『胸が高鳴る』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【胸が高鳴る】
スタート前の静寂に
胸の高鳴りが響く
オールグリーン
静寂を突き破る轟音と
ドライバーの意地がぶつかり合う
#性根の悪さがもたらす、胸の高鳴り
自分に嫉妬されてるとき
わざわざマウント取られてるとき
遠回しに嫌味言われてるとき
もう、意識しちゃってお馬鹿さん⭐︎
どんどん醜くなって可哀想だね♫
って思って胸が高鳴る
胸が高鳴るこの季節、僕は、晴れて高校1年生だ。
荷物を持って、前髪を整えて、家族に「行ってきます」を言ったら出発だ。
自転車に乗って桜並木をくぐり抜ける。眼の前が空色と桜色に染まって、それだけで楽しくなる。「おはよう」と後ろから声をかけられて振り向くと、ついこの間、友だちになった君が笑顔で話しかけてくれた。自転車から降りてその子と話をするとなんだか胸がドキドキする。
「今日、テストがあるらしいよ。結構難しいやつ」どこからの情報かわからないけど僕の苦手な教科ならどうしよう、と胸がバクバクいっていた。
これから先、どんなときに僕は、胸を高鳴らせるのだろう。
難しいテストのときとか?彼女ができた日には、1日中高鳴っているんだろうな。あとは…「おーい!遅れちゃうよ?早く行こう!」
そう言って君が僕の前をかけていく。
今から走ったら心臓がどくどくいうのかな?そんな事を考えながら僕は、きみの跡を追いかけた。
お題「胸が高鳴る」
胸が高鳴る
「こんにちは!」
「……また来たの?」
加藤 紗波。数日前、隣に引っ越してきたらしく挨拶に来た。と思ったら、私の顔をじっと見つめてきてもう舞台に立たないのかと聞いてきた。劇をやっていたことを知ってるのに驚いて誤魔化そうとしたけど、用事があったらしく名前と所属してる劇団だけ言って帰ってしまった。
「はい!舞さんがまた舞台に立ってくれるまで毎日誘いに来ます!」
「もうやる気はないって昨日も言ったでしょ?」
「ううん、舞さんはやりたいって思ってるはずです」
「………きみに分かるわけないでしょ」
「分かりますよ!だって…「ごめんね、もう来ないで」
ガチャ
「はぁ……」
部屋に戻ってベットに身を投げる
ドアを閉める間際、彼女の悲しそうな顔がまぶたの裏に浮かぶ。
「なんで誘ってくるの…?私は、みんなの期待を裏切ったのに」
「…誰も…私の事なんて…見たいわけがないのに…」
目が熱くなる
思い出すな、思い出すな。
もうこれ以上、私を惨めにしないで欲しい。
舞台上の東雲舞は死んだんだ。
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転んだ。
最後の1番大切なシーン。
すぐに立ち上がってお姫様の身に起きた小さなハプニングにしてしまえたら、まだ問題なかった。
それなのに。
立てなかった。
失敗して、怖くなって、体が動かなくなった。
ここでは登場するはずのない王子様がお姫様を助けに来た。機転を効かせて助けに来てくれたんだ。お姫様と、私の事を。
王子様が何か叫んでいる。
気にしたことなんてなかったのに今になって急に観客の視線が突き刺さる―
そのあとのことはもう頭の中がぐちゃぐちゃで覚えていない。でも聞かなくたって分かったあの舞台は大失敗だ。
それでも劇団のみんなは私を責めなかったし、むしろいつも通りだった。
でも裏ではみんな私の事恨んでるんだと思うと怖くて、もう舞台には立てなかった。
今でも監督には戻ってこないかと言ってもらうけどあの時のトラウマは全く消えてくれない。
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―いつの間にか眠っていたみたいだった
「いやな夢見たな。」
「まい〜」
仕事の合間、最近仲良くなった由奈が話しかけてきた
「どうしたの?」
「いやね〜実は、チケット貰いまして!」
「チケット?何の?」
「ジャジャーン!」
そうやって由奈が見せてきたのは、演劇の公演チケット。
彼女、加藤 紗波の所属する劇団のものだった。
「え〜っっとごめん!演劇とかはあんまり興味ナクテ…」
「ここ凄いとこなんだよ!」
「…う、でも」
「1人では行きにくいんだよ〜!見ようよ!ね!お願い!」
由奈は嘘をつくときに服の袖を掴むくせがある。と、由奈が先日言っていた。となるなるとこれは嘘らしい。
どうしてここまで私に来て欲しいのかは分からないが、ここまで必死に頼まれると断るに断れない
「…分かったよ」
大丈夫。自分が舞台に立つわけじゃないんだから…
公演日。
しばらくして劇が始まった。
彼女は少女の役だった。
順調に物語は進んでいく
最後、少女が剣を掲げて世界の平和を願うシーン
彼女は長いローブを身にまとい舞台上を歩いている。
ふと視線を落とすと彼女の足元に他の役者が落としたであろう装飾品が転がっていて、彼女はそれに足を取られてしまった。
あ、転ぶ。見てられなくなって目を瞑った。
でも、落胆の声は聞こえなかった
代わりに聞こえてきたのは歓声。
そう、彼女は乗り越えた。
役者、加藤 紗波に起きた不運の事故を長い旅に疲れ果てた少女の疲労に変えた。
彼女が剣を手に誇らしげな表情で遠くを見つめている。
歓声が聞こえる
拍手喝采が鳴り止まない
胸が高鳴る
快哉を叫びたくてたまらないのに声が出ない
目の前の光景から目が離せない
やりたい。あの舞台に立ちたい
彼女とあそこで演じたい!
気づいたら涙が出ていた。
心臓がうるさい。今にも爆発しそうなくらい
劇場をでて劇場裏に逃げ込んだ。
一気に喧騒が遠のく
まだ震える手でスマホを取り出し
監督に電話をかけた
「胸が高鳴る」
彼は、まるで神様のように見え、胸が高鳴った。
昔から読んでいた絵本に出てくる、皆から愛され、
尊敬され、崇められ、聖人で、竜殺しの英雄とされる彼
彼が生きている時代に生まれていたら、もう少しだけ自由になれていたのかもしれないと思っていた。
そんな彼が今、目の前にいる。夢だと疑った。
こちらに伸ばしてきた手を払払いのけて、背を向けて逃げ出した。
怖かった。救われると分かっているのに、それがどうしても怖かった。自分があんな神聖なものに触れて良いわけがないと思ってしまった。
私が、私を、神様はきっと許さない。
こんな怪物が救われて良いはずがない。
彼が私を探しに私の部屋に入ってくる。もうどこにも逃げ場はない。
きっと彼には、私が怯える小さな子供に写っているのだろう。慈愛に満ち溢れた瞳が私を離さない。
ああ、神様、どうか私を救わないで。救おうとしないで
私は、わたしは、すくわれていいはずがない
なあ聞いてくれよ。
実は今日の夕方からデートなんだ。
ふふん。羨ましかろう。
食事をした後星を見に行くんだ。
彼女からのお願いでさ。かわいいだろ?
ああでもちゃんと星を見ていられるか不安だな。
星よりもきれいな横顔がとなりにいるんだ
おそらく見ていられないだろうな。
君に見惚れていたよ、なんて言ったら
彼女怒るかな。怒った顔もかわいいだろうな。
いや嫌われたくないし真面目にやるとも。
わかってる。
今日こそ言うさ。
好きだ、って。
他のやつに渡したくないって。
俺の心は彼女に会えるうれしさとデートのわくわくと
ものすごい緊張でめちゃくちゃだ。
ああもうどうしようこれ。
胸が高鳴る
旅行のはじまり。
コンサートの幕が上がる前。
今から何かが始まる時は
胸の中に
春の光に飛び跳ねるうさぎがいるみたい。
題「胸が高鳴る」
チチチチチ・・
ジジ ジジ
鳥の鳴き声が聞こえる
シジュウカラかな
気配を消してあたりを見回す
ヤマガラがいる!
風がとても強くて、春の温かさを感じる日
庭の雑草を抜いていた
思いがけず、胸が高鳴る瞬間が訪れた
まさか家の庭で出会えるとは
幸せな一瞬をありがとう
テーマ「胸が高鳴る」
ちょっと高い桃缶を買った。
いわゆる黄桃缶のケミカルなカラシ色ではなく、自然な桃の色をしたイイやつだ。
牛乳を小鍋に注ぎ、火にかける。裏山のコジュケイが、ピーホッホ、ピーホッホと鳴きはじめた。コジュケイの鳴き声は爽やかだが、少々ひつこい。もう終いか、と思うとまたピーホッホ、もう終わっただろう、あピーホッホ。思わずふっと笑った時、鍋に細かな泡が立つ。三温糖を入れる。
寒天を溶かす。ゴンベラで溶かせばよいものを、味噌汁を作るときの癖で、つい菜箸を手に取ってしまう。間違えたと気付いたが、むきになって菜箸で溶かしてみる。コジュケイと私は、どちらがひつこいか。まだ鳴き続けているコジュケイと、すぐに諦めかけている私を比べたら明らかだ。
ゴンベラで混ぜると泡の具合が変わってくる。桃缶を開ける。ジャッと溢れてくるシロップは、鍋に入れてしまえば良い。甘くなりすぎてはならないと、庭の小ぶりなレモンをカットして、果汁を搾って加える。もうひと煮立ちしたら、火を止める。窓から差し込んだ陽の光を帯びて、鍋の中が艶めいている。あとはプリンカップに流し込んで冷蔵庫で冷やし固め、上に桃の果肉を乗せるだけ。
フィリップ・K・ディックの『ユービック』を読みながら、完成を待つ。胸が高鳴る。コールドスリープから覚めた先に待つのは荒廃した未来だが、私に待つのは気持ちよく冷えた桃のブラン・マンジェである。
__あなただけが、私の気分を上げてくれる。
初任給がもらえたら買おうと思っていた流行りのワンピースが売り切れていたとき。
湯船の栓を閉め忘れてお湯を無駄にしてしまったとき。
仕事で取引先の相手にお茶をぶっかけてしまったとき。
先週のデートで彼氏に褒めてもらえたお気に入りのピアスをなくしてしまったとき。
「はあ……私ってなんでこんなにダメダメなの?なにをやっても上手くいかないよ……」
自分の不器用さに思わず愚痴をこぼした、その時___足の指をふわっとなぞられる。
「ニャー」
「……慰めてくれてるの?」
「ニャー」ペットのミミちゃんが鳴く。
「…………うう、私に優しくしてくれるのはミミちゃんだけだよー!!」
ミミちゃんのお腹に埋もれながら叫ぶと呆れたような目をされて手からくぐり抜けられてしまう。
そうだ。
悲しいことだって、ミミちゃんとなら乗り越えられる。私はひとりじゃない。
「待ってよミミちゃ〜ん」
四つん這いになりながらみっともなくミミちゃんを追いかけていると、手のひらにでこぼことした感触。「イタッ」
そっと手をどけて見てみるとなくしたとばかり思っていたお気に入りのピアス。
「こ、これ……!ずっと探してたのに!……もしかしてミミちゃんが見つけてくれたの!?」
私の言うことなど気にせずに我が家の姫はフイっと顔を向けて別の部屋へ向かってしまった。
__んふふ、と間抜けな声が出る。
やはりミミちゃんといると全て上手くいくのではなかろうか。
明日は良いことが起きるような予感がした。
『胸が高鳴る』
くしゃくしゃの1万円札。煙草くさい待合室。握る番号札。誰かの呼ぶ声。胸が高鳴る。
胸が高鳴るのって、死にゲーのボス戦やってるときぐらいかな。
それでいいし、それ以外も結局は虚構で、そのうち味気なく醒めていくんだし。
声が聞こえるだけで嬉しくて。
授業のない日もたまに話しかけてくれたり、
貴方に少しでも近付きたくて始めたゲームの話で盛り上がったり。
頑張った分沢山褒めてもらえると、その度に胸が高鳴る。
その分他の子とも楽しそうに話してるのが聞こえてくるとモヤモヤしたり。
ダメなことはわかってるけど
私、先生に恋してるんだ
『胸が高鳴る』
勝手に期待して
勝手に裏切られて。
その繰り返しは大嫌いだ。
でも
どうしても
期待して胸が高鳴る。
このループはもう
どうにもできない。
胸が高鳴る。とは言ったものの今の私の顔はそんな可愛らしいものではないと断言できた。
一言で言えば高揚感。
自分がレーシングカーであれば大きなエンジン音がしているくらいに興奮を隠せないのだ。
胸が高鳴る
私とあなたのかけがえのない宝を産んでから1年。
私は出産、育児という大仕事で体型が大きく変わってしまった。
努力ではどうしようもない、崩れるのは仕方の無いこと。
わかっていたけど女性としては少々ショック。
「ごめんね、スタイル崩れちゃった」
私のスタイルが大好きと言ってくれていたあなた。
嫌われないか不安で、報告することで予防線を張ろうとする私。
「君は君でしょ、昔も今もずっとかわいいよ」
この胸の高鳴りはあなたが私の告白の返事をくれた日と何も変わらない。
出会って10年。
もう恋する乙女なんて言葉は似合わないけれど、
おばあさんになってもあなたに恋していたいのです。
“胸の高鳴り”
「母さん、私の眼鏡知らないか?」リビングでオロオロとメガネを探す私を見て家内はクスッと笑う。
「あらあら、またですか。」そう言いながら君は自分の頭を指す。その通りに頭に手を置けばそこには探していた眼鏡だった。眼鏡を手に取り君の顔を見ればあの頃と変わらない笑顔で「見つかって良かったですね」と微笑んだ。私もつられて笑ってしまう。
あの頃と変わらない君とのたわいもない会話に胸が高鳴る。今年で結婚して40年。
胸 が 高 鳴 る
君 か ら の 「 好 き 」 に 胸 が 高 鳴 っ て 、
で も 君 の 「 好 き 」 は 「 友 達 」 の 関 係
だ か ら で 、 恋 愛 の 意 味 で は 無 い ん だ ね
は ぁ ,,,,,,
そ ん な 事 軽 々 し く 言 わ ん で や
14 作 目
今日はついに推しの誕生日。自分の誕生日ではないのに、自分まで嬉しくなって《胸が高鳴る。》今まで集めてきた推しのグッズを机に綺麗に並べて、写真を撮る。こうして眺めていると、推し初めてから色々あったなぁ、と思って、呟いてしまう。親には何も思われていないが、思わず推しに反応してしまうと、つい声に出てしまうのだ。そのせいでたまに変な目で見られる。色々考えてたら、涙が出てきた。すぐ涙を拭いて、写真を加工してSNSに投稿する。すぐにいいねがついて、とても嬉しい。ふと時間をみると、もう2時間もたっている。今日は凄くいい1日だった。来年はどんな推しの誕生日にしよう。𝐇𝐀𝐏𝐏𝐘𝐁𝐈𝐑𝐓𝐇𝐃𝐀𝐘。
【胸が高鳴る】
君を一目見て胸が高鳴った事を今でも覚えている。
ふわっと風に舞う髪。花が咲き誇るような愛らしい笑顔。外見だけじゃない…
君を知れば知るほど愛おしく想える。小柄だけれど、責任感が強くしっかり者。困っている人を放っておけない優しさ。誰とも仲良くなれる太陽のような明るい人柄。
君と過ごしてなにげないことでも胸が高鳴る瞬間を積み重ねてきたから恋が生まれたのだろうか?
いつからかは分からないけれど、この気持ちは確かに君への愛おしい恋心。
君に伝える瞬間まで 後…何秒。