NoName

Open App

視線の先には君がいる
友を見るふりして後ろにいる君に視線を向ける
君の視線の先に僕はいない
君の瞳に映す価値もないほど
自分は未熟な人間だと知らしめられる
そして僕の視線から君の姿を消す
この関係が一番いいのだ
と、自分に何回も言い聞かせるたびに、本当にこの恋は叶わないと事実を叩きつけられる感覚がして、胸が苦しくなる
多分 僕が大人になった時、視線の先に君は絶対いない
その事を考えると妙に安心して、眠りにつける

7/19/2024, 2:11:24 PM