『終点』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「終点」
一年ぐらい決めかねてた事をようやく決心して、
やっと終点が見えてたのに…。
今日ダメ出しをもらい、終点がまた遠くなった。
撃沈された感じで、やる気がなくなってしまった。
また、始めに戻ってしまった…。
気になる人と電車で乗り合わせた
、、、
このまま終点までいかないかな…
真夜中の終点は
灯りが消えかけている
人も少なくて
少し怖い
「終点」
※これは偏見です
きさらぎ駅の想像しながら
書きました(笑)
あ、それなら
「少し怖い」じゃなくて「とても怖い」かもしれません🙂
終点
数年前より、人生の思い出作りををしたいと思うようになった。45才をすぎたころからだ。
子供と親子イベントに出掛けたり、家族でミニ旅行に行ったり、自分の好きな趣味のイベントに行ったりして、実行できると、あー、人生の良い思い出作りができたと満足する。
40才ぐらいまでは、もしかしたら、また子供が授かるかもしれないなどと、「生」を意識した考えをしてたが、45才をすぎたころから、「死」というものを意識し始めた。自分が死んだら、自分の身の回りのものを片付けたりするの大変だろうから、今のうちに、不必要なもの(洋服類やこものなど)を処分しとかないと、など。
年をとったのだろう。
けれども、そんなふうに思うのは、私だけでなく、地球に生きる人間としての自然の摂理なのではないだろうか。
「終点」
最近は何故か
安定した生活が続いている
過去の出来事を
忘れてしまうくらいに
穏やかな時間が流れている
だから…
人生の終点に辿り着いた時
とんでもない事が待ってる気がして
ちょっと怖くなる
終点
(まだ眠いな…。もう少しだけ。)
私がそう思っていると、脳内に響く誰かの声。
『まだダメだよ。目を覚まして。』
誰かに呼ばれているけど、誰だか分からない。
でも、目を覚さなきゃいけないの?
『ね?早く目を覚まして?』
ふと目を覚ますと、そこは見知らぬ駅。
(此処は何処?何で私は此処にいるの?)
私は周りを見渡すと、駅名が目に入る。
《想い出駅》
“想い出駅”…?そんな駅名存在したっけ?
何となくその場で電車を待ってみた。
電車を待つ間、駅の周りの景色を眺めてみる。
駅の周りは、暖かく自然が溢れる良い場所だ。
優しく吹く風は、私の髪をそっと靡かせてゆく。
何となく、“彼”と来た場所に似ていた。
駅に電車が到着した。
到着した電車は、透明感のある白色をしていた。
私は無意識にその電車に乗っていた。
車内は何処となく、温かみと懐かしさを感じさせる雰囲気がある。乗客は少ないが、老若男女関係なくいる。私は空いている座席に座る。
座った瞬間放送が入った。
『この電車は終点まで止まりません。しかし現世に戻りたいのなら、想い人の呼び声に答え時に戻ることが可能です。それ以外に戻ることはできません。』
その放送が流れても、私を呼ぶ人も想い人もいない。
だから、私は“終点”まで乗り続ける。
さようなら。
私の想い人よ…。
電車に乗って
うっかり終点まで行ったことがある人
はい挙手
終点。
ガタンゴトン
ガタンゴトン。
毎日、毎晩。
終電で帰る。
仕事は、8割終わったが
新しい仕事が増え、追いつきそうもない。
何時もではない、
だが、時折こうして、
先の見えない、地獄のような時期がある。
ガタンゴトン
ガタンゴトン。
周りを見渡せば
疲れたサラリーマンが1人
けばい女が1人
イヤホンをしたバンドマンが1人。
もし。
もし、この電車があの世への
片道列車なら、
少し嬉しい。
そう思ったあと、
直ぐに明日の段取りを考え始めていた。
ガタンゴトン
ガタンゴトン。
サラリーマンが横になった、
けばい女はスマホを見ていた、
バンドマンは足でリズムを取っている。
‥‥‥最後がこんな奴らと一緒だったら
それは、少し嫌だな。
明日は、少し高めのコーヒーを飲もう。
入社して最初の上司に
たまに奢ってもらったやつにしよう。
ガタンゴトン
ガタンゴトン。
私の、人生の終点は、いつだろう。
この電車のように、決まった道なんて無いから
逆に自由な分、不安も大きい。
サラリーマンは明日も仕事だろう、
けばい女はどうだろう?
バンドマンはコンビニバイトとかしてそうだ。
私は、明日も終電だろう。
次は、終点、終点。
取り敢えず、帰ったら風呂沸かそう、
買ってあったビールがあるはずだ。
明日も1日、頑張ろう。
その積み重ねの終点が、
何処にあろうとも、
やれることをやる。
それだけだ。
彼の左胸で輝く金色の輝きに至るまでの過程を想像したら、自然と涙が溢れた。
もう消えないであろう頬の傷、あの時よりも引き締まった身体、迷いのない強い眼差し。
彼らの元を離れざるを得なくなって、どれだけの月日が経ったかわからない。
本当はずっと還りたかった。
どこを旅してもずっと彼らとの思い出がずっと付き纏って離れなかった。
『俺の命が続く限り、もう貴女には冬眠も家出も脱退もさせません』
『914に帰ってきてください』
『あわよくば、俺の側にいてください』
『貴女の残りの人生を、俺にください』
やっと迎えに来てくれた。
───ここがわたしの、終着駅なのかもしれない。
終点で
あなたに会いたい
来世で
抱いてくれますか?
【終点】
前に思ったのは
物事だったり
事象だったり
時には対人関係だったり
あらゆる事柄における各終着点
これはここまでやるだとか
これはここで終わらせる
ここで終わっちゃいそう
ここまでは終われないなんて事もあったと思う
今思うのは
うっすら見えてきた
それら全ての終着点
永遠とすら思ってた時間も
もう半分は過ぎただろう
いつ終わるともしれない有限な時間に
あとどれだけの事を経験し
どれだけの事を詰め込めるのか
優先順位と取捨選択
慎重に
迅速に
12.
あの時、あの人は、どんな月を見ていたのだろう。
『I LOVE YOU』を"月が綺麗ですね"
と訳した彼の見た月は、どれほど綺麗だっただろう。
きっと、今私が見ている月よりも、はるかに綺麗で、はるかに美しかったのだろう。
愛する人と見る月は、どれほど綺麗だったのだろう。
人生の終着駅だと降りた目の前に列車が え?まだ続くの?
題-終点
終点
僕は誰とも一緒にならない
ペースを乱されたくない
きっと老後寂しいと言われ
結婚してひ孫を見せてと言われる
願いを叶えてあげたいけど
きっとすごく近くならないと
子供ってできないよね
もし子供ができたとして
僕はその子を愛せるの?
家族といても
学校にいても
謎の焦りと苛立ちで
全てを壊したくなるから
心配しないで寂しくなる前に
特急に乗って終点に行くから
たどり着いた場所が
目的地とは限らない
【終点】
ここから、あたしは何処へ行こう?
ガタンゴトン
ガタンゴトン
体に伝わる振動が、これから始まる旅への期待値を否が応でも高めてくれる。
私と先生は課外授業と称し、隣県にある恐竜博物館へと向かっていた。
きっかけは、金曜ロードショーで観た映画。翌日の授業中もずっと興奮状態だった私を見かねて、先生が提案してくれた。
私は恐竜に会えるワクワク感と、大好きな先生との旅行という至福の時間に心躍らせていた。
「先生、実際のヴェロキラプトルは映画のより小さかったって本当ですか?」
「そうらしいね。博物館で確かめたらいいですよ」
「はい、そうします!」
私は先生といられるのが嬉しくて、ついついたくさん話しかけた。先生は穏やかに笑って相手をしてくれた。
博物館は本当に楽しかった。いろいろな生き物の化石が見られたし、学芸員さんが面白い話を聞かせてくれたり、発掘体験をさせてくれたりした。これ以上ないほどの楽しい思い出となった。
はずなのだが。
「……先生、ここは?」
「……終点ですねぇ」
日中はしゃぎ過ぎた私は、帰りの電車の中で眠ってしまったらしい。小学生だし、それくらいは許してほしい。
ところが先生までもつられて寝入ってしまったらしく、私たちは見ず知らずの駅で降りる羽目になった。
たしかに、少しばかり先生を振り回してしまった自覚はある。でもまさか2人して寝過ごすとは。まったくの予想外だ。
「どうやって帰るんですか?」
「バスで、と思ったけど、この辺はもう終わっちゃってるね。仕方ない、高くつくけどタクシー呼びますか」
「お金足りるんですか?」
「心配ないですよ」
先生はそう言ってスマホを耳に当てた。
先生が電話している間、私は蟻の行列でも観察していよう。そう思ってしゃがもうとした時、先生が悲嘆の声をあげた。
「え、1台も無理なんですか?」
『ええ、今日その辺りでアイドルのイベントがあったようで。この時間は予約で埋まってるんです。申し訳ありません』
「そうですか……」
『2時間程したら空くと思いますが、どうされますか?』
「2時間……」
先生は私の顔を見た。
「いえ、大丈夫です。いえいえ、そんな。はい、ありがとうございます。失礼します」
電話を切った先生はふーっと息を吐いた。
「ホテルを探しましょう」
「やったあー!!」
ついに、念願の、先生とお泊り♡
私は人目もはばからずに万歳をした。
テーマ「終点」
雨が降っていた。
普段、通勤に使っているバスで、終点まで向かう。
降りたバス停は海岸沿いだった。
こんな所まで走ってたんだ。知らなかった。
傘をさして砂浜に降りる。
波は高く、遠くの岩場に激しい水しぶきが上がっている。
こんな日に来るべきじゃなかったな。
そもそも、来る必要がなかった場所だ。
突然、仕事が嫌になった。
出勤の途中、バスの中で「このままどこまでも行ってみよう」と思い立った。
よくある感傷行動だ。
バスなら、そんなに遠くまで行くこともない、と踏んでいたが。
我が県に海などない。
バスって県をまたいで運行してるんだっけ?
その辺は詳しくない。
とりあえず、雨をしのげる場所を探したが、海の家なども無く、海岸沿いの通りには住宅がちらほらと。
どこなんだ、ここは?スマホの電波も届いていないようだ。
仕方なく、傘をさしたまま、砂浜に座り込む。
二時間が過ぎた。
なんだか、頭がボーッとしている。
ここは…どこだ?
なんで私はこんなところにいるんだろう。
立ち上がる気力がない。
見ると、砂浜から数本の手が生えていて、私の足首やスーツの裾を掴んでいる。
…ああ、それで動けないのか。
なんだか妙に納得した。
もう、家には帰れないのかな。そんなことを思う。
これが、自分が望んだことなのかどうかも分からない。
ただ、成り行きに任せるのが一番だと、心の声が言っていた。
今までだってずっとそうやって生きてきたから。
「そろそろ帰ろうよ」
背後から、今は亡き妻の声。
座ったまま振り返るが、誰もいない。
だが、遠く離れたバス停に、見覚えのある姿が立っているように…見えた。
掴まれていたすべての手を振り切って、立ち上がり駆け出す。
…バス停には、誰もいなかった。
数分後にやって来たバスに乗って、海辺を後にする。
見知った自分の住む街に戻ってきた頃、職場からたくさんの着信、メールがあったことに気付く。
今日はこのまま家に帰ろう。明日は大変そうだ。
でも、明日を迎えられる自分がいることに感謝しよう。
テーマ「終点」
ああ短夜 終点までに 急ぐ足
終点……すなわち終わりの点、だろう
それは当たり前のことか。
彼は生き急いでいるかの如く、忙しなく走る電車を見て、ふと思った。
ガタン、ガタン─ガタン、ガタン─
この電車たちも終点へ向かっている。そしていずれ着き、また廻っていくのだ。
そんな喧騒も落ち着き、終電を迎えた頃。無人駅は心地よい静寂に包まれていた。
「…………………」
彼の瞳の中に、暗闇の中の銀の棒が映る。
夜明けを希望の象徴と捉えた先人は、何を思っていたのだろうか。
夜が終点で朝は出発点、になるのか。
こんな沈みこんだ出発点があってたまるか。
いや、思い込みだな。
─もうじきに、夜は明けてしまうだろう。
始まりは目が覚める前に始まって
終わりも知る前に眠るだろう
/お題「終点」より