『絆』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
絆って私とあなたの間にある言葉じゃない
使うのはいつだって
関係のない第三者
私たちではない別な誰かが
感動したり考えさせられたりするための言葉
私とあなたの間には
ただ"ありがとう"があればいい
#絆
『情に絆される』っていうフレーズにあまり悪い印象はないんだけど、ふと『絆される』で意味を調べてみたら一番最初に"束縛される"と出てくるのでぎょっとしたことがある。
絆
君と誰かがかたい絆で結ばれているのだと気付いたときには、気付いてしまったときには
君はもう、私の前にはいない。
仕事の合間の昼休み。
「オマエは彼女とか好きな人とかいねえの?」
不意に、お前が訊いてきた。
俺個人のことをお前が尋ねてくるのは珍しい。
興味を示された喜びと、答えられない罪悪感、
そして予想外の問いへの戸惑いに、
返す言葉が見つからず沈黙でやり過ごす。
「……昔から、自分のこと話したがらないよな」
おれにも言いたくねえ?
ぽつりと淋しそうな声。
お前にだから言えないんだ。
長い時間をかけて紡いできたお前との絆を、
たった一言で失くしたくない。
「それならもう、聞かねえよ」
都合がいいはずなのに、なぜ苦しいんだろう。
誤魔化せるだけの器用さが欲しかった。
そうすればお前を傷つけなくて済んだのに。
顔を見ることも出来ないまま、
そうしてくれ、とだけやっと呟いた。
「絆」
何年も一緒にいた相手
ずっとずっと、もう何年前かもわからない
だけどわかることがあるんだ
僕たちは家族であり、友人であり
そして強い絆で繋がっている共同体だ
―絆―
何かのスローガンやキャッチコピーで聞く言葉
そういうものとして使われるなら良いかもだけど、実際口に出して言われたら拒否反応示しちゃうな。
絆はあるのかな。僕ら小さい頃から仲良しのいわゆる幼馴染ってやつ。友情関係も一応出来てる。恋愛相談だってお互いに出来る。でも、考えてみれば、1つや2つしか知っていることがないじゃないか?
そんな僕らのどこが幼馴染なんだろう。
でも、あいつは幼馴染だと言う。家族や親戚も、僕とあいつは仲良くて幼馴染だと言う。
でも、最近僕は思うんだ。あいつとの絆は、浅く細く、か弱く小さい。今にもちぎれそうな程に。
僕は最近、そのせいであいつとあまり会っていない。おかしいのか。僕がおかしいのかな。
でも、僕がおかしいにしては変だ。
あいつとのLINEは既読スルーされる。通話は拒否される。あいつもおかしいのか。はたまた、僕が会おうとしなかったのに対して怒ったのか。
いつか僕が嫌なことをしたのか。
いつ会うのだろう。
あれ? 気づいたら、僕の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちていた。 僕、会いたいんだ。あいつに。会いたい。そうだ。会いたい。会いに行こう!
電車に揺られて、揺られて、揺られて。
あいつの住むマンションのあいつの部屋の合鍵を握り、あいつの部屋のドアを開ける。
僕は叫ぶ。
「日乃花!!」
【絆】
登場人物
僕…名前 浜部 咲都(はまべ さくと)
年齢 20歳
性別 男
あいつ…名前 河村 日乃花(かわむら にのか)
年齢 20歳
性別 女
あとがき
どうも、作者のhyu−gaです。
あとがき、初めて書いてみました。
良ければ、読んでみて下さい。
ひまつぶしで始めてみた、このアプリで
短編小説を書き始めてみました。
♡がたくさんついて嬉しいです(≧▽≦)
私の短編小説を読んで下さり、ありがとうございます🙏これからも、どうぞよろしくお願いします
m(_ _;)m
ちなみに、あとがきはたまに書くかもしれませんが、登場人物をちゃちゃっと書く事にしてみまーす!履歴の短編小説も更新🆙して、登場人物を書きますねー!あ、私の登場人物の中の名前に気に入ったのがあれば、使っていただいても結構ですよ!
あと、履歴の短編小説も読んでみて下さい!
よろしくお願いします🙏m(_ _)m
『絆』
私達って友達でしょ
親子なんだから当然よね
同僚のよしみじゃないか
おしどり夫婦で羨ましいわ
同じクラブの仲間だろ
兄弟だから似ているね
「そうやって徐々に、私達の自由意志というものは束縛されていくのだ」
「……酷い言い草だな。
お前が勝手にそれらの関係や言葉に絆されているだけだろう?」
「そらみろ、私は絆されているんじゃないか。
それは束縛されているのと同じことだ」
「言葉尻だけを取るなよ、"勝手"にと言ったんだ。
絆されていると理解していながらも、その関係を続けているのはお前の自由意志だろう?」
「むぅ……しかし、これらの関係性によって行動や感情が制限されるのは確かな筈だ」
「その通りだ、そしてそれにお互いが心地良さを感じている。
その関係性の事をなんて呼ぶか知ってるか?」
「……何だね」
「"絆"だよ」
「…………君は態度に見合わず、中々のロマンチストのようだ」
「……うっせ」
絆
隣の家の親友の叶斗と学校から帰っていた
……はずだった
数日前
「今日の数学の問題難しくなかった?」
「あれ全然わかんなかった」
「だよな~。柚葉って明日空いてる?」
「まあ」
「じゃあさ、明日俺んちで一緒に数学の問題やんね?」
「えー、めんどくさい」
「終わったら一緒にゲームしよ」
「わかったよ」
「じゃ、また明日」
「バイバイ」
ガチャ
「ただいま」
「おかえりー」
「あれ?姉ちゃん、母さんは?」
「あー、急用ができたから行っちゃったよ」
「そうなんだ」
そのときだった
グラグラ
「地震かな」
グラグラ
ガッシャーン
バッターン
「これ逃げないとまずいかも!食べ物持ってくるから先に外行ってて」
「うん!」
ガチャ
「……叶斗、大丈夫なのかな」
「早くしないと家の下敷きになるよ」
「わかった……」
「避難所まで遠いし……裏山にいくよ」
「危ないんじゃないの?」
「途中で津波が来たらどうすんの!ほら、行こ」
裏山についたときには家の1階が見えなくなっていた
「はあはあ…はあはあ…はあはあ」
「あ、木口先輩」
「あ、実夏ちゃんもこっちに来たんだ。逃げてきたけど食べ物持ってくるの忘れちゃって1回家に戻ろうと思ったんだけど、もう津波が来てて……」
「私たち持ってるんで、もしよかったら食べます?」
「ありがとう」
「早く元通りになるといいんだけど……」
あれから半年がたった
どれだけ待っても隣の家には電気がつかない
そうだ、今日はあいつの誕生日だ
いつもの場所だったらユーレイになったあいつにも見えるかな
「ちょっと出掛けてくる」
ガチャ
「やっと着いたー。一緒に数学の問題やろっていってたのに約束守ってないじゃないか!約束くらい守れよ!」
ガサガサ
「え、な、なに?」
「ご飯…お腹…すいた…」
「ん?も、もしかして……か、叶斗?」
「なんで……名前?」
「僕だよ!柚葉!」
「柚葉⁉」
「今までどこにいたんだよぉ」
「だってぇ」
___これからもずっと親友でいてくれる?
___勿論!
#絆
絆から思い浮かべるものがない、
絆を感じたことが無いからかもしれないけど
なんとなく押し付けがましい言葉にも聞こえる
たくさん絆を感じる人生はきっと幸せものなんだと思う。
#51【理想の絆】
スローガンのように
唱えて結ばれたものではなく
自然に結ばれたものでありたい
必要があれば「はらり」と解ける
美しい結び目の__
お題「絆」
私は放送委員の原稿を書くためにパソコンを開いていた。するとEちゃんとYちゃんが来てEちゃんがふと「写真撮りたい」といった。私はすぐにパソコンの中のカメラモードを開き3人で写真を撮った、窓際の席なのでちょうどよく自然光が入り、とてもいい写真になった。とても青春を感じた。2人と絶対にクラス離れたくない。そう思う。
いろんな 辛いこと 苦しいこと
お互いいっぱい
乗り越えて来たから
信頼関係や絆がきっとあるね
『絆』
この世界には、目に見えない物がたくさんある。
「絆」もまたその1つだろう。
世の中には大切な人を大切に出来ない人が、割りと多くいる。「大切のやり方」を知らなかったり、知っていても忘れてしまったり、日々の怠惰に流されたり、余裕がなかったり、そんなふうに大切な人を大切に出来ない人たちを、割りと多く見かける気がする。
でも、一方的に大切に出来たとしても、それは「絆」にはならない。だからこそ、コミュニケーションが大事なんだと思う。
そして、大切にすることは、甘やかしとも違う。
時にはぶつかる事もあるだろうけど、仲直り出来るのは、絆があるからなのかもしれない。
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おまけ
『絆』ってワード、わたしの中のイメージは、なぜかロープだ。糸へんなのに…
ものすごく強いロープのイメージしかない。
たぶん、臍の緒からきてる気もするけど、はっきりとした理由はわからない。
イメージって、人それぞれだからこそ面白い気がする。
Twitterを消した。Instagramを消した。LINEを消した。
一瞬で、消えた。
開放感と同時に虚無感に襲われる。
『友達』と画面に映し出されていた人間関係は瞬間的に見えなくなった。
画面に映し出されていた『友達』は本当に友達だったのか。アイコンに象られたアレは友達だったのか。スマートフォンという媒体でメッセージを送った先にいたのは本当に友達だったのか。
本当の友達ならこんなにも跡形もなく消えていってしまうものだろうか。そんな疑問を感じるほど呆気ない。
いや、消えたのは僕なのだけれど。
だが、SNSから離れて少し経つと、視界が少し広くなったような気がした。四角い画面に貼り付けられていた目が、上を向いて、本当の青を見ることができるようになった。
久しぶりにカフェで友達のY君に会った。最初、僕はどきどきした。『友達』では無くなったから。友達ではなくなってしまっているのではないか。でも、僕らはいつものように話して、くだらない事で馬鹿みたいに笑う。
SNSを消しても、友達は何ら変わらなかったのだ。
絆とは、本来目に見えないもの。
人工的に見える化された絆は細すぎる糸なのだ。
誰かを愛し誰かに愛されて
それでもまだ足りないと嘆く
あの人のその人の羨ましいところだけをみて
人はああなりたいと言う
ほんとになりたいのは自分のはずなのに
誰かの形にはまって生きようとする
思い出して欲しい
自分がどれほど美しいのかを
問いかけて欲しい
自分が欲しいものは一体何なのかを
「そう、地面の下のほうさ。裸足になると分かるだろ。強弱も、方向も」
龍の化身である彼の声に、少しうなずいて、その流れを捉え、想像する。
川のような線ではなくて、もっと複雑に編まれた形状。
「いいぞ。さすが、龍脈に拾われるウツワってもんだ。まあ例えれば、網さ」
なるほど、と声が出た。彼はニイと笑った。
「いろんな材質、いろんな由来が四方から集まって、絡んでいく。目の細かいとこもある。スカスカなとこも。分かるだろ。今、お前がてっぺんになってるんだぜ」
裸足の下、細く繋がる先に感じた。
同じ運命を待つ同志が、いる。
【絆】
絆って、何だろうか。
過ごした時間が長い人との関係のこと?それとも、特別仲がいい、気の合う人とのこと?
それとも、日常生活等の中で親しい存在である人とのこと?
人の感情はとても不確かで、どれだけそれが失われた年月が長いとしても、心の奥に、閉じ込めてしまっただけの
"それ"はある。
私は、結局「絆は何だ?」というものの結論を出す前に飽きてしまったので、こんなことを書いている。
貴方にとっての絆って、何だろうか。
きずな
3.11以降少し嫌になった言葉
安っぽさ
きずなが何だ
真の絆とは
貴女の顔が割れた。目の破片や口が床に散った。
頭はみつあみをした髪だけがのっかっていた。
勝手に動くからそうなるんだよ。
そう言っても何もかえってこなくて、真っ暗な石畳の部屋に響くだけだった。
今月何回目。何度も何度も顔を作るのはめんどくさい。
不純物が一切入っていないガラスに、大きな宝石。
材料を集めるだけでお金と労力がすごくかかるし、わざわざ麓までおりて、職人さんに頼まなければいけない。
何十年前に死んだ貴女のためだけに、こんなドールまで作って。
ほんと、なにしてんだろ。
ねえ、憧れの先生だった貴女に背が追い付いたよ。
毎日牛乳飲んでだから当然だよね!
私が困ってる時は一番に手をとってくれたけど、死んだらそれも出来ない。
一体どういうつもり。私達の絆は全部嘘だったの?
逃げるなんてずるいよ。私も連れていってほしかったのに。