『窓から見える景色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
窓の外の景色を見る。
時折真っ暗闇になるのが難点だが、それで差し引いても余りあるほどの良い絶景が見れる。それでも暗闇は困るのだがな。
しかし最近、窓の調子が悪い。グルグルと窓自体が回ったり、二つある窓の一つが暫く暗闇状態が続いたり。一番酷い時は、いつもとは違う暗闇が数日続いたことだな。アレは酷かったな。暫く前はスピーカーの調子が悪い時期が数週間続いたし、そろそろ替える頃かもしれんな。
そんなことを考えていたからか、窓の外に居る人物と、スピーカーから聞こえる声に気づくのが遅れた。
『⸺ルビカ オル ラスヴェ ケルベ ズダック!』
声……呪文に気づいたときにはもう遅く、俺は引きずり出されてしまった。
*
「ユウ、引きずり出せたぞ!」
一際目立つ青年と、大昔の人間に似たジジイ。ジジイに引きずり出されたのかよ……可愛い女の子が良かったぜ。
「ほ、ホントに俺の中に、魔物がいるなんて……信じらんねぇ」
「なんじゃとお主。師匠の言葉を信じてなかったじゃと!?そこに直れ!鍛え直してやるわ!!!」
「えっわっ!?ちょっ、ジイちゃん、やめ、イタッ!?」
俺、取り憑くやつ間違えたか…?
【窓は視界、スピーカーは耳】
霜降り肉の看板を
肴にかっこむ入院食
_______
退院したら絶対食べてやる。
_______
テーマ 窓から見える景色
いつも同じ道を行く
いつも同じ景色が見える
、訳じゃなく
季節が変わって店の装いが移ろい
時が過ぎて人々もまた移り変わる
街路樹が朽ち遠山に緑が増え
広い空を刺しクレーンが回る
いつも同じ道を行く
いつか見られぬ景色を行く
‹窓から見える景色›
名前をつけたら何処にでも有った
名前をつけたら初めて見つかった
名前をつけたら当たり前になった
名前をつけたら過去になった
名前をつけたら関係が変わった
名前をつけたら愛おしくなった
名前をつけたら
名前をつけられたら
いくつかの音で文字でそれだけで
触れられもしない記号の上
名前をつけられない幾つもの
認識出来ない未知の中
それでもその脚が立ち止まる
理由に十分足りるなら
‹形の無いもの›
窓から見える景色
ドアが閉まり、動き出す。窓から見えるのはただの壁だけれど、俺からタイルが逃げていくその瞬間に釘付けにされている。そう長くない時間のはずなのに、ひたすらに引き伸ばされていた。それから、本来なら心地よいはずの太陽が打ち付けられた釘を焼き消して笑った。
首にかかったヘッドホンを着け、プレイリストを流す。何度シャッフルしたところで気分にあう音楽は流れてくれない。サイコロの無能さに呆れていると、小さなアコースティックギターの音色が流れ始めた。前奏が異様に長いことが特徴的な、個人的に夏を代表すると思う人の代表的な曲、そのAcoustic Remix Ver.だ。夜明け前に焚き火を消して、支度を始めるようなそのアレンジは、今の俺にはとてもしっくりくるものだった。
音に身を委ねる。跳ねるような弦の音は、私の記憶をも跳ね飛ばしていた。
朝7時に家を出てバス停に向かう。大抵は君が先にベンチで座ってバスを待っていた。そこに居なければ休み、そういう共通認識がいつの間にか出来上がるほどに日常的なものだった。スマホを操る君の手は、俺のものより何倍か早く、打つのが遅いとよく小馬鹿にされていた。
ちらっとそのバスの青が見えた。いつも乗っていたものだろうな。
ふと横を見ると、枝の間から海が見えた。反対を見れば、君がテスト勉強をしている。気づいた彼女と目があい、逸らして外を見ていると、俺のノートに落書きを始めた。それからはお互いのノートにずっと落書きをしていた。おかげでまともに勉強出来なかったけれど、まぁそれはそれで楽しかったからよかった。
今窓から見えているのがその海だ。懐かしい。
あの店は、この公園は、あの交差点で、あの橋で──。
いつの間にか眠っていて、気がついた頃には到着まで残り約10分に迫っていた。何も知らないまま過ごしていた、ずっと続くことを願う必要も無いくらいの日常を自ら終わらせることは出来なかった。途切れて欲しくなかった。
もう車窓に思い出は映らない。心地よいアコギはピアノに変わっていたが、眠る前と変わらずその曲は、最前線を走り抜けていた。
・窓から見える景色
思い出話。
大昔に住んでいた家は窓から富士山が見えていた。
晴れの日はいつもよりかなり大きく見えていたのはよく覚えてる。
物心ついた時から富士山が見える環境に居たせいで、今の実家に引っ越した際に見えないのが当たり前だと教わった時はかなりショックだった。
最初は半信半疑だったが修学旅行の新幹線でみんなが富士山を珍しがってるのを見て本当に珍しいものなんだと改めて学んだ。
今では私も富士山を珍しがる側になったし、富士山が見えるような田舎には住みたくないと思うようになってしまった。
大人になるってこういうことの積み重ねなのかもしれない。
窓から見える景色
(本稿を下書きとして保管)
2024.9.25 藍
窓から見える景色
窓から大きな薔薇がこちらに語りかけている。
『私はここに居るぞ』と声が聞こえる。
皆誰が王子様か気付かない。
人は見かけでは寄らないと思う気持ちも反面、
どれだけ歌が上手かろうと、
どれだけ演技が上手かろうと、
やはり、人は見かけで判断する。
薔薇の花が私たちの関係、未来を大きく変えたとしても
薔薇に呪をかけた魔女は所詮除け者、
見た目でしか判断できないお前に美しい姿など必要ない
魔女の言葉が木霊した。
❧❦
美女と野獣より
窓からは山が見える
でも目を閉じると潮の香りがする
不思議な場所
離れてはじめて良さが分かった故郷
青
学校帰り、電車に乗っており勝田駅に到着した。反対側には、電車が止まっている。出発すると外は日が沈み薄暗くなっていた。こないだまではとても暑く今年の夏は長いなと感じていたが、急に日が沈むと肌寒くなり秋風を感じる。寒い日が続いていたが、今日は久しぶりに暑い日となった。お昼頃までは晴れていたが、雲が多く、雲の隙間から見えるあかりは薄橙色と段々と夜に近づいていくのを感じる。水戸駅に到着すると、外はだいぶ薄暗くなっていて一日の終わりに近づことしている。街灯が光り輝いていて、とても綺麗だ。こんなことを書いているとちょうど水戸駅に到着した。
初めてカセットデッキが家にきたのは
弟がまだ小学校に入る前だった。
母が「ガチャって押してここが動いたら、いつもの様に歌って』と弟に言う。スイッチを「ガチャ」と押しテープが回転するのを見ては母が弟に合図をする。弟がお気に入りの歌を歌いだす。
「まいにち〜まいにち〜ぼくらはてっばんのぉ』とおよげたい焼き君の歌を歌う。
字の読めない弟は耳コピ覚えているのと、上手く発音できない事もあって「店のおっさんとぉ」や「うみににげとんだのさぁ〜」と歌っていた。
私はというと姉として弟の間違いを正そうとして母に抱き抱えられ手で口を押さえられていた。
弟が、歌い切ると母が機械を止める。そして又ボタンを押すと幼い弟の声歌と「間違ってるぅ」とか「私も〜」とか私と思われる声が聞こえてきた。初めて聞く自分じゃない自分の声といつも聞いてる弟の声。初めて自分の内と外で声が違う事を知った日。
読書感想文
今日は、『学研まんが 日本の歴史一巻』を読んだ。時代としては四つ載っていたが、その中で一番心に残ったのは、「邪馬台国の誕生と女王卑弥呼」のことだ。
邪馬台国とそ女王卑弥呼はとても有名で、歴史をあまり知らない私も聞いたことのある名だ。しかし、あくまで聞いたことがあると言うだけで、詳しくは知らない。この本は、その詳しい部分をしっかりと説明してくれた。邪馬台国はいろいろなクニがまとまったものであった。そして卑弥呼は「神の声を聞く」と言われており、多数のクニをまとめるための王として邪馬台国に君臨した。
私は、卑弥呼をかわいそうに思う。実際卑弥呼がどう思っていたかは知らないが、私なら突然王になれと言われ、部屋にずっと閉じ込められていたら気が狂うと思う。卑弥呼のように特別な才能を持っているかもしれないということには憧れるが、そんなことになるくらいなら才能なんてないほうがマシである。
窓から見える景色
いつも通りの景色
今日は少しよく見てみよう
いつも通りのその景色
団地の2階に住まう私。
月の通過位置によっては
居間で腰を下ろすと月が見える。
この間の中秋の名月の時は
窓を閉めたままなんとか
秋の果物、手作りの月見団子を
月と一緒に一枚の写真に納めることが出来た。
ここにススキがあればパーフェクトだったが
団地周りの土手にあるススキは
前日までに刈られてしまった。
月見終わるまで待っててくれればいいのに。
あれ、どこぞの造園業者が
月見前に刈って売りに行くのか?
てか、そもそもススキって
お店で買うものなのか?
(窓から見える景色)
窓から見える景色
それは私が死ぬ時、
思い出す景色となる気がするよ
いろんなものたくさん見たけれど、
心に刺さるものは多くはなくて…
私が死ぬ時にわかるんだろうって…
なんとなくそう感じるんだ
故の祖父はこう言った。
「毎日3枚の違う窓を観て」
これは小学生の時に言われた。
今も違う窓を眺める事は3枚以上ある。
その世界にいる時間は
どれだけ長いのか、
その窓に居るのはほんのすこしだけでも
その言う言葉は私にとって
魔法のようになっている。
例えば、
同じ味のコンビニの味に馴れる事は
簡単だけど、
それを飽きること無い人も居る。
忙しい人が多すぎてぎゅうぎゅうの
コンビニで
同じ味を選ぶこと。
今の私の時間には
満たされることが無かった福音も
嫌がる都会に
聞き慣れちゃいけない音がある
無数の無音が隠されている。
外の室外機音しかしない。
人のざわめく雑多音しかしない。
ひっきりなしに歩く靴音が響く。
都心で感じたスレ違いは
その音が奇妙で仕方なかった。
ただ真っ直ぐだけに歩き続ける社会人
気ままに声が掛かるのが
知らない人の親しげな営業
打つかっても、鞄が当たっても
何も無いように
歩く殆ど他人の臭いだらけの街並み
なんの臭いなのか
足の裏を嗅ぐような臭いの都会の街並みを
戦車のように走り、クラクションを鳴らす
車や人、人、人。
なんてこと無い新しい店に
何十人もその味を知る為に
隣の県から来る山のような人。
高らかに嘲け笑う事が
ステータスなのぐらいの
流行りの香水を振りまきながら歩く
華奢な人。
なんか心んところをぎゅって掴む
瞬間のホッとするという場所の意識連通の
齧り付くような人の多くなる謎
みんなギューギューして
生きるのが好きな人達。
電車も
人も
コンビニも
みんな肉球の焦がしたような匂いの
ホコリっぽい小さな子は
居ない。
年代らしさって無い全色同じ服の若いという男性女性。
世の中が全部
何が埋まりすぎているのか
気付かないまま
箱から箱に行ったり来たり。
何してるんだろう。
都心っていう腐食に。
何してるんだろう。
何急いでんだろう。
生きてる音がしない場所で
また齢を重ねてる。
そろそろ休みだったらさ
消えた声に気付かないのは誰。
何の痛みなんだろう
随分な大人が怒鳴り合ってる。
何の病なんだろう
随分な大人がパターンしか出来ない
何の悲しみなんだろう
貴方は生きているこの文書を読んで
今、初めて
気づくのかな。
子供でも大人過ぎでもない
僕らは正しくは、
仕事でなければ訪れ無いんだよ。
今日もほら
ピキッと割れた割り箸を
何ともない顔して同じものを食べてる
その人は
正しく無い街並みを
それでも生きている随分な大人だよ。
贅沢過ぎる時間はアナタの帰るのは
その街しか無いなら
最初に言った
同じ窓を眺めるのは
そこに産まれてそこで何の苦悩も無く
佇む瓦礫が包む隣の都会の家を
同じ窓を見ているのは
都会に染まる事も、
都会に居ても、
貴方はいつか変わらなくては為らない
その日は、
貴方のすぐそばに
「違う窓を3枚眺めて」と
病室で弱り果てた家族を
遊びにゆこうか
と誘ったその人が
この世から二度と逢えなくなる
最後の意識を
その成れの果てで同じ様に
倒れる貴方だよ。
貴方に逢うその一声を
忘れている
貴方に逢うその一声を
隠している
貴方に逢うその一声を
馬鹿にして
貴方の涙は今も
亡くなる事も
何にも感じなかった痛みを
貴方は後悔する。
随分な大人はこういう
どうしても
なんでも
分からないのか
子供は泣きながら解る
今がまだ
甘えられて良い齢だと
泣く場所は
今、側でどうしたという顔の
家族の街が今は、やさしい
その声を一生覚えていて下さい。
今は、この世の中の、
活きている時間の
そばに要られる
記憶の中のひとつだよ。
泡のようにしゅわしゅわ溶けて
満ちる思いは
貴方が何でもないふっと
亡くなる悲しみを自慢したい訳じゃない
活き方を見つめる。
あなたの満たされる思いは
それは忘れ掛けていた
僕らが帰る場所に居る理由だよ。
どうぞ、その場から動けない都会でも
その箱に気付かなかった出来事も
私達はその辛さをもう
抱えずに活きている。
あなたの観ている箱の窓は
いつから変わっていなかった??
学校、家、お店、車、様々なものに窓がある。
たくさんの窓があり見える景色も違う。
例えば、森が見えたり、車道や道に並ぶ建物が見える。窓は反対のものが見えるが暗くなると鏡になる。
暗くなって反対が見えなくなった時自分の顔が見える。自分の顔を見て思ったこと、それは自分の美しさ。今日も窓を眺めて様々な景色を眺めていく。
5羽のカササギ おうちに帰る 窓の外
美味しいスープはカボチャの味
コウモリ4匹 夜を知らせる 窓の外
「今夜は魔法が強いから ぜったい窓を開けちゃだめ」
ひそひそ声でママが言う
ネズミが3匹 走って逃げる 窓の外
あったかシャワー ふんわりタオル
黒猫2匹 ネズミを狙う 窓の外
シナモン香る あつあつココア
満月1つ 魔女が横切る 窓の外
ふかふかベッド おやすみなさい
お題:窓から見える景色
〘 窓 か ら見 え る 景 色 〙
窓 か ら 見 え る 景 色 は ど ん な の だ ろ う
貴 方 か ら し た ら 普 通 で も 他 の 人 か ら 見 た ら 変 わ る か も し れ ま せ ん よ
【お題:窓から見える景色 20240925】
━━━━━━━━━
(´-ι_-`) ネタが⋯。後日up。
窓から見える景色
授業中、夏の暑さに頭がぼーっとしてしまって窓の外を見る
暑さで眠くなった頭には先生の言葉も時折聞こえるクラスメイトの声も蝉の声もなにも入らない
代わりに窓の外の海のように広がった小さな植物園が目に飛び込んでくる
私の通ってる学校は校門からのアプローチにたくさんの植物が植えられていて小さな植物園って呼ばれてる
その小さな植物園を見ながらいろんな空想をするのだ
さて今日はどんな空想をしようか
ジャングルを探検でもしようかな
こうして授業の時間が過ぎてゆく