『言葉にできない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#9言葉にできない
言葉にできないなら絵を書けばいい
見た人はきっと何かを感じてくれるはずだから
音で表現するのもいい。ピアノを弾くとかね
音は、自分の気持ちがすぐ出るから
悲しい気持ちで弾いたら音が暗くなるし、イライラしてたら乱暴な演奏になる
でも、1番は「書く」ことかな
自分の気持ちも整理できるし、残すことができる
そしてそれを誰かが読んで共感してくれたりする
このアプリみたいにね。
何より、書くことで自分が何を考えているのか分かるし、気分もスッキリする。
だから書くことをやめられない
言葉にできない辛さは、きっとあなたに伝わらない。
喉奥が焼けるように熱くて言葉を燃やしてしまう。
そのせいで私の言いたかった言葉は灰になって、そのまま胃袋に溜まってゆく。
どんどん…どんどん溜まってゆくそれを出す手段なんて見つからなくて、私は真っ黒になってしまった。
そんなこと、あなたは知らない。
だけどあなたも私の知らないところで…いや、そんなわけないか…。
繊細な硝子の心を抱えて
生きるわたしには
その優しさが
心を満たして溢れさせてしまう
嬉しいとかそんな簡単な言葉でもなく
ありがとうとかそんな短い言葉でもなくて
伝えたい気持ちはあるのに
なんて言えば伝わるかが分からない
けれど溢れ出る涙は言葉よりも
想いを伝えているのかもしれない
__言葉にできない
人間関係が壊れる理由は
いつだって言葉足らず
気恥ずかしく言葉に出来なかった愛情
痛みが深く言葉に出来なかった悲しみ
恐怖で言葉に出来なかった不安
僕はただ伝えれば良かった
言葉にできない程に愛してる、と
言葉にできない程に傷付いた、と
言葉にできない程に怖いんだ、と
僕はただ伝えれば良かったのに
この不快感はなんだろう
べたべたと纏わりつく嫌悪感
そして止まらぬ吐き気
これにぴったりの言葉はあるのだろうか
あぁ親友の君を見るだけで気分が落ちてしまう
ならば気分と共にここから落としてしまおう
そしたらあとは上がるだけ
あれ、なんでだろう
嫌な感情は消えたはずなのに
涙が止まらない
この虚しさは寂しさはなんて言うの?
"言葉にできない"
多分一瞬だけだわ。言葉に詰まるというか、何か起きたその瞬間は思考停止レベルになるけど吾輩は基本言葉は尽くしたくてたまらねー民なのでとんでもなく後で感想吐き出しまくるわ。一人作文大会大好きだし、言葉に詰まるような出来事って事は中々常日頃起こらないことが起きたってことで、そんな美味しそうな話を言葉にしないでどうするんだ? って方向に振り切れるので悲喜こもごもどんな時も止まるのは本気で一瞬しかならない。寧ろその堰き止められた後で馬鹿になったネジ吹っ飛ばして言葉は決壊するからな。ここが源泉かってくらい吹き出すわ。プリン食べたい。
自分の気持ちなんて言葉にできない。わからない。
けど今すぐにでも死んでしまいたいってことだけは確か。
言葉に出来ない感情が心から溢れ出す
悪いのは君だ
私は言っただろう。次は容赦しないと、
すべて、証拠にとってある
さぁ初めよう
「イジメ告発」
好き
大好き
愛してる
違う...
ただ1つ
私を奪い去ってほしい...
この言葉だけが言葉に出来ない...
■ 言葉にできない
頭をゴチンと打ったとき
上顎あたりからおりてきて
舌の奥のほうからじわぁっと味がした
あれは何だったか
子供の頃に
そこかしこ舐め回した時期があって
あの中にある
あれは何だったか
習字教室の階段
教室は2階にあって
私はいつも憂鬱だった
あれは何だったか
その階段の手すりは
鈍く光っていて
寒い時期は手がキーンと痛かった
あれは何だったか
階段に座りながら
開始を待った夏の日
横にある手すりをペロッと舐めた
頭を打ったら
そういう感じの味がする
【言葉にできない】
私は昔から自分の本当の気持ちを言葉にして誰かに相談するのが苦手だ。
自分の悩みがわからないわけじゃないがどう言葉にすればいいのか分からなくて結局自分の中にしまってしまう。
苦しいのに辛いのに自分の悩みを言葉にできないからずっと悩み続けてる
やっぱり感情とか悩みとか目に見えないものを言葉にするのは簡単なようで難しいのかもしれない。
楽しいとかそういうのだって言葉にするとやっぱりなにか違う気がして
楽しいのに・・・楽しいけど・・・なにか違う
そんな言葉にできない言葉を表現する方法を私はずっと探している
自分の本当の感情をちゃんと相手に伝えられないと悲しいから
「言葉にできない」と称するのは、敗北宣言に等しい。言葉を編むことを趣味とする文字書きの端くれとして、「言葉を尽くしても足りない」ならともかく、「言葉にできない」と放り投げてしまうのは、あまりに軟弱ではないか。そう朗々と語る彼女を、薄笑いで見遣った。
「その割に幼なじみくんに告白出来てないよね」
「グゥッッ」
「マジでそんな呻き方するやついるんだ」
「ぐうの音も出ない……」
「出てるんだよな呻き声が」
言いようのない想い
考えようもない行動
表しようのない感情
すべてが私を生かしている
このすべてを出そうにも
当てはめられる言葉が
行動が
表情が
見つからない
思いつかない
そんな重圧を抱えながら
厭世をやり過ごしながら
私は生きるのだろう
私は進んでいくのだろう
私は
すべてを投げ捨てられるのならば
少しはマシなのだろうか
お題:言葉にできない
タイトル:言わぬが花
言葉にできない
言葉にする必要のない
誰でも分かっている事
100%好かれる人なんて
存在しないという事
でも嫌われた時に忘れちゃうから
まともに傷ついちゃって
言葉にできない深く傷ついた思い出は
どんな言葉を使っても表現しきれなくって
本人にしか分からない気持ちは
誰にも正確に理解されない
似ていても僅かに違っている
【言葉にできない】
ああ。素晴らしい、という言葉が拙いくらい凄まじかった。自分はこれ程までに凄いものを見た事がない。じっと見る。網膜を灼くようにその作品は自分というものを埋めつくしていった。人生を変える、というのはこの事を言うのだろう。そう、思った。
「ありがとう」
「ごめんなさい」
このたった数文字の羅列を自分は口にできない。
素直に言える人って、羨ましいと思う。
自分ってば、
やれ気まずいだの、
やれ気恥ずかしいだの。
ほんと、やんなっちゃう。
あーぁ、いつんなったらちゃんと言えるんだろう。
まだまだ果てしなく遠い気がするが……
〜言葉にできない〜
見つめていたい
側にいたい
触れてみたい
この腕の中に居てほしい
この感情をどうしたら伝えられるんだろう
(言葉にできない)
朝、目を覚ますと昨日までの記憶が曖昧になる。
ニュースを見ながらトーストに苺ジャムを塗り牛乳を啜る。
顔を洗い歯を磨き髪を結ってカッターシャツの袖に腕を通す。
玄関を開け
「行ってきまーすっ!」
と言い家を出る。
教室に入ると後ろから
「おはよっ!」
と声を掛けられる。
振り向くと夕弦が居た。
「おはよぉー!!夕弦ぅぅー!!」
と言いながら抱き着き少し戯れ合う。
朝のチャイムが鳴り2人は席に着く。
ガラガラとドアを開け担任の山本先生が教室へ入ってくる。
「起立!礼!着席!」
「えー、皆さんおはようございます。ホームルームを始める前に、今日は皆さんに良いお知らせがあります。」
「彼方君、入っておいで。」
とドアを開け男の子が1人入って来ると同時にクラス内がザワ付き始める。
「あの子誰ー?転校生?」
「カッコイイ」
「名前なんて言うんだろー、」
「彼女とか居るのかなー?」
なんて言葉が耳を塞いでも聴こえる。
「えー、じゃあ皆さんに簡単に自己紹介をして。」
と山本先生が男の子に言うと、少し沈黙した後で
「彼方といいます。よろしく。」
と目線を逸らしながらボソボソと言った。
「(かなたって名前どこかで聞き覚えが、、)」
と、その男の子をジッと何かを狙う獣の樣に観察するが特に何も思い出せない。
「えー、これから卒業まで皆さん仲良くしてあげて下さい。えっと、彼方君の席は仲山さんの隣だから奥の空いてる所ね。」
彼方は席に着くと夕弦に話し掛ける。
「えと、なかやま、、さんで合ってるかな、?よろしく。」
と緊張しているのか、周りを気にしながらか細い声で言う。
「うん!私は仲山夕弦。よろしくね。」
と優しい笑みを浮かべながら言う。
一瞬で緊張が解けるほどの安心感に包まれる。
1限目が終わると、案の定クラスの女子は私と夕弦を除いて全員彼方君の元へ集まる。
「ねぇねぇ彼女居るの?」
「身長高いね!何センチあるの?」
「えと、、彼女は居ないよ。身長は、183、、」
と少し引き気味に苦笑いで答える彼方。
「彼女居ないんだー!ちょーモテそうなのに!」
「183ってめっちゃ高い!」
とそんな彼方とは裏腹に盛り上がる女子達。
質問攻めは毎日続き、彼方が転校して来て2ヶ月が経ち学校生活にも慣れ始めた頃
「はぁ、、」
と机に顔を付け溜息を吐く。
「彼方、三奈子お弁当一緒に食べよ」
と夕弦が誘う。
三奈子は、
「(また、、)」
「(こんな事に、嫉妬してるだなんて、、駄々捏ねて泣き喚く子供みたい、、)」
だと心の中で悲観する。
その時の弁当の玉子焼きの味は少しだけ薄く感じた。
雨の降る梅雨の時期、空は薄暗い雲に覆われて夕方になると水平線の彼方に沈む陽の光がその雲を射し茜色と藍色の二色のグラデーションが幻想的な風景を創り出す。
それは言葉一つで片付けるには勿体無いほど美しく毎日泣き続けて渇ききった私の心臓を撃ち抜いて潤してくれる。
「言葉に出来ない。気持ちを伝えられない。」
ただ一言
「好き」
と言うだけなのに、君に伝えるだけなのに私にはそれが出来無い。
彼方と公園のブランコを漕ぐ夕弦は
「三奈子はね、幼稚園の頃からの幼馴染みで性格は正反対だけど一緒に居て楽しいし気楽なんだ。だから、私は三奈子とずっと友達。もちろん彼方もね!」
と言い、彼方は話を聞き少し微笑んでいた。
「(私も、伝えられたら良いのにな、、)」
いつもより寂し気な宙には、カシオペア座が泛ぶ。
『はい』
それ以上の言葉が、色んな感情が、
胸に詰まって 言葉にできない
溢れ出す涙が頬を伝う…
彼が私に優しくキスをした
『で、結局さ あの時は
「誓います」って言えてないの!
「はい」しか言ってない
だから、誓ってないの!』
「ちょっとあんたこれ、何杯目?」
空き瓶を並べてクダを巻く
私の電話を受けて 居酒屋に駆けつけた
友人の言葉だ
「ねぇ、
あんた いい加減にしなさいよ?」
『なによ… だってさ、
まだ、結婚して1年も経ってないのに
もう、浮気してさ!』
この友人は私をよく知っている
小学校からの深い付き合いだ
性格、好きな食べ物
洋服の好み 過去の男関係…
なんでも お見通しなのだ
「あんた 疑い深いしさ
思い込み激しいし…
今までだって 浮気だ!とか大騒ぎして。
違いました〜って 事 あったよね?」
『あった。
あったよ… そう あん時は違った
なんか 様子がおかしかったから
浮気かなって…
まさか、プロポーズしたくて
ソワソワしてました
なんてさ…そんな事が あった。
けど、今回は 本当に疑わしいの!』
はいはい…
あの〜すいません、ここ
お勘定いくらですか?
友人は私の言葉など 聞かず
勘定を済ませ どこかへ電話をしている
しばらくすると その疑惑の夫が
迎えにきた
すみません…と何度も頭を下げ
私を車に押し込んでその場を後にした
「また、明日電話するからね」
… 本当 あの子の酒癖の悪さは
呆れて 言葉にできないわ…
#言葉にできない
巨大な魚が宙を泳ぐ
悠々とした動きで静かに忍び寄る
蹲る私の背後に
濃い影と共に重苦しい気配がのしかかる
言葉にできない緊張と恐怖
彼は今私を凝視している
視線が背中をナイフのように突き刺す
鳥肌が立ち、鼓動が全身を震わせる
何をされるか分からない
異様な沈黙が長くも短くも感じた後
迫ってきたときと同じように
魚は静かに悠々と去っていく
私のことは傷つけないと分かっていても
彼の存在はいつだって
それ自体が地獄への入り口だ