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小さな平屋暮らしでは、四方向の窓が開く。
うちの猫たちの好む場所は、日当たりの良い南向きの窓である。
特に、雄の黒猫はよく小さな獲物を窓越しに狙って小さく鳴いている。
そして子猫の三毛は、窓枠の隙間にぴったり入り込んで収納されている。冷たくて、気持ち良いのかもしれない。
また、2匹揃って外を眺める姿が可愛くて、写真だけではなく動画を撮るようになったのだが、すると三毛がカメラを意識してかそれとも偶然か、するりとフレームアウトしてしまう。一方黒猫は、しばらくのんびり被写体となってくれる。三毛のほうがよく私の行動を観察しているからカメラ目線が多く、黒猫は自由気ままと、性格の違いが出る。
そして、たまに外からトラ柄の客が訪れる。縄張りの主張なのか、はたまた仲良くしたいのか。3柄の集まりで、何か話しているのかもしれない。
庭側の窓は見える獲物が多いようで黒猫には刺激が強く、網戸が壊れてしまった。だからそこは閉めて、隣家の畑側の窓を開けている。
昼間は揃って大きな窓のそばで日向ぼっこをしている。
人間にとっては車必須の田舎暮らしであるが、猫たちにとっては、自然が多く景色も多方向にあり、良い環境であるに違いない。
鳥や夏には蝉の鳴く声を聞きながら、太陽の光を浴び、われわれはひとつ屋根の下で暮らしていくのだ。

7/2/2024, 12:18:57 AM