『終わりにしよう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『ある終わり』
私には7年付き合って、今年で2年同棲している彼氏が居る。とても優しくて、私の心配ばかりしている人だ。
仕事帰りはどこにも寄らずに帰ってくるし、なんでもない日に突然、プレゼントをしたりしてくれる。でも最近、昔より少しだけ帰りが遅くなることが多くなった。
今日も今日とてメールに
《今日も少しだけ残業してから帰るね!
待っててね!》
と来ている。昔は私に早く会いたいから!と言って残業もしないで帰って来ていたが、最近は残業続きだ。
でも浮気しているとは思えなかった。
ちゃんと仕事をしているのだろうと思った。
そんな日が続いたある日のこと、
彼氏が
「話をしたい」
と言う。少しだけ嫌な予感がした。
「ごめんね休んでたのに。」
「ううん、平気。それでなに?話したいことって。」
「僕、この関係をもう、終わりにしたい。」
…別れ話だ。なんで?どうして?
でも次の瞬間、そうでないことは確定した。
「………僕と結婚して欲しい。好きです。」
お題:《終わりにしよう》
『終わりにしよう』6
終わりにしよ、って。
ふと思いついて
部屋の片付けを始める
個人情報に関するものを徹底的に捨てる
そろそろ出てくる
大切なものが
出てくる出てこない
大切なものはなかった
この部屋にはニンゲン以外何も無かった。
この部屋にはニンゲンが生きてきた証拠もなかった。
代わりにあったのは
粉末状になったスズランの花・茎・根だった。
おわりにしようぜんぶぜんぶ
こんなすてきなひなのだから
きっとなんにでもゆるされる
じゅんびばんたんだったから
これでおわりよきょうのおわりよ
きょうがおわってわたしもおわる
りんねてんせいそんなのごめんよ
すいぶんほきゅうをしっかりとね
~一件のLINE~
「今日会える?」
それだけ打つのにドキドキした
「また明日」
それだけの返信でも嬉しかった
なのに
「終わりにしよう」
それだけで
終わるの?
~これまでずっと~
ご飯もショッピングも映画も 私の誘いに
あなたは 笑って 頷くだけ
だから
これからもずっと
そんなふうだと思っていた
それでも十分しあわせだったから
~優越感、劣等感~
あいつの隣にいると感じる
あいつの甘い笑い声、はにかんだ表情、
照れ隠しの仕草
それらを独り占めに出来る優越感
あいつの明るい性格、整った容姿、
人に好かれる振る舞い
それらと比べられているような劣等感
~手を取り合って~
飯も買い物も映画も あいつの誘いに
これまで 頷くだけだった
いつも あいつが 手を引いてくれた
あいつはいつも正しくて間違わないって
思っていた
でも、あいつだって
LINE打つのに悩んで
既読スルーにへこんで
変な返信にモヤモヤする
そんな当たり前のことに気づいたから
だから、これからは
間違ったとしても 二人で
あいつと手を取り合って生きていきたい
~終わりにしよう~
さんざん悩んでLINEを送った
いつも早いあいつからの返信は
なかなか来なかった
「お別れってこと?」
「?」
「だって、終わりにしようって」
「誤変換。尾張」
温泉でも行こう、どこがいい?って
聞かれたから、珍しく自分で調べて
意見を述べた結果が、危うく破局だった。
今でも良くからかわれる。
うちの鉄板のネタだ。
「パパのLINE、誤変換が多すぎ」
「住まん」
「絶対ふざけてるよね」
「剃んな琴な伊予」
終わりにしよう。
器から溢れるゆく
その欲望は
果てのない火の海だ
追い詰められ、今にも飛び出しそうなダークネスの前に立ちはだかる〇〇。
嗚呼、ダークネスが嘆いている。「終わりたくない」「怖い」「暗い」
かつてこの地下牢には、死刑と断定され死刑執行までの間監禁されていた者たちがいた。自分が死ぬのはいつかいつかと、すぐそこまで来ている自身の終わりに怯え嘆いた者たちの魂。そこに居合わせたダークソール。それらが交わり何百年もかけて膨張したのがこの化け物、ダークネス。
ここにどれだけ無罪と有罪の者が混じっていたとしても、殆どのものが皆「終わりたくない」と嘆いたのだろう。私にはわかる、ダークネスから聞こえる嘆きの念から、嫌でも多くの者たちの気配を感じるから。当たり前だが、生への執着が強かったのだろう、或いは誰かへの…。
「だけどもう…、終わりにしよう」
「ギェエエェェエア゙ァ゙!!!!!」
地下牢内に、恐ろしい化け物の叫び声が響き渡る。終わりに恐怖する魂の悲鳴が。
けれど違う…。
「本当に恐ろしいのは終われないことだ、本来いるべき輪から外れ、繋がりを失うことだ!!」
〇〇は真っ直ぐダークネスを見る。
「終わりがあるからこそ始まりがある…。終わりに見える暗闇のその向こうに、始まりの光があるから…!」
〇〇の額から腕へと、黄金に輝く痣が広がって行く。
「だから恐れないで…!つながりは途絶えない、…きっと大丈夫だから」
アイテが優しく微笑む。
「みんな一緒だから…、安心して終わりにしよう!」
最近、深夜に目が覚める。
誰もいないベッドの横や、すやすや眠りについているパートナーの横で、知らない誰かに手を取られたように、うつろいながら目が覚める。
「起きて」と、肩をゆされ、
黙ってぼくは「ハイ」という。
生きてりゃ人生にはいつも区切りがある。
七五三や成人式、新社会人や、結婚など卒業し終えていることと、終わらない現実がある。
止まってしまったもの、ただ回すだけのもの。
全て別世界だと、理解しなきゃいけない。
男ならとくにだ。
それは、哀しく生きていながらサヨナラがあり
生きていながら終わりがあり
生きていながら、旅路を捨てたものもいる
僕は、終わっていると叫び続けて2年。
バトンを変えて4年。
仲間と別れて6年も、経っている。
気づけば僕は、知り得ないドアを開けた。
過去でも、未来でもなく
「厳しい現実だ」
誰が人を簡単に好きと言うだろう。
抱かれたい人は、手が届かず、
抱かれなかったことに、感謝しながら
動揺を、知らぬものに
芸術は生まれないと知り
感謝する。
人を傷つけるな、心も身体も
僕の人生は、終わりを告げ
愛らしく生まれ変わり始まった。
終わりにしようと言われたのは、去年のくれ。
元交際相手とLINEで口論になり、お前と付き合っていて損した。あたしも言わせてもらう!あんたと付き合って損しました。私は気が強いとか言われるけど本当は弱いんだよ。
だから、終わりにしようって言われるの
苦しかった
でも、お陰様でスッキリしたよ。
ありがとう。幸せになってね。
それが最後の言葉だった。
翌朝。目覚めた時には
朝日が眩しくて。
でも、隣にいないんだ
そう思っていたら寂しくなった。でもね、
私は今恋をしてる。
すごく優しくてかっこよくて、
思いやりがあって。
別れて1年半くらいたつけれど、
あなたの幸せを願っています。
私は幸せだからね、
心配いらないよ。
色んな恋をしてほしい。
人生一度きり
たくさん、たくさん
恋愛して
たまに涙を流す日もあるけれど、
その涙を乗り越えた先には
きっと、素敵な出会いが
待っている
今まで恋愛経験なくて、彼氏といっても
真剣交際3人、友達未満恋人未満
な人が2人いました。
社会人になって素敵な出会いがあるといいな。
そう思いながら職場に
行った。、でも現実はあっさり
違っていた。
でも、楽しかった。双極性障害と
診断されるまで。
頑張ろう
○月✕日に彼に会うから服を買いに行こう、
○月✕日に彼に会うからメイクと
髪の毛切って、染めに行こう
そう思う日が多かった
でも元交際相手はほとんど
県外、遠距離恋愛
だけど
それぞれの幸せを
願っている
密かに
またかと思った。
たった一つのミス、失敗で責められる咎められる自分。
どうしてなんだろう。他の人は30、いや、20でも
すごいと褒められるのに。
私は100を出しても、一つ間違えればお前はダメだと
言われる。120を、それすら駄目なら180すらと
頑張り続けた。でも
「ここが駄目、だからお前は(貴女は あんたは)役に立たないんだ」
と否定され続けた。
心がぐにゃりと曲がり、手のひらから硝子のコップが落ちしてしまったように砕け散った。
奈落の底、地獄の果、灯火がない無限の闇。
今度こそ終わりにしよう。誰も助けないで!
もう引き止めないで!触らないで!
みんな!みんな!大嫌い!
私は一人ぼっちで覚めない夢の中が
一番幸せなんだから!と
孤独が好きなの!束縛されるのも!
みんな嫌!
でも、駄目だったんだ。
呪いが剞まれても、悪夢に誘われても、
貴女が大好きだから。と
愛してくれる人たちが私を引き上げてくれた。
人生という長い旅に絶望しては堕ちる。
しかし、必ずその度に奇跡は起り
運命は変わる。
憎まれっ子世に憚るだと思ったけど違うみたい。
私はまだ、この旅を駆けなければいけない。
脚があるから。
終わりにしよう
全部無駄だったの、あなたと過ごした時間も
私があなたに捧げた愛も。
#終わりにしよう。
今日君は、僕と君がずっと一緒に過ごしてきたこの家から、愛する人の所へ旅立って行くんだってね。
初めて僕が君に会ったのは、もうすぐ夏休みという時だったとパパさんから聞いたんだ。その時君は僕をみてヒマワリのような笑顔を見せてくれたのを、今でも鮮明に思い出せるんだ。
そんなまだ小さかった君は僕と一緒にグングンと大きくなっていった。短かった髪も長く伸ばして、それが陽射しを反射してキラキラ輝く様子は、まるでどこかの国のお姫様みたいだと思ったんだ。
すっかり大人っぽくなった君は、とかいという遠いところにあるだいがくって場所に行くために、一度この家を離れたんだっけ。そのお別れの夜は僕と君はひとつのベッドで最初で最後の添い寝をしたんだよね。あれは本当に嬉しかったなあ。
そうして君がとかいという場所にいってしまってからいくつも、はるなつあきふゆ、が過ぎて、やっと戻ってきてくれた君のとなりには、もう僕じゃなくて知らないお兄さんが立っていた。
寂しかった。僕の君は知らないお兄さんの君になっちゃったんだもの。すごくすごく寂しかった。でも、君と一緒にきたお兄さんはとてもいい人だってすぐにわかったから、我慢できた。なんでわかったかって?そりゃあパパさんと同じ匂いがしたんだもん、お兄さん。だから大丈夫だって思ったんだ。
そうして迎えた今日、君はそのお兄さんの家族になるために、この家を離れるんだね。それきり戻って来ないんだなって、僕でもわかる。だけど、今回は寂しくも心配もしてないよ。
ううん、違うかな。君のその真っ白なドレス姿を命があるうちに見れてよかった、そんな感謝を神さまにしているんだ。
ああ、ほら泣かないで。今日は君のハレの日じゃないか。だから初めて見せてくれた、あのヒマワリみたいな笑顔をまた見せてくれないかな?ね?僕の大好きだった、きみのあのえがおを、もう一度。
「今日まで生きていてくれてありがとう。もう苦しいのも痛いのも終わりにしようね。お疲れさま――」
おわりにしよう。
ありがとう、じゃあねーって
そんな軽々しく?恩人言うてたやないか
めちゃむかつくわ
もう知らん、即ブロ即ブロー
変な終わり方だったな。
ああ本当に終わっちゃった
むかついただけ好きだったのかと思うと
嫌になる
はあ本当に嫌い、むかつく
深夜鳴り響くタイピング音
1人で仕事をしていると
ふと思う何をしてるんだろう
自分だけ終わらない帰れない
明らかに向いてないんだろう
今終わらせよう
もう終わらせてもいい
目標のないとこにはたどりつけないよ
目標はあるのか、目的のない飛行機は山にたどりつけない
夢を抱け、自分の目標を語れないものは
リーダーになるべきではない
いつかこうなりたい、やりたい
でいいただその目標に進むだけそれが好き
好きなことは言われなくても頑張らないでもできる
もういいから
終わらせるから、後悔しない方を選ぼう
もう終わりにしよう。
それはどちらから言い出したのだろう。不意に漏れ出た言葉は水面に波紋を作るように、静寂に落ちた。
そうだよな、もう終わりにしたいよな。こんな意味のない言い争いは互いを傷つけるだけでしかない。
かたり、椅子の揺れる音がして君は離れていく。行かないでくれ、手を伸ばし止めるほどの余力はもうない。扉が締まり、一人きりになって、やっと自分の投げた言葉の重さに気づく。
もっと優しい言い方はできたんじゃないか。
もっと声色を優しくしたら良かったんじゃないか。
机に頭を伏せて思考を巡らせていると、扉の開く音がした。
音の方向に目をやれば、君はアイスを2つ持って少し申し訳なさげに差し出してくる。
「ごめん。喧嘩はもう終わりにしよう、これで仲直り。溶けちゃう前に食べようよ」
ぐっとアイスを押し付けて向かい合わせに座る。それが君らしくて、救われて。
こっちこそごめん。
そんなふうに言い合えば、2人はまたいつも通り。
1.『終わりにしよう』
ひとりっ子だからなのか
単なる我儘なのか
ついつい自意識過剰気味になっているようです
ハッと気づいた時には遅い
わたしの数あるダメのひとつです
人にやさしく
そうありたいと思うけれど
まだまだ
反省ばかりで性根がない
そんなわたしを
終わりにしたい
答えの無い答えを考え続けるのは
もう終わりにしよう
その疑問全てを
絵の具に
その不満全てを
筆に
作品をつくりあげよう
2023年7月16日1時
そう自分に告げる
僕と君は付き合ってはいない。
だけど、キスやそれ以上のことはしたことがある。
僕達はお互いに彼女や彼氏がいる時は関わることはほぼない。
逆にお互いに相手がいない時、僕達は寂しさに耐えきれず、
お互いの寂しさを埋め合うために傷を舐め合うように
キスをし、体を重ねる。
ただ、そんなけの関係だった。
だけど、ある日から僕は君を意識し始め、好きになった。
それを君に伝えても君は『僕も好きだよ』と返してくれる。
でも、その好きは僕と同じものなのだろうか…。
こんな関係は終わりにしたい。
だけど、この関係を切ってしまったら僕達の関係に
名前はつくのだろうか。
君との関係をちゃんとしたい。
君のことを利用するのではなく、幸せにしたい。
だから僕は今君に伝える。
『この関係はもう終わりにしよう。』と。
【終わりにしよう】
#81
#終わりにしよう
さぁ、終わりにしようか。
俺の前で刀を構えてそう言った男は、スタスタとこちらに近づいてくる。
俺が、俺が何をしたって言うんだ!!
ただいつも通り終電で帰ってきたら、家の中はぐちゃぐちゃで、愛しの妻も子供も物を言わぬ亡骸になっていて、この男が1人、血の海の中に立っていた。
出来ることならば、こいつに一矢報いたかった。
ごめんな、お前たち。こんな不甲斐ない男がお前たちの家族で。
もしも、来世があるならば、また家族になって欲しい。
そこで俺の意識は途切れたのだった。
終わりにしよう
勉強中、時計をみると1時間は経った。
それでは終わりにしよう今日の分は。
お題『終わりにしよう』
※疲労困憊につき、少し寝かせます。
終わりにしよう。
過去のあの人の姿を思い出して傷つくのは。
終わりにしよう。
ソーダ味の飴玉を口に含んで、甘酸っぱかった記憶に浸ることも。
終わりにできたなら、どんなにか幸せだったんだろうね。