『美しい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃の話です
彼女は可愛くないと言われました
大人の思い通りにならないことを
可愛くないと言われました
彼女は随分幼くて
そして素直でしたから
己は可愛くないのだと
愚直に信じ込みました
暫く彼女が大きくなり
可愛いさに言及されなくなった頃
彼女はふと思いました
己が可愛くないというのは
つまり己は美しく
綺麗な格好いい系なのではと
彼女は随分素直が過ぎて
そして酷く愚直でしたから
言葉の裏の意味なんて
知っていたって認識しません
物語でも授業でもないのだから
言葉通りにしか汲みません
‹美しい›
美しい
紅葉を模したかのような小さなてのひらをめいっぱい天に掲げて貴方は何を掴もうとしてるのだろう。
少し何かぶつかって仕舞えば壊れてしまいそうな、ガラス細工より繊細で綺麗な瞳がキラキラと光り輝いてみえる。
映り込んだ私の顔が貴方にどんなふうに見えるのか。
人差し指を目の前にかざせば小さな手が力を込めて握り返した。弱々しくさえ映る細くて小さな指に思わぬ力で握り込まれて温かな体温に命を感じた。
貴方を彩る世界が美しいものだけであればいいのに。
そう心から祈る私は、醜いものを知りすぎた。
美しいものが何かすらもうわからないまま、
ただただ、目の前で笑う美しい命の幸福を願う。
少し雲がある海岸の夕焼け
明け方のビル街
女優さん
相手のことを考えて自発的にする行為
正直、美しいというテーマを見た瞬間
何も浮かばなかった。。
自分の感情って
怒りや悲しみがメインで
あとは承認欲求が大半を占めていると
最近、気づいた。
美しい、きれい、汚い、気持ち悪いとか
そんな感情は、明確に自分で自覚できるほど
感じないなぁと思っている。
美しいものや美しいことを見たり感じたり
今までもこれからもたくさん経験すると思うけど
自分の心に正直に本気で”美しい”と思えるものに
生きている間に出会いたい。
「美しい」
うつくしい
いろんな美しいが世の中にあるけれど自分の中で感じる美しいを大切にしたいと思う。
みんなそれぞれに美しい。
『美しい』
めったにないけど、雨上がりの虹。
葉に乗った、まんまるい雨粒。
雨に洗われた鮮やかな新緑。
水溜りに広がる波紋。
色を変える紫陽花。
この時期にはこの時期の美しさがある。
ㅤ寝返りの気配に目を開けた。こちらを向いたきみは、目を閉じたまま身体を震わせる。
ㅤずれた毛布を整えて、鼻先に頬を寄せた。まだ少し濡れる睫毛。
ㅤさっき無意識に呼んだ名前を、密やかに呟いた。幸せな響きに唇が緩む。
ㅤうっすら届く月明かりもやわらかな寝息も、白い肌で上下する淡く散った紅色も。
ㅤ隣にきみがいる。それは美しい夜。
『美しい』
※美しい
刀剣乱舞の光忠兄弟……いや長船派が
「美しい」を語るうえで語彙力高すぎてたまらんね
まず最初に無自覚な口説き文句褒め言葉から考えなきゃいけないから、大変なんだよね
二次創作の人達は凄いなぁと思わずにいられない
No.327『美しい』
昨日のお題の『どうして世界は』の次にこのお題で、意味があるのかな?と少し考えてしまった。
皮肉なのか、あるいは世界は美しいと伝えたいのか、それは分からない。
でも、自分でもなぜかは分からないけど、それに救われた自分がいた。
美しい
この表現は人工的に造られたものでも奇跡が重なり生み出された自然の賜物でも用いられる。
使い方としては多種多様ではあるが一貫して言えるのは目の前の出来事に安堵や感情を揺さぶれる事に間違いはないだろうか。
それが例え醜く歪んだものであっても1部の人間又は生き物であっても表現の仕方を制限することはあってはならない。
ある小説で美しいと醜いは紙一重という言葉を見つけた事がある。
とても興味深いので読んでは見たが最終的な結論は人の感受性の問題とか何とか書いてあり何とも知らぬが仏状態になったのでここに書き記してみる。
美しいと鬱くしいの表現を正しく使いまた1歩輝きを放てるような生き方をしていきたいものである。
学校に行くのが嫌で、わざと遅い時間に家を出て、いつも乗る時間のバスじゃなくて、次の時間のバスに乗った。
バスの中は3人くらいしか乗っていなくて、何となく運転席の後ろの席に座って、窓の外を眺める。
見慣れた景色、通り過ぎる時に見えた時計の針は完全に遅刻の時間。
学校の近くまできて、ふと正面を見ると、天気が良かったから、住んでいる県の象徴だと言われている山がはっきりと大きく見えて、学校の近くからこんなに美しく見えたのかと初めて気付いた。
バスだから、少し高い位置から見るかたちになって、余計に美しく見えたのかもしれない。
美しい
美しいとはなんだろう
誰かの指示に従って
周りの目を気にして
本当の自分を殺して
それが本当に美しいのか
私の美しいは違う
私が美しいと思うのは
自分の事は自分で決めて
やりたい事をやって
本当の自分を貫き通す事
これはとても素晴らしい事だ
これはとても美しい事だ
美しい
それは音楽
緊張と安定
調和と独立性
鳴りと響き
独白とメッセージ
「美しい」
あなたはきっと完璧、だと思う。"頭がよくて、運動もできて、誰にでも優しく、常に微笑みをたたえる顔は驚くほど美しい"なんて、完璧すぎて、もはやロボットではないか。少しの人間性もなくて、怖しいとさえ思う。思っていたのに。
その日、あなたは朝から少し体調が悪かった。その時は、少し意外だなと思っただけだった。完璧なあなたでも体調不良はあるのかと。でも、しばらくしてから何かがつかえるような、えずくような音が聞こえて、どうやらあなたが吐いてしまったらしい。あなたは涙目で汚物に塗れていて、あたりからは胃液の匂いがしていた。
初めて見たあなたの弱み。人間らしさ。
あの時初めて、本当に、あなたを美しいと思った。
(美しい)
初めて君を見た時。
無邪気な、心の底からの笑顔。
優しげな三日月のように細められた目、
柔らかに弓なる唇。
私にとっての美しいは、君だった。
敵)さぁ、死ね!!!!!!!!
(敵の腕をつかみ)
死んじゃいけねぇんだよ、
まだ、あいつに、謝ってねぇから
ここで死ぬとあいつに笑われる
これ以上、人生で、人に笑われるのは、ごめんだ
敵)なっ、減らず口を!!
(残りちっぽけな魔力を全て放出する)
せめて、せめて!
敵)おい、待て!その魔力がどこから出てくる!
こいつは、こいつだけは!
俺の手で、殺す!!!!!!!!💢💢
ぜってぇーに!💢
敵)いやめろぉーーーー!!!!!!!!
外見、声、使う言葉、立ち振る舞い、髪の長さも、肌艶もさして美しくもないあの人。
だけれど、あまりにも恐ろしい夜の中。
人々に取り押さえられ連れていかれたあの人の後悔も悔いもない、黒く濁ってしまった目のあの人が鬱蒼と作った笑顔が、この場の誰よりも美しく写ってしまった。
あなたが
恥じて
嫌って
隠したい
見たくもない
捨て去りたい
と思うようなところに
あなたの美しさがある
美しい
この言葉を見る時、私の胸は少し痛む。
私の名前には「美」という字が入っている。
中学時代、先生ぐるみのいじめに遭っていて、
ある日、その先生が「美しいという字が入ってるのに美しくない人がいますね」と言いながら、意味ありげに私を見た。
先生と一緒に私をいじめていた人達も、それを見て私の方をチラチラ見ながらクスクス笑っていた。
その時から私は自分の名前を嫌いになった。
35年経った今も、その屈辱が忘れられず、思い出すたび、心が痛む。
猫の目って美しい。横から見るとビー玉かと思うくらい綺麗な球体をしていて、暗闇の中にいればきらきらと光っている。その目でどんな世界を見ているのか気になって聞いてみたら、「にゃあ。」と一言返ってきた。
『美しい』
【美しい】
雨の強い日だった
日が高くなってから降り始めたそれは、昼食をとりに外へ出ていた者たちへ容赦なく降り注いだ
普段なら少し長居して、雨脚の弱まるのを待っても良かったが、あいにく今日はそうとは行かない
仕事と言うのは天候くらいではどうとも動いてくれないものだ
「走るか…」
近くのコンビニにでも入ればその場しのぎの傘くらい手に入るだろう
そう決め込んで、そこら中にできた小さな水溜まりに足を踏み出した
「戻りました……」
「おかえり〜、結構降られたんじゃない?」
「いや、店からコンビニまでが意外と遠くて…」
「なるほど?ビニ傘のおかげでその程度ですんだわけか」
室内まで響く雨音に、窓をちらりと見やる
さっきまでよりもまた強くなったそれに、あの人は大丈夫だろうかと思い至り、ずっと室内にいた男を振り返る
「律さんってまだ帰ってないんですか?」
「あー、まだ戻ってないかも…?」
「…」
もしあと5分の間に連絡がなければ、電話を入れてみよう、迎えが必要なら車を出せばいいし、傘が入り用なら、さっき調達したものがある
そんな事を考えていれば、ドアの開く音がして
「ただいま…」
「おかえり〜」
「律さんもしかしてそのまま帰ってきたんですか!?」
服は張り付き、髪はまとまり、足元に水溜まりができていないことが不思議なくらい、雨に濡れた東雲律がそこにいた
「そう遠くなかったから…コンビニによる方が遠回りだったし」
そう言って職場の厚意で用意されていたタオルを手に取り少し長い髪を絞るように拭いていく
目にかかりそうな前髪の、細い毛先についた水滴が目を引いた
小さくため息をついたその横顔は、冷えた体が室内で温められ、少し赤く染まり、それはそれは、とても……
「……何?柊」
「え、あ、いえ...」
「柊くん東雲に見とれてんだ?まあねえ、水も滴るって感じだし」
「違っ」
「ふーん…?…すけべ」
「ちょ、なんでそうなるんですか!」
「ははっ、柊君も髪拭かないと風邪ひくよ〜」
美術品のようでいて、けれども俗世から遠く無く
陶器のようでいて、けれども温かみを無くしておらず
静かに、けれど雄弁に
嗚呼、美しいというのは、きっと