『視線の先には』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
視線の先には、何がある。
今は具体的に何が視線の先にあるのか分からない。
薄っすら上を向いているつもりではあるが、何があるのかは見えてこない。
まだまだ先に進まないと見えてこないのだろう。何が先にあるか見えてこないと、本当にこのまま進んでいいのか不安になる。
しかし、このまま進んでいかなければ、この先にあるのが何かは見えてこない。不安になるが、今は進む時なのだと思う。
自分信じて前に進む。それが今の自分にできることなのだと思う。
視線の先には、私の大好きな人がいた
私は【月夜 鈴(ツキヤ スズ)】不良グループ【butterfly(バタフライ)】所属のNo.7 韓国で言うマンネ(末っ子)だそんな私の好きな人……それはbutterfly首領【星宮 藍(ホシミヤ ラン)】butterflyNo.1の実力者で勝ったものはいないという
「おはよー」
「おはようございます! 藍先輩!」
「おはよう、鈴ちゃん」
鈴ちゃんって呼ばれるのは私がマンネだから
藍先輩は私を妹として見てる……恋愛対象にはならない、一生
学校が終わって帰る時間、藍先輩はbutterflyNo.2【黒瀬 玲奈(クロセ レナ)】強くて頼りになる、私とは正反対のオンニ(お姉さん)だ
「藍〜、一緒にかーえろ?」
「いいけど、そのまま家寄るとかやめてよ?w」
2人は仲がいい、私が入る隙もない……
「一人で帰るか……」
それからしばらく思い足取りで帰っていたら
「おい、お前」
「はい?どちら様ですか?」
「着いてこい?」
「えっ、ちょっ……!」
わけも分からないまま声をかけてきたチャラい男の人の車に乗せられてしまった
嫌な予感しかしない……
意識が朦朧としながらも重たい瞼を開けると……
そこには幼なじみの【水谷 湊(ミズヤ ミナト)】と【粼 朱里(セセラギシュリ)】の姿があった
「久しぶり、鈴」
「…………心配してた」
久しぶりに2人の姿を見て安心したのか、体の力が抜けていく感覚を感じた
2人は【2匹狼(ニヒキオオカミ)】の名で知られていた
「ありがとう、2人とも……」
感動の再会で少しジーンとしていると
「……なんもされてない?」
「え、何が?」
「あいつに、星宮藍だよ」
「いや?何も……」
「そっか」
「明日一緒に買い物行こーよ、鈴の服買いたい」
「ありがとぉ……!やっぱ持つ物は幼なじみだね!」
「ほんと元気だよね〜」
「それが私のいい所だから!」
「おはよ!」
「おはよぉ、行こ?」
「れっつごー!」
「うわぁ、可愛い……」
「なんでも似合うしね」
「確かに」
「んなっ///急に変なこと言わないでよ!」
「照れてるの?可愛い、」
「…………あれ、あいつ星宮藍じゃない?」
「えっ……?」
藍先輩がここにいるの?
「ほんとだ、早く逃げよ」
「あれ?鈴ちゃん?」
「あ……藍先輩」
「捕まっちゃった……」
「人生最大のやらかし」
「どうして2匹狼と一緒に?」
「幼なじみで、今日は服を買いに」
「そっか、じゃあもう行くね」
「早くどっか行けよ」
「鈴ちゃんに変なことしたら許さないよ」
なんか神経戦が始まっています……
「うわぁ〜!いっぱい買ったー!!」
「めちゃくちゃ買っちゃったけど、いいの?」
「いいよ、湊の金だし」
「それはそうかもw」
「酷ぉい!ww」
「…………藍先輩……」
「どうしてあいつのことなんか気にすんの?」
「気にするって言うか………好き……なんだよね」
「え……」
「あいつはダメ!絶対に!それに俺らがいるでしょ?」
「知ってるけどさ……かっこいいのはしょうがないじゃん」
「でもあいつ、黒瀬玲奈と付き合ってるって噂されてるよ?」
「下手に傷つくよりも、俺らにしよーよ、」
「……最低」
「まだどうなるか分からないのに……勝手に決めつけないでよ!」
「そっちの都合で私の気持ちを勝手に変えようとしないで!」
「鈴……」
「ふたりが私のことを思って言ってくれてるのはわかるけど、それは優しさじゃないよ」
「ごめん、俺らも鈴を取られたくなかったから……」
あれ、今サラッとなんか重要なこと言ったよね?
「今なんて?」
「だから!俺らも……鈴のことが好き……///」
「……ごめん、その気持ちには応えられないかも」
「告白失敗したら応えてあげる」
「鈴らしいね」
「ほんと!そーゆーところも可愛いし!」
「告白、頑張ってね」
「藍先輩、今日の放課後時間ありますか?」
「あるけど、どうかしたの?」
「いえ、少しお話があって」
「そっか、じゃあまた放課後にね」
「はい!ありがとうございます!」
「おまたせ、鈴ちゃん」
「いえいえ!私も今来たばっかです!」
「それで、話って?」
「あの……!私、藍先輩のことが好きです!付き合ってください!」
「ありがとう、伝えてくれて」
やっぱりだめか、、私には似合わないし……
「お願いします」
「え……?なんでですか?」
「なんでって……好きだからだよ?」
「黒瀬先輩と付き合ってるんじゃ……」
「あ〜、あれは腐れ縁、恋愛対象としては見てないから」
「じゃあ、本当に……?」
「そうだね、彼氏彼女だ」
「嬉しいです、こんないい日はありません!」
「浮気したらダメだよ?w」
「そんなことしません!絶対に!」
「知ってる、w」
私の視線の先には、憧れで大好きな愛しい彼氏が映っています
視線の先にはいつも君がいる。
表情がコロコロ変わって、
人あたりがよくて、
どんなことにも素直に向き合う。
そんな君が大好きだ。
【No. 05 視線の先には】
ここ1週間、残業三昧。
家に帰って布団に倒れ込む。
重力をずっしり感じる。
疲労感が絶対物として見えるようだ。
はぁ…
やりがいは感じている。
それなりの地位も手に入れた。
毎日充実もしている。
でも、このままでいいのだろうか。
いや、いいのだろう。
でも、もっとすごいこもを成し遂げられる気がする。
いや、やりたいことなんてないし…
でも、、、
ふと見上げた先には窓越しに映る自分の顔。
10代の希望に溢れた日のあたしに
今のあたしは誇れるだろうか。
ガラス越しに見える自身の目の奥には
なんとも表現できぬ靄があっだ。
「視線の先には」
あなたの視線の先にはあの子
叶わない恋は
二度と出てこないように
溢れてしまわないように
そっと仕舞って
見えないように
忘れるように
滲んだ視線の先には
顔を上げれば美しい四季があり
表情豊かなあなたがいて
心を震わすことができるのに
多くの目に映るのは
板の上に煩雑に散らばる言葉だけ
そこにあるのは
傷つき乱れる心だけ
#視線の先には
私の視線の先には、いつもスマホやテレビがある。
YouTube·映画やドラマ、大人なサイトばっかりだ。
いつも今日はもう終わりにしようとか言って、
僕は自分をいつも裏切っている。
デジタル社会の渦に巻き込まれるな、
いつも自分自身にそう言い聞かさせている。
視線の先には
たとえば猫の視線の先
虫がいることよくある話
取り込んだばかりの洗濯物の山
じっと見つめる猫
ヤスデまぎれこんでてショック
珍しく部屋に寝に来ない猫
なぜか台所にいて
じっと壁の隙間を見つめ続けてる
もちろん嫌な予感は的中
朝になったらGのナキガラこれこそショック
でもねやっつけてくれてありがとね
「なーんにも、できなかった」
少女は、屋上からの景色に、ぐぐっとからだを伸ばして欠伸をした。
「私の楽しい高校生活はどこ行ったの。これもあれも全部あんたのせいだからね」
その視線の先には、浮かんでは消える死神の姿があった。
─視線の先には─ #7
淡栗色のふわふわの髪の毛
大きい瞳に華奢な身体。
可愛いが詰まった女の子。
私とは正反対の女の子。
「最近、仲良いよね」
「委員会同じだから、それでね」
回りくどい聞き方をする私はずるい人間だ。
でも、何もないみたいに誤魔化す貴方も、ずるい人だ。
彼とは、付き合って半年が経つ。
片思い歴も含めれば1年半。
告白してくれたのは彼だけど、先に好きになったのは私の方だった。
「私たち、友達にもどろっか」
「え?」
「友達としての方が楽しかったなって、思って、」
そういう私に、ほっとした顔をする貴方。
すぐ顔に出ちゃうところが、好きだった。
「実は、俺もそう思ってて、美波も同じなら良かった」
「そっか、私たち気が合うね」
「そうだね」
そうやって、無邪気に笑うところも好きだった。
「あ、そういえば、清水さんは短髪の男の人が好きだって言ってたよ」
「別に俺、そういうのじゃないけど、、そういうのじゃ、ないと思うんだけどな、」
「別に、ただの私の独り言だよ」
「なにそれ、どういうこと?」
そう言って笑う貴方の笑顔を見て安心した。
これで正解だったんだって。
「んー、」
貴方の視線の先に映るのが、もうとっくに、私じゃなかったこと。
私が最後まで、誰を好きだったのかなんて、そんなの、
「分からなくていいよ」
《視線の先には》
私の視線の先には、いつだって私の宝物がいる。
小さな頃はうっかり死んでしまわないように見張っていたし、少し大きくなってからは一瞬一瞬を見逃さないように見つめていた。
同じだけ私の事を見返してくれたけど、最近はその視線の先に私はいない。
大きくなったね。
少しずつ距離を測りながら、これからもずっと見守っていく。
オカルトが好きだ。
怪談はもちろん、ホラー小説も読み漁ったし、ホラー映画もたくさん観てきた。
学生の頃は「ムー」も定期購読してたな。
で、最近はもっぱらYouTube。
心霊が映っちゃった動画もたくさん見るし、心霊スポットを巡る動画も大好物だ。
あーゆーの見ると、幽霊ってホントにいるんだなって思わされる。
その気持ちを強くしたのは、最近の幽霊は、怖い現れ方をしなくなってきたこと。
いや、現れたら怖いに違いないが、過去に見てきた心霊案件は、とにかく禍々しくてオドロオドロしかった。
呪いとか恨みとか、そんなのをベースに、これでもかとウラメシヤだった。
今でもそーゆーのはあるのかもしれないが、最近の幽霊達の登場シーンの多くは、単なる黒い影だったり、白い靄だったり、モノが勝手に動いたり、声や音が聞こえたり、なんだかリアルだ。
貞子みたいな幽霊が、恐ろしい形相でこちらを睨んでくるようなのはあまり見なくなった。
つまりは、やらせ臭満載だったテレビクオリティのものが少なくなったなと。
幽霊が皆、貞子のように恨みを抱いて人を呪おうとしてる訳じゃないだろう。
そーゆー幽霊は恨みのある人のところに行けばいい。
死んでもまだこの世に未練を残しているような輩は、ただそこにいて、近付いてきた人に精一杯の合図を送ろうとする。
音を出したり、モノを動かしたり、薄っすらと姿を見せたりして。
それを、たまたま偶然カメラに捉えた、って感じが信憑性を増す。
「ゾゾゾ」が面白い。
リアクションがめっちゃリアル。
でも、ホラー映画のような露骨な出来事は起こらない。
だってリアルだから。
番組メンバーの彼らの視線の先には、きっとリアルな心霊の現場が広がっているのだろう。
作り物でなく、シナリオもなく。
気のせいだ、勘違いだ、とすべてを否定する頭でっかちな輩は、彼等のように実際の現場に行って体験してきたらいい。
科学では説明のつかない現象がきっと起こっているはずだ。
…私?
いや、私はオカルト好きだけど、インドアかつ俯瞰で見る専門なので…。
【視線の先には】
僕の目にははっきりと映っているのに
その瞳に僕が映ることは無い
2024-07-19
夜でも、この街は喧騒に溢れている。
塾講師のバイト帰り、仮にも駆け出しのバンドマンである自分がスーツにメガネというらしくない格好で足早に帰路へ着くのをどこか滑稽に思う。大きな広告のモニターからは、キャッチーなメロディーが流れていて、思わず顔を上げた。
視線の先、街の象徴みたいなそのモニターから、いつか自分の音楽を響かせられたら。それは、どんなに素晴らしいことだろうか。 きっと、そんなステージはまだまだ遠いけど、いつか必ず。
なんて、そんなちっぽけな対抗心を抱えながら、昨日思い付いたばかりの“自分の音楽”を口ずさむ。
ネオンライトが、昼さながらの眩さで道を示していた。
視線の先には君がいる
友を見るふりして後ろにいる君に視線を向ける
君の視線の先に僕はいない
君の瞳に映す価値もないほど
自分は未熟な人間だと知らしめられる
そして僕の視線から君の姿を消す
この関係が一番いいのだ
と、自分に何回も言い聞かせるたびに、本当にこの恋は叶わないと事実を叩きつけられる感覚がして、胸が苦しくなる
多分 僕が大人になった時、視線の先に君は絶対いない
その事を考えると妙に安心して、眠りにつける
「視線の先には」
視線の先には、笑顔で笑う君の顔が見えた。
君は、僕を見つけると、手を振った。
僕も手を振り、笑顔になった。
食べてみたい
すぐそこにある
ケンタッキー
身に染み付いた
香箱座り
【視線の先には】
会場にいる参列者の視線の先には
様々なフルーツがあしらわれた3段のウェディングケーキがそびえている。
本日晴れの日を迎えた新郎新婦がまさにファーストバイトを行うところであった。
純白のドレスを身に纏った美紗は自分の腕くらいある大きいスプーンでケーキを掬い上げ、これからの一生を共にするであろう新郎の貴史の口に運ぶ。
貴史は少し恥ずかしそうにしながら大きな口を開けて美紗の愛情を受け取った。口の周りはクリームだらけで、それを見て美紗が幸せそうにくすくすと笑う。
会場の至る所からカメラのシャッター音と、
2人を祝福する声や拍手が聞こえる。
僕も周りに合わせて激励の拍手を送った。
しかし、心の奥底では思ってしまったのだ。
「「ああ。僕はどこで選択を間違えたんだろう。」」
人生は選択の連続だと言う。
果たしてあの時僕が選ばなかった言葉の先に、
僕が選ばなかった道の先に、
レースのベールを被り、
こちらを見つめる美紗がいたのだろうか。
美紗が差し出すケーキを
嬉しそうに頬張る僕がいたのだろうか。
もしドレス姿の美紗の隣に立っていたのが僕ならば
どれほど今日この日が素晴らしかっただろう。
この会場の誰も知らない僕と美紗の2人の時間は確かにそこにあったし、僕はまだ捨てられずにいた。
僕はいつの間にか自分の足元に向かっていた視線をライトに照らされた2人に戻した。
周りに見えないように、左目から流れた涙を拭い心の中でつぶやいた。
「今までありがとう。幸せになれよ。」
その後配られたケーキは
優しい甘さの中にほろ苦い後悔の味がした。
視線の先にはいつも君がいて、
目が合う度ににこって笑ってくれる君がいて、
私のツッコミなどにはいつも笑ってくれる、
そんな君を好きだと
誰かに言えるような存在になりたいな…
作品No.110【2024/07/19 テーマ:視線の先には】
積み上がった本達
読もうと思って買ったけど
読みきれなくて
積み上がっていく本達
絶版で
入手困難な本もあるから
手放し難い
それでも増えていく積読達が
私の視線の先にある