『街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
街へ出かけて何を買おう?
欲しいものはたくさんある。だけど、いや、だからこそ考えて考えて考え抜いて買わなくちゃ。
変に妥協して後悔したくないし。
……まあ、その前に買わなきゃいけないのは花粉症の薬だけど。
うぅ……鼻水とくしゃみがいっぱい出るよぉ……
花粉飛ぶの早いよぉ……
『街へ』
私は田舎に住んでいて、
町には本屋さんが少しだけある。
あまり大きくはないけど、行くのが楽しみだった。
最近、そのうちの3つが閉店をしてしまった。
かなしいけど、仕方がないのかもしれないと思う。
欲しい本がなかったり時間がなかったりすると、
直接本屋さんに行くことは
どうしても少なくなってしまう。
私も大きい街の本屋さんへ浮気をしてしまう。
世の中の流れに、少し寂しさを覚える今日この頃。
「将来は街に行きたいの。」
「わかる。僕もだよ」
「都会だったら____ちゃんスカウトされちゃうかもだね」
「何言ってんの笑」
「笑」
なんてしょうもなかった会話。
私はまだ覚えてるよ
君は今隣にいる女の子にも同じことを言っているの?
――"来週、街へ行こう"
人混みが嫌いなくせに、カッコつけて。
私は別に、貴方が居ればいいのに。
貴方さえいてくれればよかったのに。
なのに、なのにさ。どうして…――
【街へ】
わがまちは
街ではなく
町だ
メインストリートは
田んぼの中を一直線
信号はあるよ
一応
このくだりは前にも書いた気がする
早めに方向転換
代わりに職場は
それなりに街の中
繁華街も近く
ランチも徒歩圏内に豊富
車を出せばよりどりみどり
そんな職場のビルには
何社かが入ってて
共同の駐車場には
大きなごみ捨てコンテナも設置されている
ダンボール用が二つ
金属用が一つ
その他の可燃ごみ用が一つ
少し前
そんな我社の敷地に侵入者が現れた
まだ幼さの残るイノシシだ
うちの町でも
そうそうお目にかかることは無い
恐らく会社の横にある小川沿いに
山から降りてきちゃったのだろう
場違いな迷子は
コンテナの周りウロウロ
残念ながらエサになりそうな物はない
何より
コンテナの高さには届きそうにもない
草むしりをした後のゴミ袋を突ついて
しょんぼりしてる
ビルの中から眺めるうちに
何だか人事とは思えなくなってきた
まだ川沿いの方が食べ物だって有るだろう
普段とは違う固い地面も疲れるんじゃ
このまま街中に行ったら
意地悪される事もありそうだ
川へ追い戻そう
そう思った矢先に
イノシシに近付く同僚の姿が見えた
両手を広げ
川の方へと誘導してる
確かに
街も悪い事ばかりじゃないな
と思ったけど
あの同僚も
田舎生まれ
田舎育ちだった
気を使う相手へのメール文章を考えていたときのこと。
…最近、ChatGPTを使いすぎている!
と確信した。
便利が故に
至るところで
楽をさせてもらえてしまうこの存在。
いつでも問題や課題をショートカットできる。
今、この機能がなくなったら?
突然、魔法が使えなくなったら?
ライターがなくなって
マッチしかない
そういう状況といったシンプルさでもない。
思考という
人間だけが持っていたはずの能力を
外付けハードディスクでくっつけてしまったような
そんな感じ。
街へ
スマホなしで出かけたのは
もういつになるだろう?
自分の力で
自分の勘で
自分の思考で
考え直す
歩き出す
もっとアナログに 近く 居たくなった。
街へ
寺山修司の 書を捨て町へ出よう と言うエッセイを読んだ事がある…
本好きなわたしには、ちょっと、反感を感じた…でも、町への誘いは、確かにわたしにも必要だった…と後で感じた…
此処は、居心地が良くて、外に出るのが、ちょっと怖い…でも、街には、知らない世界が有ると思うと、惹かれるわたしがいる…
街へ…
街へ
そうね、夢の舞台は、ビルの立ち並ぶ街かしら。
まるでその街を仕切る支配人みたいに、ビールを鳴らしながら歩くのよ。
行き交う人たちは、必ず私を振り返る。
「あのべっぴんさんはどこのもんだ!」って。
大きすぎる、理想をありったけ詰め込んだ夢。
私は絶対叶えてみせる。
さあ、街へ行きましょう。
街へ
昭和の街は
人と人が話しながら歩いていた。
平成の街は
携帯電話で見えない人と話しながら
歩いていた。
令和の街は
スマホの画面を見ながら歩いてる。
街へ行く理由は
人と楽しく過ごす事が目的だったが、
今は画面を見ながら
街並みは見ずに、
ただの通過点でしかない。
手ぶらで街へ行こうよ。
ただ手をつないで、歩こうよ。
お父様にも、お母様にも、使用人たちにも気づかれないように。
いつも馬車の窓越しに眺めていた風景。今日は何も遮るものはない。
/「街へ」
街へ
皆様、ご無沙汰してます。(してないか…)
今日、私用で自転車に乗って街へ出掛けました。
寒い。
雲行きがどうも怪しくて今にも雨か雪が降りそうでした。
でも、気分転換にはなりましたかね。
それでは、おやすみなさい。
街へ
20歳を迎えタバコを吸える年齢になった俺はタバコを求めて街へ来た。タバコが吸えたら一人前の男みたいなイメージない?と友人に言ったら「全然そんなことなくて草生える。というかタバコがいくらか知ってる?500円だよ。ご ひ ゃ く え ん」
あいつタバコの値段だけ教えておいて店の場所までは教えてくれなかった。くそが。とにかく街へ来たはいいもののどこに入ればいいか分からないので適当に片っ端から入って行くことにした。まず俺はゴシックな雰囲気漂う服屋に入った。店員さんにタバコってありますか?と聞いたところ「あるわけねぇだろカス冷やかしなら帰れ」と言われてしまった。そこまで言うならどこにあるか教えて欲しいものだ。2つ目のお店は店の前でレコードを流している本屋だ。聞いてみたところここでも「???は??ないですけど???」とハテナをっぱい飛ばされてしまった。そこで向かったのは三件目の雑貨屋。可愛らしい雰囲気漂うそこにはおそらく無いだろうが聞いておいて損は無いタバコないですか?と聞くと「すみません。ここではタバコを取り扱っておりません」だってさ。三件行ったがタバコがどこにあるかは誰も教えてくれなかった。「おにいさんどうしたの?」声をかけてきたのは小学二年生ぐらいの男の子。事の経緯を話すと。「おれしってるよ。タバコがどこにあるか」ここでやっと俺の救世主が現れた「えっとねーここを行った先を左に曲がったらタバコあるよ」うわっはーまじ感謝。感謝を伝え忘れぬうちに走ってタバコがある先へと向かった。「おばちゃんここにタバコある?」タバコと聞いてあんまりピンときていないようだったが「ああ、あれのことね」とどこにあるか指をさして教えてくれた。向かった先にはソーダ味とコーラ味そしてココアシガレットと書いた小さい頃タバコを吸ってる振りをして楽しんだそれだった。違うんだよなーと項垂れるが確かにタバコなのでとりあえず三つとも買った。ぼりぼり食べると結構美味しかった。昔からココアシガレットだけは苦手だったが大人になって食べてみると以外に美味しかった。まぁこれはこれでいっかと今日はタバコを探すのは諦めてこれで我慢をすることにした。
【街へ】
街へ行こう
買い物や観光
学ぶためもあり
何かしたいと思ったとき
行動することで未来は変わる
そう信じてる
街へ
なんだか 大きな街に着
歩きたい 眩しくて目が
ただ気分 光 家に 優しくない街
どこに? が 帰りたいのに だがこの街に
ただ街へ 照 道をただ進んでく 理由も分から
なぜ街へ ら なぜ進むのか 自 この街にひた
わからん す なぜ帰らぬか 分 歩いて着いた
ただ進むまっすぐな道をひたすらにあの光る街へ歩いてく
お題:街へ
私たちの世界から街は消え去ったのに、ミリンは「街へ行こう」と言い出した。
「あんなん廃墟じゃん」
「ビルとかまだいっぱい残ってるよ」
「人が全然いないもん。もう私たち以外の人間いないんじゃない」
「あれっ。街って人がいないといけないんだっけ?」
そういえば、なにをもってして街と定義するのか知らない。「わかんない」と私は答えるしかできなかった。
知らない家でミリンと二人で生活するようになって二週間。もともとこの家に住んでいた人間はお洒落だったようで、棚にはいくつもインテリアが飾られていた。でも、用途のわからないゴールドの球体は、今じゃ埃を被って輝きを失っている。
埃っぽい室内に慣れきって掃除する気力さえ起こらない。窓を開けてもそこら辺にあふれた腐臭が入り込むだけだから、換気にはならない。
「私たちもうすぐ死ぬじゃん?」ミリンの声に湿り気はなく渇いていた。
「ああ。まあそうだろうね」
地球にウイルスが蔓延して人間がばったばったと死んでいった。
一部の女はウイルスの抗体を持つとか、他にも嘘か本当かわからない情報に振り回されて、私は家族をはじめとしたあらゆるものを奪われた。
そんな中で出会ったのがミリンだ。『美しい鈴』と書いて『みりん』と読むらしい。変な女だな、せめて『みすず』にすりゃよかったのに。色んな感情を織り混ぜて「はあ」とため息に似たものを吐き出したことを、今でもよく覚えている。
第一印象に違わずミリンは変わった奴だった。突飛な発言は当たり前だし、凄惨としか言えない状況でもへらへら笑ってる。そんなミリンに救われたのは事実だけど、伝えたらこいつは調子に乗るだろうから絶対言ってやらない。
ミリンは締まりのない顔で私を見た。
「街に行くのが好きだったって前に教えてくれたじゃん。どうせ死ぬならあんたの好きなとこ行こうよ」
「ミリンの言ってた『日向ぼっこ』のほうが簡単にできるでしょ」
「私のじゃ駄目なの。あんたの好きなことを一緒にしたい」
またしてもミリンは自覚なく私を救う。
しょうがないな、と仕方ない風を装って玄関に向かう。いくつかのビルと数人の人間がいることで街が成り立つのなら、荒廃したビル群に私とミリンがいればそこは街になる。「どこ行くの?」わざとらしく聞いてくるミリンに、私は言った。
「街へ行こう」
《街へ》#6 2026/01/28
「うーん……」
「何悩んでるの?」
晶子がスマホとにらめっこしてる。ちなみに、晶子は文芸部部長。私?私はその幽霊部員1号。2号も居るけど、今日もここには居ない。チャイムと同時に、コンビニ限定のクリアファイルがどうとか言って、ダッシュしてった。いってらー。
「いやさ、お題が"街へ"なんだよね」
「ふーん」
「いや、聞いてよ、円…まどかってばー」
聞いてるよ、顔に出てないだけでさ。晶子が言ってるのは、小説投稿アプリのお題のことだ。
「"街"じゃなくて"街へ"なんだよ。へ、ってことはさ、向かうとかそういうことじゃん」
「ああ、うん」
「うん…って、もう」
ふくれっ面した晶子の言いたいことは、まあ、解かる。私達の住むここは、まあ、辛うじて"町"と呼べるところで、奇跡的にコンビニが出来たのが3年前。憧れの"街"は、遥か彼方だ。
「どうにかしなよ、文芸部。腕の見せどころじゃん」
晶子の書く文は嫌いじゃない。想像力だって人一倍あるやつだ。ただ、晶子は納得いかないことは書けない性質だった。
「決めた」
「何?」
「取材…東京行く、週末」
わざわざ?イイねが貰えるだけのアプリの為に?片道3時間かけて?
「まどかも一緒だよ」
「だから、なんで?!」
「自分の気持ちに嘘はつきたくないから」
時折、なんか格好良いこと言うんだよな。今日のは、自分の作品の内容に、とか、そういうことか。
「今回の話、両片想いの友人同士で街へ逃避行する話にする。だから、一緒に来て!」
「話の筋決めたなら、私なんて一緒じゃなくても、一人で……」
そこまで言いかけて、ゾクリとして、晶子の顔を思わず見つめた。差し込んだ夕日に照らされたその顔は、私のことを真剣に見つめていて……小説なんかにさして興味の無かった私が幽霊部員を買ってでた訳は……。
「解った」
私は、同行することを承諾した。ただ、条件を一つ付けた。
「その話、ハッピーエンドじゃなきゃ嫌だからね」
「もちろん!」
晶子の、夕日の中で輝いた笑顔は、最高に綺麗で…この顔が見られるのだったら、街へでもどこでも付いていってやるよ。
→街へ
拝啓、冬空の青さが際立つ季節となりました。寒中お見舞い申し上げます。
私があなたに越してきて、そろそろ2年が経つでしょうか? いつもお世話になっております。こうして改めてお手紙にすると何だか変な感じがしますね。
初めは戸惑うことも多かった生活も、すっかり落ち着きました。どことなくあなたをよそよそしく感じたものですが、今では故郷のように感じています。住めば都とはこのことですね。
先日あなたを散策中に、小さな路地を見つけました。今度出向いてみますね。迷子にならぬよう見守っていてくださいね。
今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
からっ風の暴れ回わる季節柄、ビル風でお風邪など召しませんようご自愛くださいませ。
敬具
テーマ; 街へ
お題「街へ」(雑記・途中投稿)
行きてえなぁ。今住んでいるのが市なんだけど不便過ぎて市じゃねえ。お前は町だ。
一番目が柴犬。次にコーギー。また柴犬。四番目にパグ、五番目にチワワ、最後にフレンチブルドッグ。
「合計六回、散歩中の犬とすれ違った」
指折り数えて報告すれば、同居人は鍋の中の味噌汁をかき混ぜながら「すごいな。最高記録じゃない?」と言った。
「みんな光る首輪つけてた」
「そっか」
「光ってる犬って愉快だよな」
「わかる」
味噌汁を一口すくって飲むと、同居人は「うん、うまい」とうなずいた。
「もうできるから、手洗ってきな」
「ん」
言われたとおりに、俺は洗面所へ向かった。
洗面台の前に立つと、鏡にうつる自分と目が合う。ネクタイを緩めながら、前より幾分か顔色の良くなった男を眺めた。
以前の俺は、我ながら幽霊と見紛うほどひどい顔色をしていた。飯を食っても味がしない。夜はまともに眠れず、ただ暗い天井を眺めるばかりだった。
あいつと同居するようになって、今の職場に転職してからは、それもわりかしマシになったと思う。前までは、帰り道に何回犬とすれ違ったかなんて、気にする余裕はまるでなかった。
けれどもここ最近は、自販機のちょっと珍しい缶ジュースとか、新しくできたパン屋とか、道端に咲いてるちっちゃい花とか。街中のどうでもいい風景が、自然と目に入ってくるようになった。
そうだ、今週の土日はあいつと一緒に出かけよう。ふたりで目的もなく街へ出て、どうでもいい幸福を享受しよう。味噌汁の匂いが漂う中で、ぼんやりとそう思った。
【テーマ:街へ】
「街へ」
ずっと暗い部屋に閉じこもっていた私を、あなたは半ば強引に外へと出し、街へと連れ出した。
外になんて出たくなかったし出る気もなかった。けれど、あなたと見る、久しぶりの街の景色は新鮮でキラキラしていて、色んなものに目を奪われた。
あなたと一緒でなければ、1人で街へ行くことなどほとんどなかったであろう。
私の手を引くあなたを見る。あなたがもし、いつか、今の私のように傷つき閉じこもる日があれば、今度は私があなたを街へ連れ出したいな。