裏返し』の作文集

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裏返し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/22/2023, 1:17:51 PM

ポンッと軽い力で押しだされた。
視界の端に映った顔はいつも通りの穏やかな笑顔だった。それにつられて笑おうとしたけど、なんでだろ、頬が引きつって笑えない。

 ガツン、ガツン、ガツッ、ガンッ

 人体からしてはいけないような音と激しく回る視界に思考が追いつかない。身体中が痛いし、鉄錆のような匂いがまとわりついてきて鬱陶しい。
こんなことよりも笑わなくては。姉さんが笑っているのだから笑わなければ。ああ、何もみえない。耳鳴りが酷くて姉さんの声が聴こえない。

「お姉ちゃんはね、あなたのことが大好きなの」

 優しい陽だまりのような匂いが微かに香った。
よく知る姉さんの香りだ。目も耳も役に立たないから確認もできない。動かしているはずの腕や足も激しい痛みで麻痺してしまって本当に動いているのかすら分からない。
 でも、あの優しい姉さんなら、側にいるはずだ。

「可愛さ余って憎さ百倍、頭のいいあなたなら分かるでしょ」

 ごめんなさい、姉さん。心優しいあなたを悲しませてしまう僕を許して。きっともう姉さんとともに生きることはできない僕を許して。

「お姉ちゃんのために死んでくれてありがとう」



                【題:裏返し】

8/22/2023, 1:14:35 PM

嫌いなのは好きの裏返しって言うでしょ?でも私には日本の言葉遊びってよく分からないわ。

私の考えは嫌いな人は嫌いでいいのだけど、何故だか私はあなたしか嫌いじゃないのよね。早く消えてくれないかしら?

…ごめんなさい。少し言い過ぎたわ。

ほんとは大好きよ。

照れちゃって。そういうところが好き。

私はね、あなた以外の人間に興味が持てないの。持とうとしても、気持ちが悪くなる。

私にはあなただけしかいらないってことに気づいたわ。

…大丈夫よ、安心して。捕って喰べたりしないわ。

嘘よ、冗談。ふふ。

_2023.8.22「裏返し」

8/22/2023, 1:13:31 PM

"裏返し"

「そういえば…」
いつもの休憩スペースで自販機のコーヒーを啜っていると、何かを思い出したかの様な口振りで話を切り出した。「なんだ?」と聞き返す。
「ある時を境に急にあからさまに距離をとったり、会話中院内の看護師に声をかけられ応対した後は、ムス、とした表情をして「どうした?」と聞くと「別に?」と口を尖らせ拗ねた言い方で、表情を変えることなくそっぽを向いて、スタスタとどこかに行ったり…」
「うっ…」
それは、飛彩に恋心を抱き始めた頃の俺の行動だった。あの頃の事を思い出すと本当、自分の女々しさに嫌気がする。
「初めはよく分からなかった。が、今思えばあれは裏返しだったんだな」
「…。んだよ急に」
むず痒さにコーヒーを啜って聞く。本当何でそんな事今思い出すんだよ。
「その会話していたのがここだったな、と…。丁度今の様な位置に座っている時だったな、と急に思い出した。それだけだ」
「…、あっそ…」
話しは終わりかと思ってコップに口をつけ、再びコーヒーを啜る。
「今の貴方は、そんな頃とは嘘の様に俺と一緒に居たがったり、2人きりの時はくっ付いてきたり、本当に可愛い」
「っ…!?」
急に恥ずかしい事を言われ噎せて、ゲホゴホ、と咳き込む。
「大丈夫か?」
と、俺の顔を覗き込んでくる。
「っ…」
お前のせいだろうが。咳き込みながら、キッ、と睨んで目で答える。
「済まない」
「ぜってぇ、ゴホッ、思ってねぇだろ、常習犯が…」
咳き込みながら悪態をつくと、「思っている」と微笑みながら背中をさすってきた。収まって顔を上げて横を見ると飛彩の顔が目の前にあって、驚いて思わず、ガタッ、と立ち上がって素早く後ずさってしまう。
「…フフ」
「っ、んだよ」
軽く笑われ、キレ気味で聞くと
「…。照れ屋で恥ずかしがり屋なところはいつになっても変わらないな、と」
反論しようと思ったが、実際に付き合い始めてから今も変わらずなのでなにも言えず、ぐぬぬ、と唇をわなつかせる。飛彩が元の席に戻ったため俺も元いた席に座る。座ると、気持ちを落ち着かせるために再びコーヒーを啜った。

8/22/2023, 1:13:18 PM

裏返しても何も変わらないなら、楽な方を選んでいたい。その方が傷つかなくて済むから。

8/22/2023, 1:12:40 PM

裏返し

「嫉妬は愛情の裏返しの表現である」なんて言い訳しても、スマホも勝手に見たし、時々、後をつけたりもした。
「おまえの嫉妬は度が過ぎる。も〜耐えられない」
だってあんたがよそよそしい態度とるからいけないんでしょ。
結局、浮気はしていなかったみたいだけど、、、。
彼のお説教が止まらないので、「嫉妬は愛情の裏返し」の裏返し〜で思い出した事を考える。

誰でも一度はやった事があるだろう。靴下の裏返し。靴を脱ぐと靴下の指のところ左右両方からピロピロピロ〜って糸がでている。
まーいいかって直さずまた靴を履く。
流行の服を試着して、定員さんに見てもらうと
「お客様〜こちらの服はこちらの方が背中になります」
と言われた事がある。
そんなくだらない事を想像していたら可笑しくなって軽く吹き出す。

吹き出した私を見て彼氏が
「おまえ今、笑っただろ。何が嫉妬は愛情の裏返しだ!おまえは俺をバカにしているのか!」
も〜裏返し裏返しってうるさいよ〜。また笑ちゃうよ〜。
ふと彼氏のTシャツを見るとタグが表に出ている。
やだ〜Tシャツ裏返しじゃん。
も〜耐えられない。爆笑。

あ〜彼氏出て行っちゃった。
Tシャツ裏返しなのに、、、。

8/22/2023, 1:09:12 PM

一人称の物語は、いつも主人公から見た世界しかわからない

主人公が恋焦がれる人物は、なぜかいつでもつれないそぶり

だけどくるりと視点を裏返すと、そこには深い理由があって…

そんなふうに、君の冷たい態度にも、やむにやまれぬ事情があって、本当は君も僕のことを…

なんてこと、あるはずないよね、ははっ

8/22/2023, 1:08:17 PM

裏返し

私は
明るい、表面上では。
優しい、表面上では。
でも、自分の奥の奥の性格はどうしようもないほどねじ曲がっていた。
そういう人ほど自分を偽る。
周りの目に怯え、目立たない為に。
あなたの周りにもきっと居るよ?
フッと風が吹けば裏面がちょっと見えちゃう人が。

裏返し

8/22/2023, 1:04:50 PM

8/22 お題「裏返し」

 君と僕は裏返し
 このフィールドで向かい合う
 最初は君と僕は半分ずつ
 君が先に動いて
 僕をひとつ、君にする
 そこからは混戦
 フィールドの端を占拠したら
 勝ちは見えたようなもの?

 僕と君と、僕らのフィールド
 な〜んだ?

「オセロ!」
「正解!」

(所要時間:7分)

8/22/2023, 1:02:53 PM

『裏返し』

親が怒るのは愛情の裏返し

兄が着てる服はいつも裏返し

先生が怒るのは期待の裏返し

洗濯の靴下はいつも裏返し

嫌いは好きの裏返し

好きは嫌いの裏返し

私の言葉はいつも裏返し

8/22/2023, 12:57:42 PM

特別な人

手が小さいかなって
私と手のひらを合わせた。
胸が高鳴りドキドキ
私の手が大きいのかなと
照れながら答えた。
たったそれだけのことが
心から離れない。
きっと私は、恋してる。 
あなたは優しくて気さくな人
誰にでも親切にしてくれる
私は沢山いる中の一人でしかない。  
そんなことは、わかっているだけど虚しい。

好きな人の反対は
嫌いな人ではなく、 
特別な人ではないということ

私を好きにならなくてもいいあなたの特別な人に私はなりたい。

8/22/2023, 12:52:37 PM

私はハリウッド映画が好きだったから、ユニバーサルスタジオ・ハリウッドに行った時は、大興奮だった。
トラムに乗ってスタジオツアーがメインだったけど、大好きな作品「バックドラフト」のアトラクションは、爆発や炎が凄くてまるで映画の中にいるみたいだった。サカイがネズミのキャラクターの大きなぬいぐるみをプレゼントしてくれたね。そのキャラクターの名前が分からなくて…教えてくれたんだけど、全然覚えられなくて、今も分からないまま。自分ではぬいぐるみってイメージじゃないけど、サカイはちゃんと女の子扱いしてくれて、なんだか照れくさかったなぁ。
そうそう、サカイはおさるのジョージが好きだって言ってたね。
そのぬいぐるみ、今もあるよ。絶対に捨てられない。

8/22/2023, 12:47:13 PM

人生は
選択の繰り返しです
これ迄数々の選択肢が有りましたが
八割くらいは失敗してきたようです
過ぎたから解りますが
あの時
投げたコインを裏返したら
わたしの人生はもっと変わっていたのだろうか
いや
其の数々の失敗は
今のわたしを育て上げ
あなたが見つけたんです
あの失敗が無ければ
今の幸せは訪れなかったかも知れません
知らず知らずのうちに
正解を導き出していたと
今は確信できます

8/22/2023, 12:44:29 PM

1枚の紙に「好き」と記して
その裏側に「嫌い」と記した

その紙をくるくるとさせながら貴方の前に出して問いかける

「私の本音はどっちでしょう」

貴方は真面目に考えるけど
どちらを選んだって1枚の紙に書かれている言葉は変わらない
嫌いを隠したところで
現れるのが好きという文字ならば
そこに私の本音は無い

#裏返し

8/22/2023, 12:44:03 PM

裏返しの缶ビール 合歓の花をのんで澤ごときえた曾祖父

8/22/2023, 12:40:07 PM

青い絵の具をそのまま流したような空

強い陽射しで溺れそうな木々の緑

アスファルトの灰色が炎の矢を放つ

グラスの氷がカランコロン

少しだけ生き返る

8/22/2023, 12:39:33 PM

「えへへー、来ましたぁー」
頭の中が真っ白の状態で椅子に身を投げ出す。内心穏やかではないくせに、いや、だからこそヘラヘラするしかない私を一瞥し、波野さんはなおも授業の準備を続けた。私もそれを気にせず、口を開く。
あれ。
話したいことはたくさんあるはずなのに、何も言葉が出てこない。溢れ出てこない。こんなこと、波野さんじゃなきゃ起こらない。だから、この何も出てこないという現象に慣れることができない。
たぶん、私は普段わりと適当に喋っているのだと思う。だから丁寧に話したい相手ほど、その気持ちにつり合う話のタネがクソほども無いのだ。
「‥きりんって、なんできりんっていうんだろう‥」
波野さんの突然の呟きに、一瞬脳内が大混乱を起こした。
あわやというところでバランスを保ち、不可解に相応しい顔をする。
「‥といいますと‥?」
促しながら改めて波野さんの方に目を向けると、「麒麟」と文字が見えた。
「動物のきりんと、幻のこいつの名前が一緒なのって‥」
幻の麒麟を見ながら、動物のきりんを思い出す。
「あーまあたしかに‥言われてみれば見間違えてもおかしくはないかも」
ぼそっと言うと、うーんそうだよねぇと波野さんが唸った。
さっ、と頭の片隅を何かが横切る。
「きりんの雄と雌の見分け方って、知ってますか?」
なんとか知識の端っこを掴んで、引き寄せる。よかった、ストックはまだあった。
「んふっ、なんだよそれ、どゆことだよ!」
波野さんが笑ってくれて、心から、本当に心からほっとした。
「あのぉ、頭の上の毛らしいです」
「なんだその情報!はーはーは!」
波野さんの引き笑いに心が満たされたところで、チャイムが鳴った。
「授業行ってきます!」
必要以上に元気よく立ち上がる。もう何も未練は無いという風に。その勢いのまま職員室から飛び出す。
未練は、無い訳ない。当たり前だ、時間も密度も足りる訳が無い。仲良くなりたい人に対して、たったの10分だ。
本当は、たくさん聞きたい。なんでそんなに明るく強く見えるんだ。なんでそんなにメンタルにむらがないんだ。なんでそんなに人として素敵になれるんだ。何がどうなって、どんなことがあって、どんな人に出会って、何が波野さんを波野さんたらしめたんだ。
あと一ヶ月で、もう毎日会えなくなるのに。私はもう、卒業してしまうのに。
どうして、私はこんなにも不器用なんだ。せめて、代わりに面白い話のひとつでもしてみろよ。
そうやって自分を罵倒しているのに、波野さんと少しでも話せた、その事実ひとつで、その事実たったひとつで。
「お前‥なんでそんなにこにこしてんだよ」
教室に入ると、たじろいだように同級生があとずさりした。

8/22/2023, 12:38:36 PM

Episode.4 裏返し


《対義語》という言葉を聞いたことはあるだろうか。
これをオセロで例えてみよう。
表が白なら、裏は黒だ。
つまり白の対義語は黒になる。
裏返す、ただそれだけでいいのだ。
だがしかし裏返した先に、求めるものが必ずしもあるわけではない。


好きの反対は?
そう聞かれると、大半の人は「嫌い」と答えるだろう。
それが間違いだとは思わないが、そうでない時もあるのでは無いだろうか。


例えば、ある所にこんなカップルがいました。


初めはお互い好き同士。
しかし、すれ違いにより2人は別れてしまいました。
1人は別の人と付き合い、もう1人は別れたことを引き摺っていた。

新しい恋人がいる方をA、いない方をBにしよう。

Aは今の恋人に夢中だが、Bの事が嫌いな訳では無い。
恋愛対象として見ることは無いが、興味がある訳でもない。

BはAと別れたことを引き摺っていて、まだAの事が好きだ。
Aに嫌われた方が諦めがつくと考えている。


このことからAにとって
「好き」の対義語は「無関心」

Bにとって
「好き」の対義語は「嫌い」と考えられる。

同じ「好き」でも裏返した先にあるものが違うことがある。


大嫌いを裏返したとて、そこに大好きは隠れてない。
そんな事があったりもする。


それに気付けてないうちは、少し夢を見れていて。
都合のいいように考えることもできる。


期待するのも決めつけるのも自由だ。
それを押し付けなければ。


僕はこんな文章を綴っているが、この文章を裏返した先に何があるのか。
何も無いのか、はたまた真逆の考えを綴った文章が隠れているのか。


考えるのを辞められたら、どんなに楽なのか。

8/22/2023, 12:37:58 PM

裏返し。


今日はテストがある日。

教科は数学。ああ、、。問題が分からない

何とか解いた回答用紙を裏返した。















いいね(?100ありがとうございますっ。!🙇🏻‍♀️

8/22/2023, 12:34:38 PM

テーマ:裏返し #282

裏返しに脱いである
息子の靴下をひっくり返し、
たたむのが私の日課だった。
それももう、
今日でお別れかと思うと寂しくなる。

もちろん面倒だと感じるときもあった。
「ちゃんと裏返しにしないで脱いでよ」
そんなことで言い合いになったこともあったっけ。

珍しく息子が進んで洗濯物をたたんでくれて
「いつも大変だね。ごめん」
そう言ってくれた。
でも私はそれに首を振った。
これは私にとって
息子の成長を感じさせてくれることもあったから。
小さくなった靴下に穴が空いていると
大きくなったんだなぁと感じ、
ヨレヨレになった靴下が洗濯されているのを見ると
新しいの使えばいいのに。
お気に入りなのかしら。
そう思ってクスリと笑わせてくれる事もあった。

息子は明日から一人暮らしが始まる。
家の中が寂しくなる。
でもこれも息子のため。
私も成長しなければいけないんだ。
私が立ち上がった時、
視線を下に向けた息子があっと声を上げた。
ふと目を私の足元に向ける。
私の靴下の親指には大きな穴が空いていた。

8/22/2023, 12:34:24 PM

裏返し…

フライ返し

裏漉し

追い越し

眠たくなったので寝ます。

良い夢を。

おやすみなさい

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