『絆』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
絆 3/7 (木)
絆なんて 私の言葉1つで
千切れてしまう
そんな脆い絆なんか
絶対にいらない
絆って
何色だろう
もしかして
血が通ってる色
脈打っている
〈絆〉
絆は、元々は犬とか動物を繋ぐ綱だったとか。
それがいつからか
人との繋がりを繋がりと言ってたりするらしい。
絆とはどのくらいの関わりで作られるのだろうか。
いつの間にか始まった
彼女に振り回され続けるこの関係にも
少なからず僕との絆はあるのかもしれない。
その絆を大切にしないといけない。
─────『絆』
『絆』 3月6日
「絆ってどんな形をしているの?」
コンビニのアイスを片手に君が問う。
太陽ばかりが自分勝手に輝いて、僕達を陰に溶かす。オレンジ色の街に二人。一日が終わろうとしているのに、まだシャツはじっとりとくっついて鬱陶しい。
僕に言ったわけではなさそうなその言葉に小さくさぁ、と返す。君は聞いていない。
「俺らの絆は変な形してんだろうな」
君がそう笑った。
いとも簡単に、不明瞭な“絆”というものが僕らの間にあることを言い切ってしまう君の横顔が照れくさかった。
私達は、いつも――ではないかもしれないけど、よく一緒だった。
中高と同じ部活で、二人で一緒に組んでいろいろなことをやっていた。
卒業後は、たまにの連絡だけで、なかなか会えなかったけど、でも、ふとした時にどうしてるかなって考えたりしていた。
きっと、あなたも、そう思ってくれていたって信じている。お互いに、絆を感じていたって。
そんなあなたから、久しぶりに「会わない?」と連絡が来た。
嬉しい。私もそろそろ顔が見たいと思っていたから。
そうして、久しぶりにあなたに会った。
「最近どう?」
そんな当たり障りのない話から始まって、昔の話、共通の友達の話、最近はまっているもの、いろいろなことを話した。
あの頃に戻ったようで、楽しかった。
「――ところで」
彼女が身を乗り出してきた。
「もっと幸せになりたいと思わない?」
え、急に何?
彼女がバッグから何かを取り出した。
「最近はまっているものの一つに、風水があって――」
突然、百八十度の話題転換。
バッグから取り出したのは様々なアクセサリーや宝石、そしてパンフレット。
「この先生がすごく素晴らしい人で、その方が運気を流し込んでくださったのがこのアクセサリーで――」
私はあなたに絆を感じていた。
あなたも私に絆を感じてくれていた。そう思っていた。
でも、その絆は、思い込みだったのか。そのナントカ先生に簡単に負けてしまうくらいの、本当は脆い絆だったらしい。
『絆』
絆
絆はお互いを知ることで生まれるもの。
この人は信用できたり、頼りにできたりして
感じられると絆を感じる
絆
絆。私には、沢山の友達や親友がいる。地元育ちだったのに、私が訳有りで疎遠になってしまった親友、新しい場所で新しく出来た親友、児童養護施設時代からの約6年来の親友、そして、今も仲良しな沢山の友達や、地元育ちだったのに、私が訳有りで疎遠になってしまった沢山の友達…でも、疎遠になってしまった沢山の友達や親友も含め、全ての友達や親友に共通しているのは…お互いがお互いを認め合い、心が通じ、絆が生まれ、その中の数人は、何も言わなくても、自分が何を求めているかを察し、行動に移してくれる友達や親友もいたと言う事だ。親友の中には、こっちの心友もいる。やはり世の中絆は、必要だ。疎遠になってしまった沢山の友達や親友でさえも絆さえあれば昔の様に戻れる様な気さえする。絆とは、不思議だ。
絆…
猫の日に思いに暮れる顔をした
飼い犬の頬いつもより撫で
絆
よく学校のクラス目標とかになる「絆」
絆ってなんなんだろう
友達と自分を繋ぐもの?
クラスの団結?
分からないけどきっと
誰かと誰かが一緒にいたり笑ったり話したり何かに挑戦したり
きっと1人ではできないことをできる誰かとの繋がりを
「絆」と呼ぶと私は思っている。
「友情」という名の絆に阻まれる君の笑顔は刺さり続ける
交差して離れてまた逢う時もあり見えない糸を手繰り寄せたり
空の星にもきっと絆があるはずでならば僕らに無いはずが無い
題目「絆」
もどかしいような、くすぐったいような、切ってもきれないもの。私を縛り付けて放さない。息苦しさを感じるときもあるけれど、私にとっては、大事なもの。
『絆』
生まれた時、僕は一人だった。
そのうち、
すりガラス越しの世界みたいに、
世界が、鈍く、速く、回って。
でも、僕らは一人だった。
近くにいた一人の子に、
話しかけて、二人で話した。
僕と君は一人じゃなくなった。
僕と君をつなぐものは、
目には見えない。
でも、それを僕らは大切に、
どこかにしまって生きるのだ。
人は、それを「絆」とでも言うのかな?
遠く離れていても
感じるつながりは
どこか呪縛のよう
それでもたしかに
わたしを強くする
「絆」
俺たち友達だろ?
そー言われた。
陽気なあいつと陰気な僕じゃ、天と地の
差がありすぎる。
でも嬉しかったあいつに友達って言われたのが…
えっ?
と言われた。ただ俺は、俺たち友達だろ?
って言っただけなのに…違ったかなぁ?
あいつが陰気なのはわかってるけど、
みんな友達って母さんに言われたんだよな…
嘘なのかなぁ…?
絆が浅かったり、深かったり…
難しいですね。
見つけたの
街角の
お花屋さんで
スイトピーの花束
その淡いピンクの
花びらの中で
こっそりと
かくれんぼをしている
春のこどもたち
そっと頬を寄せると
クスクス
忍び笑いが聞こえそう
アネモネの車輪をつけた
白いチューリップの馬車で
あなたのもとへ
まっ先に
駆け込んでくるのは
いったい
どんな 春かしら?
☆ 春
その日は満席の飛行機に乗っていた。荷物は身の回り品と小さな巾着がひとつ。巾着を開けると三日月の欠片が静かに光っていた。
実はほんの二週前にも空の旅をしていた。十年ぶりに姉に会いに行ったのだ。病床の彼女はすっかり痩せていたけれど、のんびりとした雰囲気そのままに自分を待っていてくれた。
姉も自分も年老いた。なんとそろって耳が遠いところまで姉妹で同じとは…仲が良いか考えたこともなかったが絆とはそんなものだろう。数日間の滞在中にだんだん元気になっていく姉としばし会話を楽しんだ。
またねと別れ十日を待たず姉は帰らぬ人となった。主を失った補聴器は形見の品として自分の手に残された。二人を繋いだ左右対称の小さな三日月…十日前には確かに片方ずつ使い、話が弾み笑い合っていたのだ…
もうすぐ羽田に着く。ふと、天国に近い空の上で耳に小さな欠片をあてがえば姉の声が蘇るような気がした。
…やめた。これからも続く静かな独りの時間のためにとっておこう。
#絆
『ファンタジア』
コツコツと暮らしていたら キミとの距離が近くなる
魔法は使えないけれど 面白いことがきっと起こるよ
【絆】
リリとララ、二人は仲良し女の子……ーーンな訳があるかボケェ!
「もーお姉ちゃん! また私のノート取ったでしょ?!」
「あら、ララ。ピンクのノートのことかしら? そこに気付けるなんて凄いわね。でも私がお姉ちゃんだから、あなたの物がなくなるのは仕方ないわ」
「仕方ないってどーゆー事よ! お気に入りだったのに!」
妹のララが顔を真っ赤にして怒鳴る。メルヘンな小学生の子供部屋には不釣愛な、鬼の形相で、だ。
このままでは怒りで暴れ出しそうだと言うのに、姉のリリは涼しげな顔で手を振った。
しっしっ、と小動物を遇らうかのようにだ。
「あのノートは気に入ったから私のものよ。ララはまた買って貰えば良いじゃない」
「何もよくなーい!!」
怒りん坊のララはそう言って、双子の姉を怒鳴るとプンプンしながら部屋を出ていった。きっと親に言いつけに行ったのだろう。
リリは、そのうち妹の頭上でホットケーキが焼けるようになるのでは、と内心思う。
ニコニコ笑いながらララを見送ると、机の引き出しに手をかけた。小さな鍵付きの引き戸の中には、妹から奪ったいくつかのノートが収まっている。
そのノートのどれも可愛くて、素敵な物のはずなのだーークラスメイトからの歪な落書きさえなければ。
気づかれてはいけない。
妹が、クラスメイトからどんな気持ちを向けられているかを。
可愛い姿のリリとララ。
特別可愛いリリとララ。
きっと男子は放っとかない。
周りの女子など霞んじゃう。
加えてララは、生まれた時から怒りん坊。
自分の意見もはっきり言える。
そこが素敵じゃあるけれど。
生まれ持った才能で、妬まれ役の私達。
「絶対に、私があなたを守るわ」
だって私は姉だもの。誰よりあなたを愛してる。
リリはそう呟いてから、引き出しに鍵をかけると再び笑顔を貼り付けるのだった。
赤い糸
ほんとにあるのかな
絆って もろいのかな
見えないから
そこって大切なのかなぁ
私の中には ある。
大切なものとして!
絆されるのは 嫌。
切っても切れない
人との縁
見えないところで繋がってる心の糸🧵
なんとなく いつも気になってる
家族や友人 そして見守ってくれているであろう人達が私の中の 絆
お題 絆
今日はいい天気です
お家のこと🏠
気になること
ゆっくり
すませて
まったりしよう、っと
私は「絆」というものが好きではない。どちらかというと嫌いだ。
「絆」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。私はまず小学生時代の運動会を思い出す。当時の私は可もなく不可もなく、友人が多くもなく少なくもなく、極めて平凡な人間だった。人のうしろをついていき、友人同士が喧嘩をすればできるだけ双方に良い顔をしてフェードアウトし、別のグループにお世話になる、芯がない性格であった。そんな私が唯一と言っていいほど嫌悪感を示した言葉、それが「絆」だ。
運動会、学芸会、宿泊研修など私はこの言葉が小学校行事のスローガンで使われがちだと認識している。
さて、「絆」とはどういう意味か改めて考えよう。デジタル大辞泉には『1 人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき』とある。……いや、重たすぎる。こんなに重たい意味をもつ言葉を私たちは「クラスの絆を深めよう!」などと気軽に使っていたのだ。
私はいまも昔もこの言葉について"自然に芽生えるもの、決して強制されるべきではない"と捉えている。
クラスが一致団結して仮に「絆が芽生えた」とされても、何も行事のない時期にはその熱はとっくに冷め、重たい雰囲気が教室中に充満してるではないか。
私は強制されるのが嫌いだ。そして「絆」なんて目に見えないもので縛られるのがすごく嫌いだ。「絆」なんてなくていいじゃないか。そう思っている。
話は変わるが「仲間」という言葉、これにも拒否感はある。しかし学生時代の私はたしかにクラスの仲間の一人だった。一年間同じ人間と同じ空間で飽きるほど長い時間を過ごし、小さな目標を一つずつ達成していく。そこにいるだけで「仲間」として存在し、役割を担うことができた。
いまの私に「仲間」と呼べる存在はいない。だから過去の自分が羨ましく、眩しくみえる。