色とりどり』の作文集

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色とりどり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/8/2024, 10:21:19 PM

もうテーマなしでいいやw!

皆さん学校は始まりましたか?私は今日(2024/01/09 )からです。
ダルいです。課題終わってないし。はい死んだ😇
「推しが頑張れるなら私も頑張れる。」

一言⤵︎ ︎
受験生頑張って!!お互い頑張ろ!!
バイトも出来たら推し活もできる量増えるんじゃね…?🥳

1/8/2024, 10:18:21 PM

子どもの心は透明で

何色にも染ってしまうことを知った。

両親の色に染まって

色んな人に染まって

自分だけの心の色が生まれるんだと思う

だから私と貴方とでは色が違うの

皆,色とりどりで誰ひとりとして

同じ色がないって素敵じゃない?

私ももっと色んな人と関わって

私の心に色付けで行きたい。





─────『色とりどり』

1/8/2024, 10:15:40 PM

子どもの頃、和柄が刷られた千代紙のセットを持っていた。私にとっては宝物で、取り出しては飽かずに眺めていた。
 当時、家の中には母の制作物とおぼしき千代紙を貼った文箱や三段の小箱があったので、あるいは余った材料だったのかもしれない。

 藍色、鴇色、茜色。
 扇、手鞠、紅葉。
 布として身にまとえば派手であろう色や柄も、千代紙の四角い世界の中ではお行儀よくまとまって見えた。
 綺麗だなと見入っていた幼い自分の眼差しとともに色彩の記憶も蘇る。


『色とりどり』

1/8/2024, 9:34:59 PM

数年前にネットで
  180色の色鉛筆を買った

  素人の落書き用だから
  50色で十分なのに
  それまで使っていた50色では
  物足りない気がして

 
  色鉛筆が届いた日は嬉しくて
  片っ端から画用紙に
  試し塗りをして遊んだけれど

  ある日ふと気がついた

 
  180色ある中で使う色は
  結局は自分が好む色ばかりだと
  いうことに
  そしてその数の少なさに



  色とりどりの色鉛筆を前にして
  改めて自分自身を見つめ直した
  ひとときだった
 
 


           # 色とりどり

1/8/2024, 9:25:02 PM

キレイな景色を探して

此処に辿り着いたよ…


たくさんの不揃いも

不器用な優しさも

繋いでくれた 大きな手…


あなたに恋した

あの日から

私の世界は

カラフルに染められてく…


隣で寝息をたてる

無防備な寝顔に

そっと 口づけを…。



幸せな景色を探して

此処に辿り着いたよ…


世界一 幸せな景色は

遠回りも涙も

たくさんあった

長い旅でした…


そして あなたでした…。




- colorful ~幸せな景色~ -

1/8/2024, 9:24:51 PM

色とりどり
飾る花
隣の君は
頬染めて
まるで、桜のようだった
今年の春が、待ち遠しい

1/8/2024, 8:33:08 PM

色とりどり

色とりどりの花が咲いた農園に黄色い声をあげる子供と赤い糸が見えるくらいのいちゃついているカップルと青天白日な空。

1/8/2024, 8:21:16 PM

【色とりどり】

この世には何千、何万…何億もの色が存在している

中には人間の目では認識しずらいものや人間の目でしか見えない色もある

そんな中で僕が好きな色は純白だ

何故なら、何色にも馴染むことが出来て何色にもならないから。

勿論、この世に存在する色なら、茶色でも紫でも何でも好きだよ?

ただ、純白が飛び抜けでというわけではないが何色が好きかと聞かれた時パッと出てくる色が白色だからだ。

1/8/2024, 6:56:26 PM

色とりどり

今日は成人式だった。

それぞれの選んだ色、形が入り混じる。

同窓会には素敵な大人の顔になった友人達がいた。

昔は仲良くしていたはずなのに、着飾ってお化粧もしているからか、何だか尻込みしてしまって話しかけられない人も多くて。

そして見た目だけでなく、話すととてもしっかりとしていて。
みんな将来のことをしっかり考えていて。

なんだか少し置いていかれているような、劣等感のようなものが心の何処かに出たり消えたり。

また、当時は話さなかった人に話しかけられることもあった。

飲み物をカウンターで店員さんに頼んで待っている時に、その人に何を頼んだのか聞かれた。

男子だったので、少し前まで飲んでいた白ワインを頼んでこいつやるなと思わせたかったなと密かに後悔しつつカシスオレンジと言うと、同じものを、と店員さんに頼んだ。

男子には少し甘いのではないかなと思いつつ、謎にかっこつけたくなってしまった私は、甘い、などと呟きながらその場を離れたような気がする。

お酒に強いマウントをとりたかったのかもしれないけれど、今落ち着いて考えると恥ずかしい。

そういえば、その人は小1では私を虐め、小6の雪の日には男子の集団で私に向かって雪を投げ、中学では偶然ハエにたかられた私を嘲笑ってきたやつだったことを思い出した。

私は何かされると萎縮するタイプだったので、クラスのムードメーカー的なその人のことは苦手だった。

そんな忘れたと思っていた思い出もぽろぽろ出てきて、その人とは恐らく今後話さないだろうけど、色々な思い出を思い出すことは良いことだなと感じた。

昔とあまり変わらない人、全然違う人。
色々いたけれど、この人達がそれぞれの分野でこれから活躍していくのだろうなと想像すると、少し不思議な感じがした。

1/8/2024, 5:53:12 PM

普段、ふざけているが真面目な話をしたい。
先日の地震、自分のところも震度5強で強い揺れが襲ってきた。その時自分はコンビニのファミマでバイトをしていて、例年は1月1日なんてお客さん全然こないから「今日は後、楽ですねー笑」なんて話しながら。
そんな時に地震を知らせる音が事務所のロッカーに置いてあったスマホから流れてきた。その時はまず音に驚き、またすぐに店内全体を震度5強の地震がきたんだ。その時は先輩と俺で焦りに焦り、事務所の中で大人二人が体を縮こまらせて頭を隠して凌いでいた。
(自分はパニックになりすぎて、揚げる前の冷凍ファミチキで頭を隠していた)
揺れが収まり事務所からでると、電子レンジが棚からとびでていたり、時計が落ちていたり、モニターが傾いたりとても悲惨な状況になっていた。
地震がきてからは近くのライフラインがここだけだったり、他の店では閉めているところもあったりで、永遠とお客さんが店に流れ込み、長蛇の列が出来上がるくらいだ。コンビニはスーパとは違い袋を購入して頂いたら、商品を入れるところまでもサービスとしてやらなければならなかったので、正直そこが1番きつかった。(3から4時間ほど永遠にレジと袋詰め)
店内は地震の揺れでカップラーメンがメチャクチャになったりお酒などの缶がとてつもなく凹んでいたり、カオスな状態になっていたが、大変だよね、とか頑張ってねというお客さんの声にとても救われた。家族は同様に地震に起きた地域へ旅行へ行っていたが、安全を確かめることができ、バイト終わりに自分の家へ恐る恐る帰ったが少しものが落ちていたりするぐらいで特に何もなかった。
人生18年、初めて命の危機をそばに感じた瞬間だったと強く思う。
しかし、この地震で心底自分に失望する瞬間があった。
地震から3.4日経った頃、東日本大震災の時の映像などを見て勉強をしていたところに、ふとテレビを見ていると、画面の端で行方不明者が二百人以上という情報が自分の目に入ってきた。その時は自分は、一瞬でも(割と少ないんだ)と思ってしまっだ。それを思ったと同時に大きな自己嫌悪が自分を襲った。確かにxやインスタなんてクソだと今まで手を出してこなかったり、世間に対して偏った思想がある捻くれ者の自分でも流石に一定の道徳心は自分にあるだろうと思っていたのだ。
もちろんたくさんの人が被害を受けてほしいとかそーゆーことではなく、直前に東日本大震災の被害や映像を調べていたこともあり、今回の地震はそこまで酷くないのかな、という圧倒的に無知で阿保な発想を一瞬でもしてしまった。
自分の周りには尾を引くような被害がなく安全な所にいるからどこか他人事でこのような考えが起きるんだととても反省しています。
自分が少しでも変われるようにどれだけ歩幅が短かろうと一歩ずつ必ず足を踏み出そうと思います。
最後にこの文を最後まで読んでくれた人が日本のどこかにいるのかも知れませんが、本当にありがとう。
あなたにとって幸せな今日でありますように。

1/8/2024, 5:46:04 PM

長く一緒にいると、彼女はよく笑うなと思ったのだ。少し彼女を観察していて表情を見ていた。見知らぬ人にも目線を合わせてほどほどの距離で話す。冷たくは映らない。

人の話を良く聞き自分の考えはあまり言わない。

人当たりがいいねと言ったら。
多く興味を持つことがゆとりを生むそうだ。自分には出来そうにない。
彼女といると許されている気がする。好きだと思ったし、何も話せない自分も悪くない気がしてくるよ。

1/8/2024, 5:14:14 PM

子育ても 個性と環境 それぞれに
楽しみワクワク 我が子の成長

#色とりどり

1/8/2024, 5:12:53 PM

パンパカパーン!
色とりどりの紙吹雪が舞い散って、満面の笑みを貼り付けた男が歓声をあげた。
「わーおっ、おめでとうこざいます!」


驚いた俺はすくみあがって笑顔を見上げた。
笑顔が笑顔で言う。
「おめでとうございます、正解ですよ!いや~、素晴らしいですね!」
「な、なんですか?」
男は派手な法被を着て、「めで鯛」と書かれたうちわを掲げている。

「大人の怪談を駆け上がる青少年へ出題する、“逃げても間違ってもハイさよ~ならクイズ!”ですよ。
正解のあなたへの賞品はこちら!どん!なんと!次の問題の解答権です!」
「えっ?えっ?」

「問題、読み上げますよ~。
次のふたつのうち、間違っているのはどちらでしょ〜か!」
男は奇妙な抑揚をつけて出題した。


①殺人は神が始めた。
②自分は殺人犯だ。


「さあ、お答えください!」
「ちょ、ちょっと待って!なんで神様か自分か二者択一で罪人を選ばないといけないんすか? どっちも間違いな設問でしょ!?」

「そんなことはありませんし、そんなことは気にする必要ないじゃないですか。あなたはご自分が間違いなく間違いだと思える正解を答えればいいんですから。
神が本当は何をしたかなんてあなたは知りようがないんだし、自分が信じる正解をお答えください」


「え、、まぁ、それはそうだけど、、。
じゃあ、間違っているのは、、②番」
「パンパカパーン!」
また紙ふぶきが舞った。法被男が「めで鯛」を振る。

「正解です!①番の『殺人は神が始めた』は正しかったのです!」
「いや、そんなことは言ってないんですよ?」
「正解者には次の解答権を!では問題です」
「もういいですよ!」
「いやいやそう言わずに。
次のふたつのうち、間違っているのはどちらでしょ〜か!」
奇妙な抑揚。


①私の父親は殺人犯だ。
②自分は殺人犯だ。


「さあ、どっち?」
「なんですかその問題は! うちの親は殺人犯なんかじゃないですよ!」
「ではあなたが殺人犯?」
「どちらも違います!」
「でも、先程と同じ論理であなたは自分以外の人が本当は何をしたかなんて分からない筈ですよ? 分かるのは自分のことだけ」
「バカバカしい!帰ります!」

「あら? やめるなんて事が出来ると思いますか? これは大人の怪談を駆け上がる青少年へ出題する、“逃げても間違ってもハイさよ~ならクイズ!”ですよ?
大人になることの恐怖を学ぶべき青少年は避けて通れないクイズなのです。
拒否権は無し、間違ったら排除される大人の世界を、ここで身を持って経験しなければなりません」


「……大人の世界ってエグいですね。。でも家族を重罪人にするわけにはいかないので」

「ですがこのクイズ、二択のうち必ずどちらかに間違いがあるのです。
あなたはお父様を本当に信じられますか?
もしくは、知らないうちに犯したかもしれない自分の罪をはっきり否定できますか?」

「また新たに恐い選択肢をぶっ込んできましたね。。
僕が無意識に誰かを殺したとでも言うんですか?」

「あなたがくしゃみしたせいで、風が吹いて桶屋が儲かって誰かが死んだかもしれません。自分の影響力なんて自分自身ではよく分からないもんですからねぇ」
「いい加減にしてください」




パンパカパーン!
盛大な音がして色とりどりの花吹雪が舞う。
不気味なクイズ会場を後にして俺は考える。
あの怪談にいつから参加していたんだろう。大人の階段登り始めた時からか? いつから登り始めてたんだ? いつ登り終わるんだ?

あの二択たちの正解はどこなんだろう。
父親は人を殺してないだろうか。俺は人を殺してないだろうか。神様は人殺しの先駆者か?
俺以外のことは何も分からないし、実は俺のことだって信用ならない。
今日はクイズを降りられたけど、大人の怪談は降りられないのか。踏み外したら地獄だけど、正解し続けるのも地獄だな。



「あれは閻魔の御前です」



めで鯛うちわが翻る。
成人式の晴れ姿。
人の数だけ色がある。
紙ふぶきが舞っている。





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【36】色とりどり

1/8/2024, 4:57:46 PM

観葉植物を育てていたりすると、好きな植物のことを聞かれることがある。


とても困る。


特に「一番好きな花は?」と聞かれると、返答は後日で良いか?と返したくなる。


一番なんて、とてもじゃないけど選べない。


キングプロテア、月下美人、鳳凰木、ヒスイカズラ、ヒオウギソウにヒメツルソバ。

そこらへんの雑草から植物園や花屋にしか無い花まで、なんだって好きだ。


その中から、たったの一つだけなんて……無理、ツライ。


とりあえず万人受けしそうな花の名前を言うけどね。


パッションフルーツとか。

テーマ「色とりどり」

1/8/2024, 4:56:53 PM

色とりどりな鳥がいる。
どの鳥も綺麗な鳥。
どの鳥がいちばん綺麗かと聞かれても
答えられないくらいどの鳥も綺麗な色をしていた。

1/8/2024, 4:42:59 PM

彩りある日々前に

他者からの異論があってこそわかる自分

己の望む臨む挑む思い深さの度合いを

目の前に見える壁が絶望が失望が教えてくれから…


行け!!若き奴らよ!!

負けるな自分に!!

障壁有る明日からの日々を異論あってこそ!!

闘ってこそ知る自身の思いと度量!!

頑張れ!!けっぱれ!!🍀


成人おめでとうございます!!

頑張れ!!頑張れ!!頑張れ!!

1/8/2024, 4:39:17 PM

色とりどり

様々な色
その模様
混ざり合い分かれて
それでいて同じ光
違うのに違わない根源の
その先にある
こんなにも当たり前なもの

赤青白
それに光の風向き
それが写真の基本らしい
あとは構図とピント

撮りたい写真は難しい
描きたい言葉は選べるけど
色とりどりの思いが言葉を変える
あなたにしか捉えられない
そんな思いを映し出せたらいい

言葉は同じでも
想いはあなただけのもの
伝えたいって思いだけが後に残る
それを伝えようとする
あなたと誰には
何色にみえるんだろうね

同じ色になる必要はない
そのままの色とりどり
どんな色でも他の色があるから
だから映えるのかもしれない

同じ書きたいこと
同じ様な思い
誰に敵わないでも
あなたの言葉にしたらいい
それを想う思いは
同じにはならないから
あなたにはなくても言葉にしたら
あなたの何かが見えてくるかも

1/8/2024, 4:32:27 PM

真っ白な心に

ほんのり赤みがさして

明るい橙みたいな笑顔に

黄いろい声を押し殺した

呆けて溢した緑茶も

曇っていく青空に消されてった

藍色の傘を一つ

二人で過ぎた紫陽花の通りは

凄く色とりどりで綺麗だった。


 空にかかるのは

1/8/2024, 4:25:25 PM

色とりどりの美しい者たちを見る幸せな輝きの中に本当に自分が混ざれないことをひどく悲しく感じる。何もしなかったただ時間だけが過ぎる中どちらも選べない間ただただどこまでもどうしょうもない悲しさと寂しさを感じる。頭のいい人たちに憧れと羨ましさを持ちただただ見るにせよそれすらも中途半端で真似ることすらうまくできない羨ましい本当に羨ましいただ少しだけその世界を覗き込む事ができたのは幸せなのか知らないほうがきっと幸せな日々を遅れたのだろうかあるいはそこにどうしょうもない羨望と嫉妬が交じる。諦めの中でいつかの終わりを思い静かに眠りたいと目をそらす。

1/8/2024, 4:22:49 PM

「『好きな色』と『無色の世界』は、それぞれ6月頃と4月頃にお題として出てたのな」
で、今回が「色とりどり」か。
某所在住物書きはアプリの通知文を見ながら、今日も今日とて途方に暮れていた。
別段眠くないので就寝をあきらめ、自然な睡魔が来るまでの間に、今回投稿分を仕上げてしまおうとしたところ、目が冴えに冴えてこの時間帯である。
夜どうしよう。朝どうなるだろう。

「ネット検索した限りじゃ、色とりどりの意味、『それぞれ異なること』だの『種類が色々あること』だので、別に色彩関係なく使えそうに見えるけど……」
ネット検索した物書きは小さくため息を吐いた。
「まぁ、一般的には、色の多彩性を言うよな」

――――――

最近最近のおはなしです。現実と非現実がごちゃ混ぜな、人間と不思議な子狐が語らうおはなしです。
最近最近の都内某所に、木々多く花々咲き乱れる稲荷神社がありまして、人間に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしておりました。
そのうち末っ子の子狐は、不思議な不思議なお餅を作って売って、人間の世を学ぶ修行の真っ最中。
去年の春、3月頃、ようやく人間のお得意様が、ひとりだけ付きました。
名前を、藤森といいます。雪国出身のぼっちです。

今日はそのお得意様、何か思うところがあったらしく、コンコン子狐の稲荷神社にやって来まして、
完全無人な神社の庭の、石造りな階段に腰掛けて、
葉を落としたモミジだの、なぜか花粉をちっとも出さぬ御神木のヒノキだの、
それからちょっと花を咲かせている小ちゃな植物なんかも、ぼっちで、じーっと、見ておったのでした。

「おとくいさんだ!」
コンコン子狐、お金を落としてくれる気配を察知して、藤森のところへひとっ跳び!
「おとくいさん、おとくいさん。何見てるの」
尻尾をぶんぶん、高速設定のメトロノームのように振り回して、膝の上に陣取りました。
狐が喋るなんて、非現実的ですが気にしません。
童話だの物語の中だのの狐は、エキノコックスも狂犬病も全部対策済みで、誰も彼も言葉が分かるのです。
だいたい、そういうものなのです。

「なんとなく気分転換がしたくなって、な」
物言う狐を何とも思わず――まぁ子狐の餅売りのお得意様なので、そもそも見慣れているワケですが――雪国出身の藤森、言いました。
「ここの自然を少し、見に来ただけだ」
それだけだよ。
藤森はそう結んで、子狐の求めるままに、腹だの背中だの頭だのを撫でくり回してやると、
また、神社の自然に視線を戻しました。

「東京の冬は、色が多いな」
「なんで?」
「雪が降らない。正確には、あまり積もらない」
「なんで?」
「空の高いところにある寒い空気の、一番冷たいところが、ここまで届かない。だから東京の冬は、私の故郷より雪が無くて、暖かくて、草花の色が残る」

「おとくいさんのコキョー、雪いっぱい積もるの?」
「いっぱい積もる。積もって、ほぼ白一色になる。道も、山も、田んぼも湖も、時には空も。……その白がなんとなく恋しいから、2月の最後か3月の最初頃、4〜5年ぶりに帰省するつもりだ」

「テレビの優しそうなおばちゃん、白はいっぱい色があるって言ってた。だからおとくいさんのコキョーも、色、いっぱい」
「いや待て多分白を何種類集めても一般的に『色が多い』とは言いづらいと思う」
「なんで?」

ナンデナンデ? えーとつまりそれはだな。
気分転換のつもりで稲荷神社に来た藤森、コンコン子狐の本日のトレンド、質問攻めに遭いまして、気分転換どころじゃありません。
その後「色とりどり」のお題に従い、色とりどりの稲荷神社の庭を問答しつつ散歩しつつ、
『白に染まる藤森のコキョーは色とりどりか』のナンデは、結局、解決しませんでしたとさ。
おしまい、おしまい。

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