『見つめられると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【244,お題:見つめられると】
そんな目で見ないでほしい
大きな黒い瞳、体をくねらせてこっちを見つめてくる
絶対に自分が可愛いこと自覚してるよな
こっちは遅刻しそうだってのに、気楽でいいねぇ君は
結局誘惑に負けて、愛猫の毛をもふもふし
ちゃんと遅刻もする俺であった
思わず手に取ってしまった。
人目がある手前、すぐに戻してしまうわけにもいかず、パック越しに見つめあう。
夕飯時のスーパーの鮮魚売り場。
お仕事帰りのお客様や、安く夕飯を調達しに来たお客様で、店内はまあまあ賑わっている。
私はふたたび手元に目線を落とす。
私の手の中の、パック越しの、無数の桜エビたちに見つめられる。
胡麻よりも小さい、針で刺したような目だ。
割引シールを貼りかけて、手を止める。
何をしているのだ、私。これは保存の効く商品。まだ割引シールを貼らなくても良いものだ。このシールは桜エビたちのためのものではない。
私はそれをそのまま商品棚に戻す。
こちらを見つめている鯵を手に取り、2割引のシールを貼り付ける。
後ろの方から、割引シールを貼られた商品を待つお客様に見つめられる。一昔前は、くたびれた普段着を召した主婦の方の視線が強かったが、今では、スーツに身を包んだサラリーマンのお客様もちらほら見える。
誰もがお得に買い物したいのだ。
「早く貼り終えてくれねぇかな…」という圧を感じてしまうのは、私の考えすぎだろうか。
私は鯵に2割引シールを貼り終えると、隣の鮭の切り身のパックを手に取る。こちらは目がついていないから、気が楽だ。
割引シールを貼る時、商品に見つめられるとなんだか居心地が悪い。この時間帯まで売れ残った商品の目は、「私は定価の価値すらないの?」と言っている気がする。
でも、割引シールを貼らないのに商品に見つめられるのもなかなか居心地が悪い。これは今日初めて気づいた。
…桜エビたちに見つめられた時の光景が、頭から離れない。あの子たちを商品棚に戻した時、「私たちには割引される価値すらないの?」と言われたような気がして。
見つめられるのは苦手だ。居心地が悪い…。
それでも、とりあえず私は、生きるために割引シールを貼り終えなければいけない。
私は静かに溜息をつくと、カートを押して、次のお惣菜売り場へ向かった。
題 見つめられると
見つめられると、金縛りに合う。
いつもいつも、あなたに見つめられると。
あなたはそんな私を見て、いつもクスッと笑う。
「どうしたの?」
イタズラっぽい笑顔で。
分かってるくせに。
私があなたに見つめられると固まってしまうこと。
赤面して上手く話せなくなること。
でも素知らぬフリで顔を近づけて、手を握るから、私の上気した頰はますます色を深める。
「や、やだ・・・」
思わず拒否の言葉が口から出る。
「やなの?」
ずるいのよあなたは。
本当に嫌な訳ない。
私が困り果ててまた固まると、あなたはまたクスッと笑って、私に優しくキスをすると、
「本当に可愛いね」
って、悪魔のような囁きをするんだ。
あなたのせいで私の心臓は毎日破壊寸前だ。
あなたに見つめられると
時が、とまる。
まるで静止画。
ああ、こんな目の色してたんだ、そんな風に思いながら目の中に映る私を探してみたり。
いつも私は照れて目をそらしてしまうから、君の形をパーツでしかおぼえてないの、笑えるよね。
あなたは気を使ってあまり目をこちらに向けなくなったから余計に貴重なふとした瞬間。
ほんのひと時が、長く感じた。
最近おかしい。
私のなかの私が矛盾してる。
もっと、見つめて。
こっち見て。
笑いかけて。
見て、見て、見て。
もっと私のこと、好きになって。
こんなことばかり
あなたと会ってる間、考えてる。
素直に言えたらいいのに。
会いたい。
ずっと一緒にいたい。
さみしい。
大好き。
いつも可愛くないこと言ってしまう。
会いたかった?
…うん。
最寄り駅まできてほしい?
…どっちでもいい。。
会いたいと、うん、は雲泥の差。
さみしいから、きてほしい。ってかわいく言えたら。
文章でなら、こんなにスラスラと思いを書けるのにさ。
どうしようもなく、あなたの名前を、呼びたい。
会いたい。
今連絡したら、きっと君は会いに来てくれるの。
それでも私は今日も、そのまま寝てしまうのです。
また素直になれなかったらどうしようってぐるぐる。
だめだね。
って投稿した途端
あなたからライン。
今から会いに行くね。って
幸せが積み重なってく。
あなたに私はなにが出来るかな。
今日も望遠鏡を覗き込む。
貴方の住んでいる星は、青くて綺麗だね。
もうすぐ、君の住む島がこちらに顔を出す。
「にほん」と言うらしいその島が、ちらりとのぞいた。
僕が地球に行った時、君はよく遊んでくれたね。
君は月を見てくれているだろうか。
何も無いこの星では、そちらを見つめる事だけが
唯一の暇つぶしだ。
今日も貴方を見つめています。
『見つめられると』
~前回までのあらすじ~
お父様に頼まれて、王族に代々受け継がれる伝説の剣
の在処を探すことになった悪役令嬢。
どうやら彼女の婚約者である
公爵が何か知ってそうだ。
ここはアンティークの小物が立ち並ぶ雑貨屋さん。
白い陶器の体に青い宝石の瞳がはめ込まれた猫を
見つめていると、公爵が横から話しかけてきた。
「妹もこういったものが好きなんだ」
「まあ、妹さんがいらっしゃるのですか?」
「ああ。早くに両親を亡くしてね、
甘やかして育てたせいかいつまでもたっても
兄離れできないやつなんだ」
そう語る公爵はとても穏やかな表情をしていた。
街を一通り巡った後、疲れたから静かな場所で
休みたいと口にすれば、親切な公爵はその願いを
受け入れてくれた。
(さあ、ここからが本番ですわ。)
二人きりになれる僅かな時間を見計らい、
悪役令嬢は公爵に語りかける。
「ジーク様、私の目を見てください」
「……ああ」
「前回のお話の続きですが、
その剣は王族の誰かが所持しているのですか?」
「ああ」
「それは第一王子ですか?」
「いいや」
「では第二王子?」
「いいや」
悪役令嬢は現在ご存命中の王族たちの名前を
挙げていきましたが、
どれも首を横に振られる結果となってしまいました。
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説明しよう!
実は悪役令嬢には『目を合わせたものを操る』
能力が搭載されているのだ。
悪役令嬢に相応しいチート能力だとお思いでしょう?
ですがこれを発動させるには、
いくつかの条件が必要なのですわ。
1.相手と3秒以上目を合わせないといけない。
2.相手の名前を呼ばなければならない。
つまり名前を知っておく必要がある。
3.相手は「はい」か「いいえ」
つまり「肯定」か「否定」でしか答えられない。
4.術が効かない相手も存在する。
例えば悪役令嬢が心の奥底で
恐れる相手には通用しない。
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「君に見つめられると、
熱に浮かされた様な気分になるんだ」
公爵が心ここに在らずといった様子でそう呟いた。
「頭がぼーっとして、これが恋というものなのかな」
「おほほほ!ジーク様。それは疲れていらっしゃる
のですわ。私との時間を設けて頂けるのは
大変喜ばしい事ですが、
しっかり休息も取られてくださいね」
一歩ずつ、着実に、確信へと辿り着いていますわ。
お父様、待っていてください。
必ずや、この悪役令嬢が剣の在り処を
見つけてみせますから!
ぞわっ
悪役令嬢が街を歩いていると
突然、背筋に寒気が走った。
最近、何者かに見つめられている気配がしますわ。
もしや刺客?!それとも私のファン?
……まあ、いいです。どんな相手が来ようとも、
この悪役令嬢が蹴散らしてやりますわ。
あぁ...
もう家出なきゃいけないのに、
仕事なのに、
あの電車逃すと遅刻なのにぃ...!
そんな、
そんなうるうるした目で「見つめられると」...!!
くっ...!ガンダッシュすればよし!!
ガバッと抱えて存分にもふもふっとすると、
なんだか勝ち誇ったような顔をする
我が家のお姫さま
「見つめられると」
君に見つめられると
つい、なでなでしてしまう
猫パンチされても…
君に見つめられると
つい、おやつを余計にあげてしまう
ダメな飼い主さんだね…
君の可愛いその目に
見つめられると
嫌な気持ちも吹き飛んじゃうんだよ
だからずっと、見つめていてね
わたしのアイスが視線で溶けそうで プリンがいいって言ったのきみでしょ?
題-見つめられると
ルーブルのモナリザは
見た人々からの賞賛によりさらに美となって輝く。
彼女はどの角度へも眼差しを届け人々に微笑み返す。
題「見つめられると」
【見つめられると】
見つめられると好きになる。
モナリザ
ルノワール
真珠の耳飾りの少女
そうして、みんな好きになった。
ただ見ているだけではない
その目に籠もっている
微細な意図を察知し
反射で気持ちが
湧き出てしまうのだ
毛むくじゃら界隈では
目を合わせるという行為は
喧嘩を売ることらしいので
人間も言葉が存在しない
いにしえの時代であるなら
それは喧嘩だけではなく
数多ある想いと感情を
伝えるためのひとつで
永遠を錯覚する一瞬を
現代も覚えているとしか
「見つめられると」
見つめられると
「何?何で私の事をじっと見てるの?私なにか付いてる?」 「あっいや別にその、なんでもない」
少し顔を赤らめて恥ずかしそうにいう彼。
「やばい、やばい」心臓のドキドキが早くなり速度を増していく。好きな人が近くにいるとモジモジしてしまうのが彼の癖だった。彼女にはっきり付き合ってくださいと言える勇気がなかった。むしろ断られたらどうしようという不安のほうが強かった。昨日も今日も好きな人をじっと見つめてしまった。その度に嫌われたんじゃないかと不安になってしまう。
すると次の日彼女が「ねぇ私の事好きなんでしょ?」と聞いてきた。「えっ?」彼は一瞬彼女が何を言っているのか分からなかった。彼女はにっこり笑って、彼の耳元でそっと囁いた。「私もあなたのことが好きだったの、良かったら付き合ってくれる?」まさか彼女から告白されると思わなかった。彼は無言で頷いた。彼女は、にっこり笑って内緒ねと言うように口に人差し指を当てて走り去った。彼は、もっと早く告白するべきだったと思った。言えずにモジモジしていた自分が馬鹿みたいに思えた。これが彼と彼女の甘酸っぱい恋のはじまりだ。
見つめられると
真っ直ぐに見つめてくる綺麗な瞳に
なぜか僕は狂気を感じた
それは多分、この現実を直視するなんて気でも狂わなければ僕にはできそうもないからだ
「見つめられると」
もう決めた。
決めた事なんだ。
僕はここから飛び降りて、
空に飛ぶって決めた。
決めた。
決めたのに、、
なんで君はそんなまっすぐ僕の目を見てくるの?
そんなまっすぐ"見つめられると"
揺らいじゃうじゃん....
戻りたくなるじゃん、"生きたくなる"じゃん
だから、そんなに僕を見つめないでよ...
見つめられると
私が高校二年生に上がった当日、
私はいつものように登校していた、
何故かどこからか視線を感じた、
辺りを見渡すと、一人の男の子がこちらをチラチラ見ている、
私が見ていることに気づくと視線を外す、
見つめられると、好きじゃないのに胸がドキドキする、
そう思った瞬間、目の前で事故が起きた、
車と車が曲がり角で、ぶつかった、
私は巻き込まれて、足をひかれた、
以前も同じことがあった、
中学一年生のころ、小さな女の子に見つめられていた、
私も見ると、目があった、私が視線を外した途端に、
事故が起きて、巻き込まれた、
その時は、手をれんざしていた、
その時と同じ光景を見た、
私は、見つめられるのが、怖くなったけど、今は、大丈夫、
見つめられても何も起きないから、
【見つめられると】
coming soon !
見つめられると
何だか 恥ずかしい
何しろどうしたらいいかわからない。
先ず、心が萎縮して、動悸がする。。。
その2
そんなに見つめられるとさ
何だか 嬉しくて、嬉しくてさ
予期せぬ出来事が舞い込んでくるのではないのでしょうか…。。
見つめられると
ドキドキする
混乱する
恥ずかしくなって
目をそらしたくなる
だけど目をそらせない
見ていたいのに
見られたくない
どうすればいいの
そんなに見ないで
そんなに見つめられると
私も、自制がきかなくなる
私はよくあなたを見つめる。
人の顔色を伺う私の癖だ。
私の癖を知ってるあなたは
私の癖を真似する。
いつもは見つめる側なのに
今日は見つめられる。
あなたはいつも言う。
「そんなに見られたら照れるよ笑」って。
その気持ちがわかった。
見つめられると__