『紅茶の香り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
朝には食パンと紅茶を飲む君。
僕がおきるころには、優雅に朝食を嗜んでいる。
(食パンだから、いかんせん庶民的だけれど…)
「おは」
「おは。また紅茶なの」
「うん」
「飽きない?」
「飽きてる。飽きることにも飽きてる」
「うん…?どういうこと?」
「世の中知らなくていいことは多いわ」
「てきとーだなあ」
「え?ていうか飽きるの」
「飽きる。好きなわけでもないし」
「うそ。好きじゃないの!なんで飲んでるのさ?」
「お湯にパックひたすだけで、簡単にそこそこ美味しい味ができる。手軽さという点では大好きよ」
「夢がない!」
紅茶と食パンを朝食にする君は、夢がなく、そして紅茶は別に好きではないということを、頭の中の『意外!』というファイルに分類する。
それから、僕は僕で、まあ別に好きではないけど飲んでいるココアを作る。
テーブルに持って行くと、君に聞かれた。
「…また、ココア?」
紅茶の香り
紅茶は苦くて飲めなかった。オトナの味がして。
紅茶の味に慣れていくとともに、オトナに近付いていることに驚く。
紅茶の香りって、成長の合図かもね。
大好きな香り
君の好きなミルクティー
僕も大好きだよ
同じものを好きでいられる幸せ
噛み締めているよ
優しいミルクティーの甘い香りが
今夜の僕の心を癒してくれる
まるで君がそばにいるかのように
甘い香りが僕を誘う…
君に逢いたい…
紅茶の香り
僕の初恋の人は、紅茶が好きだった。
財閥の御令嬢というこもあって、コーヒーより紅茶を好んで飲んでいる、と聞いた。
一方の僕は、母子家庭で貧しい。
三人兄弟の長男である僕は、高校に進学したタイミングで、すぐさまバイトを始めた。ただ母を助けようという、それ一心だった。
それが関係しているのか、紅茶が好きな彼女に、一方的な好意を抱いている。
お題《紅茶の香り》
観葉植物に囲まれたガラスドームの温室。時を多く刻んだ、少し古めかしい蜂蜜色の机に並ぶ茶器――紅茶がなみなみと注がれたティーカップの水面は、淡い翡翠色。
爽やかな香りがする。
「……なんのお茶なんですか?」
「王都エルシオンから取り寄せた茶葉と、月時雨にしか咲かない花で淹れた。効能は疲労回復、魔力回復、笑顔の花」
そう教えてくれたのは、この温室で、たくさんの植物を育ててる月読くんだ。世間を騒がせているイケメン翠緑士である。“翠緑士”とは、植物の加護を受けた者――あらゆる知識と薬茶をつくりだせる存在。
今のところ月読くんしか知らないから、希少な存在なんだろう。
温室で気を失ってたわたしを拾い、あっという間に薬茶をつくったのだから驚きだ。
「……」
「い、いただきます」
無言のまま促され一口。また一口と、結局最後まで飲んでしまった。あまりの美味しさに、少女から美しい花が夜明けにほころぶ。
「とても華やかで、あまくて、ふわふわします……!」
「顔見ればわかる」
「……!!」
月読くんの笑顔は極上だ――。
あなたが淹れてくれる紅茶が好きだった。
なんとなく違和感を覚える味だったし、普通の紅茶の香りとは違う、変な匂いがしたけど、”私のために”と不器用ながらも一生懸命紅茶を淹れてくれるあなたの優しさが大好きだった。
…でも、あんなクセのある紅茶を毎日飲んでいたせいかな。
もう、自分で淹れる紅茶じゃ満足できないんだ。
きっとこれから一生かかっても満足なんかできない。
だから私は、紅茶を淹れるためのティーポットを捨てた。
紅茶の香り
芳しい香りに…
包まれて
夢のような
ひと時…
アールグレイの
フレーバーティー
柑橘系の爽やかな
香り…
優雅な時間…
いつまでも…
夢心地…
『紅茶の香り』
オレはコーヒー
お前は紅茶
朝のすれ違いは、初めから未来の行く末を暗示していたのかもしれない。
紅茶の香りのしなくなった朝食は、コーヒー通のオレにとっては幸せなはずなのに、毎朝、紅茶の香りを求めてしまう。
紅茶の香り
お題を見たとたんに、頂き物のスイートポテトがあるのを思い出しました。さっそくお湯を沸かしましょう。
ダメダメ、夕食食べたばかりでした!
甘党のわたし。手近なスイーツが大好き。スーパーで手にはいるケーキや和菓子、クッキーや菓子パンの甘いやつ。
紅茶の香りでオシャレな場面を思い出さない、根っからの食いしん坊のわたしです!
|紅茶の香り|
私は紅茶が好きだ
本を読む時、勉強する時、リラックスしたい時は紅茶を飲む
アイスティーもいいがホットの方が体に染みる感じがして好きだ
今日も紅茶を飲む
今日は普通のアールグレイだ
お気に入りのグレーのマグカップにティーパックを入れる
お湯を入れると、茶葉から紅茶の成分がじわーっと広がるのを
ムラがないようにティーパックを揺らし蒸らす
早く飲みたい気持ちを抑えながら、成分が出てくるのをじっと見つめる
飲む時湯気でメガネが曇って視界が真っ白の中
口の中に紅茶の香りが広がり、喉から体の真ん中にかけて熱が通るのを感じる
匂いと温かさで体の緊張がスーッと抜ける
心地よい感覚
この感覚がたまらなく幸せだ
ボストン茶会事件
から紅茶の香り
ソーサーから離陸したカップを鳴らして
今日もあなたとティーパーティー
湖のそばでシートを広げて
お菓子なんか並べちゃって
ペットのチャムも気持ちよさそうにお昼寝してる
ストールを肩に
紅茶を淹れる
お母さんからならった紅茶の淹れ方
まだちょっと苦い
ちょっとお姉さんになれた気がするわ
紅茶の香りが漂う
レトロなカフェで
大好きなあなたを見つけました
#18 気持ちのよい秋風。
冷たい空気の中、ゆっくり深呼吸をする。
体の中のものが全て入れ替わったような感覚がした。
"沢山の人生がある場所"から家へ帰る。
あの場所は、楽しいけど疲れる場所でもあった。
ドアを開けると、紅茶の香りがした。
久しぶりだな。そう思いながら、柔らかい椅子に座る。
心の余裕なんかなくて、紅茶を飲もう、とも思っていなかった。生きることだけに必死で。
淡い色のマグカップから、白い湯気が出ていて、
なんだか、可愛かった。
ふぅ〜、と息を吐きながら、温かい紅茶を飲む。
体も、心も、一気に温まる感じがした。
やっぱり、心に余裕がないとリラックスなんてできないし、
この一日が大切だということも気づかない。
世の中には、そんな人がたくさんいる気がする。
昨日も今日も、いい日だった。
明日という日がきますように。
そして、多くの人の心に余裕ができますように。
この世が平等になりますように………。
現実は、何も平等ではないから。
そう願って、紅茶を飲み干した。
___紅茶の香り
「紅茶の香り」
ホットのアールグレイの落ち着く香りに癒されたい。
「紅茶の香り」 10月27日
最近は様々な香りの紅茶が増えましたね。
フルーツの香り、ミントの香り、キャラメルの香り等々。
少しブランデーをたらしてみるのもいいし、ミントの香りにミルクたっぷりのミントミルクティーもいいな。
ライチの香り、ラ・フランスの香り、その日の気分で香りを選ぶのも楽しみ。
深まる秋の日の午後、こんな贅沢なひとときを持ちたいな。
紅茶が好きな君がいた。
紅茶が嫌いな私がいた。
距離を離せば良いけれど、
君は笑顔で紅茶を勧める。
年月が経過し、
生活は変化し、
私は念願叶い君と離れた。
「紅茶の香り」は、
君を思い出させる。
今は少しだけ、好きだよ。
ほのかに香るアールグレイの香り
幸せだった頃を思い出す
今が、不幸というわけではないけれど
ただただ過ぎる平凡な毎日
キラキラ輝いていたあの頃
過ぎる時間が速くやりたいことが溢れてた
歳を重ねるごとに現実知り
輝きも薄らいできた
やりたいことも、絞られ
生きる目的になっている
挫折しながらも
確実に前に進み続け
苦しく、辛く感じたとき
心を壊さぬように
忘れない香りは、
私を癒やしてくれる
少しの事で幸せを感じられる人になりたい
例えば空が綺麗だとか、朝10分早く起きれただとか。
小さな幸せを抱きしめて生きていたい
今日も学校に行けた。生きてた。曲を聴きながら空を眺めてた。
偉いな。幸せだな。
今日は甘くない紅茶を飲んでもう寝よう。
紅茶の香り____
漂ってくる美しい香り
秋のオシャレに化粧をした木々の葉を見ながら黄昏れる
ひとつ紅茶を頼む
運ばれてきた紅茶の香りはどこか懐かしかった
なにか大切なことを忘れているような、そんな気がする
ふと、顔を上げ、隣を見るとその紅茶と同じ香りのする女性
私が女性の方を見るとその方は涙を流した
あぁ、私はなんて大切なことを忘れていたんだろう
大切な、貴女のことを