『自転車に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自転車に乗って風を感じる度に、いつも中学時代の通学路のことばかり思い出す。
気温差の激しい春秋の時期には、早朝はいつも濃霧で真っ白でほとんど見えない。学校に着いたら、制服にうっすらと露がついてるのをはたくのがいつものパターンだった。
ただ、濃霧のある日は昼はいつも快晴になることは分かりきっていたので、レインコートや傘を持って行く必要はなかった。
帰りにかち合わせた幼なじみと手を繋きながら漕ぐも、やっぱりバランス崩して2台とも倒れてしまったことも今や笑い話だ。
また、夏はゲリラ豪雨に遭い、雨宿りもしたが、それでも制服はおろか靴に至るまで全身がすでにズブ濡れだった。
道が川のように流れており、自転車を漕ぐのは危険だと思い、そのまま押して歩いた。
途中で帰り道の小学生達とすれ違ったが-夏服では下着も透け見えてしまっているのだが、隠せるものもなく仕方ないと開き直った。
ある時は、危うく車と接触したこともあった。
何メートルかはそのまま並行していたが、車が徐行していたのもあり、怪我もなく無事だった。
後になって身震いが止まらず、保健室でただじっと収まるのを待っていた。
九死に一生を得たのはこの時だったかもしれない。
それから卒業を目前にして、今度はアイスバーンで車輪が滑ってしまい、転けた。ペダルで傷付いたのか、膝が切れて血が出ている。
自転車のカゴはぐじゃりと曲がり、ハンドルもまっすぐには直らない。どうしようかと呆然と突っ立っていると、幼なじみが後から来て止まってくれた。
「どうしたん? 血ィ出てるけど」
「コケてん。てか、チャリどうしよ…」
当時はガラケーの時代で、中学生が持つのはほんの一握りなほどだった。本当は持ち込み禁止ではあったが、たまたま幼なじみが持ってたおかげで、学校に連絡入れることができた。
膝の怪我は新しく生まれ変わった皮膚になり、その部分だけが薄っすらと白く残っていたが、今では焼けてしまってもうほとんど分からなくなった。
中学時代はなんと濃い3年間だったか。
通学路だけでも、たくさんの出来事が次から次へと芋づる式に思い出されるのだから。
自転車には十年位乗っていない。最後に乗った時もその前に乗った時から五年ぶり位で、久しぶりに乗ったら太ももが疲れて疲れて、「自転車は疲れるから嫌」となり、乗らなくなってしまった。
その後、体力作りにスクワットを始めた。朝晩十回ずつだが、五年以上続けて疲れにくい体になったことは実感している。今なら自転車に乗っても太ももが疲れないかもしれない。でも、もしも疲れたら、自転車のことをもっと嫌いになると思う。勇気が出なくて、今も乗れないままでいる。
君は、自転車に乗っていた。
馬鹿みたいに笑ってはしゃいで、
楽しくてしょうがなくて、
それでどこまでも君と走った。
疲れたあとの食事は何よりも美味しかった。
上り坂も下り坂も走ってきた。
———君が事故で亡くなるまで。
僕が君の墓へ向かおうとしたとき、
幻覚が見えた。君の姿だった。
半透明な君が、景色に溶けている。
これは幻なんかじゃない。
君は僕に目を合わせてはくれなかった。
それでも、君は間違いなく、そこにいた。
僕は、届かないを承知で呟いた。
「まだ旅から帰ってなかったんだね」
君は、自転車に乗っていた。
今日は私の一日の日記を書き込みます
日記ではなく愚痴です……。
私はこのアプリがストレスのはけ口でもあるのかなと思うのでただただ書き込みます。
こんなにも長い文章を読んでくださる方に感謝致しますm(_ _)mありがとうございます。
もう0:00を、過ぎてるので昨日の話になりますね…
昨日は朝起きた瞬間から目があかなくて身体が動かなくてどうしようもありませんでした。
一昨日の夜から「明日はお盆でお墓参りに行くよ」
そう言われていたのに起きれなくて動けなくて、早く準備しろと言われていたのに結局予定より30分以上遅くなってしまいました。
朝朝起きた時、目があかない、身体が動かない、それだけではありません。
1番重かったのは「今日死ぬ」こう起きた瞬間から私の頭が決意していました。
本当に死にたい気分からスタートした一日でした。
ようやく身体が動き始めたと思ったら次はわけも分からず涙が止まらなくて呼吸も出来なくて
もちろん時間をすぎてるから家族は私にいらいらしていて、親に「フラッシュバックでそうなってるの?」と聞かれたけど私には私が分からないから今私は何が辛いのか分からないしフラッシュバックは本当にいつ起きてるのかいつ来るのかいつ終わるのかもなにも分からない。
周りがピリピリしていて私にも伝染してしまいいらいらしてきて、でも私が周りに当たる筋合いがなくて、自分をいつも通り殴るか絞めるか噛むか
それしかなくてリスカは卒業しようと頑張って卒業したものだからこの努力を崩さないためにもリスカは絶対しない。だけど殴る時とても強い力で殴る。
自分が今持ってる精一杯の力でよく殴る。
後頭部、頭の横も痛くなるように思いっきり殴って限界まで殴るけどその先にはいけない
結局そのままお墓参りに行く。
車の中でも涙が止まらなくて親にキレられて理由を聞いてくるけど私にも分からない。
そんなスタートじゃ気分悪いからもう帰ろ
と言われ
泣きながら必死に、あっちに着くまでには治すからこのまま行って と、言った。
じゃあお前が治るまでこっちはずっと合わせてそのムードかよ
そう言われた
お父さんは多分理由を聞き出すために強く言った
いつもはそんなこと言わない。初めてだ。
優しさだと分かっていても正直気持ち悪いこんなのが家族なんだ逃げ出したい飛び降りたい死にたい消えて欲しいそう思ってしまった。
お母さんは必死に止めてくれてた。
𓏸𓏸(私)のせいじゃないんだからその言い方やめろ
余計に死にたくなるんだよ周りの言葉で
お花屋さんについて降りてお花を買った。
泣きながらお花を眺めていた。
お花屋さんのおばちゃんがピンクの百合の花束を持って私にお姉さん美人さんね、これお部屋に飾ってちょうだい。大丈夫だからね、
そう言ってくれた、大丈夫だからね、これは何に対してかけてくれた言葉なのか分からないけどとても嬉しくて安心した。
花束をサービスしてくれ、お墓参り用のお花も2束サービスしてくれた。
車に乗り込んでピンクの百合の花束を見つめていると本当に不思議と気持ちが晴れてきて安心できた。
お墓参りをしていて、お墓を回って思った
生きたままここに入ってもいずれ死ぬんだから早く入れて欲しいな
このままみんながかえって私だけここに残って死んでどこで死んだかも分からないようなかんじになってくれればいいのになー
でも結局今家にいる。
愚痴の吐き出す場所がないからきついけど
リスカ以外で自分を最大に傷つけて、心の傷は治らないけど怪我なら治るから沢山傷つけて満足すればいい。
早く死にたいのに死ねないこれは甘えだろうか。
自転車に乗ると自分が風になったようで気持ちがいい。
通り過ぎていく木や建物、坂から一気に降りていく時の
スリルと綺麗な景色。
自転車はどこへでも私を連れて行ってくれる。
色んなストレスも自転車に乗って色んな所へ行けば私の心は晴れていく。
そして、今日も自転車に乗って私は行く。
『自転車に乗って』
自転車に乗って
この蛇坂を、1度も降りずに登りきる。
登る、登りきる。最後は立ち漕ぎ。
登りきった~!
何の儀式だったんだろ、あれは。
自転車に乗って、どこまでも行こう。
初めて自転車に乗ったあの時、これさえあればどこまでも行けるような気がした。
それが今じゃ、この自転車で行ける場所なんてたかが知れていると思うくらいになってしまった。
さらに時が経ち、自転車の置き場も少なくなり、電動の自転車が出てきたりなんかして用がなくなった埃を被ったあの自転車。
捨てようにも、思い出があふれて捨てられない。
急な坂をくだってく
白線が太陽の光でキラキラしてて
空には魚が泳いでる
翼が生えて今にも舞い上がりそう
この坂は離陸するための滑走路。
『自転車に乗って』
踏んだり蹴ったりな日というのは定期的に来るものだ。今日の僕は特に最悪だった。
夏の夕暮れの中、目的地もなく自転車を漕ぎ続ける。今日みたいな日はすぐに家に帰るのもなんとなく嫌で、何処を目指すでもなく自転車でぶらぶらとしていたのだ。無心になって自転車を漕いでいても、今日の学校での出来事がつい脳裏に甦ってきてつくづく自分に嫌気がさす。
気が付くと町のはずれまでやってきていた。目の前には大きな坂がある。一瞬「引き返そうか」とも考えるが、何故だかそれをしたら負けな気がして、僕はこの坂に挑むことにした。
緩やかな坂ではあるものの、座ったままで漕ぐには限界があって、やむを得ず立ち漕ぎに切り替える。足に入れる力はどんどん強くなり、汗が頬を撫でる。それでも僕は漕ぐのを止めなかった。あと残り数メートル。僕は最後の力を振り絞ってペダルを踏み込んだ。
それまで視界を覆っていたコンクリートの坂は突然終わり、目の前にオレンジ色に染まった海が広がる。息をのむ程の絶景だが、生憎息切れで思うように息が吸えない。はあはあと情けない呼吸を繰り返しながら、僕は海を見る。小さな港で沢山の漁船が波に揺られている姿を見て、僕は自分という存在がどれほど小さいのかを改めて感じた。すると先程まで悩んでいた全てが嘘のように馬鹿げて見える。僕は思わず笑ってしまった。
自転車に乗って、放課後の小さな一人旅。僕は海の大きさを知った。
*「自転車に乗って」
(テーマのみ保存。後日投稿)
最近雨が降っていたから、憂鬱な日が続いた。長く続いた雨が止み、太陽が見える。少女は嬉しそうに窓の外の景色を眺めていた。今日みたいな日は外で遊ぶに限る。公園に行って遊んでも楽しいだろうし、庭の水溜りで遊ぶのもきっと楽しい。少女はしばらく考え込んで、公園に行くとに決めた。最近、誕生日プレゼントで買ってもらった自転車に乗りたいと思ったからだ。少女は母親を探して…というところで目が覚めた。今のは、少女が見た夢だった。少女の見た夢は叶うことはない。なぜなら、現実の少女は、足がなかったのだから。
『自転車に乗って』
「自転車に乗って」
いつの間にか自動車専用道路を走っている
これ…ネットに晒されるやつだ
まさか自分がこちら側の人間だったとは…
バイト先に入ってきた女子大生
四十の僕にとって最後の恋だった
1時間前、告白してフラれた
そしてがむしゃらに自転車を走らせていたらこんな事になってる
もしこれが夕方のニュースにでもなったら彼女にバレるかもしれない
そしたら「やっぱり私の判断は間違ってなかった」と思うことだろう…間違っているのに!
自転車のミラーに情けない顔が写る
いろんな事から逃げてきた人生だった
でも今は出口に向かって進むしかない
こんなに辛いことなんだ
でもこれをやり遂げられたら男としてレベルアップしてる気がする
もう一度、告白しに行こう
僕のダンロップシューズは勢いよく回転し始めた
子どもの頃、自転車でどこへでも行った
隣町の古本屋
祖父の家
海
花火大会
自転車さえあれば、どこまでも行ける気がした
自転車に乗って遠出する自分と
自分を乗せて遠出する自転車を
誇らしくさえ思った
今、自転車に乗るのは駅と家の往復だけ
自転車に申し訳ないような気持ちになってきた
こんなもんじゃないだろって言われている気がした
次の休み、久しぶりに自転車で遠出してみようかな
きちんとメンテナンスもしよう
どこへ行こう
どこまでも行こう
なぁ、相棒
―――自転車に乗って
#42【自転車に乗って】
いつも自転車に乗って買い物に行くけど…天候や気持ちによって見える景色が違ったりするなぁーと感じた最近💦
自転車に乗って
毎日がつまらない日々だ。
自転車に乗って学校行って、つまらない学校で勉強して、また自転車に乗って帰ってくる。
実につまらない。
毎日同じことの繰り返しだ。
そんなふうに思いながらも今日も自転車に乗って学校に向かう。
寝起きの悪い頭に嫌気がさして今日は無性にイライラする。
何か楽しいことはないのだろうか。
「はぁー、つまんねぇーの」
口に出してそう呟いた瞬間大きな風が吹いた。
バランスを崩さないように必死に漕ぐがあまりにも強すぎる暴風に目を瞑った。
目を瞑っていると頭に鋭い痛みが走った。
痛みに頭の中は支配され、そこで意識を手放した。
ここはどこだ?
俺はどうなっているんだ?
起きたら全く知らない景色が広がっていて呆然とした。
俺は学校に行こうと自転車に乗っていた。
けど、強い風が吹いて頭が急に痛くなってそこで意識が途切れたんだ。
ここにくる前の状況を思い出してみるがやっぱりわからない。
「今度は君か。」
誰かの声が聞こえた。
声の方を向いてみるとそこには俺と同じくらいの少年がいた。
「おまえ、は?」
そう聞くと彼は笑って言った。
「ついてきてよ。僕の名前はソラ。僕はここがどこかは教えることはできないね。でも君に害のあることはしないから安心してよ。」
少年はソラと名乗った。
それから少し歩いた。
歩いているとトンネルが見えてきて俺達はそこをくぐった。
トンネルを抜けた先は不思議だらけの世界だった。
花はどれも綺麗に咲いていて色も不思議な色をしている。セミの鳴き声もなんだか聞いたことない音を出している。
「なぁ、ソラ。ここは?」
「うん。不思議な空間だよね。
ねぇ、空を見てみてよ。」
そう言われて空を見上げる。
空には青空が広がっていた。
こんなに空は綺麗なのか。
知らなかった。
少しみたら次はどんどん空の色が変わってきた。
どんどん青、黄色、水色、オレンジ、ピンクとグラデーションのようになっていく。
綺麗だ。
「ねえ。空は綺麗でしょ?
青空もこんなふうにグラデーションしている空もさ。
空はね。綺麗なんだよ。
広いんだよ。どこまでもどこまでも繋がっている。
だからさ、迷った時とかつまんない時とかさ、上を見てみなよ。空が当たり前のように綺麗にそこにあるんだからさ。」
ソラはそう言った。
「でも、俺がさっきいた世界にはこんな綺麗じゃない」
そういうとソラは笑う。
「君はちゃんと上を向いて空を見たことある?
今日が初めてだったんじゃない?」
「そんなこと、」
ない、なんて言えなかった。
「君がいた世界にも綺麗な空あるんだよ。
視野が狭くて見えてなかっただけ。
帰ってから確かめてみるといいね。」
そうだ。
つまらない。つまらないって言うだけで周りを見ていなかったのかもしれない。
こんなにも綺麗な空があるんだ。
自分があまりにも周りを見ていなかったことに気づかされた。
「気づいたみたいだね。
世界の見方が変われば自ずと過ごし方が変わってくるんだよ。見方次第で変えられるんだ。
でも、もうお別れの時間だ。
帰ってから君がどんなふうに過ごすのか楽しみだね。」
お別れ?
もう元の世界に戻ってしまうのか。
少しまだいたいと言う気持ちが残っていた。
まだいたかった。
そう思うと同時に来た時の同じように強い風が吹いて頭が痛くなる。
大切なことを教えてくれた不思議な少年の姿を見ながら俺はだんだん意識が朦朧としそうになりながらも
お礼を言う。
「ありがとう。」
少年は笑って頷いてくれた。
そこで意識が途切れた。
目を覚まして1番に見たのは真っ白な天井だった。
保健室のようだった。
隣を見てみると友人がいた。
「おい、おい!お前びっくりしたぞ?
お前、道で倒れてんだもん。
何回声かけても目を覚まさないし。これ以上覚まさなかったら病院に行こうって先生が言ってたくらいなんだからな。
ちょっと待ってろ?先生呼んでくる。」
友人が先生を呼びに行ってくれた。
1人になって考えた。
倒れていた?
じゃあ、夢なのか?
少年と会って綺麗な世界を見て、あの感動した瞬間は夢?幻?
確かに現実であんな不思議なこと起きるわけがない。
現実ではないことにがっかりする。
残念な気持ちでいるとカサッと音がした。
制服のポケットに紙が入っていた。
なんだろう?
入れたっけ?
見覚えのない紙を開くとそこには
''君が見た世界を経験を忘れないで。
上を向いて、楽しく生きるんだ。
下ばかり向いているとその先に待っているものはないから。
上を向いて。
ソラ''
その手紙が夢ではなく今起きたことだったと信じさせてくれた。
ソラという少年は間違いなくいて、あの感動は嘘じゃなかったと言うことを確信させてくれた。
あの不思議な出来事がなんだったのかはわからない。
あんな世界がこの世にあるのかもわからない。
謎だらけだ。
けど、俺にできることは前を上を見て生きることだ。
今度、あの少年に会った時には堂々と楽しくいられるように。
そう願い、空を見上げた。
完
~自転車に乗って~
コンビニへ行こうと歩いていると、ある親子が自転車の練習をしていた。「絶対離しちゃだめだよ!!」と言いながら一生懸命自転車を漕いでいる。私も昔は後ろで支えてもらっていた。
後ろで支えてくれている父はとても心強がった。
「今も後ろで支えてくれてるのかな?」と考えながらコンビニへ行き、家に帰る。
私も久しぶりにやりたくなって、お父さんの好物を供えてから自転車に乗って出掛けた。
家を出る時、「ありがとう、いつでも支えてるよ」そう聞こえた気がした。
自転車に乗って
子供がまだ小さいころ、前乗せのチャイルドシートを着けて、自転車で買い物に出掛けていた。『レッツゴー』と言うと、『ゴーゴー』と小さな拳を突き上げる。風を切って走るのが大好きで、いつもご機嫌さんだった。
風が気持ち良すぎて、帰りはいつも寝てしまう。買い物の荷物と重いヘルメットを被りクタっとなった娘を抱えて、自転車を停めるのが大変だったな。
前乗せだから見える娘の成長と、後ろ乗せできるまで成長した娘を背後に感じ、2人乗りしていた時期を懐かしく思い出す。
「お前今、自転車に乗ってる?」
イアホン越しに声が聞こえる。
「こんないい天気の日に乗らないといつ乗るんだよ。」
そう言い返した。
「ってことはずぶ濡れになってんのか。」
「そうだねぇ。めちゃくちゃ気持ちいいよ。
心が洗われる。」
「授業で学んだけどさ、綺麗な水ではねぇよ。」
「大丈夫、向う先は温泉だ。」
「なんて客だよ。風呂入る前から浸かってるようなもんじゃねぇか。」
「温泉入っても長くて小一時間ぐらいだろう。
帰りはどうすんの?多分雨やまないよ?」
「ん〜、だって君がいるじゃないか
ってことでよろしく」
そう言っても通話を切った。
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「明日自転車取りに来いよ」
「わかってる、ありがとうな」
「ん〜、お互い様やろ。」
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「いつもならこのパターンだったんだけどなぁ。
あっちでも元気にしてるかな。」
「君の心の現れかい?」
「あの日から雨の日に自転車はやめたよ。」
「また、ね。」
そう僕は、虹に語りかける。
自転車にのって風切りたいよね
でも風で前髪がオールバックなったら整えていない眉毛が露になっちゃうから乗れん
完
「自転車に乗って」
向かい風になんて負けないよっ
好きなあの子にあうために
必死のパッチやっ!