色とりどり
今日は成人式だった。
それぞれの選んだ色、形が入り混じる。
同窓会には素敵な大人の顔になった友人達がいた。
昔は仲良くしていたはずなのに、着飾ってお化粧もしているからか、何だか尻込みしてしまって話しかけられない人も多くて。
そして見た目だけでなく、話すととてもしっかりとしていて。
みんな将来のことをしっかり考えていて。
なんだか少し置いていかれているような、劣等感のようなものが心の何処かに出たり消えたり。
また、当時は話さなかった人に話しかけられることもあった。
飲み物をカウンターで店員さんに頼んで待っている時に、その人に何を頼んだのか聞かれた。
男子だったので、少し前まで飲んでいた白ワインを頼んでこいつやるなと思わせたかったなと密かに後悔しつつカシスオレンジと言うと、同じものを、と店員さんに頼んだ。
男子には少し甘いのではないかなと思いつつ、謎にかっこつけたくなってしまった私は、甘い、などと呟きながらその場を離れたような気がする。
お酒に強いマウントをとりたかったのかもしれないけれど、今落ち着いて考えると恥ずかしい。
そういえば、その人は小1では私を虐め、小6の雪の日には男子の集団で私に向かって雪を投げ、中学では偶然ハエにたかられた私を嘲笑ってきたやつだったことを思い出した。
私は何かされると萎縮するタイプだったので、クラスのムードメーカー的なその人のことは苦手だった。
そんな忘れたと思っていた思い出もぽろぽろ出てきて、その人とは恐らく今後話さないだろうけど、色々な思い出を思い出すことは良いことだなと感じた。
昔とあまり変わらない人、全然違う人。
色々いたけれど、この人達がそれぞれの分野でこれから活躍していくのだろうなと想像すると、少し不思議な感じがした。
1/8/2024, 6:56:26 PM