『街の明かり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
街の明かり
寝る直前の私の習慣。
ベッドの側の窓を開ける。夜風がカーテンを揺らす。
目に飛び込んできた街の明かり。月の光。星の輝き。
今日も誰かが、日々の生活を営んでいる。
街の明かりがそれらを照らす。月と星がそれらを包む。
私はそれを見て、私も生きているんだって思える。
街の明かりに、おやすみを。明日の私も、よろしくを。
街の明かりは 美しくて綺麗
幻想的な光と温かさに包まれて
夜空に広がる星が瞬く
#2
街の明かり
車のライトが、草を刈り分けたような道を照らす。
でこぼこのアスファルトのせいで、車が小刻みに揺れている。実家まで、あと少し。
事故を起こさないようビクビクしながら車を走らせていると、柔らかな明かりがぽつり、ぽつりと灯る集落が見えた。よかった。無事に着いて。
集落の細い道をくぐり抜け、比較的新しく見える一軒家に車ごと入る。エンジンの音で気がついたのか、引き戸がからからと開いた。中から人が出てきたのを見て、私も車から降りる。
「おかえりなさい。よく来たわね」
お母さんが、月の光のように優しく笑ってくれる。
今年も帰ってきて、よかった。
「お母さん、ただいま」
やっぱり私は、都会のきらびやかな光より、田舎の静かで、優しい明かりの方が好きだ。
街の明かりは眩い…?
街に行ったことないから
行ったことある君が羨ましい…
いつか、連れて行って、と
言いたい…
言えないけどさ、、
夜の街に淡く光る街灯。
寂しさを感じる。
優しさも感じる。
美しいと感じる。
夜という闇を輝かせる。
何時かは消えるそんな光だった。
「ごめん、別に好きな人が出来たんだ」
そう言って彼は別れを告げた
元々ノリで付き合った人、それでも私は彼が好きだったのに…
なんで、私を捨てるの…
なんで、私に魅力がなかったの?
ねぇ、ちゃんと理由を聞かせてよ……
いつもと変わらない帰り道。
もう夜で、道は暗くなっていた。
涙で滲んだ光がとても切なく淡いものだった。
お題︰街の明かり
やっと最後の階段を登りきって丘の上までやって来た。ポワポワ、オレンジに光る街が小さく見える。雪で指先が凍える中、ようやく帰ってこられたんだと安堵した。ポワポワ、街の明かりが僕の命を繋いでくれたような気がする。光があたたかい。
私が幼い頃家族と親せきとみんなでバーベキューに行ったみんなが周りで準備をしていた。でも、私は暇でみんなとは逆の森の中に入っていき迷子になった。
でも、私のいとこのお姉ちゃんが探してくれてやっと戻ることができた。
森から出るとランプなどの灯りがすごく明るくて街の明かりのようだった。私は綺麗すぎて親に怒られているのに話を聞かずずっと眺めていたのを覚えている。
街の灯を見ると
今までにあったことがフラッシュバックして
懐かしい気持ちになる。
包まれて安心するような
ほっとするような
でも、少し寂しいような。
#街の明かり
「街の明かり」
明るかった街灯も
北へ行くにつれ
暗くなる
高速道路は山にかこまれ
本当に暗いから
並走する車のライトが
気休めになるくらいの心細さ
山を抜けると今度は田畑がひろがる
民家の明かりが少しずつ増えていく
地方の街の明かりが
やがて行く手を照らす
こんなに夜遅くまで外に出たのは初めてだ。
いつもは門限があるからこの時間には家にいる。
だけど友達とお泊まりをしている時は別。
ひとつのルールをやぶって外にいるのは
少しの罪悪感と、表しきれないほどのわくわく。
街の明かりでさえすごくキラキラ輝いて見せてくれる。
街の明かり。
街の明かりは
それぞれが
存在する
証拠。
お仕事が終わって
おうちの中の明かり。
こんな夜勤で
働く人の
証拠。
街の明かりが
灯ってると
癒される。
街の明かり。
明かりに照らされる
その下に広がる
悲劇
喜劇
一人芝居
群像劇
明かりが消えた後
残るのは
人々の涙
飲みかけのシャンパングラス
脱ぎ散らかされた靴
散りゆく花
明かりが消え
人は眠り
また朝日に照らされる。
繰り返す人の営み
街が動いていく。
昼間は商店街のあかりが輝く
夜は星のあかりが輝く
昼は賑わい
夜は静寂
【街の灯り】
街の明かりより私たちを照らすのは空に舞う花火だけだった。
「街の灯り」
あれは国際宇宙ステーションの画像だったのか、スペースシャトルだったのか、いや、それは今はあまり問題ではない。宇宙空間からの画像で、日本列島はちょうど夜だった。驚いた事に、日本列島の形がわかるほど、日本の街の灯りは明るかった。この国の国土が比較的小さい事と、他の国と接していない完全な島国である事、電気というインフラが国中に行き届いている結果、また周囲が海で暗い事も要因としてあるだろう。
初めて見た時は驚いた。いまから30年以上前の事だったかもしれない。あの頃は高度経済成長期の只中で、こんなにくっきりと宇宙空間に灯りを放っている国は他にはなかった。
それは、この国の平均的な文化水準の高さを表しているように感じる。例えば、他の大陸では、街の灯りのある地域は限定的で、人間が居住していない地域では当然ながら灯りはない。
街の灯りがある場所とそうでない場所では、そこで生活する人の暮らしを決定的に変える。そして、一度そうした生活を手に入れた人間は、それなしでは生きられなくなる。
2023年の初夏の日本は、豪雨に見舞われて、テレビでは連日、警戒を呼びかけている。こうした極端な気象は温暖化の影響もあるのだろう。災害による停電も増えている。
いま、大規模な発電所で大量に発電をし続ける事に何か危うさを感じる。2018年北海道で地震によるブラックアウトも経験した。個々人、または地域が発電し消費するミクロエネルギーへの転換も必要となるだろう。
もちろんマクロエネルギーを廃止した方が良いなどと思っている訳ではない。エネルギーにも多様性が必要なのだ。
街の明かり
街の明かりはほっとする。
食事をしている人、テレビを観ている人、コンビニで買い物している人、仕事をしている人、車のライト、赤ちょうちん、、、。
ベランダから見る明かりはどれも温かい。
なのに僕のアパートの部屋だけはここ三日間ずっと暗い。
明日はやっとアルバイト代が入る。電気代を払ったら僕の部屋も明るくなるだろう。
でも、暗い部屋から街の明かりを眺めるのは、僕は嫌いじゃない。
まるで猫になった気分だ。
おやすみ。
街の明かり
私がまだ、20代のころ会社はシフト制だった。
私の今日のシフトは22時から6時迄の仕事だった。実家で夕飯を食べて、お腹が空いたら、休憩室のドーナツやお団子など食べながら仕事をしていた。あのころの私は
徹夜で仕事するのが好きだった。何せ私の事を
可愛がってくれた先輩達がいたからだ。
その先輩の名前は玲先輩と宗田先輩。この先輩達は何故か徹夜組の仲間で、よく仕事の合間をみては、私にちょっかいを出してきたりした。
年下の私の事をよく気にかけてくれた。
今日は何故か仕事がはかどらない。時計をみたらまだ、24時を少し回っていた。まだまだ仕事はある。けど、なんかやる気をなくしてしまった。
私は椅子に座ってスマホをいじっていた。
その時内線がなった。でたら宗田さんからだった。
今から25階の会議室1に来い。と言われた。私はやる気がないから行きたくなかった…でも先輩だから行かないと怒られるから私はエレベーターで25階へ…
えーと会議室1は確かここのはず…会議室は暗くて誰もいないみたいだ。また、私をおちょくっているのかなぁ…私はやる気がないから自分のいた部署に帰ろうと思って振り向くと、宗田さんがいた。
さあ、会議室に入ろうと言って私の手を取った。
中に入ると…「せーの」と言う声が聞こえて、クラッカーの音と一緒に電気がついて、「お誕生日おめでとう」といっせいに言われた。他部署の人達もいて私はキョトンとしてしまった
玲さんが、もう一度電気を消して、今度は玲さんが私の
手を取ってカーテンを開けた…私はビックリした。
会議室からみえるビルの明かりに『22歳、おめでとう』
と書かれていた。私は玲さんと宗田さんの顔をみた。2人からおめでとう。と言われ、他部署の人達からもお結いの言葉と、プレゼントを貰った。私はこの計画したの誰❓と宗田さんに聞いた。社長からだよ…
えー社長から😱玲さん曰く私抜きの全体PCメールで夜間、仕事している人達全員で祝ってやれと社長命令があったらしい。何故社長が❓と聞いたら、お前が年下1人で、ワンフロワーを1人で仕事をし、アルバイトさん45名を1人で、みながら電話対応、お客様の対応など、やな顔せずにやっているから内緒で動いていたらしい。
みんなももう私に言いたくてしょうがなかったらしい。で、会社から見えるビルは私達が経営しているビルだからできたんだそう…
私は25階から下を見下ろすと街の明かりがロウソクの火に見えた。宗田さんが私にビールを持ってきてくれた。
私の好きな銘柄のビールを…「わかっていますね。宗田さん」と言うと笑いながら何年一緒に仕事しているんだよ。と言った。私はスマホでビルに向かって写メを撮った。あと仲良し徹夜組も…私はあの夜の事は一生忘れないと心に決めた。
『街の明かり』
街の明かりが嫌いだった。夜に光るその光は、私にはあまりに眩しかった。人間の醜さが目に見えるようだった。何よりも嫌いだった。だから壊すことにした。私の嫌いなものは、私の前から無くなってしまえばいい。
ずっと小さな頃からテロ的なニュースを見るたび思っていた。
どうしてみんな壊せる力があるのにかたっぱしから破壊しないんだろうと。
脅威をなぜ最初から消さないのだろうと。
そんな小さな損害じゃ、君たちの嫌いなものは痛くも痒くもないのに。
最初から町中に爆弾を置いておけば捕まる心配もなにも不安なんてないのに。
そう思いながら私は、手の中の真っ赤なボタンを押した。
これであんな奴らから解放される。
あぁ、これでやっと夜が訪れるんだ、そう感じた。
[速報です。○○県△△市を中心に○○県に大爆発が起こりました。爆破原因は不明で、現在調査中とのことです。近隣にご在宅の皆さんは…]
きっともうすぐ調査員的な人間達が大勢来るのだろう。爆破されるとも知らずに。
これが私の始まり。私が彼女達に拾われて、一緒に暮らすまでの話。
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読んでくださりありがとうございました!こういう過去話好きです。
「疲れた」
思わず独り言が零れるような1日だった。帰り道はとても暗く、自分も消えてしまいそうだった。
「…?」
明かりが見える。たった一つの街灯だ。僕は真下に立った。自分の影が見えることで存在していることを実感する。
「綺麗。そして儚いな…」
感想的なことを言って歩き出す。目の前には都会といわんばかりのたくさんの光が散りばめられている。
「明日も頑張るか」
そう決意し、街の明かりへと僕は埋もれていった。明日も素晴らしい光が僕を照らすと信じて。