ところてん

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「疲れた」
思わず独り言が零れるような1日だった。帰り道はとても暗く、自分も消えてしまいそうだった。
「…?」
明かりが見える。たった一つの街灯だ。僕は真下に立った。自分の影が見えることで存在していることを実感する。
「綺麗。そして儚いな…」
感想的なことを言って歩き出す。目の前には都会といわんばかりのたくさんの光が散りばめられている。
「明日も頑張るか」
そう決意し、街の明かりへと僕は埋もれていった。明日も素晴らしい光が僕を照らすと信じて。

7/8/2023, 12:22:45 PM