衣替え』の作文集

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衣替え』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/22/2024, 5:32:25 PM

衣替え

 去年何着てたんだろ、とぼやきながら衣替えをする嫁。めんどくさいと後回しにしていたが、いよいよ寒気と他人の視線の二重苦に耐えきれなくなったらしい。クローゼットに頭を突っ込んでゴソゴソやってる。が、夏服と冬服の境目で立ち往生し、室内はちょっとした事件現場みたいになってる。
「うわーん、冬嫌い。夏の方がいい」
「どうして?」
「だって寒いもん」
 一年前と全く同じ台詞である。俺は息をついて、
「半年前、なんて言ったか覚えてる?」
「覚えてない」
「アタシ冬の方がいい。だって夏は暑いもん」
「言ってない」
「言った」
「人間って勝手だよね」
「人間のせいにしない」
「じゃあ、あなたは夏と冬どっちがいいのよ」
 俺は観念して立ち上がった。
「衣替えするか」

10/22/2024, 5:31:38 PM

#衣替え…

季節に装いを変えるように
ココロの衣替え…
いつまでも過去の装いに縛られることなく
今の自分に素直に向き合おう
今の自分を認めて
ココロのお洗濯…
見えなかったことも
見えてくるはず…

明日は微笑んで歩き出せるょ

私…頑張ってね

10/22/2024, 5:13:46 PM

いくら年中半袖でも堪える寒さ。冬もまだ来ないのに。春を望み、夏を望み、秋を望んだと思えば、また冬を望む。無い物ねだりな私たちだ。

10/22/2024, 5:02:40 PM

この服はもう着れないな
あいつもきっと捨てただろう
今年は私の大好きを見つけて
私のことを大好きになろう

―衣替え―

10/22/2024, 4:53:18 PM

もうじゅうぶん時間は稼いだ

皆は今頃峠を越えた頃だろう

追手が彼らに追いつくなど無理な話だ

私は息をつき、自らの足を見やった

きっともう、故郷に帰ることはできない

冷たい風が髪を揺らす

そういえば、衣替えの時期であった

足止めを遂行し未練などないと思っていたが

欲を言えば、美しく雪と舞う貴女を

たった一目でも、この目で見てみたかった

この願いはもう決して叶わないけれど

貴女が生きて、時折でも私を思い出してくれるなら

騎士としてそれ以上に望むことはないだろう

そのはずなのに

欲深い私は最期まで願ってしまう

もし、来世があるのだとしたら

その時はきっと平和な世で、貴女の側に

10/22/2024, 4:51:03 PM

じきに衣替えの季節だ。
クローゼットの中はそれほど詰まっていない。
おれはいまだにきみがくれた黒いジャケットを捨てられずにいる。

ところどころほつれて毛玉も浮いてきたジャケットは、
それでもさすが高級品だ。
まだ暖かく着られる。
きっときみはこのジャケットのことなんか忘れているだろうけど。

たまにきみを遠くから見かけると、嫌でもおれとの隔たりを感じる。
本当にきみは全部、あの日々を全部忘れてしまったのだろうか。

あの日、きみが好きだと言ったおれを、きみは何も言わず抱きしめた。
おれは今年の冬も、もう残ってなんかいないきみの香りを探して黒い襟に鼻先をうずめるんだろう。

10/22/2024, 4:29:55 PM

どっかに行っちゃった。暖かい心の証明にもらってた黄色い缶バッジ。大事にしてるつもりだったのに。たしかに毎朝「よし」ってしてたわけじゃないし、落とさないように工夫もしてないし、紛れないように確認もしてないけど、なくしたいわけじゃなかったのに。剥がれ落ちる鱗。
 寒くなるけど、ニットを着るにはまだ早い。チクチクって肌を刺す痛みに耐えられない人間として生まれてきちゃった。ちょっとした失敗。たんぽぽはあんなに秋に似合いそうなのに全然春の生き物だったな(どこに隠れた否定的用法だろうか)。今どこにいるの?
 ーーはい、じゃあ今日で衣替えね。この半袖のシャツ去年買ったのに着なかったね。掘り当てて思い出す。こんなに服があったっけ?捨てたいわけじゃないけどちゃんと生きてられないから、この部屋は僕だけの鉱山。(大事にして。)

10/22/2024, 4:26:01 PM

しようしようと思って、衣装ケースを取り出したまま部屋の隅に積んでいる。中から必要なものだけを1枚ずつ取り出しており、衣替えは一向に進まない。

10/22/2024, 4:22:32 PM

街が歌で溢れる中で
私は金木犀の香りに触れる


ー衣替え

10/22/2024, 4:15:00 PM

衣替え。
特に、着込んでいくことになるこの秋の衣替えは
1年の中でも最難関であるように思う。

春は、気温の上昇から脱いでいくタイプの衣替えだ。
脱ぐことで手荷物は増えるかもしれないが、
脱いだ先の薄手の衣服は既に着ていることが多いので
成功率は高い。
しかし、秋の衣替えは着る衣服を持ち合わせて
いないと成功しない。
日中は暖かいし、
夜もそんなに変わらないだろうと油断して
羽織を持参せずに外出して、
痛い目を見ることはザラにある。
そして、身体を冷やして、風邪を引くのだ。

近年は、例年の天候データが参考にならない。
それが余計に衣替えの難易度を上げている。
もう、失敗して当然くらいの心持ちで
毎日を過ごしたほうが良いのかもしれない。

10/22/2024, 4:14:54 PM

衣替え

 服の衣替えは、元々そんなにしなかっ
 た(出しっぱなしが多いので…)
 それに最近は残念な事に四季があまり 
 なくなってしまった。
 極端な話 Tシャツとダウンがあれば
 なんとかなる…

 その分 家に関しての衣替えに時間が
 かかる様になった。

 梅雨が終わる前に家中の窓に簾をかけ
 る。
 場所によっては遮光シートを貼ったり
 遮光カーテンを垂らしたり…と暑さ対
 策。

 短い秋が来るとそれを撤去し、冬の寒
 さが始まる頃に断熱対策のシートを垂
 らしたり、隙間風を防ぐアイデアグッ
 ズを用意したり…と。


 ここ数年の異常気象で私にとっての
 衣替えが、まさか家がメインになると
 は思わなかった…

10/22/2024, 4:01:39 PM

季節が変わる…

この服は
あなたと初めて出会った時に着てた服
あなたと初めての旅行に買った服
あなたと初めてのクリスマスに着てた服
あなたと初めてのお誕生日に着てた服

全てにあなたとの思い出ばかりで
衣替えが進まない

私だけ前に進めない…





【衣替え】

10/22/2024, 3:57:17 PM

衣替え


(本稿を下書きとして保管)


2024.10.22 藍

10/22/2024, 3:55:56 PM

衣替え
なんとなく面倒くさくておざなりにしていたら
木々が衣替えする予報よりは前でないとと思い慌てた記憶がある

10/22/2024, 3:51:29 PM

甘ったるい金木犀のにおいがする。

 沈みかけていた意識がすくい上げられていく。強引に引っ張られ、利き手に何か大切なものを握らされ、ぼやけた輪郭を薄紅色の花弁が攫っていく。

――願わくば、

 そう言って穏やかに微笑んでいる、ように感じた。それぞれに繋がれた手が離れていってそれが寂しく、とても情けない。私のせいだ、全部私が悪いのに、どうして。



 目が覚めたら自室の畳の上に転がっていた。開け放された障子の外、何かの染みで汚れた縁側の向こうに曇天の庭があった。見える限りすべての植物は朽ち、白かったであろう玉砂利は土埃か何かでくすんでいる。だけど、わずかに湿気を含んだ風がよく知るにおいを運んでくるからまだどこかで生きているのだろう。
 もう、そんな季節なのか。知らない内に随分と時が進んでしまった。そうだ、着物。みんなが贈ってくれたあの着物はどこにあるのだろうか。今なら丁度いい。凝った意匠の私には豪華すぎるそれを今なら着れるはずなんだ。

「はやく、みつけないと」

 この季節が終わってしまう前に替えてしまわないと、きっとまた怒られてしまうから。



               【題:衣替え】

10/22/2024, 3:47:55 PM

【衣替え】


タイミングが難しい


前はそんな事なかったと思うのだけれど

学校や会社で決められた日

それで良かった


今は多様性の時代らしい

衣替えのタイミングも様々だ

暑がりであり

少し変わり者の疑いがある俺にとっても

ありがたい話だ

実際に身近な所でも

多数決だけが解決の方法では無い

そんな雰囲気が広がりつつある


ただ

一斉に切り替わり

まだ早いよなんて思いつつも

それも季節を感じる風景の1つだったように思う


なんてのは年寄りのボヤきだろうか


ニュース番組で

選挙の話をしていた

これも多数決だよなぁ

なんて思いながら眺めてると

自分の考えに近い政治家・政党が分かるツールを紹介していた

いくつかの質問に答えていくと

近しい政治家・政党を教えてくれるらしい


〇〇〇に賛成か反対か

右か左か

そんな質問の中に

多様性か伝統か

みたいな質問があった


多様性の恩恵にあやかる傍ら

伝統芸能に身を置く立場としては

何とも答え難い


何よりこの二つは相反するものなのか

なんて思ってしまう


やはりズレてるのかも知れない

多様性様々である

10/22/2024, 3:47:02 PM

温かいお召し物を、物入れから出しましょう。
 昨年はあまり着る機会のなかった、あの洋服を試してみるのはいかがでしょう。きっと素敵に見えますよ。

 日々の生活を送ることを、楽しんでください。
 そして温かくして、お身体を大事になさってくださいね。

10/22/2024, 3:42:34 PM

“ 特別なわたし ”になりたくて
お迎えしたワンピース

また 今年も袖を通せなかったね

変わりたいのに
変わる自分を知るのが怖くて
再び衣替えを迎え ため息を吐いている

そんな時間に
なんの意味があるの?という顔で
容赦なく季節は移ろうの

いいね 君は
いつだって吹き抜ける風のように
自分の歩みを進めている

わたしもその風に乗れるかな

来年また会おう
わたしのこころ残りさん
今度こそ あなたが似合う女の子になってみるよ


#衣替え

10/22/2024, 3:36:11 PM

毎年毎年何で着なくなったのか分からない服が出てくるのは何故だろう(笑)?

それにしても、こうも気候が変動して日ごとに暑くなったり寒くなったりすると、〝衣替え〟なんて行事みたいにやる必要が無くなってる気がする。
大きな家のウォークインクローゼットみたいに、オールシーズン服を下げておけるスペースがあればなぁ。


END


「衣替え」

10/22/2024, 3:32:10 PM

#殴り込んで思い出させる事にした。



自我の発生した瞬間を覚えている

暫く生きて
情緒はぶっ壊れ

触り心地はザラメの様で
ザラザラとチクチクと触れた指が痛んだ

ぶっ壊れ情緒に
健やかな命の表層に触らせてくれたのは
自分より余程小さい四つの生き物で

さらさら ふわふわ ぬくぬく

しかし他人事
ガラスの向こうで見る命達の話だと思っていた

ああして
"生きている振りをすれば良い"のだな
伴わない言葉と動作は存外簡単に身に付いた

そこにガラスをぶん殴る猛者が現れた

此方もまさか割れるとは思わなかった

ぶっ壊れ触り心地の悪い情緒に掴み掛かり、
あまつさえぶん殴る奴が居るとは思いもしなかった

「痛ぇ...」

その日、自分の指先に
皮膚があり神経があり血が流れている事を自覚した。

どこかの誰かじゃない
自分がアバターとして動かしているのでもなく
この身体こそが自分で、
身体の消失が存在の消失へ繋がる

命は自分にも宿っていた


「まじか。」

そんな大層な物が自分にも有ったとはー…

思いもしなかったな…

命は大事だろ。
知ってるか。
お前も、命持ってんぞ。

見てみろよ。
それ、人間の手だぞ。
お前、人間だったぞ。

命を大事にしろと唱える人間様のひとりだったぞ
笑える話だよな
でも、大事にして良いんだぞ。


「安い綺麗事のくせに、そうだな。」

「ああ、だろ、?」

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