「言葉はいらない、ただ・・・」
そんな可愛い言葉、わたしには到底言えやしない。言葉でだって伝えてよ、そして行動で伝えて、思ってることも、全部教えて。
そしてそんな勇気のある言葉、わたしには到底言えやしない。だいすきな彼に向かって、丁寧語でも尊敬語でもない言葉をそのまま使ってしまうなんて。
けれど、少し納得できるところもある。彼と言葉を交わすとなると、緊張して頭が真っ白になって、口から言葉は出てくるものの頭の中はずっと「・・・」。このまま。なんだかわからないことも、ない。
ある物事において、何個か納得できない点があったとしても、ひとつ肯定できる点があると親近感を持つものだ。彼からして私は「14歳も上の教員に恋をしてしまう変な生徒」だと思うかもしれないけれど、テニスが好きという共通点があることで少しでも親近感を持ってくださるかもしれない。
全てにおいて、ただ・・・私は、彼のことがだいすきすぎる一心なのだけれどね。
8/29/2024, 12:41:15 PM