『窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
窓越しにみえるもの
雨粒を湛えた紫陽花の花
空にかかる七色の大きな虹
早く梅雨が開けないかな
窓越しに見えるのは
窓越しに見えるのは君の元気な姿だった。そして君は私に気づいてこちらを見ながらニコッと笑った。私はその顔を見ていると頬が熱くなっているのを感じた。すぐに顔をそらすと君は悲しそうな顔をしてどこかに行ってしまった。この病気が治れば君と面と向かって話ができるだろうか?そんな事を考えていると、君が手に何かを持ちながら戻ってきた。手に持っていものを私に見せると君は行ってしまった。廊下に出て置かれたものを見ると花束に手紙が添えられていた。そこにはこう書かれていた。「早く元気になってね」と私はその優しさに涙が出た。ありがとう私はそう書いた手紙を廊下においておいた。それが私と君の恋の始まりだった。
窓越しに見えるのは
小さい時、親が運転する車の後部座席から見た景色。
追いかけてくる月を見て面白がった夜。
幻想的な夕日の色を見つめていた夕方。
塾に行くのが憂鬱で、青空をただ見上げていた昼。
期待を裏切って広がる雨雲を恨んだ朝。
窓越しには、いつも同じで違う空があった。
窓越しに見えるのは
私は電車で通学する高校生だ。
電車の窓越しに見えるのは遠くまで果てしなく続く山や建物などの景色。
私は電車やバスの窓越しに見える景色が大好きだ。窓越しの景色を見ていると気分が落ち着くし、嫌な事も忘れられるから。学校で嫌な事があってもその景色を見れば忘れられる。
だから私は社会人になったら色々な県に行ってその場所の自然を感じたいと思う。
流れるひかりを
ぼーっと映して
右手に触れた温度を
ぎゅっと掴んで確かめる
いつか見た夜景をもう一度
そう思っていたのに
輝きが褪せたのは
窓が曇っているから?
あたしの目が 曇ったから?
停まった景色に
あたしを覗き込むあなたが重なる
あたしは窓から
振り向けずに
映るあなたがうつむくのを見た
滲むひかりの中に
サヨナラが見えるよ
【窓越しに見えるのは】
窓越しに見えるのは
この間あった定期テストの合間にふっと外を見ると、学校のベランダに蜻蛉が止まっていた。
でもテスト中だったし、すぐに問題に向き直った。
____キーンコーンカーンコーン
テストが終わった。解答用紙が回収されて、試験監督の先生が全員の名前と出席番号を確認する間、そういえば、と思い出して蜻蛉を見てみようと、ベランダに目をやった。
そしたら、窓越しに後ろの席の子と目が合った。
昨日から梅雨入りして、空が雨を降らしていて、窓の反射で教室の中が見えるんだったな、なんて急に冷静になって考えていた。
後ろの席の子が微笑んだ。
私も微笑み返した。
今までの論理的な思考なんて梅雨の雨に流されるようにとこかへ行ってしまった。
普段はじめしてしていて嫌いな梅雨だけど、こんな事もあるのなら、案外梅雨も悪くないかも。
2024/7/1
窓越しに見えるのは何だ?
明るい未来だったら良いね!
朝。制服を着て、気怠そうに私を迎えに来てくれる同級生。最早、週明けの風物詩である。
窓越しにみえるのは
窓越しに見えるのは
あの日…貴女と歩いた坂道
茜色の夕陽が貴女の真っ白な肌を
紅く染めていたことを思い出す
高鳴る僕の鼓動が貴女に
聞こえてしまわないように
注意深く貴女から離れた
なぜ…あの日あの時に
貴女の手を取りこの坂道を
走り出さなかったのか
今でも…その理由が見つからず
いつもこうして窓越しから
この坂道を見る
ただ…違うことは坂道の途中に
もう貴女がいないということ
見飽きた風景
たまに見る星空
花火の見える建物
景色のいい建物
あまり興味無いけど
ついつい過去を思い出す事もある
魅力なのは時間で風景が変わる
夕日が綺麗な時が1番好きかな?
でも興味無いɿ(。・д・)ɾ
「……なあ、俺を呼んでくれないか」
「詐欺師」
「そういうことじゃなくて」
「…ケイゴ」
「…………うん、………ありがと。
すまんな」
「別に。……でも何で?
何で『呼んでくれないか』って言ったの?」
「実はさあ、お前と会うのはこれが最後になるかもしれなくてさ」
「不謹慎かもしれないけど…なんか言われたの?先生?親?」
「どっちでもねえよ。……すまん、お前にはまだ言えない」
「…なんでよ…まあいいけど」
「あと詐欺師はやめてくれ。ここ学校だし」
「…大丈夫だよ。今日は大雨だし。雑音が邪魔して何も聞こえないよ」
「それもそうだな。
…大雨か」
「雨と晴れだったらどっちが好き?」
「雨だな」
「何で」
「犯罪者と幼気な学生が会話してても、
…誰にも聞こえないんだろ?」
#2024.7.1.「窓越しに見えるのは」
友達が詐欺師でした。創作。
会うのはさいご。
身長伸ばしてえ〜〜〜
望みの身長まであと7センチ…伸びるかな
バスのいちばん後ろに座って
お気に入りの音楽を聴いて
少し背にもたれかかった
窓越しに見えたのは
夕焼けの空、街の灯り
少しづつ薄暗くなっていく
何気ない田舎の風景
何となく綺麗だなぁと思いながら
うとうとするあの時間
戻りたい学生時代
哀しい
窓越しに見えるのは在りし日のあなた。
「色々あったわね」
私は微笑む。
「あなたと出会ったのはちょうどこんな澄んだ空の下だったわね。」
今はもう私も動けなくなってしまった。
もうすぐあなたの元へ私も行くことになりそう。
でもそれはもう少し先。
私までいなくなったら子供たちが心配だもの。
ほらあなたに似て不器用なところがあるから。
本当は私なんかもう必要ないのかもしれないけれど。
もう少しだけ・・・もう少しだけ見守ったら、あなたの元へ行くから・・・待っててね
【窓越しに見えるのは】
昔、とあるお姉様と
そんな話をした事がある
外は木枯らしや
陽炎の立つ猛暑でも
ガラス一枚隔てた
部屋の中は快適で
世の中が
全てガラスで出来てたなら・・・
傷つかずにすむのかも
みたいなお話し
俺は迷わず
温泉施設行くな
と言って
凍えたが
勉強中、私はふと窓を見た。
窓越しに見えるのは月と星
月はとてもきれいで星もきれいだった。
私は近くで見たくなった。
ベランダの窓を開け夜風に辺りながら、、、
私はふと回りを見渡した。視線を感じたのだ。
隣のベランダにはAさんがいて私を見ていたのだ。
私は不思議でAさんに声をかけた。同い年だ。
「Aさんはなんでベランダに出ているの?」と
そしたらAさんはこう言った
「月と星と君がきれいだったから」
私は少し恥ずかしかった。頬を真っ赤にしていた。
そんな頬を隠しながら中に入ろうとした。
Aさんに止められた。「もう少し話したい」と
私は少し戸惑った。怖かった。声が低くて、
でもこれが青春なのではないかと思った。
私の返事は「はい」これから始まるのは恋だと、、
今日のお題
窓越しに見えるのは
窓越しに見えるのは
いつもと変わらない景色と、
窓に反射して映った自分。
反射したものとわかっていても、
もう一つの世界があるのではないかと錯覚しそうになる。
うっすら写った自分と外の景色。
窓って面白い。
窓越しに見えるのは、海でも山でもないのに、
億のお金を払って、都心のマンションに住む方々の気持ちが分からないわ…
窓越しに見えるのは
そんなことをふと思った。
でも何も見えてこない。何も。
まるで私の心情のようだ。
いくら探し出そうとしても、君の心がわからなかった
窓越しに見えるのは
あの日から前に進めない、弱い自分
飛び起きる。
汗びっしょりで、貼り付いたシーツを押し除ける。
窓越しに、海の渦巻く音が響く。
バンッ!
窓の外から、掌を押し付ける音が聞こえる。
ぼんやりと壁のシミを眺める。
唸るような海の音が、窓越しに響く。
悪夢だ。
悪夢だった。
わけもなく苦しくて、息ができなくて、空が見えなくて
泡が上へ上へ消えていて…
底から、地響きのような何かが呼んでいた。
奥から、湿った白い腕が足首を掴んでいた。
悪夢だ。
汗は止まらない。
微かに体が震えている。
海の渦巻く音が、窓越しに響く。
バンッ!
バンッバンッ!
窓の外から、掌を押し付ける音が聞こえる。
枕元に置いた古本の、皮の表紙が擦り切れている。
ここで立ち往生することになって、何日が経っただろうか。
1日にも満たない気もするし、何十年も経った気もする。
バンッ!
窓の外から、掌を押し付ける音が聞こえる。
窓越しに、海の渦巻く音が響く。
悪夢だ。
海藻が足に張り付く感覚。
ずっしりと浮き上がらない身体。
水の重みに痛む肺。
そこにいる彼女も、そんな感覚だったのだろうか。
波が部屋を揺らす。
海が渦巻く音が聞こえる。
バンッ!
窓越しに掌を押し付ける音が響く。
彼女が海に落ちたのは、この海域に入ってからすぐのことだった。
トロール網を引き上げていた彼女は、風で大きく揺れた舟のデッキから投げ出された。
釣果や釣具もろとも彼女は振り落とされ、舟の中に響き渡るような叫び声をあげて、この部屋の窓の外へ落下していった。
どうしてこんなところへ迷い込んでしまったのだろう。
彼女が海へ落ちていくその時、私はそんなことを考えた。
私たちは、ただ、あの陰気で小さな港町に雇われた、しがない漁師だったのに。
そんな考えから気がついた時には、窓越しに見えるのは、渦巻く海と波だけになっていた。
私は、ぼんやりと壁のシミを数えて、ゆっくりと視線を滑らす。
錆びついたリールのように、鈍くのろのろと首を動かす。
窓の方に。
窓越しに見えるのは、彼女の顔。
恐怖と海藻の張り付いた青白い顔。
窓越しに見えるのは、幻覚の怪物。
苦しそうに喘ぐ、海の哺乳類の顔。
飛び出た目玉をぎょろぎょろと蠢かす、生気のない魚の顔。
海の渦巻く音が、窓越しに響く。
いつまでも。
いつまでも。
窓の傍から見えるのはいつも山岳の風景。
最早、見慣れた風景だ。
季節の移ろいと共に山々の色めきは変わる。
春は山桜、夏は青々とした新緑。
秋には紅葉で赤に染まりゆき枯れ葉としてやがて
散っていく。
冬には雪が積もり白く染まる木々達。
年齢を重ねれば重ねる程その季節の移ろいによる自然の恵みや有り難み、そして自然の畏怖を知る。
自然は常に人間や動物達、そして植物達と共にある。
人は自然の事をどう思っているのだろうか。
傍にあるから当たり前としか思っていないのだろうか。
自然があるからこそ私達は生きていけるのだ。
自然の恵みや自然に対する畏怖の念があるからこそ生きていけるのだ。
人はそれらが当たり前にある事に対する有り難みに気づいているだろうか。
山に至っては山岳信仰と言うものがある程だ。
自然とは厳しくも常に傍に存在し、我々を見守ってくれている存在なのかもしれない。
「自然と共にあり」