『言葉にできない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
頭の中ではいくらでも文字を紡ぎそれを言うことができるのに、どうしてだか僕の口はそれを言葉にはしてくれない。
単語の一つ一つが思考の濁流に呑まれながら、どんどん奥へ深くへと沈んでいく。濁流から顔を見せた単語に、触れられそうだと手を伸ばしたときでもまるで霧の様に掴ませてはくれず、ただ虚しく湿った手がそこにあるだけだった。
言葉は確かにそこにあるのに、けれども言葉にすることができないというこの感覚は、どうすれば伝わるのだろう。
例えるのなら、散っている桜の花びらだろうか。
花はまばらにだか散り続け、僕らはそれを掴もうと手を伸ばす。しかしそれを手にするのは難しく、到底困難のようにも思える。そんな部分も似ているかもしれない。
桜だと思えば、少しばかりか気は晴れる。
濁流や深海などの暗いイメージから、明るく暖かい桜のイメージにすることで、ネガティブになってしまう心にも光がさす。希望が見えてくる。
それに、桜ならば掴みに行くよりただ手の中に落ちてくるのを待つ方が捕まえやすい。
言葉もこれと一緒なら、無理に焦らず気長に待ってみるのがいいのかも知れない。
【言葉にできない】
夢幻劇 No.3
久しぶりの更新です✨
《言葉にできない》
僕は君と一緒にいる時が好き
君に抱きしめられるのが好き
君と一緒に寝れる時間が幸せ
君が話しかけてくれると嬉しい
悲しい時は傍にいたい
でも僕は動けないし話せない
君に伝えたいことたくさんあるのに
言葉にできない
だから
出来るだけ君の傍にいたいな
これからも大切にしてね
僕は君のぬいぐるみだから
言葉にできない
「車借りる。」
そう、父にLINEを送って私は車に乗った。
どこに行こう。
ただ漠然と夜景を見たい気分だった。
調べても、遠いところが多い。理想は往復1時間半だ。
まぁ、いいかととりあえずマップを入力し、車を発進させる。
「いらっしゃいませ、ご注文お伺いします。」
「クーポン512のホットください。砂糖4ミルク2でお願いします。」
「かしこまりました、3番の窓口にお越しください。」
マップが到着しました。と言う。
ドライブのお供にコーヒーを買いにいつもドライブスルーへ行く。
「すぐわかった!久しぶり!」
会計口にいた女の子は嬉しそうに手を振っている。
ここは1番近くであり、元バイト先でもある。
「砂糖とミルクですぐわかる。」
「だよね....。」
またね。と手を振って車を動かした。
大通りに進み、結局気づけば、同じ道を辿っていた。
夜はいい。車が少ないからスピードを出せる。初心者マークには有るまじきスピードだと思いながら、音楽の音量を上げる。
山の麓のコンビニに車を止める。
いつもと同じようにタバコを取り出す。
吸い終わると、さぁ、山道だ。
山道はまだ怖い。道幅も狭くて、早い車が多いこの地域。私は道を譲ってばかりいる。
頂上へ着くと、また、タバコを取り出した。
煙が広がるのを見る。
この場所が、1番好きな山だ。程よく高くて、そばに植えられた木が遠近感を出す。車から見れるのも、1人で夜景を見るにはポイント高い。
気づけば、唯一マップ無しで来られる場所だった。
片道1時間15分。
いつだったか、このタバコを吸いながら、山道での道の譲り方を教えてくれた人がいた。
この場所でバレンタインのチョコを渡して一緒に食べた人がいた。
助手席に座ってこの山を眺めていた頃があった。
私が好きなのは山なのか、思い出なのか、それとも....。
人の事を理解できない する気の無い貴方が現状ある言葉を全て使っても表せない程に嫌いだ
私の居ない所で私の苦しみを笑う貴方
言葉による暴力を正しいと思っている貴方
あと数百個思い浮かぶけれども、とにかく貴方が嫌い
貴方の目が嫌い 貴方の声が嫌い 貴方の性格が大嫌い
貴方の鼻が嫌い 貴方の肌が汚い 貴方の友達が嫌い
とにかく、とにかく大っ嫌いだ!
だけど私は貴方に何も出来ない、なんて哀れなんだ
胸の奥
いつの間にか
ズキズキすること、
言葉一つで
モヤモヤすること
見るだけで
ドキドキすること
確実に私の中にあるのに、上手く伝えられない、
どうしても伝えたいのに
43「言葉にできない」
キミは今、何をしたい?
そう問われた時、答える言葉があるだろうか。
残念ながらわたしにはない。何かをしたい気持ちは全て取り上げられてしまった。夢を語ることも、見ることも許されず、父は「世間体が一番大事に決まっている!」と怒鳴り、進路も進学も全て親が勝手に決め、わたしには受験時に白紙提出してワザと落ちるという反抗法しかなかった。
昔わたしにはやりたいこと、将来の夢があり、父はわたしを駒としか見ていなかった。自分の兄弟(わたしの伯父伯母)が子供達(いとこ)を高偏差値校に次々と入れているのに、兄は芸大を選び、残ったわたしを何とか高偏差値校にいれたかったのだろう。だがわたしは親の決めた学校は全て落ち、自分で行きたい学校だけ受かった。それでも言葉にすれば否定される。わたしは言葉を、思いを、封じるしかなかったのだ。
【言葉にできない】
夜空には汽車が走っている。
そう教えてくれたのは屍だった。
月の光がはらはらと降っている夜空には、名状し難い麗音を奏でる汽車が、あの星々を走っているのだと。
星々の声がさざめく中、がたりごとりと天を揺らす、かの線路……それはなんと美しいことだろう。
あの汽車が走る夜には、そらは揺籠に変わりゆくのだ。
月も寝静まる夜ならば、天を仰いでみるがいい。
赤子のように、大いなるそらを見つめてみるがいい。
人びとには、辿り還るべき夜がある。
それについて、我々は語るべきではない。
赤子はただ、その心を天へと流すべきである。
きっと瞳を下ろせば、あの子守唄が聴こえるだろう。
哀しい星々の嗚咽は、それはまるで致死量の音楽の様で。憧れにも似た、一条の光を見せてくれるのだ。
いいよも言えなくて
ごめんも言わせたくなくて
伝えた言葉はどれもまっすぐ苦しいくらいで
飲み込んだ言葉は消えることはなくて、
それでも一緒がよくて。
《言葉にできない》
【言葉にできない】
思っていないこと
本当ではないこと
損得勘定のための言動
全てなくていい
できなくていい
喉に
何か
つかえたような
この苦しさ。
わたしは
知ってる。
言いたいことが
言えていない時の
あの感覚。
わたしは
今
一体
何を言いたいのだろう?
育休中だから
きっと
内容は
自分のことか
旦那のことか
子供のことか。
いや、
もしかして
―――全部か?
心当たりはある。
あるには
あるし、
本当は
旦那に
話したい
はずなのに
なんだか
上手く
言葉が続かない。
あぁ、
苦しいよ。
#言葉にできない
言葉にできない
言葉にできない
この気持ち
近い言葉なら
愛してる?
大好き?
愛しい?
狂おしい?
胸が苦しい?
胸がドキドキする?
頭があなただけになる?
一緒になりたい?
…言葉にできない
言葉にできない
言葉にできない思いなんて、持っていたって無駄なんだと気づいた。
どれだけ可哀想だと思ったところで、傷を傷だと知らなければ、その子にとってはただの日常だ。
どれだけ強く愛していたところで、相手に伝わることがなければ、その子とは友人にもなれないのだ。
どれだけあなたが幸せを願ったって、その子が幸せになるかどうかなんてわからない。
だからせめて、行動することに決めた。
言葉にはできる。できるんだ。
僕のしたいことは。
でも、倫理観的に考えて。
常識的に考えて。気持ちを考えて。
物理的に精神的に社会的に言葉に出来ない。
ことが多すぎる。多すぎるんだ。そう。
したい、ものすごくしたいしやりたい!
けど、何を?と言われると言えない……。
誤解しないでくれ。
決して、そっち系じゃないんだ。
僕は、純粋でも無垢でもピュアでもない女子高校生だけれど。
そーゆう話じゃないんだ。
そう。でも、何?と聞かれると。
言えない!!!
癖!あ、そう!性癖のお話です!
それを!実際に!したい!!
欲が止まらない!!
会いたいよぉ〜!!!!!!!
#言葉にできない
言葉にできなくても
わかってくれる
そんな貴方を
愛してる
言葉にできない
なんでも言葉にしたがるのがあたしの悪い癖
言葉にしなくても行動にしなくても
どっしり構えるくらいの大人な余裕があれば
あなたを追い詰めなくて済んだのかな
言葉にできないくらい
伝えきれないくらい
大好きなんだよ
言葉にできない
あれこれを
夕日の茜に
託してねむる
………言葉にできない
言葉にできない。
言葉にできない
本当は。
嫌いになった
わけじゃないけど
寝坊しちゃう。
明日?
来週?会いたい。
言葉にできない
小田さーん!
あの日あの時あの場所で
あの曲もすごいよー!
小田さーん!
(二次創作)(言葉にできない)
死した者の行く先は何があるのだろうと、ガルシアは考えていた。
ウェイアードでは、死して間もなくであれば、蘇生させることが出来る。肉体が残っていれば、その具合にもよるが、地のヴィーナスの力を使って元の姿に戻せる。勿論、病や老衰で死した者は、蘇らせたとてもう一度死ぬだけなので、あまり意味はないけれど、災害や事故、魔物に殺された者たちには光明である。
では、蘇生が間に合わなかったものたちは?
そこまで話して、ガルシアは息を吐いた。相対するはスクレータ、錬金術の研究者である。死生観については門外漢だが、重ねた年は伊達ではない。
「ふむ、また難しいことを考えだしたな」
スクレータはそう答えた。
「何かきっかけがあったのかの」
「ヴィーナス灯台に行ってきた」
スクレータは口を噤む。それはプロクス族最強の戦士であったサテュロスとメナーディが最期を迎えた場所であった。それから一年以上が過ぎている。蘇生もままならぬだけの時間が流れている。
「彼らには、会えたのか?」
スクレータの問いに、ガルシアは首を横に振る。
「そうじゃろうなぁ……。そも死者を蘇らせること自体、世界の理に反しておる」
結局、死した者がどこにいくのかなんて誰にも判らない。蘇生させた者だって、しばらくの死は意識の欠落でしかない。そして蘇生のエナジーを使えるだけ地のエナジーに長けた者も、絶対数は少ない。ガルシアとて、ジンたちの力が無ければやすやすとなし得ないエナジーだ。
(大体、今更サテュロスたちと会えたとして、俺は何を話したいんだ)
全ての灯台を灯した報告か。黄金の太陽現象後のウェイアードについてか。単に成長した自分を見せたいのか、認められたいのか。ガルシアの思考はぐるぐると回る。それに、だ。万に一つ、生き延びていたとして、あの場所にはもういまい。
(こだわっても仕方がないのは、判っている)
スクレータは、黙り込んだガルシアを静かに見つめていた。
この世にはあらゆる写すものがある。
絵、歌、造形、そして「言葉」、星の数程あるこの世界を写すことができる。だが全てを写せるわけでわない。所詮空間とそれを写すのに使うものを別のものなのだ。今、私はその全てを使っても写すことのできない光景を見ている。始まりは仕事を定年で辞めてから少し経った後、昔からの友人から星を見に行かないかという誘いが来た。勿論受けた。
暫く退屈だったし体を動かしたいと思ったからね。
早朝に家を出て集合場所の駅につくともう友人は到着していた。こうして私と友人の2人旅が始まった。
山を歩くのはいつぶりだろう。若かったときはどうともなかった山道は今は荒れ果てた険しい山道に思えた。2人ともども息が切れて山の頂上に着く前に休憩を取った。年はやはりとりたくないものだな。と思った。弁当を食べて少し横になっているともうすっかり日が暮れてしまった。今日はこのまま寝てしまおうか。と友人が言ったのでここで寝た。深夜、私は尿意を感じて外に出た。すると光の玉のようなものがふよふよと私に近づいてきた。何だ!?鬼火か?と私が青い顔をしているとそれは蛍だった。一匹ではない。数百匹に及ぶ群れが美しく儚げな光景を生み出していた。すぐに友人を起こすと戻ってきて写真を撮った。
だがあまり綺麗だとは思わなかった。
幻想的な光景とは写せないものなのだなと思った瞬間である。その後私達はすっかり満足してしまって山を下りてしまった。
お題言葉にできない
この物語はフィクションです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。