『脳裏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
脳裏に今でも
思い出すのは
自分は高校生には
なれないと思った
小学生のわたし
それまでに
溶けてなくなる気がしてた
三人姉弟の真ん中で
なかなか光があたらず
父母も休日は野良仕事
封建時代のなごりの環境
私は人が見えず
劣等感のかたまりで
自分が一番不幸なのだと
思っていた
そんな私も
高校生になれた
私の道はいつも細いが
自分に合った道が
なんなのか
わかるようになった
ビビビッッ
ズガーンッ
ズキューンッ
恋する脳内 宇宙戦争。
「脳裏」
それは本当に裏側に潜んでいるのか
私には表に出てきそうでいるところに
とどまっているように思える
感覚だけの話になるが
頭のてっぺん
頭蓋骨の下に丸くぷよぷよと
水泡のようなもの
それが揺れて細かくなったり大きくなったり
とどまらないような
脳裏
あ このアイス
い 懐かしい
あ よく3人で食べた
い あいつ落として
あ 泣いたことあった
い ここだよな
あ …どうしてるかな
い …アイス食べてるかな
『脳裏』
息が上がる。
肩が上下に激しく動く。
手から滴る赤い液。
気づいた時には
赤い水溜まりが出来ていた。
鼻が鉄臭い。
頭がおかしくなりそうだ。
俺はその場から逃げ出した。
脳裏に焼き付くのは
死を覚悟したあの人の最期の顔。
清々した気持ちも
やってしまったという気持ちも
全ていっぱいいっぱいで
「ハハッ」
笑いが止まらない。
あぁこれからどうしよう。
もう1人ヤッてしまうか。
この俺がお前の最期を見るとは
アァほんとオモシロい。
─────『脳裏』
《最期に浮かぶ顔》
(刀剣乱舞/ 誰でも)
『パキッ..._____』
己の本体にヒビが入る音がした。
傷だらけボロボロの重傷なのに、己を過信して進軍をした結果がこれだった。
ヒビは広がり、軽やかに折れる音がした。
それは余りに軽すぎる己自身の命の音。
途切れゆく意識の中、脳裏に浮かぶのは審神者と本丸のみんなの顔。
(あぁ...もう、会えないんだ....)
後悔ばかりが浮かぶ中、意識は闇の中に吸い込まれた。
#脳裏
…あの人に似てる。ほら、昔あのドラマに出てた女優さん。
…あれだろ。あいつが主演の、あのドラマ。
…そうそう、あのお母さん役の人。
最近私と夫の会話はこんな感じ。
言いたい女優さんの顔は、脳裏にはっきり浮かんでいるのに、名前が全然出てこない。
それでもなぜか伝わる、昭和生まれの夫婦です。
脳裏に焼き付くあの光景とかなんとか、
あるあるの使い回しだ。
特にすることもない大学生が街を歩いている。
脳裏って何処だ?
脳の裏か、
まぁ、どうでも良いんだけど、
よく分からない妄想。
そんなに上手くいかないよ、
絵を描く仕事をしたいと思い大学生になったが
特に変わっていない。
「才能があるとないとではどうにもならないのね、」
と同じサークルの人が言う。
また、同じサークルの別の人が言う。
「才能なんて身につけるものでしょうが」
ほう、そんな捉え方もあるのかと少し感心。
俺は結局どうなっちゃうのかな?
肌寒い風が春を後押しする。
桜が舞うのはまだ先だ。
❦❧
日帰り旅行から
帰ってくると、
強烈な睡魔が私を襲った。
まだご飯も食べてないし
お風呂も入ってないのに…。
脳裏に浮かんだのは
今日行った綺麗な景色の所。
はっとする。
もうそこは朝。
歩き疲れた重い足を動かし
とりあえずご飯を食べようと
冷蔵庫へ向かう。
しかし中には何も入っていなかった。
しまった。
家に帰ったら、
コンビニ行こうと思ってたんだった。
午前6時。
まだ寒いけど、
ちょっと明るいので、
パーカーを着て
外に出る。
鼻が冷たくて
手で包みこんだ。
カップラーメンを買って帰り、
お湯を注ぐ。
湯気が鼻を温めてくれて、
いい匂いが入ってくる。
"Good Midnight!"
朝からカップラーメンも
たまにはいいよね。
どうしたってあなたを見ると脳裏に浮かぶのはあの人なんだ。
それはあなたがまだあの人を好きだから。
初めはそれでも良いと思っていた。
でもダメなんだ。
僕を見る時の悲しい眼差しが胸をキリキリ痛めつける。
代わりにはなれない。
嗚呼、どうか僕だけを見て。
#脳裏
昔から、ショッキングなニュースを見ると、頭から離れなくなってしまいます。しかも気分も落ち込んでしまい、数日気鬱状態が続いてしまいます。
例えばJRの脱線事故。4月の末に起きた酷い事故でした。
ゴールデンウィークに友人たちと旅行の計画を立てていて、高揚していたはずの気分が一気に落ち込み、旅行のことが頭から消えてしまいました。
事故現場は近所でも旅行先でもないのですが、連日報道される悲惨な状況や潰れた車両の映像が頭を離れません。事故車両の床に転がったスマートフォンが、被害者を心配する人たちからの着信でチカチカと光る様子を想像して辛くなってしまったこともありました。
最近は、意図的に悲惨なニュースを避けるようにしています。それでも目に入れば落ち込んでしまうので、極力別のことを考えるようにしています。
願わくば、そんな悲惨な事件事故が起きませんように。
鳩が去ったあとの静謐
一番憎んだ人との最期の一時間
「脳裏」
脳裏
脳裏にいつも
自分を責める気持ちがある
許せなくて
認められなくて
気がつけば自分を責めることで
自分を落ち着かせようとしている
それじゃ何も変わらないって
わかっているのにね
脳裏とは🤯
アナタの人生を豊かにするか否か??💫??
💁表裏一体の臓器とは🧏次回号に続く
脳裏に焼き付いているのは強烈な打撲や罵倒の瞬間だらけで、それが一枚一枚写真となって私のアルバムになっているけれど、見返してみても噴き返すのは深い負の感情だけで、何があったかは思い出せない。
せめて、陳腐な救いの歌に出てくるような「忘れられないあなた」でもいれば、欠片を摘むことはできたのに。
しんどい気持ち。
生きるのを辞めたくなる気持ち。
いつか結局は自分から死んでしまうのではないかという不安に似た恐怖。
ずっと脳裏から離れないでいる。
脳が秘める可能性はあまりに無限で謎が多いから、先代は頭の中で考えていることを脳の「裏」にあるものとして、脳裏と言ったのかな。
確かに私たちの考えは複雑すぎて、脳の表面上や中にあるというよりも、どこかの裏倉庫のようなものにあると考える方が実感が湧きやすいかも。
「ねー、この服ほしい!」
1万円もする服を指さして笑う君に、僕は言う
「ちょっと高いかな、ごめんね」
そう答えた瞬間。
君の顔が曇り、
「ケチ」
とだけ言って店内へと走っていった。
朝日の眩しさに目が覚めた。
またあの夢か、もう忘れかけていたのに。
あの時の君の声、表情、店内の空気⋯
その全てが未だに「脳裏」に焼き付いている。
ずっと焼き付いてるんだ
ずっと覚えてるんだ
ずっとあの日のことを忘れられないんだ
ずっとずっと前のことなのに
ずっと傷ついてるんだ
ずっと脳裏にいるんだ
きーん
ぴーーーん
ピキっ
イラッ
ずーーん
汗
そわそわ
どよん
頭の中の擬音を、言葉に出して生きてみたらどうだろう。
コントみたいで面白い世界かもしれない。
題;脳裏