またかと思った。
たった一つのミス、失敗で責められる咎められる自分。
どうしてなんだろう。他の人は30、いや、20でも
すごいと褒められるのに。
私は100を出しても、一つ間違えればお前はダメだと
言われる。120を、それすら駄目なら180すらと
頑張り続けた。でも
「ここが駄目、だからお前は(貴女は あんたは)役に立たないんだ」
と否定され続けた。
心がぐにゃりと曲がり、手のひらから硝子のコップが落ちしてしまったように砕け散った。
奈落の底、地獄の果、灯火がない無限の闇。
今度こそ終わりにしよう。誰も助けないで!
もう引き止めないで!触らないで!
みんな!みんな!大嫌い!
私は一人ぼっちで覚めない夢の中が
一番幸せなんだから!と
孤独が好きなの!束縛されるのも!
みんな嫌!
でも、駄目だったんだ。
呪いが剞まれても、悪夢に誘われても、
貴女が大好きだから。と
愛してくれる人たちが私を引き上げてくれた。
人生という長い旅に絶望しては堕ちる。
しかし、必ずその度に奇跡は起り
運命は変わる。
憎まれっ子世に憚るだと思ったけど違うみたい。
私はまだ、この旅を駆けなければいけない。
脚があるから。
7/15/2023, 4:25:38 PM