『街の明かり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
街の明かり
改札を抜けてすっかり暗くなった空にため息をこぼす。星空とは呼べない霞んだ夜空。不恰好に欠けた月と街の明かり。一人で歩くには暗い気がして、躓かないように下を向いて歩いた。
街の明かりは消えることがない。
真っ暗だと、心細さを通り越して恐怖を感じてしまう。
人工的な明かりは人の存在を知れる。
夜空が暗くなったとしても一長一短。
いいことだってある。
「街の灯り」
丘の上の公園から見下ろす街は
あなたと二人で見るならば
一つ一つの灯りに
物語があるやもしれぬと想い
ひととひとの語らいまでも聞こえたものを。
独りで見下ろす街の灯りの
なんと冷え切って
なんと哀しいものだろうか。
そして私は血を流す。
街の明かりに照らされて君と歩いた道
もう隣に君はいない
また今日も私は1人だ
「ねぇ、この新しいリップ夏っぽくて素敵じゃない?」
「おねえさまの肌によく似合っててとても素敵です!」
「ふふ、ありがとう」
ふと近づいた私の大好きなおねえさまの顔にきゅっと目を閉じると唇に柔らかいものが触れた
「お裾分け。あなたにもよく似合ってるわよ」
あぁ、悪戯っぽく笑うその顔が大好き。
さらりと嬉しいことをしてくれるおねえさまが大好き。
「………私もそのリップ買っておねえさまにちゅーしてお裾分けしたいです」
「んー。でももう私が持ってるしいらないと思うけど。」
ひとつあればいつでもお裾分けできるじゃない。
弧を描くその唇がずるくてかわいくて大好きで。
「むぅ………じゃあおねえさま、」
ひとつあればいいのならと、もう一回のおねだりをした。
HPMA side.C
私は夜の街明かりがとても好き
暗い夜に対して光る町あかりはキラキラしていてとても特別に思う
灯りのな世界に囲まれている気がするし
音楽に浸って1人で街明かりの中を歩くのが最高に好き
眠気と、目の前の仕事と、格闘
今日は終電で帰れるか?
いや、ギリギリだなあ
改札へ走るも、ホームで逃す
タクシー捕まえるか?
いや、ギリギリだなあ
自慢の革財布は今月も情けない
カードを切るのも気が引ける
とぼとぼ、とぼとぼ
居酒屋、どうですか
飲んでいきませんか
こういう店は、実はそんなに安くない
だから、無視、無視
それでも、
情けない、情けない
少し涙、いや、労働の汗。
パソコンの画面、オフィスビルの窓、
駅のホーム、車のライト、華やかな街路、
居酒屋の提灯、人々の活気、、
街はこんなにも明るいのに
情けない、情けない
【テーマ:街の明かり】
【街の明かり】
一歩、家から出ると
空気の澄んだ夜の雰囲気
さみしくなる夜の静けさに
賑やかな場所に誘われて足が向く
街の明かりに吸い込まれるように…
色々な考えが脳裏に浮かび
終わりのない繰り返し
気持ちが軽くなりたい
余計な事を消し去ってほしい
『会えない変わりに』
明かりの数だけ幸せがあって
あなたの笑顔を思い出しながら
私は1人、薄暗い部屋に帰る
会えない変わりに
私の夢まで会いに来て
#街の明かり
天の川か街の明かりか
二者択一の世界に
君は何を歌うのか
街の明かり
街の明かりがとても綺麗だから帰れないのではないと気づいた。
君の瞳に映る街の明かりを見つめていたいから
帰れないのだと気づいた。
街の明かりが消えた静寂に接吻(キス)をした
もう星は帰ろうとしていて、夜と朝の間に漂い消えて行くが、二人は帰れない…。
帰れない二人。
2024年7月8月日
心幸
「街の灯りがとてもきれいね
ヨコハマ、ブルーライト横浜」
凡人なのでこれしか浮かばなかった。
いしだあゆみが歌ってる光景が目に浮かぶ。
今度カラオケで歌ってみようかな。
未だ早い宵の頃
陽がその姿を隠し、
薄暗い世界の中に
小さな輝きを見つける
月と星が踊る夜
その小さな輝きひとつひとつに
大きな物語を見つける
あれは、私の。
今日も何気ない1日だったが、
こうしてちゃんと生きている。
あれは、今朝すれ違った人の。
あの後どんな時間を過ごしたろうか、
良い日になったならよかったな。
あれは、疎遠になった知人の。
あの時のことはまだ許していないけれど、
元気にしているならいい。
あれは、君の。
大切な、とても大切な人の輝き
今も昔も、そしてこの先もずっと
そこで灯り続けてほしい
願わくば、
君と私の輝きがひとつになって
今よりもっと
大きな輝きになればいい
消えることの無い輝きを
生涯、灯し続けられますように
────────────────── 街の明かり。
街の明かりは嫌い。
綺麗だけど…たまにその綺麗な明かりは目には痛くて、眩しすぎて、寝たい夜なのにまるで朝みたいに光り輝く。それが嫌。でも、そんなたまにのたまに、その光に救われることがあるのは確かで、温かい光だなと思う夜もあって…まあ、いいか…と、どうでも良くさせてくれる…。
しかし、そう思うことは本当にごくたまにで良いんだ。
眠らせてあげたら良いのに。
ずっと明るいと疲れるのに。
この街には夜がないのだろうか。
…………上京したばかりの私は眩しい街中を窓から眺めた後、光を遮ってくれるカーテンを閉め、布団を被った。
「…お疲れ様…」
そう、ぼそっと口に出し、私は眠りについた…。
→短編・実家への道、ホタル族を思う
コンビニでタバコを買う。昔よりも高くてビビった。
高台から夜の街を望む。街の灯はぼんやりしている。
懐かしい景色。子供の頃の日常風景。坂の街。ここに登るまで前かがみになって自転車を転がした学生時代。足をつかずに登ったときの達成感が好きだった。今じゃ絶対できないだろうな。腹の肉に皮肉を言う。
再び坂を登り始める。霧のような雨が降る。傘をさすほどでもない。そもそも傘なんて持ってない。夜が少し白くなる。
目の前に大きなマンションが現れる、と思ったら、思ったよりも小さかった。記憶は記録ではない。思い出は補正される。
全戸に人が住んでいた。親父が街の明かりを肴にベランダでタバコを吹かして酒を飲んでた。そんな景色は遠い昔だ。しかし果たしてこれもどこまで正しいのか、永久に答えを得る機会はない。。
マンションの窓の灯、ポツポツと。歯抜けの黒い空間にはどんな奴らが住んでたっけな。
近頃オフクロがケアハウスの話をするようになった。それも悪くない選択だ。このマンションは高齢者には住みにくい。
いろんなものが、変わっていく。
マンションに入る前に背後を振り返る。霧雨が夜の街に仄かなフィルターをかけている。
なぁ、親父。墓にタバコを供えてやるけどよ、あの世のタバコ事情はどんな感じだ?
こっちじゃホタル族ってのはほとんど絶滅種だ。俺もずいぶんと前にタバコを止めたよ。
タバコ吸いが減って、街の明かりもちょっと変わったかもな、とそんなことを思った。
テーマ; 街の明かり
お題:街の明かり
あなたは街の明かりを背に人混みとは逆の方向へと歩いていった。
「ねえ?どこへ行くの」
そう私は言ったが、あなたは私の方を一度も振り返ることなく消えてしまった。
ただあなたに愛してほしかっただけだった。
「愛してる」って言って欲しかっただけだったのに。
あなたは他の女と生きていくことを選んだ…
あなたの為だったらなんでも出来た
苦手な料理だって、家事だって、あなたの笑顔を見るために私なりに頑張っていたつもりだった。
でもそれは『つもり』であっただけであなたには通じていなかった。
仲の良い女友達に私は泣きついた。
「私のどこがだめだったの…」
って。 女友達は言った。
「【私】ちゃんは悪くないよ!悪いのは捨てたあいつだよ!ほんとに可哀想!」
って女友達は言ったんだ。
じゃあなんでお前は私の彼をとったの?
『可哀想!』だなんて虫唾が走るw
なぁ?気づいてないとでも思ってたか?
彼が浮気してたことなんてとっくの前に気づいてた。
でもいつかは私のことだけをみてくれると信じてた。
だって彼は「好き」っていってくれたんだもん。
でもその「好き」は私の求めてる「愛してる」じゃなかった。
外見は好きだったかもしれないけれど、内面は、私の性格は愛してはくれなかった。
ねぇお願い言ってよ。どこがだめだったのか。
全部全部直すからさ…
この街が明るいせいで
目に映る少しだけ綺麗な夜空を写真では上手く写せなかった。
なんだかほっとした。
これで君を誘う口実ができた気がした。
私の住んでるところは田舎で、街の明かりなんて、ほとんどない。家から見えるところは全部真っ暗で星ばっかり、たまに、旅行とかで街の明かりを見る。
すごい、こんなに人がいるんだ、あの光はお店?車?なんだろうって思ったりしながら見るけど。
暗くても、明るくても、孤独を感じるのは無くならなくて。
暗いと、私の価値ってなんだろう。どんなに頑張っても、それは頑張りに入らないのに、何を評価して欲しいんだろう。みたいなマイナスな気持ちになるし
明るくても、あぁ、こんなに人がいてこの中には一緒に居てくれる人がいる人達とかも居て、なのに、私はずっとひとりで、周りには誰もいない。
そんなふうに思って、街の明かりは私を、少し悲しくさせる。
夏の夜。
ひんやりした風に当たりながら、車の窓から見る、埠頭の灯が懐かしい。
街の灯りが消えかける頃、埠頭の灯りは美しさを増していた。
私は運転しながら、横目にそれを視界に入れる。
これ、夏の夜だから余計に良いよね!
なんて話しながら。
そういえば、東へ出かけた時は仲良く帰宅していたけど、西へ出かけると、何故か帰りは不穏な空気になっていた気がする。
そう、最後の夜も西から帰った日だった。
西と東では、目に映る灯りのイメージが違っていたからね。
人の心も何かが変わるのかもね。
本音を引き出された西の灯りと、本音を隠された東の灯り。
どちらが悪い訳でもないか。
どちらも良くなかったと言う事か。
そんな事は、もはやどうでも良い。
埠頭の灯りが見せたマジック。
その一瞬は美しくて忘れられない一瞬である事に変わりはないが、もしまた見る事があっても、あの頃とは違う色の新しい色で塗り替えたいと思う。
「街の明かり」
宇宙から見る街の明かり
先進国ほど強い光を放つ
それは奪った資源から放たれる明かり