むらた

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街へ
20歳を迎えタバコを吸える年齢になった俺はタバコを求めて街へ来た。タバコが吸えたら一人前の男みたいなイメージない?と友人に言ったら「全然そんなことなくて草生える。というかタバコがいくらか知ってる?500円だよ。ご ひ ゃ く え ん」
あいつタバコの値段だけ教えておいて店の場所までは教えてくれなかった。くそが。とにかく街へ来たはいいもののどこに入ればいいか分からないので適当に片っ端から入って行くことにした。まず俺はゴシックな雰囲気漂う服屋に入った。店員さんにタバコってありますか?と聞いたところ「あるわけねぇだろカス冷やかしなら帰れ」と言われてしまった。そこまで言うならどこにあるか教えて欲しいものだ。2つ目のお店は店の前でレコードを流している本屋だ。聞いてみたところここでも「???は??ないですけど???」とハテナをっぱい飛ばされてしまった。そこで向かったのは三件目の雑貨屋。可愛らしい雰囲気漂うそこにはおそらく無いだろうが聞いておいて損は無いタバコないですか?と聞くと「すみません。ここではタバコを取り扱っておりません」だってさ。三件行ったがタバコがどこにあるかは誰も教えてくれなかった。「おにいさんどうしたの?」声をかけてきたのは小学二年生ぐらいの男の子。事の経緯を話すと。「おれしってるよ。タバコがどこにあるか」ここでやっと俺の救世主が現れた「えっとねーここを行った先を左に曲がったらタバコあるよ」うわっはーまじ感謝。感謝を伝え忘れぬうちに走ってタバコがある先へと向かった。「おばちゃんここにタバコある?」タバコと聞いてあんまりピンときていないようだったが「ああ、あれのことね」とどこにあるか指をさして教えてくれた。向かった先にはソーダ味とコーラ味そしてココアシガレットと書いた小さい頃タバコを吸ってる振りをして楽しんだそれだった。違うんだよなーと項垂れるが確かにタバコなのでとりあえず三つとも買った。ぼりぼり食べると結構美味しかった。昔からココアシガレットだけは苦手だったが大人になって食べてみると以外に美味しかった。まぁこれはこれでいっかと今日はタバコを探すのは諦めてこれで我慢をすることにした。

1/28/2026, 2:32:01 PM