ったりする
勝手にしんみりする飼い主に、猫は相変わらず体同士をくっつけ暑さなど知らない顔で穏やかに眠っている
膨らんでは、しぼんで。また膨らんで
呼吸をする度あたるアバラ同士を感じながら、来年は過ごしやすくなると良いね。と独り言をこぼす。
当然、返事など返ってこないわけだが。
『言葉はいらない、ただ…。』