『脳裏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【脳裏】
はへ?どういうとこや??わからん…(アホですんません)
朝、家を出る準備をしている時、いつだって何らかの曲が脳内再生。家を出て、マスクの下小さく口ずさみながら街を歩く。歌は、音楽は、心を落ち着かせるかけがえのないもの。
♪今日の脳内BGM
AwA AwA/超特急
「ミオリは絵が下手ね」「また何か描いてるの?」「そんな意味のないことしてないで、将来のためにお勉強しなさい」
それはある種の呪いになって、私の脳裏に刻まれた。
今思えば母に絵画の何がわかっていたというのか。子どもの頃の私にとって母の言うことはすべてが真実であり、母の否定するものは偽りだった。
描くことが好きという自覚がない時期に、描くことを否定された私の人生は、美しく描かれたものから逃げ回る日々だった。絵を見るたびに私は、なぜか罪悪感のようなものを感じた。見るたびに心の中で拒絶しては、好きなものを汚しているような気持ちになっていた。
私は母の言う通り勉強をした。それは苦しいことではなかった。高校での成績はトップクラスで、有名な大学でいくつもA判定が出ていた。
「あらミオリすごいじゃない。このまま行けば立派な会社に勤められるわ」
この頃には気が付いていた。勉強をしなさいと言われて勉強をする子は、いくら優秀でも、いくら立派な会社に入っても、立派な仕事はできない。やりたいことがないのだから。
デザインは、イラストは、世の中に溢れていて、私に見てくれと迫ってくる。私はそれらを、必死に目をつぶって避け続けた。たぶんそれは嫉妬からだったんだろう。意味のないことに、人生に必要のないことに、こんなにも多くの人たちが、たくさんの才能を発揮している。
その日、私は母と二人でデパートに行った。父の誕生日のプレゼントを買うためだった。用事を済ませて歩いていると、催事場で若手芸術家の展覧会が開かれているという案内を見つけた。無料ということもあり「ちょっとのぞいてみましょうよ」と母が言い出した。
私はその言葉に、少しの緊張を覚えた。
「素敵な絵ね。とっても繊細に描かれている」
母はこの展覧会で一番大きな絵を眺めていた。母が絵画に興味を持つことに私は驚いたが、とても陳腐な感想を口にしていてホッとした。
この絵はまず大きなキャンバスを大胆に使ったスケール感の大きさに魅せられる。鮮やかな原色を広く配置し、その中で戯化された人物たちが表情と姿勢で意思を交わし合って、見る人にメッセージを届けている。もちろん私個人の感想だ。
…私は絵を避ける日々を送っていながらこんなことがわかるのか。
「でもきっと、この絵を描けても食べていけないんでしょうね」
私は大きく目を見開いて母を見た。その表情をしっかりと見て、その真意を確かめたいと思った。私は脳の裏側が溶けていくのを感じた。こんな人に私は、こんな人に人生を…。
デパートの中のカフェで二人座ってコーヒーを頼んだ。私は母の目を見て切り出す。
「大学に行ったら一人暮らしをする。東京の大学に行って、立派な会社に入るよ」
母は一言「そう」とつぶやいて笑顔を作ったが、それからひどく悲しそうな顔をした。
勉強をしなさいと言って勉強をさせる親は、子どもに立派な大人になれと言う。でも本当は、立派な大人になんてなってほしくはない。ずっと自分に忠実な子であってほしいと願っている。
私は大学を卒業し、立派な出版社に勤め始めた。絵画や美術の専門誌を出版し、展覧会の協賛などもしている。一般誌に美術展レポートやアーティスト紹介のコラムも出稿している。
やるべきことが定まった。私は芸術で食っていく。意味のないことに生きる人たちを食わせていくために。
——母に復讐するために。
——母に恩返しをするために。
——母の呪いを解くために。
脳裏
「痛っ〜。」
ハンドボールの試合中にもろ頭にボールが当たった。ゴールキーパーだから仕方がないと言えば仕方かない。
ん?俺は誰だ?
あーあ。高校2年ハンドボール部キーパーで副部長だ。間違いない。
でも、俺は大正時代の将校だった。
将校って。厨二病かよ。イヤ。これは前世の記憶で、確かに俺は陸軍将校だった。
あー、頭痛てなぁ。
さっきボールが当たった時に全てを思い出した。本当の俺を取り戻した。
あの時、俺は陸軍の研究所で生物化学兵器の実験をしていた。今でも物理や化学は得意だ。
あと少しで生物化学兵器が完成するという時に、上層部から待ったがかかった。軍の穏健派なんて呼ばれている奴らが、生物化学兵器は人の倫理に反するとかいちゃもんをつけて来て、俺は投獄された。
俺は獄中で死んだんだっけ?
なんで投獄されなければならないのか。俺はお国のために、戦争に勝つため兵器の開発を行っただけなのに。
今の時代は平和ボケしているし、戦争なんて遠い国話しだ。けど、俺の今はこの世界だ。前世の記憶があるからと言っても何のメリットもないか。
「おーい。キーパー。大丈夫か〜。」
大丈夫ではない。頭痛ていわ!
ふと脳裏に浮かんだのは女の人。懐かしい人だった。将校だった俺が、ただ1人愛した人だ。俺たちは婚約していた。1年後に結婚する約束もしていたが、俺が投獄されたため婚約は破棄されたはずた。
俺が前世を思い出したように、あの人もこの世界に生まれ変わっているかもしれない。前世持ちかもしれない。
いつか会いたい。
会えるだろうか。俺があの人の面影を覚えていれば会える日がくるかもしれない。
そうか。あの人に会うために俺は前世の記憶を取り戻したのだ。探しに行こう。
あの人に会うために。
脳裏に浮かんだ一瞬の感情を忘れずに、長い感情にしたい。
深く心に刻みたい。
『脳裏』
『眩暈』
豆腐の角に額が突き当たる 柔らかく私は眠る
ベッドには猫 私は床で 時計は正午を指している
現実が曖昧で 自分の居場所を確認する 私は何処だ? 多分、そうだ、違う誰かの脳裏の中だ
日替わり脳内メーカーで
調べてみた
天 任 従
で満たされていた
今日は天に任せて従おう
脳裏に焼き付けた
✴️206✴️脳裏
脳裏
「本日は、お招きどうもありがとう」
メインを楽しんで、あとはデザートを待つばかり。私は床につくほど大きな白いクロスの掛けられたテーブル越しに、彼に会釈した。
「いえいえ、こちらこそ来てくれてありがとう。これといって珍しい料理も出せなかったけど」
「そんなことない!どれもこれも、とっても美味しかった」
「それならよかった」
彼は自分のグラスに水を注いで、ふわっと微笑んだ。
「これでもね、食材にはこだわったんだ。説明しても?」
もちろん聞きたい。こくこく頷くと、彼も嬉しそうに頬を上げた。
「前菜に添えたソースがあったでしょう、あれは彩りが大事だから、鮮やかさを保つのに苦労したよ。凝固も分離も防ぎたかったしね。いろんな赤い食材を、ペーストにしたりみじん切りにしたりして混ぜて。試行錯誤の末に、あの配分にたどり着いたわけさ」
なるほど、あのソースは確かに素晴らしかった。絶妙な苦味と酸味が、オードブルにしては少し甘い野菜たちの味付けを引き立てていたの。
「それからスープ。コンソメかクリームかで結構悩んだんだ。だけどどうしても使いたい肉があってね、この国では滅多に手に入らない希少部位さ。どうせなら君に食べてほしかった。でもほんの少しだからメインにはとても使えなくて。その点クリームスープなら、豪華にできるんじゃないかと踏んだわけだよ。柚子胡椒をアクセントにね」
ええ、本当に。スープだけでも心が満たれるくらい。あの刺激の正体が柚子胡椒だったなんて。おかげで芯からぽかぽか。
「メインは魚介を選んだけど、これも迷ったんだ。カルネはスープに入れちゃったからね。でもステーキをどんと出して、君の丸い目を見れたらなとも思った。結局、帆立のソテーでも喜んでくれてよかったよ。ああ、そうそう」
彼は立ち上がって奥のセラーを開けた。小ぶりなボトルを1本取り出して持ってくる。
「これ、一緒に飲もうと思って。デザートの前の、口直しみたいなものさ。グラスをこちらに」
差し出すと、上品な所作で注いでくれた。自分のにも注いで、話を続ける。
「ソテーのつけ合わせだけど、どうだったかな?実は咄嗟の思いつきで作ったから、ちょっと自信がなくて。ーー美味しかった?ああ、よかった。あれはね、とても硬いものだけど長時間かけてじっくり煮たら案外いけるんじゃないかって。君で試しちゃってごめんよ」
いいえ。むしろ私に最初に食べさせてくれたのは光栄だもの。大葉の上の、ジェリーのようなこれは何かと初めは訝しんでいたけれど、口当たりがとっても良くて気に入っちゃった。
「ただギリギリで準備を始めたからね、そこで時間を取られて、デザートがまだ冷凍庫というわけさ。うん、でもそろそろ固まったんじゃないかな。待っててね、見てくるよ」
彼はキッチンへ入った。やがて陶器のボウルを手に顔をのぞかせた。
「うん、大丈夫そうだ。取り分けて持っていくよ。
ところで、少し人体の話をしようか。そんな難しい話じゃないよ、安心して。
『脳裏』ってあるだろう?『脳裏に浮かぶ』とかよく言うけれど。
映画の中でさ、野蛮な民族が猿の脳みそをソルベにしている描写、あれ苦手なんだ。あんな苦くて臭みも強いやつ、食べれたもんじゃない。食わず嫌いなんて言わないでくれよ。
だけど脳裏は別だ。ふとした拍子にいろんなことが映し出される脳裏は、思考して堅くなった脳みそより味に深みがある。おもしろいでしょう。
脳裏は限られた部分にしかないからね、たくさんは作れなかった。2人で食べる量を考えると、1人分の脳じゃ足りなかったね。結局3人だよ。
でもいいんだ、君のためだから。大切なお祝いに奮発するのが楽しいんじゃないか。さあ、ミントの葉を飾って完成だ。
君のための特別なデザート、脳裏のソルベ。さあ召し上がれ」
脳裏に焼きつく、君の記憶
最後の君は、笑ってたような気がした
だからわたしは、胸を張って生きていける
わたしの心の中の君が、大丈夫と問いかけてる
あの人の、まぶしい笑顔。
と、
青白くなり、乾いたあの人の姿。
一日だって忘れたことはない。
海馬を引き剥がしたくなるほどのトラウマ。
よみがえる度、自責の念に駆られる。
【脳裏】
僕、子供の頃の記憶ないんだ。
ごめんねと悲しそうに笑う彼を見て、私は優しく問いかけた。
「いや、別に虐待を受けてただとかそんなんじゃないよ?…もしかしたらいじめとかはあったのかもしれないけれど…」
精神的に傷ついたからなのか、肉体的に傷ついたからなのか、はたまたそのどちらでもないのか。
というかまず、その当時の記憶すらないのだから、原因も分かりはしないのだろう。
そんなことを考えていると、彼は慌てて言った。
「いや、別に生活に支障は出てないから問題は無いけどさ」
やっぱ少し、寂しいなって。
私はそのしおらしい様子があまりにも可愛らしくて、思わずくすっと笑った。
彼が拗ねたような表情をしてしまったから、余計に笑ってしまった。
笑いをおさめるために少し頭を振って、
それからもう一度彼の目を見て、優しく微笑みかけた。
『大丈夫よ』
何も確信なんてない言葉だったけれど、彼も微笑んでくれた。
「君が言ってくれるなら安心だよ」
じゃあ、またね。
と私に背を向けて歩き出す彼。
その背に心の中で問いかけた。
『どうして、貴方が傷ついてるの?』
私は、かつての彼に、
肉体的にも身体的にも傷つけられていた。
そして私を傷つけながら狂気に溺れた彼の笑みが脳裏に浮かぶ。
私は一度たりとも忘れたことなんてないのに。
私が一番、
忘れたいと思っているのに。
「脳裏」
目が覚めて、なんとなく幸せな気分に浸る。
初恋のあなたと再会した夢をみた朝は。
題 脳裏
脳裏によぎるあなたの姿
想いは絶対に届かない
届かなくてもいいけど、ただ見ていたいから。
私の脳裏によぎるのはこの間行ったコンサートで歌う唯一の推しの姿。
尊い。
見てるだけで何だか瞳が自然に潤む。
声を生で聴けるだけで幸せ全てを凝縮したようだから。
それだけで、今まで生きてきた私が報われた気がした。
カッコイイ、そして、面白くて、優しい笑顔。
目の前で見ているだけで全ての幸福が私に集まってきたようだ。
私の声援が、少しでも届いていればいいな。
あなたからのありがとうという言葉。
私に向けられているものでなくても、私の気持ちには応えてもらえなくても
私はあなたが好きだよ。
尊敬しているよ、そして、今の私の全てだよ。
存在してくれてありがとう。
私の目の前に現れてくれて、私の人生の光になってくれてありがとう。
私は今日もあの日のコンサートのあなたを脳裏に浮かべて、その素敵な声を脳内で再生する。
今日もあなたがどこかで生きていてくれるならとても幸せな1日だ。
*ファタールを聴きながら書いたので内容が寄ってしまいました(^_^;)
疲れた…。
ふと脳裏に浮かんだのは、今週の「たなくじ」。
平日朝5分間の教育番組。月曜日の最後はおみくじコーナー。
スマホでテレビ画面をスクショした結果は確か…。
「プリン吉」と書いてあったはずだ!
よし、今日仕事終わったらスーパーかコンビニで買って帰ろう。
自分ご褒美を設定して、もう一仕事。
よし、頑張るか。
【お題:脳裏】
脳裏
今日の夢、怖かった
私と娘だったのか、はっきりしないが幼い女の子だったのは定かだ、二人でグランド見たいな広い場所に居た時
なにやら光る物体が、凄く明るくて眩しくて今間まで見た事のない物体が…
その、途轍もない大きくて眩しい程の物体がくるくる回りながら地上に降りた、二人は怖くて怖くて何かの陰に隠れて見て居た、すると、物体の扉が開き何やら銀色の幼児程の小さな身長の2本足の生き者が列を成して降りて来た、するといきなりビーム光線の様な光に二人は狙われ、もう無我夢中で背の高い草藁に逃げた連れの子供は、幼いので何度も転び泣いて居た、兎に角、逃げて逃げて、逃げまくった、すると目の前に小さな小屋が!そこへ身をひそめて隠れて居たら遂に、2本足の連中に見つかってしまった😵不思議な事に片言で日本語を喋って居た(笑)そこからは、乱暴もされず、ある場所へと連れて行かれたのだが、そこには、何故か女性だけが沢山、集まって居た、そこで目が覚めて、何だったろうと少し考えてる内に朝を迎えた🌅何とも不思議な夢で、今も脳裏に残って居る不思議な夢💤🎠💤
君に呼ばれた気がした
実際に君はここにいないのだけど
暗く冷たい部屋の中
ただひたすら沈黙を貫く俺は
頭の中で君を辿る
また名前を呼ばれる日を望んで
『脳裏』
私の脳裏によぎった、それは
絶対にあきらめない、幼い頃からの夢を叶える事、
神様 私あきらめません。
血痕とチョークで何かを描いた跡だけが残る閑静な住宅街の公園。
さっきまで警察がいたというのに、そんな雰囲気はほぼない。
バラバラになった人がいます。
という通報で警察が来たらしいが、通報者はおろか、その人すら見つからなかった。
現場に残っていたのは地面を赤く染める誰かの血と束になった長い髪の毛のみ。
警察が提示したのはそんな断片的な情報だけだけど、僕の脳裏には一つの光景が焼きついている。
泣き叫ぶ女性の髪を引っ張ってハサミで切って、全身をナイフで何度も何度も刺し、その女性が絶命する前にノコギリで四肢を切り落とした女の姿。
そしてその女は今、僕の前に立っている。
昨日と同じ刃物をちらつかせながら。
あれー、貴方昨日もここにいたよねー?
お巡りさんには私のこと話さなかった?
そっかそっかー。ありがとうね。
でも目撃者は目撃者ってことなんで、ね?
閑静な住宅街で、男の叫び声が響いた。
#記憶と同じ殺人犯
脳裏に焼き付いている。
僕の家は片親。これは小説の為に書いているわけじゃない。本当のこと。
三兄弟で、長男とは父親が違う。母が再婚してできたのが僕と次男。でも、再婚した父親はゴミだった。
長男にご飯をあげないことがあった。母と兄を殴った。僕が産まれたての頃。僕と僕を抱いてる母を階段から落とした。生きてて良かったと思う。
ある日母は父が仕事に行った後に逃げたらしい。離婚までには時間がかかった。父が母の実家の前にしばらく来ていたから。母も子供も外に出られなかったから。
僕は、覚えていない。なにも。その時は小さかったから、記憶がない。母が殴られて、兄が弱っているときも僕は泣いていたのかもしれないし、笑っていたのかもしれない。
何も、覚えてない。
ただ、見ていたことは変わらないらしい。脳裏に焼き付いているらしい。
イラつくと、物にあたってしまう。
昔、遊びとして皆で知らず知らずのうちに友達を虐めてしまっていたとき、皆は言葉だけだったけれど、僕は殴ってしまった。
まぶたを閉じると、たまに見える。僕の中には2人の血が入ってる。母だけじゃない。長男とは1つしか血が同じじゃない。
怖い。
そんなことをしていた人と同じ血が入っている。
何やら、虐待されていた子供は大人になると同じことをしてしまうらしい。
怖い。
たまに見えるあの人の血が、僕の。
怖い。
あの人の血を外に出してしまいたい。
怖い。
怖い。
怖い。
父は、最初長男に優しかったらしい。母にも。次男が産まれると、差別的意識か、母への辺りが強くなっていった。段々長男にも当たりが強くなって、殴るようになった。ご飯もあげなくなった。僕が産まれる前も、産まれたあとも続いた。
優しい母と、優しい長男。優しいけれど、優しさが外に出せない不器用な、大好きな長男。
母は、本当に僕を、次男を、愛しているのだろうか、優しかった父を変えた僕達を愛して、いるのだろうか。
怖い。
怖い。
怖い。
怖い。
怖い。
僕はまだ中学生だ。まだ、平気だ。やり直せる。父を記憶から追い出せる。
母が言った。何かあっても、僕はへいきだね。女の子だもん。
きっと、母は主婦になれるという意味で言っていない。分かっている。それくらい。
今はただ、脳裏に焼き付いている記憶を忘れずに、それでいて父を忘れて、母と2人の兄を大切にして、生きていきたい。
自分の性格も、今からなら直せる。平気、誰も殴らない、言い訳も嘘もつかない。逃げないようにできる。
母に少しでも感謝する為に、環境に感謝する為に、死にたいなんてことは、捨てる。
それが僕の脳裏に焼き付いた記憶へのけじめになるはずだよね。
一人称が私から僕になった日に、小学五年生の二学期に、もう決めてた。僕は違う他人の僕になってみせる。
脳裏
生きててごめんなさい
私がいけないんだ
こんなん笑
“はい!ごめんなさい!
改善します!“
これが素直にできたら
どんなによかったかって
思ったよ。
それがもし実行できなくて、
また辛くなるのがいやで、
マイナスの要素として
自分なかに受け入れてるんだなって
そんな感じもした。