『胸の鼓動』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ああ…生きている。
トクン、トクン…と、胸に耳を当てれば奏でられる命の音。
ずっと聴いていたくなる、愛しい人の音。
「そんなにこの音が好き?」
「もちろん。だって、世界でたった一つだけの音だもの。」
あなただけにしか奏でる事の出来ない、命の音。
今日もその音色に耳を傾けて眠りに就く。
「おやすみなさい…また明日。」
『胸の鼓動』
どくん、どくん、
それは早鐘のようで。
【胸の鼓動】
僕を好きだと言ってはにかんだ君が愛しくて
思わず抱きしめた。
華奢な身体。
鼻腔をくすぐる君の匂い。
僕の腕の中に君がいる。
そう自覚したら僕の心臓は動きを早めた。
口から心臓が飛び出しそうだ。
こんなに激しいと君に聞こえやしないだろうか。
そう思いを下を向くと、
僕の腕の中で照れて真っ赤になっている君と目が合った。
どくん、どくん、
それは早鐘のようで。
僕のなのか、君のなのか。
胸の鼓動
私と貴方のリズムが混ざって
私と貴方でメロディーを乗せて
ずっと一緒に奏でよう
どんな音楽ができるだろうね
深く……、息を吐く。
身体を清め、純白の着物に袖を通し、純白の袴を着ける。
小袖に白い襷を掛け、腰帯に一口の刀を差す。
今日も……和多志は、人を殺める。
死刑執行人として、死罪人の最期に立ち会う。
……丁寧に、……相手を死の苦しみを和らげるように。
刀を振り下ろす速度……込める力……刃の角度……を寸分の狂い無く、
首の皮一枚残し、刀を抜く……其の瞬間まで、相手の身体に合わせる。
僅か、一瞬。
其の一瞬で、相手の最期を…、人生を…、変えることが出来ると思う。
例え、地獄のような苦しみの人生だとしても……。
最期だけは、苦しみを和らげられる。
相手を安らかに眠れるように……、人として最期を迎えられるように。
相手の最期を見届け、自らの手で奪った命を生涯背負う。
……其れが、和多志に出来る、唯一の弔いだった。
胸の鼓動
あなたが私の胸の鼓動を知っているみたいに。
あなたが私を愛してないことも知っている。
「君ってさ、いっつも私のこと見てるよね」
「ねぇー、無視しないでよ」
「悲しいじゃん」
「せっかく話しかけてやってるのにさ」
「ていうか、忘れてないよね?」
「…ふふ。焦りすぎ」
「めっちゃ鼓動速くなってるよ」
「…夜も眠れてないんでしょ?」
「そりゃそうだよね」
「人、殺してるんだから」
「早く掘り起こして、自首してよ」
「言っとくけど私、」
「まだ成仏する気、無いからね」
「ずっと見ててあげる」
ー胸の鼓動ー
胸の鼓動
私は老人ホームで働く介護福祉士である。月に5回ほど夜勤がある。ご飯の後に口腔ケアをして、トイレに付き添い、パジャマに着替えさせ、オムツの交換をする。水が飲みたい、トイレはどこ?家に帰りたいと、ナースコールが鳴り止まない。夕方の5時から働いてやっと静かになるのが22時ぐらい。自分達もご飯を食べて、記録を書く。その間にもナースコールでトイレに行ったり、ここはどこ?と起きてくる人がいる。
0時半、2人夜勤のうちの1人が仮眠の時間になり、1人になる。
いつもは1人でナースコールや、起きてくる人の対応をして忙しいのだが、今日は静かだ。
記録を書いている時、ふと、暗い廊下の突き当たりを見る。髪の長い高齢の女性。胸の鼓動が早くなる。もうすぐ午前1時。巡視の時間だ。しかし、金縛りにあったように身体が動かない。
女性がすーっと個室に入っていく。金縛りから解ける。
あの個室は、、、。
急いで行って電気を点ける。その部屋の93歳のYさんが息をしていない。ナースを呼び報告する。
Yさんは看取りの方だった。
するとあの女性は奥様?奥様は去年亡くなられている。
あー迎えに来たんだなー。
奥様と一緒に行ってしまったんだ。奥様と一緒でYさんも怖くないですね。
でも、私は少し怖かったですよ、奥様、、、。「こんばんは」ぐらい言って下さいよ。
今回は普通に自分のこと書きます。
えっとですね、推しがヤバイんです。胸の鼓動っていうか、動悸と息切れヤバイ。ビジュ最高。まじかよ。
あーやばい。これってもう少し頑張れば小説にできませんかね?タイトル「推しがヤバイ」で。
あーマジで推しててよかった。
*胸の鼓動*
今日はふざけました。なのでいいねいらないです。こんなんで500いいね突破したくない……。
あしたからがんばります
#胸の鼓動
胸の鼓動が早まる。
ドクドク、ドクドクと心臓が波打つ。
きっとこれが恋なのね。
それは初めての恋の訪れ。
16日目
胸の鼓動が私のお腹で鳴り響く。
一定のリズムで動いている小さな小さな心臓。
当たり前のようで当たり前じゃない。
もしかしたら消えてなくなるかもしれない小さな命。
嬉しい気持ちもある反面、不安な気持ちも多少はある。
毎日お腹を擦りながら子守唄を聞かせてあげる。
産まれてくる子はどんな子なのかと今か今かと待っている。
私の夫も、もうすぐお兄ちゃんになる6歳の息子も毎日幸せそうに待っている。
あと2週間、もう少ししたら私たちの家族が1人増える。
楽しみで仕方がない。
胸の鼓動が止まるまで
何気ない日々、
当たり前ではない。
この世に生まれた全ての人々の
思い出、出会い、別れ、期待、裏切り、
喜び、楽しみ、怒り、哀しみ、
希望、絶望、
それら全てが
綺麗なままである事を願う。
闇を抱える事なく、
真っ白なままでいて欲しい。
僕は黒い。
だからこそ分かる。
人は、闇を抱えたら、そのままだ。
抱えて生きていくしかない。
消すことの出来ない記憶として残るのだ。
そして、だんだんと世界から色が無くなっていく。
この暗いモノクロの世界は何も無い。
ただの広いだけの星。
そこには、前と何も変わらない日常がある。
しかし、何か一つだけ違う。
それが何なのか、ここまで来てしまったら分からない。
とても大切なもの。
やがてこの世界が終わっても、消えない、
そんな何か。
僕は探し続ける。
もう二度と手に入らない事は知っている。
それでも、見つけたい。
胸の鼓動が止まるまで
僕は生きる意味を探す。
きっと私の人生の終わりは、自らの手によるものだと思う。
『他者によって生み出されて、強制的に始まった人生を自分で終わらせるなんて、すごく綺麗じゃない?』
そう言ったあなた。
出逢ったのは、肌寒さを感じるようになった夏の夜のこと。
わけもなく涙を流しながら帰路に着く私に、目を奪われたらしい。
同じ人間の気がしたって。
その勘は当たりで、本当に同じ考えを持っていた。
どうやら同じ方向に帰るようだ。
家は知らないが、人生観を語るのが帰り道のルーティーンになった。
T字路で左右に分かれる、ただそれだけの関係。
今日、あなたはいつもの場所に現れなかった。
周りを見渡すが、見つからない。
ちょっと待ってみる。
手に汗が滲み始める。
歯の奥が揺れる。
形だけの呼吸。
ふと風が吹く。
すっかり冷気を帯びていた。
ぐっと見上げると、建物の柵の外に立つあなた。
目が合った。
初めてちゃんと目を見た気がするよ。
いつもは横並びだから。
目に光がないのは、夜だからなんて理由じゃない。
この世界に持つ、希望にモヤがかかったようなそんな目をしていた。
一呼吸おいて、目を閉じて、前へと傾く体。
あっという間で、一瞬で。
あなたの息が止まった。
今までで一番、生きていると感じた。
あの人の名前を聞くと耳がひくりとする。
あの人の声を聞くと耳に血が集まる。
あの人の前に出ると胸が苦しくなる。
...なんてことはない。
そういうのは、聖火教会の恋愛小説にやらせておけばいい。
でも、
あの人と視線を交わすと胸が痛む。あの、実際そう珍しくない色あいのブラウンの眼に射すくめられると、俺はぎくりとしてしまう。そこに意味を感じさせるものが見えると、わずかに硬直してしまう。焼きごてを向けられたように。
あの人に触れられると、背筋がぞわりとする。特に胸板や指と指の間、ちょっと感覚の違うところに触れられると、意図せず縫い留められた生地の模様のように、強烈な違和感と居心地の悪さを感じる。こことは違う、もっと刹那的な、吹き荒ぶ烈風のような、そう、あるべきものに反するような、自覚的に悪を為すような後ろめたさ。
あの人に追い詰められると、もう死にたくなる。突き倒され、見おろされ、それを強要されると、胸の壁ががたがた言いだす。それ以上の刺激は毒だ――俺の脳、俺の心臓、背骨が訴える。死にたくなければ引き返すのだと。
でも俺は、それらに絶対に抗えない。雪原に伏して獲物を待つ熊のように、火に魅了された愚かな羽虫のように、“粉”を前にした中毒患者のように。
だって俺は――
「おい」
その人の声が頭上から降ってくる。
「もう酔ってるのか?ちょっと早いんじゃないか?」
それはそうなのだけど、酒を進める原因が自分だとこの人は気づいているのだろうか。機嫌がよければ酒は進むものだ。それはあなたが教えてくれたじゃない
か。
「今日だ。あの場所に」
それだけ言ってその人は去る。いつもながら簡にして素な誘い文句。
「君、相当好かれてるようだね」
「もうちょっとこう、迷うふりだけでもしてやったほうがいいんじゃないか?」
あまりに無抵抗だといいようにされるだけじゃないかな――
同席していた男たちからそんな言葉が投げかけられる。さすがに詳細は知らないはずだが、それのたびに翌日消耗しきった状態で顔を出す俺を心配しているのだろう。けど。
「いえ、半分はあの人のすることですけど、半分は俺のやってることですから」
そう言う俺の言葉に、ある人は肩をすくめ、ある人は天井に目をやり、ある人は憐れみとも軽蔑ともとれる視線を投げてよこす。
しばらく適当に言葉を交わし、適当なものを飲んで時間を潰し、酒場を出ると早足に町を歩いて指定された家の指定された部屋の入る。彼女いつもように飲みながら待っていたようだ。
「待っていたぞ」
そのひと言で、俺の血が沸きたつ。
「その様子だとまた何か言われたみたいだな」
とは言うものの、その言葉の裏にはこれっぽっちも痛痒はない。
「ええ。でも、僕のことが分かるのは、ひとりいれば充分なんです」
今日は俺のほうから彼女に近づいてねだる。それを察してくれたのか、彼女は酒をひと口含んで立ちあがり、俺に唇を重ねた。
胸の鼓動
『心臓のカタチ、キレイですよ。
しっかり動いています。』
産婦人科の先生にエコー検査で褒められた。
当たり前のようで、当たり前じゃない喜び。
リズミカルなその鼓動は、力強くも繊細な
仕掛けに感じて、私を安心にも不安にもさ
せた。
胸の鼓動
心臓が飛び出ちゃいそう。そう呟いた君は顔色を赤く染めたり青く染めたりと大忙しで、思わず笑ってしまった。そのことに腹を立てたのか、君は必死に逸らしていたはずの目線をわざわざ合わせてこちらを睨んできた。笑いごとじゃないよ、だって。それはそう。笑い話で終わらせるつもりはないよ。だって、やっと君をつかまえられそうなんだから。だから落ち着け、俺の鼓動。
推し活中!😂
同僚が生きる力をもらったのは韓国のグループBTS。
ふとした話しから私もファンになった。
聞けば聞くほど楽曲のよさに胸が踊るし泣けてくる。
私のように歳いった人のファンも多くて驚きます。
みんなエネルギーをもらっているよう
見掛けとは違う謙虚な人柄。
幸せであってもらいたいと願う
海に浮くそら
波間に沈みゆく一日がかなしけれど
ひとときも居られない、
そんなわたしの脆(よわ)さを嘲笑うなんて。
笑う、なんて。
腹を抱えて仰いだそらから墜ちてくる
とりの羽音が恐ろしい、
明日の糧を隠すわたしはさぞ滑稽な事だろう。
いまも潮の残香を疎ましくおもうんだ
波を向いているとき、暑くはないのに顔を拭う
浜を振り返るときだけ絡まる髪を必死で梳く。今日も
淡い太陽が失せ征く、
波間よ、浮かぶ寂れた靴どもよ、今日も、
今日も、生きました。
胸の鼓動がドキドキした
あの日は絶対に忘れない
一生の思い出
題.胸の鼓動
胸がドキドキすると思ったら、
ただの不整脈だった。
全然ロマンチックじゃなかった。
『わたくしは、その小さくてつめたい手を握った。』
結末を書いた、その瞬間。ぱちり、とアプリが落ちてしまった。まぁ勝手にバックアップを取ってくるものだから。そう慢心した自分が馬鹿のようだ。
再び開いたアプリには、真っ白なキャンバスが広がっていた。そう、消えてしまったのだ。
ワクワクする私の世界。私だけのカナリヤは?スノードロップは? 慢心した自分、そしてバックで重いアプリを使っていたり、検索しながら書いていた自分の慢心さよ。
心臓が鼓動を打っている。悪い意味で。