窓越しに見えるのは小さい時、親が運転する車の後部座席から見た景色。追いかけてくる月を見て面白がった夜。幻想的な夕日の色を見つめていた夕方。塾に行くのが憂鬱で、青空をただ見上げていた昼。期待を裏切って広がる雨雲を恨んだ朝。窓越しには、いつも同じで違う空があった。
7/1/2024, 12:26:51 PM