『落ちていく』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
仕事をしなくなる。
楽をするために逃げるようになる。
やがて、
それが普通になる。
いつの間にか、
怠惰になっている。
そして、
周りに人が居なくなる。
#落ちていく
日が昇り、僕は活動を始める。
モーニングルーティンを行う。
朝から、良い達成感を味わえる。
金曜日だ!
今日頑張れば、休みが僕を待っている!
という大きな希望を胸に玄関に行き、ガチャとドアを開ける。
外の空気が一気に口と鼻に流れてくる。
少し寒く、澄んだ良い空気。
さんさんと照らす太陽。
いい天気だ。
日中は、タンタンとやることをこなす。
あっという間に過ぎていく時間。
あ、もう帰宅時間。
よし、帰ろう!
今日は金曜日。
お風呂に浸り、鍋を作り、好きな音楽を聴きながら、ゆっくり食べよう。
やっぱり、ビールを飲みながら、ダラダラとテレビでもみるか。
金曜日の夜は、良いことしか考えられない。
これは、月曜日から頑張ったご褒美なんだろう。
頑張ったから、こういう気持ちになるだろう。
お疲れ様、自分。
お疲れ様、皆さん。
好きなことをして過ごそう。
もうこんな時間。
楽しい時間は、すぐに過ぎ去る。
その時間は短く感じるけれど、満足感が体に染み渡っている。
そろそろベットに入ろうかな。
僕は、わたしは、皆さんも
今日も眠りに落ちていく。
お題 落ちていく
落ちていく。落ちていく。
なんて書くと、有名なアニメの予告編みたくなっちゃう。
何に対して落ちていくんだろう?
いったいどこまで落ちるのか?
落ちた先にはなにがあるのか?
そして戻って来られるのだろうか?
そんな不毛な事を考えて、今夜もまた深い夜に落ちていく……
私の住んでる団地は5階建てで、そこの2階に住んでいる。
まだ小学生の時にいつも通り家に帰ってくると団地の入り口で
バシィ!と弾けて何かが割れた。
辺りが水で濡れていて、水風船の欠片が落ちていた。
団地を見上げると、4階と5階の間の踊り場から
水風船を投げ落とす手が見える。
すると瞬く間に水風船が落ちてきて破裂した。
仕方ないので、ちょっと離れて見上げていると
私を狙っているのではなく、真下に落として割れるのを
面白がっているようだ。全く…
この団地の子供か他所の子か知らんが、しょうもないな。
それにしてもまあ落ちていく水風船がなんか可哀想だなと
見守っていたら、地面に激突しても割れない水風船が
ぼよんと跳ねて転がっていったので笑ってしまった。
上でも大爆笑していた。
そのあと4階の住人にこっぴどく怒られているようだったが
後日聞いた話、全然他所に住むいい大人三人だったらしい。
…こわ。
あら、結構ですわ。そんな顔で着いてこられても迷惑ですし。貴方様はそこでみっともなく蹲っていらっしゃればよろしいのよ。
なにより、あちらでも貴方様にお手を掛けさせるだなんて、それこそ私の面子が丸潰れじゃありませんか。そんな思いを私にさせないで下さいまし!
……あら、もしやそれが目的? それじゃあ尚更ですわね。ここに残って下さいませ。
お忘れのようですからお伝えしますが、貴方様にも“お役目”があるでしょう。貴方様にだけ与えられた、とっても、とぉっても大切なお役目が。私には無いものが。
それは貴方様が自ら選んだことだとも伺っておりますけれど、そちらは果たさなくても宜しいのかしら? 貴方様が選んだものなのに?
これは私に与えられた、私にしか出来ないお役目ですわ。それを、貴方様は奪うおつもりですか?
……ええ、解っていただけたなら結構です。
そう、貴方様はここでいい子にお留守番なさればいいの。そうして貴方様が選び、与えられたお役目を果たすのです。それが、貴方様がここに在るただ一つの理由なのでしょう。
……いい加減泣き止んで下さいませんこと?
ああ、本当に鬱陶しい。いつまでも幼い人ね。
此処から落ちて、贄となるのが、私に与えられた唯一のお役目。そんな大切なお役目を恨んだことなど、私、一度たりとも御座いません。
これは私の大切な誇りです。
何人たりとも奪うことは赦しませんわ。
▶落ちていく #42
落ちた。落ちた。
必死だった。がむしゃらにやった。
好きなもの全部、預けた。
人生の100分の1、捧げたつもりだった。
ダメだった。何度見返しても変わらない。
終わりだよ。
飽きた。部屋にいるのに飽きた。
夕陽が浮かんでいる。まだ眠い。
疲れた。何もしてない。
お金が欲しい。無尽蔵の無駄を捧げて、
僕は見つけた。
最期に空が見れてよかった。
跳んだ。0.4秒。大差ない。
押した。1.0秒。支障あり。
飛んだ。2.0秒。動かない。
人員不足。短期ですぐに終わります。
頬を伝って
落ちていく涙
気づかれぬよう
あわてて背を向けた
涙声を悟られないよう
何も言わずに君と別れた
雨が降ってきて
地面に落ちていく
私の涙も悲しみも
落ちていけばいいのに
#落ちていく
#39
落ちていく
冬の夕陽が落ちていく。
いつもの駅にいます。二階に東西通路で、その真ん中が改札。西側の窓は大きく、夕陽が差してきます。空が真っ白になるくらいの冬の夕陽が。
高校生がゾロゾロと改札に向かって歩いてく。人生始まったばかりの歩み。こちらは、もうそろそろお終いの歩み。還暦過ぎの歩みです。何故かどちらとも重たい足取り。
生きてくのは、いろいろシンドイね、若くても歳取っても。
夕陽が落ちていく、いつもの駅に。
『落ちていく』
今日も来てしまった。唯一の楽しみである昼休み。オフィス近くの、広いとも狭いとも言えないような公園。端のほうにある小さな四阿に足を運ぶ。滅多に人が立ち入らないのであろうか、薄暗く、蔦が覆いかけている。
今日もそこに座っていた。病院着を身にまとう女性が。
スケッチブックを膝に乗せ、おもむろにペンを走らせている女性が。
「こんにちは...」
「どうも...」
素っ気ない挨拶を交わし、腰を掛ける。華奢なシルエットを横目に、今日も眠りに落ちていく...
嫌なことをすべて忘れられるこのひと時。
目が覚めると、いつも彼女の姿はなかった。
一週間前から始まった、この不思議な昼休み。何か話すわけでもなく、ただ同じ空間を共有する。
その、半非日常感を静かに楽しんでいた。
来る日も来る日も、いつもの場所へ足を運んでは、素っ気ない挨拶を交わし、彼女を横目に眠る。今考えれば、かなり変なやつだ。でもそれはお互い様だったのかもしれない。
ある日、眠りから覚めると、いつも通り彼女は居なかったが、そばに小さな紙切れが置かれていた。
「ボタンが解れてますよ」
小さく丸っこい字で書かれていた。
見ると確かに解れている。直してくれる"カノジョ"が、まだいればなぁ。もしかしたら、今頃夫婦になってたかもなんて空想に浸り、虚しくなる。
次の日、また目を覚ますと、紙切れが置いてあった。
「今度、一緒にご飯でも行きませんか」
正直驚いた。まだ、ほとんど話したこともないはずなのに、いきなり誘ってくるなんて。
もしかしたら...
淡い期待が脳裏を過る。
しかし、その期待は、あっという間に砕かれた。
また次の日、また紙切れを拾い上げる。
「いつか、一緒にご飯行きませんか」
やっぱりそうだよな...
彼女は記憶を失っていた。毎日の記憶を。
抜け落ちているのだ。その日あった出来事が何もかも。
彼女にしてみれば、僕は毎日初対面の相手なんだろう。
初対面の相手を、いきなりご飯に誘うなんて、勇気のある人だ。
やっぱり変わらない。不器用で大胆なところ。
彼女の記憶に残ることはもうないのか。
非情な現実を突きつけられ、声を押し殺して涙を流した。
数週間前のあの日から、もう動くことのない時計の針を眺めているようだ。
共に刻んだ数年の 思い出 が、底のない沼へ落ちていく。
そんな"カノジョ"を横目に。
#落ちていく
花が 花が
舞い落ちていく
水が 水が
流れ落ちていく
人も人も
いずれ堕ちていく
涙 涙
なんで落ちていく?
なんて なんで
唱えてるのでしょ?
◤告白が招いたもの◢
ベッドに沈む。ふかふかで高級なそれで見る夢は、悪夢だった。延々と、訳の分からない暗い穴に落ちていくのだ。底も見えない上も見えない。そんな穴の中。
いや、底も上も変わりないのだとしたら落ちていくという表現は正しくないのかもしれない。実際、物理法則など完全に無視したゆっくりとしたスピードで身体は沈んでいく。
いつもは、目が覚めるまでこのままなのだ。だが今日は違った。わたしの目の前に現れたのは一つのビデオだった。
「あの、付き合ってください」
「ごめんね」
あの日私が断った告白の場面だった。特に何も面白くないそれから目が離せない。
「告白されたんだけど」
「えー、キモ」
これは友だちにそれを伝えるシーン。他意はなかった。ただ、いつもその日にあったことを報告するように、この告白も報告した。
「告白するなんて烏滸がましい」
「学校に来るな」
これは彼の下駄箱だ。そこに入っていたのは罵詈雑言の書かれた手紙。
「アイツこの学校から追い出さなくちゃ」
「手を出さないという協定を知らなかったわけではないでしょうし」
「知らなくても有罪だね」
あれは、私の友だち。私の友だちがこんなことをしたというのだろうか。いつも優しいあの子たちが。いや、いつも優しいのは私に対してだけだったのだろう。そんなことも知らず、私は彼を追い詰めて行ったのか。
ああ、堕ちていく。
テーマ:落ちていく
今日もまた
落ちていく
あなたとの
想い出の世界に
微笑みと
涙の世界に
すでに
過去でしかない
不毛の地に
# 落ちていく (329)
落ちていく。楽しいかな。怖いかな?
人生で1度はやっておきたい。
バンジージャンプ\\ ꐕ //
落ちていく
見えていたものが見えなくなる
眉を顰めで、見当をつける。
一年前の私はこんなではなかったのに、
ああ、老眼。
落ちていく
花びらや葉
落ちていく
羽ばたいた
鳥の羽根
落ちていくもの
とても
儚く綺麗と
私は思う──
(2023.11.23/落ちていく)
夢の中で彼は、旅に出る夢を見たんだって。
思わず僕は、あいつを引き留めた。
朝の木漏れ日に紛れて、彼は歩き出す。
大学のキャンパスの銀杏並木は、既に落葉しようとしていた。冬の準備だろうか。
人をかき分けかき分け、あいつの名を呼ぶ。木枯らしに消えて、聞こえないらしい。
それでも追いかける。心配だから。
今日はそういえばオープンキャンパスだったか、学ラン姿の高校生やら、妙に着飾った教育ママさんやらを見ながら、呼び続ける。そして、あいつが横断歩道にさしかかったとき、声が届いたのか、こちらを振り返った。だからなのだ。その夢は、正夢になる。
そんな自分の、自責心に、後悔の念に、
落ちていく、おちていく。
今日こそ、出よう。
このままじゃいけない。これ以上この人と一緒にいたら私は駄目になる。じゃないとどんどん依存してしまうから。いけないと思えているうちに離れないと。まだ今なら間に合う。
そう決意した夜。日中はあんなに暖かかったのに今は真冬みたいに寒い。彼は夕飯の済んだ2人分の食器を片付けている。私は静かに立ち上がる。
「ちょっと、コンビニ行ってくるね」
「今から?」
「うん。牛乳切らしちゃってたから」
「そっか」
気をつけてね、と私に言いながら彼はシンクの前に立つ。何も勘付かれてはいない。このままこの部屋を出て、私は二度とここへは戻らない。さようなら、ありがとう。靴を履いてチェーンを外す私の手をいきなり後ろから掴まれた。
「どこへ行くの」
キッチンにいたはずなのに。知らないうちに真後ろに立たれていた。心臓が次第に速く動き出す。
「だから、コンビニ」
「噓だよ。キミの嘘はすぐ分かる」
そのまま後ろから抱き締められる。全てを包み込む優しい抱擁だった。途端に自分の体が鉛のように重くなってゆく。
今日こそは行動を起こそうと決めていたのに。やっぱり駄目だった。
「行かないでよ」
たったその一言だけで、私の心は観念してしまう。微かな抗いはもう姿を失くした。チェーンから手をゆっくり離す。やっぱり、この人からは離れられない。
「行かないでよ」
「行かないよ、どこも」
「……本当に?」
「うん。ごめんね」
結局今日も、無理だった。きっと一生無理だと思う。こうやってだんだん自覚も鈍ってゆくのだろう。知らず知らずにゆっくりとこの人の中へ落ちてゆくのだ。私が彼の心に依存してるのか、彼が私の心に棲み着いているのか。多分、どっちもだと思う。どちらも、片方が居なくなったらきっと駄目になる。私たちは、2つで1つなのだから。
『落ちていく』
仕事の面接を終え、合否連絡待ちのところに、このお題です。テンションまで落ちていく感覚です。
って、ことで、俳句にします。
・木枯らしにはらはらはらり落ちていく
・落ちていく涙が積もって冬景色
好き??orキライ??
昨日、学祭に行って来ました。ーー想先生とです^_^V
ずっと、笑顔を見せれないまんま、終わった。
似顔絵屋さんのお兄さんに、似顔絵を描いてもらった。
想先生に、頼み込みツーショットで描いてもらったんだ。
でも、私、全然ドキドキなんかしなかった。
似顔絵屋さんのお兄さんと、楽しくおしゃべりするので夢中だったの。
瞳をジーっと、見詰められ(*ノェノ)キャーなんて、はしゃいでた、私です。想先生との距離、すご〜く近かったな‥‥。
似顔絵屋さんのお兄さんと私と想先生と、楽しくおしゃべりをしてもらいながら、描いてもらったんだ。
優しいカワイイ顔した似顔絵屋さんのお兄さんでした。
頑張って、一生懸命に似顔絵を描いて下さり、私達との会話にも、ちゃんと相手にして下さいました☺⭐✨(*˘︶˘*).。.:*♡
でも、想先生は、兎も角、私は、もうちょっと、足して可愛く描いてほしかったな〜🤔ぴえん💧
でも、似顔絵屋さんのお兄さん、素敵な方だったから、私もちゃんと『有難うございました😊』と、『きゅんで〜す^_^♫』と、言ったけれども、
似顔絵屋さんのお兄さんは、普通にしてくれていちの。🙏鼻ではらったり苦い顔をされますよね。『バイバ1(^^)/~~~』と、最後に手を降った。
帰る時に長イスがあり、私なりに長イスを大股で、跨ぎ車イスに座った。転けないように、想先生に迷惑をかけないようにと、細心はらった(^_^;)
www想先生も似顔絵屋さんのお兄さんも、内心、お転婆やな〜と想い出
ます(*ノェノ)キャー
グラウンドで、想先生は、お腹が空いているだろうな〜と、想い、ランチにした。
色々と学生さんが声をかけて下さいました。『ーー如何ですか〜??』と、『チュロスは、如何ですか??』と、訊かれた。
『ん〜🤔、すみません🙏考えます』と、返事した。
大好きなチョコバナナ🍫で、私のハートは揺れた。😍
諦めた。何処も、かしこ祝日なので多かったです。(^_^;)
私は、結局は、玉せんを食べた^_^♫
美味しかったな~(*˘︶˘*).。.:*♡
想先生も、お昼を買いに行かれた。私は、ぽつんと玉せんをガリガリ食べながら想先生のことを待っていた。
想先生がすこしして帰って来られた、皮の鳥の餃子だっけかな?!を買われた。3つあるから、食べなよと、言われました。
頂きます。🙏と、言い食べようと思った、ら、全然噛めない( ´Д`)=3ムリして食べて迷惑かけたらいけないので辞めた。残したの
もっと、パリパリしてると思ったよねと、言われた。
なんやかんやで、タイムリミットでした(^_^;)
短歌部で、私のイイとこを想先生に、見てほしかったな〜。
でも、時間がほしい‥‥(。>﹏<。)
想先生と、もっといっぱいおしゃべりしたかったな〜.。o○
何となく、お別れしてからポッカリと穴が心に空いた‥‥‥。(´;ω;`)泣きそう。(´;ω;`)
キライ!!なんて、絶対に、言うもんか。好きなのに、キライなんて言えないョ‥‥(。>﹏<。)
家に帰ってから、歌ってみたの星野ディスコさんの『さよならエレジー』を聴いた(;_;)
しんどいなーー。終わり
ーー今日で、皮膚ガンの手術を受けてからまる三年だな〜.。o○
好きだの、キライだの、言っていて。私は、生きているんだ^_^♫
しっかりとしなくちゃ、ね^_^♫
終わり
「落下する、という体験は、普通に生きていれば中々しないのではないかね。」
隣に立つ胡散臭い丸眼鏡の野郎は、赤い朱い夕陽を眺めながら呟く。
そりゃあそうだろう。
落っこちるなんてことが、しょっちゅうあってたまるものか。
「そんなに頻繁に落下したら堪らない、と思っているね。」
此方の考えを読んでいたかのように、眼鏡野郎は言う。
嗚呼、腹立たしい。
今すぐそのにやけ顔を張り倒してやりたいくらいだ。
「落ちる、墜ちる、堕ちる。
物が落ちる、鳥が墜ちる、信用が地に堕ちる。
考えてみれば、落下するということにも中々種類があるものだ。」
さっきから何を言っているのだ、この眼鏡野郎は。
大學なんぞを出たお偉いお方の言うことは、さっぱり理解できやしない。
「通常、落下すると言えば、落ちた地点から戻れなくなるような状態を言うが……」
眼鏡野郎は、ずいと崖下を覗き込む。
餓鬼の頃よく遊んだ近所の沼みてぇなどろどろが、どんどん上に上がってくる。
あれに呑み込まれたら……想像できねぇ分、恐ろしい。
「……君。博打はやるかい?」
「ぁあ?やるけどよ。」
「ならば、一つ賭けてみないか。
この下に飛び込んで、元の世界に戻る、ということに。」
「はぁ?」
随分、部の悪い賭けだ。
負けて当然、引き分けて万々歳。
だが、このままここでこうしていたって、何にもなりゃしない。
「……勝ち筋があるんだよな?」
「勿論。僕を信じるのならね。」
眼鏡野郎を信じるのは癪だが、仕方ねぇ。
戻ったら飯の一つでも奢らせてやろう。
「乗った。一世一代の大博打といこうじゃあねぇか。」
「思い切りのいい男は好ましいね。」
どろどろが這い上がってくる。
眼鏡野郎が先に飛んだ。
俺も続いて飛び込む。
落ちる、墜ちる、堕ちる。
落ちる最中に見た眼鏡野郎は、相も変わらず腹立たしいにやけ顔だった。
[落ちていく]