花咲いて』の作文集

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花咲いて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/23/2023, 2:36:47 PM

【花咲いて】


花 咲 い て

時 と 散 っ て ゆ く

カ ケ ラ た ち

7/23/2023, 2:17:03 PM

花咲いて

気づけば君は

崩れ行く


花咲いて

気づけば僕は

墜ちてゆく


誰も僕らを見ていない

このまま墜ちて

君のもとへ


なんて言いはしない

手を差し伸べることもしない

君の服が破れようが

擦り傷だらけになろうが僕はかまわないからさ

さぁ、這ってでもここへ来なよ

君は助けたら怒るだろう?

『偽善者やろう』って


そうだよ、問題ある?

でもほんとは助けてほしいんでしょ?


ひねくれた僕にかまってる暇があったら

叫べよ

深海まで届くくらいの大声でさ

『正気かクソ野郎』って

7/23/2023, 2:14:21 PM

彼が入院してたとき
病院の花壇とは別の場所に1輪の花があって
それはまだつぼみだった

彼はずっと目を覚まさなかったから
病院に行くたびその花を確認するのが
日課みたいになってた

花を見つけて一週間くらいたった頃かな
あの花がとってもきれいに咲いていた
私が育ててたわけじゃないけど
とっても嬉しかった

その後、彼の病室に行ったら
目を覚ました彼がベッドに座っていた
あの花みたいにきれいな笑顔で
「おはよう」って


〈花咲いて〉

7/23/2023, 2:12:04 PM

『聞いて聞いて!この森の先にね……』

歩く度に花が咲き、声が響く。
森の入り口付近の花は、森の噂と前を通る人の声を響かせた。

『そうなの!私見たんだよ!けどね……』

花は少しずつ、聞いた言葉を響かせた。
上手く聞き取れなかったのかところどころ内容は飛んでおり、どういった話なのかは判らない。

『聞いて聞いて!あのね……』

『さあ、もうお帰りなんし。お母様が……』

幼い声とは別の声が響いた。

『やあ!いらっしゃい!今日は……』

また別の声が響く。
2つの新しい声は、幼い声の主を出迎えたり、送り出したり、この森に住んでいる人なのかもしれない。進めば判る。

『飛天。来たよ、どうし……』

『そうでありんすねえ。帰っていただく……』

幼い声は響かなくなり、2つの声だけが響き始める。

『いらっしゃい!』

『いらっしゃい!』

『いらっしゃい!』

声が響く。

『お待ちしておりんした。さあ、こちらへ。』

花はそう、はっきりと響かせた。

『こっち』

『こちらへ』

『右へレッツゴー!』

『そのまま真っ直ぐでありんす』

はっきりと、はっきりと響く声につられて進む。

『後ろっ!』

声が響くと同時に後ろを見た。
そこには一人の青年が立っていた。

「早く帰らないと、もうすぐ日が沈んでしまいますよ」

青年はそう言うと、後ろ、と声を響かせた花の方へと歩き出した。
早く帰ろうと来た道を進み始めたとき、後ろからまた、声が響いた。

『もう沈みきったみたいだ』

7/23/2023, 2:11:44 PM

花咲いて
今年も向日葵咲いたよ…写真の中の君に語り掛ける…色褪せた写真の中なのに、向日葵のように眩しい笑顔…そんな君に今でも…

7/23/2023, 2:08:30 PM

「ねぇ、貴方。憶えていますか。わたしたちが初めて…会った時のことを。」

 あの時の貴方は、どこか寂しげによく微笑む人でした。貴方は、わたしの知りうる、どの男の人よりも凪のように穏やかで優しい人でした。
 そして、今まで知りうる どんな人よりも、貴方は心を見せぬ人でした。

 貴方と初めて逢った、あの日。花蘇芳が咲き乱れる中で行われた、婚礼の儀の後のことを。

 あの時のわたしは、とても不安でした。幼き頃に決まっていた方とは違い、貴方のことも、貴方の一族のことも、貴方の国のことも、なにも聞かされませんでした。
 だからこそ、とても怖くて、恐ろしくて、これからのわたしの人生がどのように変化するのか分からず、不安が募っていきました。

 でも、貴方が婚礼の後、こう云ってくれたのです。
「おなご…だからと、妻…だからと、男の私にむりに付き従わないでほしい。貴女らしく、生きてほしい。一緒に手を取り合い、貴女と生きていきたい」と。

 貴方のその言葉でわたしは、募った不安と緊張が解け出して、涙が頬を伝い落ちました。安堵の涙でした。『嗚呼、この人で本当に良かった。』と、心から思えた時でした。

 だから、花蘇芳が咲くと思い出す。最愛の貴方のとの出逢いのことを、貴方が心を開いてくれたことを、貴方と過ごした幸せな日々を。

7/23/2023, 2:08:19 PM

#花咲いて (これは作り話です。)

『気付いて!私はここなの!一緒に遊びましょ!』
誰の声だろうか。遠くにいるような、小さな小さな
声だった。1面の桜の木の下で、花びらが1枚、2枚と落ちていく中で、子供らしき声が聞こえた。
辺りを見回しても、誰もいない。僕は、そっと木に手をかざしてみた。真下で声が聞こえる。下を見ると、花びらだった。花びらが話すなんて、ちょっと物語みたいな話だけど、冗談じゃない。
その叫ぶ花びらを取って、ニコッと笑う僕。
花びらは、その小さな声で、ふふっと笑った。
僕はその花びらを家に持ち帰り、水に入れてあげた。花びらは気持ちよさそうに泳ぐ。花びらの名前を決めてみた。『2人』で悩んだ結果、「桜子」になった。桜子は、とても純粋で、可愛かった。

その日の夜、夜ご飯を食べると、桜子が、お腹がすいたと言うらしい。花びらは、何か食べるのかな?笑いながら、考えた。桜子はどうやら、水だけで
いいらしかった。別の水を用意して、桜子に飲ませると、とても美味しいらしかった。次の日、なぜか桜子は枯れていた。急いで新しい水に変えるが、
もう手遅れだった。涙をふいて、外の土に埋めてあげた。誰も来ない土の中に、自分の看板を立てて。水をあげて。まさか育つことはないだろうと思っていたが、とりあえず、水をあげて観察はした。

次の日、小さな芽が出ていた。これは、もしかして、と思って、水やりを続けた。

7月31日、7月最後の日だった。
なんと、桜子はたくましい桜の木になってたんだ。
育てた甲斐があったと思いながら、桜子のもう大人になった身体に、そっと、手をかざす。あの日を思い出す。あの日も、こうやって、手をかざしたっけ。桜子の笑い声が、僕に染み渡った。

7/23/2023, 2:07:43 PM

花咲いて


月下美人、一晩だけ咲いて終わってしまう白い大きな花。ご存知の方も多いと思います。

我が家には、義母から預かっている月下美人の大きな鉢があります。預かってもう5年くらい。


初めは扱いが分からず、冬に室内に入れるのが遅れて、弱ってしまい焦りました。
翌春、弱った月火美人をどうにか元気にしたいと右往左往‥。結局、その夏に花は咲きませんでした。それから、いろいろ調べたりしてわたしなりに世話しました。その翌年の夏、花咲いてくれたんです!嬉しかったな〜。


今年は?肥料が足らないのか、鉢の植え替えが不味かったのか、二つしか咲きませんでした。残念!
これからも、月下美人との付き合いは続きます。


お義母さん、わたしちゃんと世話してますから安心してね。

7/23/2023, 2:04:46 PM

少しずつ花が開いて来た気がする。
頑なだった蕾がようやく1枚ずつ
慎重に開き始めている

今日感じた自分の中の希望
今日感じた自分の中の嬉しさ

どうか花咲いて
どうか花咲いて

咲いて欲しいから何度でも言う

どうか花咲いて
どうか花咲いて

私の中の花。

キレイに咲いて。


#花咲いて                    -24-

7/23/2023, 2:03:37 PM

花咲いて

貴方の姿を見掛ける度に心が波打つ。
周囲に紛れていても、日の光を浴びたように一際目立つ。
貴方が発した言ノ葉は、私の中で新たな力となって芽ぶく。
貴方が見せてくれた生き様は、私を原点へとおくり返す。
そして、生きる力を思い出させてくれる。
今にも枯れそうだった私の心にまた蕾がついた。
貴方という存在に出逢えたから。
貴方のように、私の花もいずれは花咲いて。
太陽のような貴方の傍には咲けなくても。
ほんの片隅でいい、想っていてもいいですか。

7/23/2023, 2:01:45 PM

花咲いて

花が咲いてたらじっと見に行ってしまう。
のどやかな時間が取れて現実を忘れらていいよね。

7/23/2023, 2:00:51 PM

彼 花咲いて 散りゆく

とある記事に書いてある文章。
その記事とは『奇病』の資料だ。

その中の一つ、『花吐き病』。


ゆっくりと視線を上げ、防犯カメラへ目線を送る。ああ、まただ…部屋が花まみれじゃあないか。
今宵は紅色か。体調が思わしくないのか、『恋』をしているのか……

____先生…先生…俺は…先生が好きなんです…でも、好きになればなるほど、花が紅く染まっていく。俺は…死んでしまうのでしょうか…?

7/23/2023, 1:59:43 PM

「ん、此れあげる」
そう言われて渡されたのは一輪の薔薇。
「....ありがとう」
一本の薔薇の意味知って手渡したのかい?
それとも無意識なのかい?
何方にせよこんな事されたら、また、意識してしまうではないか。
やっと諦めきれたのに。

# 72

7/23/2023, 1:57:56 PM

私の中の花はいつ咲くのだろう
21歳から22歳になろうとしているのに
小学生のまま来てしまった
私の中の22歳は
大人で落ち着いていて、自信に満ち溢れて
友達が沢山いて

輝いているものだと思ってた

なのに私は休みの日には家に引きこもり
特にこれといった趣味もなく
しなければいけないことはあるのに
手をつけようともせず
ただただ、携帯片手にベットの上で
右を向いたり左を向いたりするだけ
このまま花は咲かないのかもしれない
そもそも私の中に蕾はあるのだろうか
そもそも私の中に種は撒かれているのだろうか

7/23/2023, 1:56:14 PM

-花咲いて

君と会ったあと、寂しくて 
もう会えないんじゃと悲しくて
不安の種ひとつ

君と出かけたあと、楽しくて
君が笑っていることが嬉しくて
喜びの蔓ひとつ

君が隣にいることが幸せで
君との未来を思い描いて良いと言われているようで
希望の花ひとつ

7/23/2023, 1:54:10 PM

帝のおわす花の都、京の春は短い。

 無情にも移ろう庭を、わたしは御簾越しに眺めた。
 梅は零れ、桜は散り、牡丹は崩れる。蓮は眠る。梔は緑のあいまに口をつぐみ、桔梗は細い首をゆらめかせる。かたくなに菫の襲ばかりをまとうわたしを、あざ笑うかのように。
 
 やがて来たる秋の気配は、容赦なくわたしを苛んだ。

 かなしかった。

7/23/2023, 1:52:48 PM

花咲いて


芽が出て、つぼみになって、花が咲いて。
一番美しい姿で君は目を覚ます。開いた花びらが優雅に風に揺れて、君と目が合った。
花壇に植えられた君と、道端に自生した雑草と大差のない僕。これは、そんな僕たちのお話。

7/23/2023, 1:50:53 PM

花咲いて

毎年この時期になると、庭先の花壇に綺麗な花が咲く。

私はその花の名前を知らない。

覚えているのは、ただ君がその花の世話をしていた後ろ姿だけだった。
鼻歌交じりに毎日世話をして、花が咲くと嬉しそうに花に向かって語りかけていた。
君は本当に草花が好きだったんだね。

主のいない花たちが、どこか寂しげに見えた。
私は花壇の前にしゃがみ込み、小さな声で呟いた。

「今年もまた、君に会えた」

7/23/2023, 1:44:11 PM

テーマ:花咲いて #252

大切な花咲いて枯れるとき、
花が死んじゃうって、
涙が出た。
そしたら花から声が聞こえてきた。
「泣かないで」
って。
その時私はまだ幼くて、
花が喋ったくらいでびっくりはしなかった。
「枯れちゃうけど、死んじゃうわけじゃないのよ?」
そう言うと花は私の落ちた涙を大事そうに包み込む。
「また、会えるから」
優しく言った。

今年もあの大切な花が咲いている。
その頃みたいに声はもう聞こえない。
でもあのときの花の言葉が今ではわかる。
花は咲いて枯れてしまうけれど
また次の季節には花咲いて、
また会えるから。
死んじゃうわけじゃない。
そう言いたかったのだと。
「今年もきれいに咲いてくれてありがとうね」
私がそう言うと花は静かに風に吹かれ揺れた。

7/23/2023, 1:40:19 PM

―花咲いて―

雪解けて 萌ゆる花芽も 花咲いて

巡る季節の 目紛しさよ



花咲いて 鼻腔擽る 花の香と

亡き人の声を 乗せて吹く風

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