窓越しに見えるのは』の作文集

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窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/2/2024, 1:31:41 AM

「窓越しに見えるのは」


教室の後ろから3番目の窓際の席。

今日も幸せそうに窓の外を見ている。

窓越しに見えている物は、普段は立ち入り禁止で、大掃除の窓拭き位しか使われていないベランダと中庭が気持ち見える位だ。

ベランダが無ければ中庭の全体が見えて良い景色だっただろう。

そんな残念な景色をこうしてたまに幸せそうに見ているのだから不思議だ。

ボーッと見ている時と、こうして何かに気づいて幸せそうな顔をする時があるので、鳥でも来てるのかなと思っている。

水名瀬君は動物が好きだからな。

窓の外を見てくれてたら、少し離れた俺の席から水名瀬君の横顔が見れるから、何だって良い。

退屈な国語の授業を終え、昼休憩だ。

「水名瀬ー!昼どこで食う?」

水名瀬君の席はアッと言う間に人で囲まれる。

俺はそれを見ながら自分のカバンを持ってソッと教室を出る。

水名瀬君を中心にいつも人が集まっている。

対する俺は未だにクラスに馴染めず1人が多い。

入学式の時は水名瀬君、代表で挨拶してカッコ良かったなぁ……。

移動教室で迷ってしまった時も、俺を見つけて案内してくれたし……。

俺の事ちゃんとクラスメイトとして認識してくれてた事にビックリだったけど、さすがだよなぁ。

ほんのちょっとした出来事しか無いのだけど、そのちょっとした事が俺にとっては大事件で、ずっと大事に心の中に抱えてる。

来年は違うクラスかもしれないんだから、せめて挨拶する関係にはなりたいと思っているのだが、そのハードルが高い。

ため息を吐きながら中庭でお弁当を食べていると、スリッと俺の腕に頭を擦り付けてくる。

「あ、お前いつもどこに居るんだよ。待ってろよ、今日はちゃんとお前用の猫缶持って来たんだぞ」

中庭に居ると、どこからともなくやって来るハチワレ猫。

あちこちで良い物もらってそうな恰幅の良い姿だが、可愛くてついつい何か与えてしまう。

「明日はちゅ〜るにしようかな」

ガツガツ食べている猫を見ながら嬉しくて明日の事も考える。

毎日この猫が来てくれるから、俺のお昼は寂しくない。

「ちゃんと噛んで食べろよ〜」

豪快に食べる猫に声を掛けながら自分もまたお弁当を食べ始める。




「あ、またあの猫と居る」

「何?」

「いや、何でもない」

何で俺の周りはこんなに人が集まるんだか……。

俺だけだったらあそこに座って一緒に猫と戯れてるのに……。

あの笑顔良いなぁ。

声を掛けても大体俯いてしまって顔もまともに見れた事ない。

「水名瀬、もう教室行く?」

「あぁ、そうだな。もう行っとくか」

もう少しコッソリ見たかったけど、他の奴らに見つけられるのも嫌だし、中庭から離れる事にした。




午後の睡魔との戦いの授業が始まる。

この席になってから、つい窓の外を見る癖が付いてしまった。

中庭が見えたら良いのに、半分はベランダで消されている。

と、ヒョイッとハチワレ猫がやって来て、だら〜んと伸びて横になる。

この猫、緊張感無いよな。

この媚びないマイペースな所が、自然と受け入れられたのかな……。

今日も猫と戯れる姿良かったなぁ……。




あ、また鳥でも来たのかな?

水名瀬君が幸せそうな顔をしてる。

いいなぁ、俺もあんな風に見つめられたい……なんてね。


窓際に見えるのは……
2人の思いなんて知ったっこっちゃない、毛繕いに必死なハチワレ猫様でした。


〜END〜

読んで頂き、ありがとうございました😊

7/2/2024, 1:27:45 AM

窓越しに見えるのは

 なんだか詩的なお題がきたな。しかしそう言われても窓から見える景色なんて道路くらいのものだ。

 このお題はちと難しいね。窓から見えたあの人の影、みたいなロマンチックなものを書けるような気分じゃないし。

 最近はもう疲れてなにもかもが嫌になる。はぁ、バイトがしんどい。最近のバイトはとても疲れる。

 昔はやること少なかったけど最近はウーバーだなんだと仕事を増やしすぎだ。そのくせ人は増やさない。だけどなにかあればラインでダメ出しだ。やってらんねぇ。

 もうバイトなんてやめてしまいたいけどバイト以外できる仕事がない。嫌な人生を送っている。

 小説もいまいち気が乗らなくて全然書けないしもう散々だ。ストレスで過食ストレスで小説が書けない。

 このストレスはなにからくるかと言えば結局金がないことがすべての原因だ。貧乏人に生まれたことがすべての原因だ。

 もうなにもかもが嫌だ。いっそ死んで楽になりたいと何度願ったことか。それでも死にたくないのだから人生は本当に嫌になる。

7/2/2024, 1:22:07 AM

窓越しに見えるのは、随分と変わった街の景色。
…変わったのは私もか。そんなことを思いながら出てきた紅茶を飲む。変わらないのはこの味ぐらいだろう。

7/2/2024, 1:14:04 AM

『窓越しに見えるのは』

「もしも生きられる年数が予測できるようになったら、あなたは何を考えると思う?」今日の授業の課題のひとつ。

安心すると思う。

それが私の考えだ。
終わりが分からないから、怖くなるんだ。身体の中がかき混ぜられたみたいになるんだ。死にたい死にたいと、終わりを求め続けるんだ。

窓の外は見たくない。
狭く、暗い部屋に閉じこもって、もう、終わりにしたい。

7/2/2024, 1:13:31 AM

窓越しに見えるのは、いつもと変わらない光景。
薄暗いアパートの一室から見える外の景色。
大学生になり、新しい環境へと引っ越し、三ヶ月前は何もかも新鮮だったのに、もう風化している。
常にどこかへ行って、飛び回って生活したいとは思う。
変わらない環境にいると、自分も変わらないままだ。
常に新しい自分と出会っていきたい。

7/2/2024, 12:55:55 AM

窓越しに見えるのは

 いつもの電車のなか。向かいの座席に人影はなく、ただ自分の姿がうっすらと映っていいる。
 その姿は自分が思ってるよりも老いていて、いつのまに自分はこうも年を食ってしまったのだろうとやるせない気持ちが溢れてくる。
「お母さん、みてみて」
 隣の席から聞こえてくる3歳ぐらいの子供の声と、それを優しく親の声。自分とは縁遠いものだけど、確かに現実であるその声は目の前の老けた35歳のおっさんが自分であるという現実の輪郭をより濃くしてくる。

 いつしか、地下を走っていた電車は地上に出て、外の景色は晴れ渡る青空に変わり、窓越しに見えていたおっさんは自分の視界に映らなくなった。地上に出た電車はもうじき職場へとたどり着く。

 自分の姿を振り返る機会なんていうのは一瞬しかない。その一瞬をポジティブに捉える人も、ネガティブに捉える人もいるだろう。ただ、どんなおっさんであってもそうではない青空の下では自分の姿なんて省みず、子供の頃と同じようにひたすらに一歩一歩踏みしめながら生きているだけなのだ。

7/2/2024, 12:47:21 AM

電車に乗るときはいつも、海側の席を探した
うっそうとした山を見ているより
開けた海を見ている方が何倍も面白い
天気がよければ海を挟んだ山の岩肌まで見えたし
海でイルカが跳ぶのを見れたときは、友達と大騒ぎした
雨で海が荒れていて、大波が電車にも届くんじゃないかと不安になることもあったし
夜の海、ガラスには光が反射して何も見えない暗闇に嫌なこと全部溶けたらいいのにと呟いたこともあった

いつもの景色はいつも少しずつ違っていて
見ている自分も少しずつ変わっているのかな

7/2/2024, 12:33:36 AM

桜が咲き誇り蒲公英が地を彩るこの季節は、始まりの季節でもあり、別れの季節でもある。

その季節を何事も無く通り過ぎるのは難しい。

窓際に寄り、レース越しに世界を見ると苦しくなる。

貴女と過ごしたあの日の様に、桜が散るこの世界が美しいから。

7/2/2024, 12:29:51 AM

自分が見ているのは
反射で映っている隣の君

外の景色を見るフリをして君を見る

外の景色と混じって
薄くぼやけている君だけど

直視は眩しくて見れない気がする

もう少し君に対しての解像度が高ければ
窓の反射でもはっきり見えるかも

7/2/2024, 12:18:57 AM

小さな平屋暮らしでは、四方向の窓が開く。
うちの猫たちの好む場所は、日当たりの良い南向きの窓である。
特に、雄の黒猫はよく小さな獲物を窓越しに狙って小さく鳴いている。
そして子猫の三毛は、窓枠の隙間にぴったり入り込んで収納されている。冷たくて、気持ち良いのかもしれない。
また、2匹揃って外を眺める姿が可愛くて、写真だけではなく動画を撮るようになったのだが、すると三毛がカメラを意識してかそれとも偶然か、するりとフレームアウトしてしまう。一方黒猫は、しばらくのんびり被写体となってくれる。三毛のほうがよく私の行動を観察しているからカメラ目線が多く、黒猫は自由気ままと、性格の違いが出る。
そして、たまに外からトラ柄の客が訪れる。縄張りの主張なのか、はたまた仲良くしたいのか。3柄の集まりで、何か話しているのかもしれない。
庭側の窓は見える獲物が多いようで黒猫には刺激が強く、網戸が壊れてしまった。だからそこは閉めて、隣家の畑側の窓を開けている。
昼間は揃って大きな窓のそばで日向ぼっこをしている。
人間にとっては車必須の田舎暮らしであるが、猫たちにとっては、自然が多く景色も多方向にあり、良い環境であるに違いない。
鳥や夏には蝉の鳴く声を聞きながら、太陽の光を浴び、われわれはひとつ屋根の下で暮らしていくのだ。

7/2/2024, 12:10:41 AM

小学2年生…夏休み明けた二学期の初日
私の居る教室には同級生たちが40人位いた
けれど私はひとりぼっちだった…
今の私の立ち位置は「転校生A」だ…
「ね〜、ね〜、どっから来たの?」
運動場側から廊下側まで…目…目…目…
「窓越しに見えるのは」同級生たちの
好奇心いっぱいで固まった視線だった
入れ替わり立ち替わり途絶える事のない
休み時間の動きは皆が私に飽きるまで続く
8歳の頭の中で考えていた事は…
「動物園のお猿さんみたいだなぁ…私」
元より、極小の分校育ちだったし
兄が3人の末っ子だった私は、体は小さかったがメンタルは強かった…
けれど転校を言い渡されたのはわすが1ヶ月
程まえだった…
そして今日…母は私に言った
「街の子はね、皆お上品なんだよ、
言葉には十分気をつけるんだよ」と…
だから私は黙って品よくお上品に振る舞うべく自分を取り繕った…
しばらくして耳にしたのは…
「東京から転校生がきた」だった…
何で?あ〜…そうか頑張って東京っ子みたいに話してたからかなぁ…
しかし、2年生の頑張りもそう長くは続かない…私が野生児とばれるまでには
そう時間は長くかからなかったのだww

7/2/2024, 12:10:24 AM

窓越しに見えるのは

 夜が明けた。
 今日も眠れないまま、布団に身を潜めていた。憂鬱をいっぱいに閉じ込めた部屋の中、カーテンの隙間から差す光を睨んでいた。
 怖い。
 朝が怖い。意味もなく訪れる朝が怖い。私の存在を掻き消すような朝日が怖い。
 壁一枚を隔てた外の世界は、どこまでも遠く見えていた。

7/2/2024, 12:04:12 AM

流れるような、景色

トンネルを抜けたら

雪はなくなっていた

僕は東京に行くんだ

7/1/2024, 11:55:48 PM

帰りの電車は
ぼーっと立ってるのがいい
時々オレンジやピンクの夕焼けが見える

窓越しに見えるのは
いつもと同じ配置の建物だけど
空の様子はいつも違う

夕日と反対側に立っていても大丈夫
こちらの窓にもオレンジ色が映り込んで
こっち見て見てと教えてくれる

7/1/2024, 11:54:47 PM

窓越しに見えるのは…



少し前、介護施設では窓越し面会が主流だった。

コロナ禍が過ぎてもウイルスは進化を続けるのだろう。

新札に柴三郎さんが載るのは明日からか。




新札といえば、二千円札はどこへ行ったのだろう。

出た当初、銀行で交換してもらった記憶がある。

二千円札、不評は知っているが…個人的には好きだ。

7/1/2024, 11:47:45 PM

「窓越しに見えるのは」

朝、ご近所を通る時にお家の前にいる猫ちゃん
そこのお家に住んでいる飼い猫ちゃん
近頃は塀の上でうたた寝するのがマイブームらしい
昨日は小雨のお庭を歩いてて若干濡れてた
今日は軒下に寝そべってて濡れてなくひと安心
いつも眠そうなお顔の猫ちゃん
車の窓越しから見つけられた日は嬉しい
毎日の楽しみになっている

7/1/2024, 11:40:52 PM

窓越しに見えるのは

夜景





田んぼ

街の様子

授業風景

など様々である

どの景色も綺麗で見とれてしまう

いつも違う景色

それが良い。

見ていてとても楽しい

こんな日常がずっとずっと続いたらとつくづく思う

7/1/2024, 11:40:10 PM

「窓越しに見えるのは」

1年前に見た窓越しの景色

5年前に見た窓越しの景色

10年前に見た窓越しの景色

20年前に見た窓越しの景色

どの景色が好きだっただろう

7/1/2024, 11:31:48 PM

窓越しに見えるのは

私には無関係
心を持って見てはいけない
何も
感じてはいけない

決して、そちら側へ行けない
開かない窓があるから

表面も、裏側も全部嘘

愚直なままでいい
人間なんて容器も中身も所詮は猿人
何億年前とそう変わってない
何億年前から磨くべきものを持って生命活動をしても
磨ききれない何度生命活動を繰り返しても
泥臭いものがまとわりついてる

それでも見てしまう
窓越しに見えるのは
自分より何もかも全てにおいて優位で価値ある
そう錯覚させられる


窓越しに見られてる
決して、こちらには来られない
開かない窓があるから
こんな私を、風景を見て、何かの感情を抱くんだろうか
何も見せてやらない
開けてと言われても、開けるものか


ハンマーで脳天を叩かれる
思い切り地面にめり込んだら
脳みそを溶かすジャパニーズポップスを流される
無気力になって、いろんな自己的な欲にまみれて
永遠に支配されることになる


続き
思いついたら

7/1/2024, 11:29:25 PM

【窓越しに見えるのは】


窓枠に切り取られた
四角い空
四角い庭

この空を
月や星や太陽が流れ
この庭で
花や鳥や虫が生きる

ぼくはただ眺めている

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