8/2/2025, 3:03:20 PM
波にさらわれた手紙
砂浜に描いた小さなハートマークは、
あなたに気づかれる間もなく波に攫われていった。
それで勝手に満たされた。顔も見られない夏だった。
7/7/2025, 3:32:18 PM
願い事
クラスみんなで短冊を書いた。いつぶりだろう?
夏休みのこと、大会のこと、目標がある人は、それを。
私は、せっかく1年に1度なんだから1年中仕事してくれそうな願いを書きたかった。
健康?お金?どれもそこまでピンと来なくて、結局。
「全部何とかなりますように」
さすがに曖昧すぎたと思う。反省。
……まあいいか。何とかなれ。
6/26/2025, 3:07:41 PM
最後の声
あの人と最後に交わした言葉は、
「ありがとう」かはたまた「またね」?
いつも通りの「さよなら」だった?
貰った言葉は、交わした言葉は、聞いた言葉は、
絶対に忘れたくない言葉だった、はずなのに。
5/17/2025, 1:46:33 PM
まだ知らない世界
今日が終わったあとの、まだ知らない世界。
今年が終わったあとの、まだ知らない世界。
大人になったあとの、まだ知らない世界。
自分が死んだあとの、知ることもできない世界。
住む町が無くなったあとの、知ることもできない世界。
地球が終わったあとの、知ることもできない世界。
そんな来るかも分からないいつかの未来に、
ふわふわした不安と、それ以上の希望を持って、
今も1歩ずつ、進み続けている。ただそうしていたい。
5/15/2025, 3:01:18 PM
光輝け、暗闇で。
明日は体育祭。
昨日の予行練習では白に劣敗。
飾りみたいな応援賞だけ、ひとつ。
正直勝てる気はしないけれど、
明日の私は多分、赤組から離れない。
赤色が、仲間が、何より好きだと思う。
競技よりも、勝敗よりも、記憶に残るのはなにか。
私たちはそれが何か知っているから。覚えているから。
不安はあれど、心はそれ以上にキラキラ輝くだろう。