『窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#4『窓越しにみえるのは』
今日も1日が始まった。
窓越しに見えるのはいつもの風景。
公園で遊んでいる子供達,散歩をしている人,ビル,木,車。
いつもと変わらない風景。
それがいいのかもしれない。
「窓越しに見えるのは」
ユーカリの木の上でまどろむコアラ。
まるで人間とは違う時間が流れているみたい。
窓越しに見えるのは
[きょうは、いいね入りませんよー]ど、
庭の土でそう書いてあった
ドドドド………
『きっ、、ヒィ!』
お前が言ったように…俺は自由の奴隷だ
自由の奴隷になれ
『きゃー💕💕💕💕』
と、歓喜の声
エレンイェーガーが吹き替えしたのだ
ココから妄想
出たぞ
妄想メンバー等、
(もしも彼らがアイドルでインスタをやっていたら…
インスタを見て
点を無くしたり、割って理想人数を書きました)
エレンイェーガーフォロワー410万人
死柄木弔フォロワー190万人
轟焦凍フォロワー130万人
夜神月フォロワー110万人
佐野万次郎フォロワー108万人
藤原佐為フォロワー100万人
(すごい人気が出そう笑)
たまに、本当にたまに疲れすぎて住人の住んでない家から外を眺めることがある。
住人がいるとこを選ばないのは、人形になって自由を失っている彼らの近くで、自由を持っているにも関わらずぼぉっとするのは申し訳ない気がするからだ。
窓の外を見てるのは普段生活している分には変化がないように見えるこの世界が、実は小さく風で木が揺れていたりだとか、そういう様子が見えるから。
今日も疲れてしまって、アパートの一室から外を眺めてると、演奏者くんが歩いてるさまが見えた。
彼はきょろきょろと辺りを見回していた。色々な場所を覗くような動作もしてるから、もしかしたら何か探してるのかもしれない。
演奏者くんが捜し物するなんて珍しいな、なんて重いながら窓越しに眺めていると、演奏者くんが顔をあげた為、バッチリ目が合ってしまった。
バレてしまった、なんていうまるでストーカーのような思考が浮かんだが、彼の方はボクの姿を確認したあと、満開の笑みで笑った。そして、足取り軽く去っていく。
…………もしかして、探していたのはボクのことか? なんて自惚れた考えが浮かんで頬が熱くなっていくのが分かった。
窓越しに見えるのは
学校の授業中。
話を聞いているのは暇でぼーっと外を眺める。
ずーっと空を見る。
雲が動いていくのは見てて癒される。
曇ったり晴れたりして楽しい。
それに空には君がいるから。
たまに好きな人の方を見て、癒される。
そうしてるうちに授業が終わった。
それでもまだ空を見続けるのは
君に会いたいって気持ちが強いからなのかな。
蒸し暑い日々が続いて、全身がずっと疲労困憊でベッドから起き上がれずにいたあの頃。
その時に窓越しに見えるのは、青空だけ。
住んでいた所が5階だったこともあり、見晴らしも良くて気に入っていた。
せめて、空模様だけでも見られて良かった。
そうでなければ、心も荒んでいたことだろう。
身体はとても辛く、長いこと苦しんできたけれど
空を、景色を、綺麗だなと心からそう思うように
眺めることができる幸せはあった。
早朝の出勤電車 窓越しの河川敷を高そうなジャージで愛犬散歩させてるじいさんになりたい
【窓越しに見えるのは】
残りわずかな命。ベッド脇の窓越しから見たいのは
春は福寿草に梅に枝垂れ桜。
夏は海
秋は紅葉に赤とんぼ
冬は松の木に雪
余命いくばくの割には、しっかり四季の希望あり。まだ大丈夫か。
そして、すぐ隣には、あなたの笑顔が。
flamme jumelle
『わたし大船には行けないの』
平日の午後に山手線
並んで走る京浜東北線
窓越しにあなたの姿を探す
追いつけないの私
あなたが先を走るから
遠くに離れていくあなたの背中
思い出してはため息ばかり
#窓越しに見えるのは
『窓辺の女の子』
窓辺から手を伸ばせ 届くかな 届いてるかな
微熱を感じて性衝動 唇がそっと月を覆い隠す
どこにでもいる女の子 どこかにいた女の子
いつかの私、女の子 女の子 女の子 今度いつ来る? いつ来るの?
雨の日の水滴が付いた電車の窓を見てると、水族館の魚になったみたい。
電車が走る速度と同じ速度ですいすい泳ぐ魚のあたし。
赤い服を着た、赤い魚のあたし。
トンネルの中であたしと目が合った。
魚になったあたしを見てるあたし。
赤い魚のあたし。
〈お題:窓越しに見えるのは〉評価:良作
「37.9度…夏風邪ね」
お母さんの心配そうな目を見て少し心が痛む。
「安静にしているのよ」
俺は今日、お母さんに仮病を訴えたのである。
ごほっごほっ。
鍛えに鍛えた仮病の為の咳払いは、見事お母さんを欺いた。我ながら素晴らしい出来だ。
「お母さん、もう出掛けるからね、お腹空いたらゼリーとおじやがあるから遠慮せずに食べるのよ。学校には連絡しておくから」
俺は勝利のファンファーレを聞いて、心が満たされていく。
遠くの方からお母さんが電話をしてるのが聞こえる。ここまで来ると、どんでん返しはない。散々、仮病で稼いだ風邪薬が家にあるので、病院に行くという選択肢は自然と消えていた。
「それじゃ、何かあったら連絡するのよ」
「うん…」
元気じゃないふりを徹底する。
玄関が閉まるその瞬間まで、床に伏せる。
ガシャンと、扉が閉まる。勝利の美酒に酔いしれる為にゼリーを求めてキッチンに赴いた。
「うまい!」
早々にゼリーを平らげた俺の身体が二度寝を求めている。その証拠に目蓋が重い。
俺は、この後大事なゲームのレベリングがあるのだ。寝ている暇はないと、体に鞭打って自室へ戻る。
「…でもちょっとくらいなら寝てもいいよね。二度寝は仮病の特権だし…」
俺は窓越しに見える夕焼けを見て、全てを悟った。
窓越しに見えるのは父と兄の乗った船
吹きつける風が潮の滲みた木の窓枠を揺らす
祖父が死んでから1年と7ヶ月
2人とも少しだけ無理をするようになった
エプロンを着て味噌汁の支度を始める
私は2人に強く言えない だってわかるから
帰りたくなる温かさを拵えるだけ 私の精一杯
窓越しに見えるのは
届きそうで決して届かないこちらに
手を伸ばすあの子の手
…泣かないことに精一杯で何も返せなくてごめんね
窓越に見えるのは
窓の向こうの空には、どんよりとした雨雲が拡がり、木々は大きく揺れて、窓には、大粒の雨粒が叩き付けてくる…庭には、所々水溜りが出来て、波紋と風で水飛沫がたっている…
月替りの朔、まだ暫くは続きそうな梅雨…降り続く雨に、うんざりし乍ら、いつ果てるとも知れない雨模様を、ただ黙って見つめるだけ…
『理想の空』 テーマ:窓越しに見えるのは
梅雨が嫌いだった。
低気圧とか、足元がぐずつくとか、そういう理由もある。けど何より嫌いなのは、あの暗い暗いねずみ色の空だった。ほこりのような厚い雲を見ているだけで、具合が悪くなった。
今日もまた、梅雨前線の真っ盛り。私は起き上がる気力もなく、ベッドでスマホをいじっていた。
ふと、その手が止まった。偶然開いていたフリマアプリで、偶然開いたページで、私は運命の出会いを果たしたのだ。
『雨空が嫌いなあなたへ! いつでも晴れ空を見せてくれる不思議な窓はいかがでしょう。お使いの窓枠にはめ込むだけ、工事は一切要りません』
私は迷わず購入ボタンを押した。
数日後のよく晴れた日、巨大な段ボールで窓は届いた。業者の手を借りて、えっちらおっちら部屋へ運ぶ。それから、ふうふう言いながら梱包を解く。
ごく普通の、というのも変だけど、実際本当に普通の窓に見えた。キャンバスのような大きさの窓枠に嵌められたガラスは、光が当たるとオーロラのように輝いていた。
透かして見た景色は、現実と変わりがない。半信半疑で部屋の窓にはめ込み、次の雨を待つことにした。夜の空も、いつもと同じように見えたので、私はいよいよ不安になり始めていた。
二日後、窓の向こうから雨音が聞こえた。けれど、それにしては部屋が明るい。私は跳ね起き、カーテンを開けた。
窓の外は、晴れ空が広がっていた。あの愛しい薄青の空が、優しく光を放つ太陽が、窓越しに見えている。なのに、雨音は絶えず聞こえている。窓を開けると、外は薄暗い雨空だった。
すごい掘り出し物を見つけた。私は部屋着で小躍りした。
それから何日も雨が続いたが、私の心は晴れやかだった。
どんなに外が土砂降りでも、部屋からはいつでも晴れ空が見えるのだから。私は極力外出を避け、部屋にこもって過ごした。
さらに数日経ったある日、気が付くと雨音が止んでいた。
やっと梅雨が終わったのだろうか。窓を開けた私は、目の前の景色に目を奪われた。
大きな虹が、消えかけながらも空に架かっていた。虹なんて久しぶりだったので、思わず見入ってしまう。
ふと思い立って、窓を一度閉じてみた。窓越しに、穏やかな晴れ空が見える。でも、そこに虹は見えない。
もう一度窓を開けた。しかし、虹はすっかり消えていた。もともと薄れていたのだから、いつ消えてもおかしくはなかった。
もっと早く窓を開けていたら、もっと虹を見られたかもしれない。
そう考えたら、ため息がこぼれた。
2024.7.1
窓を開けようとした時、一瞬だけ小さく白い光が見えた。
窓を開けた瞬間、私の左肩は紅く染まった。
ゆっくりと血飛沫が空中に舞い、遅れて強烈な痛みが走る。
私は、衝撃で後ろに倒れる最中であった。
噫々、此処が私の最期の場所か。
悪くない、むしろ良いくらいだ。
生家で死ねるなんて、夢にも思わなかった。
まだ、実感が湧かない。
幾度も死際を潜り抜けてきたから…だろうか。
いつもなら、逃げ切れると確信する。
しかし、今回は違う確信が頭を過ぎる。
『死』の文字が、何度も頭を過ぎる。
熱かった左肩は、徐々に冷たく、左腕の感覚は無に等しい。
ガチャ…、玄関のドアが開いた音が聞こえる。
トン…、トン…、トン…。倒れている私に、足音が近づいて来る。
カチャ…。ピストルのロックを外す音が、左から聞こえた。
「さらば、哀れな者よ。」男、否、青年の冷たい声が聞こえた。
まだ若いのに、その腕前か。
なんと、世界は不平等なのだろう。
バン…。ピストルを発砲した音を最期に、私の意識は事切れた。
・4『窓越しに見えるのは』
「赤い糸ですか……私も運命の赤い糸で結ばれた人と早く出会いたいものです。それじゃあ私はこれで」
私は男にそう告げ玄関に向かった。
わざわざ見送ってくれる男が言う
「奪い、与えるのが私の仕事だからね。貴方はまだ若い。奪うことも与える事も不慣れでしょう。しかし経験を積めば少しくらいのワガママもなんとかなるものです」
「そら、外をご覧なさい」
廊下の窓から外を見ると、随分とアヤシイ雲行きになっていた。さっきまであんなに明るかったのに。
その時雷が光った
窓全体が白く光り、家の中が見えなくなるほどだった。
しかし雷鳴はしなかった。
【続く】
通勤するあの人はすぎてゆく街並み。
初めて親になったあの人は生まれてきた小さな生命。
親の帰りを待つあの子供は仕事帰りの親の姿。
授業中に眠くなったあの学生は外で運動する生徒の姿。
希望に満ちたあの人は朝焼け。
今日が嫌になってしまったあの人は星々と月明かり。
恋人と離れるあの人は恋人の乗った車。
一人取り残されたあの人はいつも隣にいた人の眠り顔。
窓越しに見えるのは、その人によって違う。
今の貴方には、何が見えているだろう。
貴方の心は、なんと言っているだろう。
『窓越しに見えるのは』
毎朝、仕事に向かう電車。
その窓越しに見えるのは、君が閉じ込められている場所。
もう何ヶ月になるだろう。
前回会いに行った時には、君もあの場所の窓越しに、僕の乗る電車を見送っていると言っていた。
君の言うことだ。すべてを信じている訳じゃない。
でも、あのいくつも並ぶ窓のどこかに、君の沈んだ顔があるんじゃないかと毎朝探してしまうのも事実だ。
ずっと仲良くやってきた。気の合う奴だった。
だからいつも一緒にいた。あの夜を除いては。
君が僕を誘わずに、一人で法を犯したあの夜。
「お前を誘わなくて良かった」と、アクリル板の向こうで君が言った。
その言葉だけは今も信じている。
僕にとって、君はそーゆー人だから。
正しいも正しくないも、誰がどんな状況で見るかで変わる。
飢え死にしそうな貧しい人達のために、裕福な家から食べ物を盗むのは善か悪か。
手を差し伸べずに見殺しにすることが正しいのか。
死にたいと本気で願う人の首に手をかけることは罪悪か。
それは、当事者である死んでいった人間の意見も含まれているのか。
紙に書かれた法律に反しているからといって、その人間を全否定出来る権利など誰も持っていない。
「倫理」という窓越しに見えるのは、いつだって歪んだ現実だ。
そんなものでは管理しきれない心を誰もが持っている。
それは、世界の終わりに姿を現すのだろうか。
それとも君のように、ある夜突然心を埋め尽くすのだろうか。
電車の窓越しに、小さくサムズアップサインを送る。
あのいくつも並ぶ窓のどこかにいる君ヘ。
世界が君を責めても、僕だけは君の味方でいよう。