『絆』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
絆
外見が良くて、内面はとんでもない言葉。
心や行動を束縛する言葉であり、
ポジティブな面だけ使われている言葉である。
なにか一つの目的に人々を向かわせるために、美しく使われる言葉。
私は大嫌いである。
私は今日も働いています。女王のため、子どもたちのため、そしてコロニーの発展のため今日もあくせく働いています。自分でもそれらのために命の危険を犯してまで働いている理由がわかりません。外には危険がいっぱいです。田舎だったら他の生き物も沢山いて食料に困ることもなく、何より人間が少ないので我々にとっては夢の花園ですが、ここはあいにく都会。その中の公園にひっそりと暮らしている。公園なので当然奴らが来る。人間の中でも大人は割と好きな方です。我々を見てもとくに干渉してこようとしないので。ですが人間の子どもたちは嫌いです。奴らは何を考え次にどう行動に出るのかが全く予想がつかない。なので私の同胞も餌を巣に運び込もうとしてくる最中に奴らに踏まれてしまった。あまりにもあっけなく。奴らは殺したことにすら気づいていない。だが、それとは裏腹に食料が乏しいこの都会での唯一の食料は皮肉にも奴らが落としてくれる。奴らは食べ方が汚い。ボロボロと食べかすを落とす。我々はそれを巣に運ぶ他ないのです。それに奴らの中に時々ではあるが巣の前にお菓子を恵んでくれる子がいる。たまたまではなく意図的だと思って間違いはないでしょう。その子のことを神様と崇める仲間も多々います。私も感謝はしていますが、私の同胞を殺した奴と同じ種族。とくに見返りを求めず無償に食料を恵むにはなにか裏があるとにらんでいます。
私は虫が大好きです。自分でも変わっていると自覚しています。この前友達の誕生日に私のお気に入りのチョウチョの剥製を渡したら泣いてしまったので、そこで自分は変わっているのだと気づきました。最近はアリの観察にハマっています。アリ達は自分のためではなく、女王や子どもたちのために働いているそんな献身的な生き方が尊敬できるのでハマっています。なので尊敬と憧れの念を込めてビスケットを巣の前においています。ちゃんと運びやすいように砕いてからおいています。こっちが勝手に食べ物をあげてるだけなのにいつしか絆が芽生えているような気がしています。
「アリさんたちは私のことをどう思っているんだろうなぁ〜」
『絆』
いつも一緒!
みたいな絆じゃなくて
いつ会っても
久しぶりに会っても
昨日会ってたみたいにいつも通り話せる。
そういうのも絆っていえるのかな。
なんたって浅い繋がりを軽んじていってしまうんだろう。心と心の深いところで絆ぐものばかりじゃないでしょう。「あなたの全てが欲しい!」ほど、どうも欲しがりになれないから。もっと清潔な情をしていたいよ。
奪いたい気持ちがないならこんなに時間を裂いていてらんないよ。これが自惚れじゃあないと自己虐待になっていけないし…。君にとって意味のある時間かなって思っているくらいの傲慢さがないとね。
愛よりは謳ってみたくなるな。『キズナ』って言葉は少し前聞いてちょっと辟易してたけど…苦しい思いを美化するときの常套句は呑まないでいたいね。みんなで苦しむ必要なんてないんだから。
「絆される」という表現をよく見るようになったのは2011年くらいからか。確か、「今年の一字」に選出されたこともあった。
もともとの意味を調べてみたら、正直うんざりした。
まったく個人的なことで誰にも関係無いし、表現したところで誰も理解できないものなんだが、今は自分自身のために吐き出してしまうことにする。私は今のところ、この本来意味するところの「ほだし」というやつに、人間の闇と、怖れるからこその暴虐の姿と、依存の極みを見ている。毎日だ。苦しみにしがみ付くことを頑としてやめない者の姿を毎日見ている自分も、ともすれば無力感が湧いてくるので、「観」のバランスを取ることにエネルギーを多く削られる。…と、くさくさしていたら、新しい「厄介な要因」が顕れる。またか、と頭の隅で毒づきながら全力で「シャレにもならない“イタズラ”を成敗」しては鼻血を出しているのだ。平たく言って今の脳ではキャパオーバー。
疲れたな、と思う。
うまく「自分自身のメンタリティを休ませる」スキルが必要だ…
自分の底流にある自由のもとで。
誰かの近況を知りたいのはマウントか絆か。
自分より幸せな人を見て喜ぶのは絆か。
自分より不幸な人を見て喜ぶのはマウントか。
絆。やたら学級目標の候補に出てくるイメージ。一致団結とかも。
やたらなんかのスローガンとかに出てくるイメージ。まぁでもそれだけ大事ってことなのかもしれない。絆ってたった一文字なのに色んなことを考えられるの凄いと思う。絆にも多分種類はあるだろうし、色んな人と色んな繋がり方をするものだろうし。友達や家族、仲間など。後やっぱり歌詞に出過ぎじゃない?卒業ソングとかなおのこと。歌詞に使われてる単語ランキングトップ10には入ってる気がする。入ってないかー…うーん、8位くらいならありそうだけどなー、まぁどうでといっか。
【絆】
『で、今はどう思っている?』
「絆を、また一から築いていきたいと思ってる。」
『 “絆” 、ねえ…』
「でもやっぱり、そう簡単にはいかないみたい。」
―――息。
『絆とはキミ、要は脳活動の同調を生めばいいわけだ。それならsexをすればいい。』
「違うよ、絆って、そんなちんけなものじゃないもの…」
『ある種のネズミにおいて、オーガズムが脳を再配線し“絆” の形成を促しているという事を示唆する研究結果があり、もちろん人間においても同じ現象が起こると考えられている。“絆” とは、そういうものさ。』
「…なんか急に絆が安っぽく見えて、悲しい。」
『ああ、全部安っぽくて陳腐…そもそも、悲しみだって投薬で覆るんだ。』
「そう考えると、心ってくだらないね。」
便せんとともに言葉を綴る
その答えはどこへ向かうか
糸と想いを分かち合い
つながり気づいたそのときには
風のようにはたと消えゆく
明日で卒業かー
早かったような待ち遠しかったような
少しさみしいけど
きっとまたあえるって勝手におもってる
高校いっても頑張ってね!!
の言葉 できるだけ聞きたくないな
最後みたいで悲しくなるじゃん
とりあえず
月曜日の受験頑張ろう
合格貰えるように
先生に笑って報告できるように
#絆
絆
君との絆は
細く弱く
そして|儚(はかな)い物?
絆を深くするには
どうしたらいいの?
一方通行の思いだけでは
絆は強く太くはならないのは
分かってるよね。
絆を深く強くしようと
|焦(あせ)り過ぎて
深くはならずに細くなり
切れそうになってしまったよね。
今は紙一重でギリギリに繋がっている
けど、それも何かの拍子に
プツンと切れてしまいそう。
何故、こんな事になってしまったのか?
もう一度、自分を見つめて
考えて下さい。
絆と言う細い糸を
|辿(たど)り相手の気持ちを
考えてね。
絆の答えはそこにあると思うよ。
めぐみより
絆とは
人の枷である。
元は馬を繋ぎ止めるための縄のことらしい。
人間も枷があるせいで動けないことが多々ある。
枷がないと動けないことも、確かにある。
いいことはあまりないけど
恩恵もあるんだと思う。
お前が俺のために先輩に殴られることを受け入れた時から、俺達の絆は固く結ばれている。
俺が野球部の部費を盗んで、そのお金でお前と一緒にラーメンを食べたことがバレて、普段から素行の悪いお前が疑われたのは、当然ちゃ当然な成り行きだった。
お前は先輩に呼び出され、それが人一倍お前を嫌っている先輩だったこともあって、端から弁解を聞くつもりなどなかったようだ。
逆に俺はその先輩から好かれていて、疑われない自信があった。
いや、もし疑われても、誰かに脅されてやったと言えば、きっとそいつに仕返ししてくれただろう。
先輩は、俺の姉貴と付き合っていて、ベタ惚れだった。
先輩の方にこそ、俺に嫌われたくない理由があるってことだ。
だから…目の前で先輩に殴られるお前を見て、当然ちゃ当然な成り行きだと思ったんだ。
絆の言葉の由来は、犬などを繋ぐ手綱だそーだ。
だからか、俺はお前に強い絆を感じている。
お前を手放さなければ、俺はきっと自由に楽しく生きられる。
切っても切れない絆だ。
それは、俺が担うはずだったポジションを、後から入部したお前が奪ったあの時から始まっている。
殴られたお前は、俺の隣にやって来て、
「お前は何も言うな」
と、小声で囁いた。
後ろめたさと小さな戸惑いを感じながら、
「分かった」
と、神妙な顔をして頷いた。
2ヶ月後、俺の姉貴は元カレとよりを戻した。
先輩はあっけなくフラれ、後輩への暴力も明るみに出て、退部に追い込まれている。
姉貴の元カレは、お前だった。
それが理由で先輩に嫌われていたわけだが、部の上下関係が無くなった今、お前は先輩に、まるで忖度するつもりもないようだ。
まあ、喧嘩したところで、お前が圧勝することは目に見えている。
俺はといえば、
先輩よりも男らしく、素行は悪いが、俺をかばって守ってくれるお前に、強い絆を感じている。
絆…?いや…
お前を手放さなければ、俺はきっと自由に楽しく生きられる。
切っても切れない絆だ。
最近、姉貴が邪魔だなーと思うようになってきた。
お前が俺のために先輩に殴られることを受け入れた時から、俺達の絆は固く結ばれているのだから。
絆
走れ 走れ その手に襷を渡せば必ず
繋いでくれる。
俺はそれを信じている。
あともうちょっと仲間の腕に襷を掛ける
俺はそれを見届けた後その場にくずおれた。
サポート役の仲間が俺を担ぎ上げ
コースから外してくれる。
俺は椅子に座って肩で喘ぐ様に息をしていた。酸素を口に宛てがい吸う
苦しかった息がすーっと軽くなるのを
感じた。
大丈夫だ 後 俺に出来る事は仲間を
信じて応援するだけ
俺は此処まで来る為に死ぬ程 練習した
自分を信じている。
一緒に練習を乗り越えた仲間達を
信じている。
仲間達との絆を信じている。
そうして体力が戻った俺は、
声が枯れるまで彼らを応援した。
夢中で 頑張れ 頑張れと叫び続けた。
目が眩む様な眩暈に襲われた瞬間
俺達のチームのアンカーが
ゴールテープを切っていた。
俺も仲間達も飛び上がる程の歓声を上げた。
皆でアンカーの仲間に抱き付き
気付けば皆 涙を流していた。
やったあー やったあー
俺達は歓喜の涙を流し続けた。
俺達の努力と練習が報われた。
それがどんなに嬉しい事か
皆言わなくても 言葉にしなくても
分かっていた。
俺達が繋げた 絆の襷は俺達に
勝利を齎してくれた。
ありがとう皆 このチームで練習出来て
このチームで走れて凄く幸せだ
本当にありがとう!! .....。
バスの中
私の肩にコツンと寄りかかる
たまに入ってくる風にのって
あなたの香りが私を幸せにする
手を重ね
ずっと一緒にいて
そう呟く
あなたはそっとキスをした
幸せすぎて 怖くなる
いつか離れていくんじゃないかって
あの二人の間には入れない。何か強い結びつきのようなものを感じて、僕はその姿を見つめることしかできなかった。
尊敬する二人の先輩。両方とも好きだし、僕は大切にされてると思ってた。だからこそ、二人の関係は素直な気分で祝福した。その関係が始まってからも僕は無碍にされずにいる。
だから、その結びつきに入りたいと思うものの、それは野暮なことだと思った。後ろからついていくだけ、それだけで、幸せなのかもしれない。
あるとき、片方の先輩に訊かれた。
「ねえ、私に興味ない?」
「……」
「私、ほんとうはね」
二人は、僕の頭の中にある、美しいままでいて欲しい。
僕は二人に別れを告げた。
あの頃の二人は何があっても消えない。
絆
3.11の犠牲者のために
鶴を折ろう
一人一羽でも折れば
何千 何億になる
きずな
THE BACK HORNのキズナソングしか浮かばなかった
11.『絆』
絆とは
どんな事があっても
壊れること
崩れることの
無いもの。
と言いたいが
人間はひとつの食い違いで
その仲は
壊れ、崩れる。
絆とは深い関係、繋がりを指す言葉で、
だいたいポジティブな意味で使われる。なんかカッコイイ響があるから使いたくなるのかも知れないが、多用して乱発して欲しくない言葉でもある。
「愛」という言葉も、「絆」という言葉も、ここぞという場合にしか使いたくない。使って欲しくない。
せっかくの手の込んだ料理に、マヨネーズやら、ケチャップをどどっと掛けて台無しにするような、
多少不味い料理も美味しく食べられてしまう魔法の言葉。
なんでもかんでも「愛」「絆」さえ使えば誤魔化せるので、とても嫌だ。ナレーションとか、歌詞に簡単に使われると、醒める。
「絆(ほだ)される」という言葉もある。相手の熱意に負けて、つい助けてしまうような時に使われる。
典型的な例は倉田真由美の名作『だめんず・うぉ~か~』を読んでみよう。
傍から見ると取り柄のまるでない、ダメな男に貢いでしまう悲しい性(さが)を持つ女性の話である。
ダメであればあるほど、「あたしが着いてないと」と思って貢いでしまうらしい。
もちろん、男だって同じだ。大した事ないホステスに何十万、何百万、何千万円もつぎ込むケースはよく聞く。
「こいつは、俺が守ってやるんだ」などと思い込んでしまうのである。
こんな「絆」は嫌だ。恐い、恐い。