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「ねー、この服ほしい!」
1万円もする服を指さして笑う君に、僕は言う
「ちょっと高いかな、ごめんね」
そう答えた瞬間。
君の顔が曇り、
「ケチ」
とだけ言って店内へと走っていった。

朝日の眩しさに目が覚めた。
またあの夢か、もう忘れかけていたのに。
あの時の君の声、表情、店内の空気⋯
その全てが未だに「脳裏」に焼き付いている。

11/9/2024, 8:45:40 PM