『わたくしは、その小さくてつめたい手を握った。』
結末を書いた、その瞬間。ぱちり、とアプリが落ちてしまった。まぁ勝手にバックアップを取ってくるものだから。そう慢心した自分が馬鹿のようだ。
再び開いたアプリには、真っ白なキャンバスが広がっていた。そう、消えてしまったのだ。
ワクワクする私の世界。私だけのカナリヤは?スノードロップは? 慢心した自分、そしてバックで重いアプリを使っていたり、検索しながら書いていた自分の慢心さよ。
心臓が鼓動を打っている。悪い意味で。
9/8/2023, 3:07:52 PM