繊細な花』の作文集

Open App

繊細な花』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/25/2023, 4:37:11 PM

『サンカヨウ』
別名、スケルトンフラワー。雨に濡れるとガラス細工のように透明になる神秘の花。


母がいちばん好きだった花らしい。
この花がきっかけで出会ったと父は教えてくれた。

白い花弁は散りやすく、条件が揃わないと透明な姿は見られない。それから毎年、その小さな神秘を求めて二人で山に通うようになったそうだ。


そんな母は、私が生まれてすぐ天国に行ってしまった。だからかな…その花が咲くところに不思議と母がいる気がして。透き通る花をじっと見つめて。


今は父と二人。今度は私が通っている。
母が大好きだったガラスの花を探しに…

6/25/2023, 4:23:54 PM

繊細な花
 花があった。道のすみっこに花があった。他の花と変わらない、帰り道に生えている普通の花。
いつものように帰っていると、目に入ったすみっこの花が、微笑みかけるように揺れていた。

6/25/2023, 4:10:15 PM

【繊細な花】

私、繊細な花を見るのが好き。だって、壊れたら直せばいいじゃない。そう言っていたらいつの間にか修理屋さんになっていた。お人形さんも縫えるし、みんなの仲も仲裁する。私は現代の万事屋さん。だから、この繊細な花だってお手入れすればずっと綺麗なままでいてくれる。永遠をしまったブリザードフラワー。綺麗にしまって枯れないように歳を奪ってしまった。

6/25/2023, 3:56:48 PM

繊細な花は、まるで人と同じだ
晴れ晴れとした心地いい気温の下明るく咲く時もあれば
雨風に打たれ下を向きながらも咲き続ける強さがある
水を上げすぎては枯れてしまい
水が無ければ干からびていく
やがて種を飛ばし新しい芽をだす

それはまるで人そのもの
環境によって輝く姿
批判を浴びても立ち上がる強さ
愛を与えすぎては堕落していき
愛がなければ飢えていく
やがて人生を終え、次の世代に繋がっていく

人は繊細な生き物だ
それでいてたくましい生き物だ

6/25/2023, 3:52:55 PM

お題《繊細な花》





儚げに微笑む花に触れる。



壊れてしまいそうな幸せほど、どうして透明な輝きを放つんだろう。




瞳からあふれる泉が、僕を彷徨わせる。





――罪悪感から始まる幸せに、幸せな結末など存在しない。

6/25/2023, 3:47:59 PM

『対』


この世界には、

『百年に一度、ガラスのように綺麗な花が咲く。』

と伝えられる花がある。
それは願いを叶える花だとも言われている。

ただそれはとても繊細な花で、選ばれし者でなければ触れた瞬間に黒く染まり、一瞬にして花が砕け散るのだと言う。

百年に一度、花が咲いたのと同時に
どこかでたった一人、生まれたときから腕にその花のアザが浮き出る子供が居る。

それが選ばれし者の証なのだ。
人間は残酷だ。願いを叶えるためにそのアザを持つ子供をさらうこともあった。

今では分かった瞬間に国の庇護化に置かれ、
城で育てられる。

その歴史はもうすでに千年を越えた。
そして、そろそろ11回目の花が咲く。

しかし、今回はとても希少な例だった。
同じ日、同じ時間に二人の子供が生まれた。

そしてその子供たちは、2人ともアザを持っていた。片方が偽装したのではないかと疑われたが、
二人の母親を見る限りそうでないことは明白だった。

分からないものを疑っていてもなにも進まない。
この2人が花のもとまで行ける日が来たら、片方ずつ触れる。それでやっとどちらが本物か分かるとの決断を下した。
その判断をしたのも、二人のアザが対で同じ場所にあったこと、まぐれでは難しい場所にもうひとつ、アザが確認できたことにあった。

二人のアザはそれぞれ、右腕と左腕にあった。
そして不思議なことにそれぞれが同じ高さ、大きさだった。さらに、首に花のアザが同じ場所にあったのだった。

2人はとても仲が良く、まるで姉妹のように育った。

そして二人はついに百年に一度咲く、花を探しに行く旅に出ることになった。


お題:《繊細な花》

6/25/2023, 3:44:42 PM

昔々、あるところに2つの種がありました。
同じ花から産まれた彼らは、最初は胚珠として子房に包まれて育ち、やがて大きな種に成長していきました。その頃から、彼らには心が芽生えていきました。種にだって、心はあるのです。  
やがて彼らはそれぞれ別の袋に入れられ、どこかに運ばれました。真っ暗な袋の中に詰められ、何かに揺られる2つの種の心は、希望でいっぱいでした。種は上手く育っていけば、それぞれの花を咲かせることができます。綺麗で可愛い花が咲くか、地味で特徴のない花が咲くか、ということはどの植物の種になるかによります。しかし、彼らはきれいな花を咲かせる植物の種でした。そのことを彼ら自身もよく理解していたのです。
ここからは彼らのことをそれぞれA、Bと呼ぶことにします。これから彼らは別々の道を歩んでいくのです。
Aの飼い主は、植物を育てるのが大好きな男の人でした。彼は、Aを栄養の良い土に植え、適度に水や肥料を与えました。そして何度もこう言うのです。
[お前は綺麗な花に育つ]と。彼の周囲の人間も、まだ新芽すら出ていないAのことを口々に褒めました。Aはそれに応えるように、グングンと育っていきました。種だって、喜ぶのです。
Bの飼い主は、植物がさほど好きではない女の人でした。彼女は、Bを適当な土に植えると、後は全く世話をしてくれませんでした。[時間がない]が、彼女の口癖でした。Bは、何度も生命の危険に晒されました。ろくに水も栄養も与えられません。たとえ与えられたとしても、雑草に盗られてしまいます。しかし、Bは絶対に枯れませんでした。いつだって、か細いくきをピンと伸ばしていました。
Aから蕾が出ました。そのとき、Bから新芽が出ました。Aの蕾がどんどん大きくなっていきます。Bも少しずつ葉を増やしていきます。Aに花が咲きました。Bはまだ蕾のままでした。



Bに花が咲きました。地味で小さな花でした。しかし、とても力強い花でした。心なしか、最近飼い主がよく自分のことを見てくれているように感じます。自分を取り巻く環境が少しだけ優しくなったように感じました。Bのくきがさらにまっすぐに伸びました。


Aは、とても美しい花を咲かせました。飼い主も、嬉しくなってAを色々な人に見せます。褒めてくれる人も、確かにいました。しかし、そうじゃない人も大勢いました。彼が好きなのは、花ではなかったのでしょう。次第に彼は、Aの世話をしなくなりました。Aも、初めて投げかけられた厳しい言葉に耐えきれず、どんどん色褪せて萎んでいきました。
Aはとても繊細な花でした。

6/25/2023, 3:33:02 PM

せんさいかな、、
まずはけんさくし
繊細な花だってさ

今日のテーマ
読みに自信すらなくて
なんなんだ 

繊細ぶってる花ぶってる何でもないものだわ。
私はきっとそう。
もっと、きっと、強くて、誰かを助けられる側の人だと
思うんだ
きっと

あぁ、でもさ、ただかるい、あまいもの食べたいなぁ、
くらいの感覚で、抱きしめられたいなぁ、っておもいにかりそめなかり。


繊細な花

6/25/2023, 3:21:39 PM

あの森に咲く

なみだ色の花

きみの好きな花

届けにいくよ

今すぐに



* 繊細な花 *

6/25/2023, 3:21:34 PM

世界に一つだけの花

一人一人違う種を持つ

その花を咲かせることだけに

一生懸命になればいい

By 世界に一つだけの花

6/25/2023, 3:17:39 PM

「繊細な花」

私は無価値な人間
私の中の小さな希望は
見つけたら摘み取り
決してそのままにしないで
足て踏みつけて引きちぎった

たまにそれも面倒くさくて
放っていても誰かに踏みつけられたり
摘まれたりして
育たなかった

それでも

何度も生えてきた


芽を見るたび悲しくなって
諦めの悪い自分に呆れて
私が可哀想になって

あの人に出会ったときに生えた1本
私は1本だけ育ててみることにした
幸い
誰にも気づかれず
固くて不格好な
蕾ができた

踏まれそうになるたびに
守っていくうちに
蕾が愛しくなって
私は生きることを学び始めた
尊び始めた
楽しみ始めた

やがて蕾はほころび花を咲かせた

醜くて愛おしい繊細な花
私は美しいと思う
私だけの花

あの人がその花を美しいと言ってくれた
嬉しくて流した涙が
落ちた地面に芽が生えた

あの人は嬉しそうに笑って
一緒に花を育てたいといってくれた

そうして

私はあの日から不器用ながら
たくさんの繊細な花を育てている
あの人と

6/25/2023, 3:12:03 PM

「繊細な花」

ヒロインは繊細でなければいけない。
弱くなければいけない。

いじめられてもただ受け入れなければいけない。

ヒロインは繊細ではなければいけない。
変わることを求めてはいけない。

いじめられっ子から逃れることは許されない。

ヒロインは繊細でなければいけない。
でも、そんなヒロインならこちらからお断り。

「アタシをいじめようなんて100年はやいんだから」

ざわざわと騒ぎ出すクラスメイト達。
キャラが変わったんじゃない。
逆ギレなんかじゃない。

「私は私の花を咲かせる」

心の中に繊細な花を隠し持ちながら。

6/25/2023, 3:11:50 PM

「百合」
白く透明で何処までも綺麗なあの子を言葉で表すならきっと繊細な花なんだと思う。しかも高嶺の。黒く艶やかな髪を結んで、白いワンピースを翻して此方を振り返って、優しく、それでいて満面に笑う。完璧だ。これ以上ないほどに。きっと誰にも負けない。誰かが独り占めすることなんて許されない。
それでも、手を伸ばして。そんな綺麗な花を摘もうとする私は悪女だろうか。皆から人気者のあの子を奪おうとして、地獄に堕ちてしまうだろうか。
繊細な花はいつか枯れてしまう。それならば押し花にしてずっと、ずっと、持ち歩けたらいいのに。
              テーマ「繊細な花」

6/25/2023, 3:10:52 PM

繊細な花


 今にも風で飛んでしまいそうな小さなタンポポが墓の前に置かれていた。

6/25/2023, 3:09:15 PM

繊細な花

繊細な花はきっと人間と同じ。
死ねと言われたらすぐに枯れてしまうだろう。

繊細な人間はきっと花と同じ。
死ねと言われたらきっと死にたくなるだろう。

生き物には必ず共通点がある。
私は人間だから植物の気持ちは分からない。
植物に気持ちがあるのかも分からない。
だが今は植物にも気持ちがあると仮定して話す。

人間と植物の共通点は
産まれて、死ぬ。息をする。空気を吸う。

逆に人間と植物の違い
人間には視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚と5つの感覚がある。一方植物はそれがあるのか分からない。
植物が毎日毎日水もあげず暴言だけ吐かれたらそれは枯れるでしょう。
人間には五感があるせいできっと植物よりも繊細だ。
傷つく言葉を言われたら深く傷つく人が多い。
トラウマになるようなものを見たら一生忘れられない。
それ以外にも沢山の感覚があるせいで沢山感情を持つ。

人間はきっとどんなに繊細な花よりも繊細なんだなと。強く感じた。私が沢山の感覚で傷ついてきたから、だからこそ私はその感覚を活かして周りを絶対に傷つけないよう、中身が素晴らしい人間を傷つけないよう、発言行動にはしっかり気をつけようと思う。

ちなみに。
お花にお水はあげてください、
死んでしまいますよ。人間と同じです。

6/25/2023, 3:08:00 PM

繊細な花、
私にはどうも手が届かないらしい
きっと誰かに肩車してもらったら届くだろうに

6/25/2023, 3:03:57 PM

みんなと離れたあとは一気に笑ってた顔が来えて、ため息ばっかで疲れちゃって。
何してんだろう。しんどいそう思うことばかりでさ、どうしたらいいかわかんない、
お腹痛くて、何をどうしたら変わるのか、
なんも考えないのが1番楽なのに、なのに、考えないようにしようってどれだけ考えても無理で...。
色んな不安と戦ってしんどい思ってるよりも自分は気分が落ちてて病んでるって気づいた、
大丈夫だって思ってたのに、我慢してきたのに。
泣いてばっか、、、。
辛くてしんどくてどうしようもなくなる。
めっちゃ苦しい

6/25/2023, 3:03:24 PM

繊細の対義語って何?

大胆、がさつ、大雑把。

色々あると思うけど、これらって程度の差はあれど、みんな持っているものじゃない?

繊細な花だけじゃなくて、大胆な花だって咲かせていきませんか?

6/25/2023, 3:00:16 PM

「繊細な花」

繊細な花とはなんだろうか。
私には思いつかない。

花といえばなんだろうか?

繊細といえばなんだろうか?

何時間かけても思いつかない、浮かばない。

強いていうなら、『人間』だろうか。
花ではなくなってしまったが、人間も実に繊細な生き物だと私は思う。

私は花の知識は皆無だが、人間については多少なりとも知っている部分がある。
良いところも、悪いところも、全てを含めて。


もし、不快にさせてしまったのなら大変申し訳ない。あまり気にしないで欲しい。
こんなものは、この世界に住んでいる1人の人間の戯言に過ぎないのだから。

6/25/2023, 2:57:30 PM

お題 繊細な花

いつからか、毎年夏になると、家の庭に一輪の百合が咲くようになった。

これがまた変わっていて、花弁も茎も葉も、何もかもが透き通ったガラス細工のような姿をしている。

その花弁に口付けをしたら、解けていってしまいそうで怖いといったのは、祖母だったろうか。

夏の焼き尽くさんばかりの陽射しをいっぱいに受け、鮮やかな虹色の光を零すその花は、彼女の言葉通り酷く繊細だった。

子供の頃、その美しさに惹かれた私が茎を手折ろうとした瞬間。

眩いガラス細工の輝きは、瞬時に宙に解けて消えた。

後に残ったのは、行き場もなく宙を掴む私の手。

何が起こったか分からず大泣きする私に、父も母もてんやわんやだったそうな。

それからというもの、私は決して夏の庭には近づかなくなった。

それは子供時代の苦い思い出から、意味の薄れた行為へと変わり。

十数年経った今日、私は何故か、ふと懐かしい庭への道へ足を向けた。

結婚への心配からか、家を離れる寂しさからか。

ただ、言葉に出来ぬ不安が私の足を突き動かす。

気づけばそこは、幼い頃の記憶より緑の増えた、だけど面影のある、懐かしの庭だった。

草と土の匂いが鼻を通り抜け、直接脳に突き刺さる。

桜の木の少し横、睡蓮が咲く池の脇辺り。

果たして、そこに百合は咲いていた。

ガラス細工の姿も、虹の輝きも、寸分違わぬ姿でそこにいた。

しかし、その姿は子供の頃より何倍も、いや何十倍も美しかった。

ふと、滑らかな花弁が口付けを待ちわびているように見えて。

ふらふらと近づき、その前にしゃがみこむ。

顔を近づけ、唇を寄せる。

花弁は、冷たかった。




「……そう、あと三ヶ月だって。」
とある病院の一室で、看護師二人が会話している。
「まだ若いのにねぇ…。」
「女が短命の一族なんて、あそこも大変な一族だわ。」
「たまに長生きする方もいるけど、ほとんどの人が四十代までに亡くなってしまうんだもの。もう呪いじゃない。」
「そういや今回の子も百合の花がどうとか言ってたけど、ほんとにあそこんち何かあるのかしら。」
「ちょっとやめてよ、私怖いの苦手なんだから!」
「冗談よ。」
いきましょ、と2人は部屋から去っていく。
後に残るものは、何もなかった。

Next