最近、深夜に目が覚める。
誰もいないベッドの横や、すやすや眠りについているパートナーの横で、知らない誰かに手を取られたように、うつろいながら目が覚める。
「起きて」と、肩をゆされ、
黙ってぼくは「ハイ」という。
生きてりゃ人生にはいつも区切りがある。
七五三や成人式、新社会人や、結婚など卒業し終えていることと、終わらない現実がある。
止まってしまったもの、ただ回すだけのもの。
全て別世界だと、理解しなきゃいけない。
男ならとくにだ。
それは、哀しく生きていながらサヨナラがあり
生きていながら終わりがあり
生きていながら、旅路を捨てたものもいる
僕は、終わっていると叫び続けて2年。
バトンを変えて4年。
仲間と別れて6年も、経っている。
気づけば僕は、知り得ないドアを開けた。
過去でも、未来でもなく
「厳しい現実だ」
誰が人を簡単に好きと言うだろう。
抱かれたい人は、手が届かず、
抱かれなかったことに、感謝しながら
動揺を、知らぬものに
芸術は生まれないと知り
感謝する。
人を傷つけるな、心も身体も
僕の人生は、終わりを告げ
愛らしく生まれ変わり始まった。
7/15/2023, 4:30:19 PM