『見つめられると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
微笑みだけで人が殺せる人間がいるのならば、それはきっと彼女に違いない。
濡れ羽色の艶髪から覗く黒々とした切れ長の瞳が私を掴んで離さない。
「私のこと、忘れないでよ」
悪戯っぽく笑って彼女が言った。
忘れられるわけがない。彼女との邂逅から数年経った今でも鮮明に思い出せるくらいなのに。
見つめられると自分になにかあるのかとか考えちゃう。まぁいいんだけどね。マスクしててバレないし。鏡を見ればいいだけだし。
笑顔でも
泣き顔でも
興味津々な顔でも
その真っ直ぐな瞳で見つめられると
つい見とれてしまう
いつかその眼に曇りがさすこともあるだろう
きっとその時は自分の力で乗り越えないといけない時
私から離れる時
でも今はまだもう少し
全力でその綺麗な眼を守りたい
見つめられると
見つめられると 恥ずかしい
って 言われる
でも 人の話を聞く時は
相手の目を見てと 子どものころ 教わった
友だちとだと違うのかな
やっぱり 口もとくらい
見て話したい
あっ でも 男性の場合
!!、訳わかりませーん
レンブラント《広つば帽を被った男》
好きな美術館に
この絵だけが飾られている部屋がある
中に入ると
《広つば帽を被った男》と2人きり
目と目が合う感覚
見つめられると
男の目が 私の目になり
絵が描かれていた その時へ導かれる気がする
絵の中に引き込まれるような・・
また会いに行こうかな
射すほどに焼き焦がされる熱い視線
穴の開くほど貫く焦点
/お題「見つめられると」より
I'm stared at from you
I'm staring back at you or look away
If the partner is my lovers person, I'm embarrassed look away.
if the partner is my family, I think I smiling.
Like this
The way you react depends on who you are dealing with.
貴女に見つめられると泣きたくなるの。
だって、自分が惨めに見えるもの。
貴女のことを好きになった私が惨めに見えるの。
でも自分が惨めに見えるのはおかしいよね。
誰を好きになってもいい権利が私にはあるのに。
だけど私は弱くて何も出来なくて、
ただただ貴女を好きなままで苦しんでる。
なんで恋をしただけなのに
周りから否定されなきゃいけないの?
#『見つめられると』
No.80
見 つ め ら れ る と
見 つ め ら れ る と 自 分 が 嫌 に な る
俺 の 外 見 を 馬 鹿 に 思 っ て る よ う で
ー 恐 い ん だ ー
22 作 目
私の膝の上でくつろぐ愛犬。
潤った真っ黒な瞳で見つめてくる。
そんなに見つめられちゃうと……チュッしたくなるよね。
チュ~ッと顔を近づけると、愛犬は顔を背ける。
なんだよ! と離れると……
なにごともなかったように愛くるしい瞳で見つめてくる。
私はまた、チュ~ッと顔を近づける。
でも愛犬は顔を背ける。
まるで磁石(くっつくほうじゃないやつ)が入っているかのように、綺麗な等間隔で近づけない。
何度か繰り返し……
もうチュッできないなと諦めかけたときに、ベロベロ~と顔舐め攻撃が始まった!
ペロペロじゃないよ、ベロベロ~だよ。
軽いチュッでいいんだけど~と思いつつも、ディープな愛情をしっかり受け止めさせていただきました。
お題「見つめられると」2024/3/28
「見つめられると」
見つめられると困っちゃうな。
どうしていいか分からなくなっちゃうよ。
ソワソワして目をそらして挙動不審になっちゃう。
お願いだから、そんなに見つめないで。
見つめられると
「そんなに見つめられると穴が開いちゃうよ笑」
と戯けたように君は言った。
「そうかな?…でも、それくらい君のことが好きなんだよ。」
と僕が返すと君は真っ赤な顔で少し伏し目がちになっていた。
…きみがそんな風になっているから、僕は拍子抜けした。
だって、いつも飄々としていて、余裕がある感じだったから。
だけれども、それと同時にー
「…その表情初めてみた。可愛い。」
と思った。
そして、このことをそのまま君に伝えた。
そしたら、君は何か返答することができないくらい照れていて、可愛らしい。
それに加えて、もっと君を見つめていたいって思った。
貴方のその瞳が、熱に揺れ
私の事を、射抜く度に
胸がドキドキと高鳴って、頬が熱くなるの。
---二作目---
初めて、俺の事を映した、スカイブルーの瞳。
...嗚呼、この時から俺は
海に溺れていたんだろう
#見つめられると
254作目
俺の身長は176センチなので決して小柄ではない。
その俺よりも10センチ以上背の高いこの男。
肩幅もあるし、胸板も分厚いし、手もめちゃくちゃでかい。
外食した時に出されるコーヒーカップも、こいつが持つとデミタスカップのようになるのはいつ見ても笑う。
一緒に歩いていると大抵の老若男女がこいつに視線を送る。
この男、ガタイがいいだけではなくて顔もとんでもなくいいのだ。
それからさっきも言ったけれど、こいつの手はマジででかい。
しかも、だ。こいつの手はとても俺好みなのだ。どこがどう好みかは割愛する。
身体のパーツが全部デカいから、舌もでかくて、ゆっくり話さんと舌巻いてまうんよなぁ。
そんなことを言いながら、ゆったりと話す、耳触りのいい声。
極め付けはこの目。
目鼻立ちのはっきりしている、強い目をしているのに、いつも柔らかい印象が強い。
その目で見つめられながら強請られれば、大抵のことは言うことを聞いてやりたくなる。
「そんなに見つめてどしたん?」
おっと、無意識にじっと見つめてしまっていたようだ。
「そんな目で見つめられたら何でも言うこと聞いてあげたくなるんやけど?」
…俺の目にもそんな力があったとは。
【お題:見つめられると】
見つめられると
僕は見つめられるのが苦手。
なぜなら顔があかくなるから
よく可愛いなど色々言われるけどあんなの嘘だ。
僕の好きな人は顔をあかくするなんてほとんどなかった
でも。僕が君のことを見つめていたら顔がふわっと
あかくなった。初めて嘘じゃないことを知った。
これが可愛いってやつなんだな
僕は見つめられると_。
見つめられると
警戒しちゃうカラスさん
あの人間こっち見てるぞ
こわくなんてないさ
でもゾワゾワするんで飛んでくわ
(あーあ逃げられちゃった)
(近くでもっと観察したかったな)
(ハシボソガラスさんかわいいよね)
『見つめられると』
「見つめる」という言葉は、単に「見る」という言葉よりも何か切実さがあるように思う。
相手との距離を詰めようと「見詰める」、相手を見る時を積み上げるように「見積める」、相手の意識を摘み取ってやろうと「見摘める」。
言葉遊びに過ぎないかもしれないけれど、人が「見つめる」時、そこには相手と自分だけの世界を作り上げてしまうほどの強いつながりを持とうとしているような気がする。
そう考えると、見つめられることは単なるロマンティックな体験ではなく、少しグロテスクな怖さを感じる場面でもあるように思う。
どんなに悲しいことがあっても感情を表に出さずに生きてきた
親を事故で失ったときもいじめでペットを殺された時だって私は泣かなかった
「なんであの子、泣いていないの?」って...
だって泣いたらその事実を認めてしまうから
もし認めなかったら...なんて馬鹿みたいなことを考えていた
でも人間感情を一切表に出さないなんてそんなの絶対に無理なことに今気がついた
あなたのその優しい笑顔、言葉、目で私はついに泣いてしまった
今までためていたぶん止めようと思っても止められなかった不安、怒り、恐怖、苦悩、寂しさ、すべてがあふれ出てきた
私はあなたがあの時あなたに見つめられたから変われたんだ
#見つめられると
君を見つめると胸が高鳴る。
君に見つめられると胸が更に高鳴って、苦しくなる。
テーマ「見つめられると」
『ストーカーのサラダ』
サラダの中から こちらを見つめる者がいる
フリルレタス、紫キャベツ、ラディッシュ、刻んだ玉子。このミモザサラダは、私の肩を正面から思いきり掴んで、あの日に引き戻そうとする。
サラダの中から こちらを見つめる者がいる
ドレッシングの影に隠れた、僅かなバターの匂いが鼻腔に突き刺さる。あの日漂っていた、不気味な空気が思い出され、フォークを持つ手を震駭させる。
あの日食べたサラダに 似すぎている