『突然の別れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
《突然の別れ》
「俺、タイムマシンに乗って結婚前の親見てくるわ!」
隣に住むクラスメイトの渡辺が急にそう言い出した。
「え、やめたほうがいいんじゃ・・・」
次の日、僕はいつも通り学校に行った。
「出席とるぞー。青木!」
いつも通り、名前が読み上げられていく。
「・・・山口、和田!よし、全員いるな!」
いつもの学校生活が、始まった。
君が消えた
思いもしなかった事は唐突に起きた
いや、
確かにいる、私の目の前にいる、存在している
じゃあ何が?なんて私にもわからないけど、
違和感がした
君は誰?何が君を変えたの?
いつかのあなたとの突然の別れ
「突然の別れ」
最低限の約束も守れなかった貴方から
私は突然姿を消しました。
原因に気づくのが遅すぎましたね。
それからの貴方がひどく落ち込んで、
悲しみの中にいたことを私が知っても
もう全てが遅かったのです。
それからの長い年月の中で、心は少し
穏やかさを取り戻せましたか。
私は今でもあの時の二人を忘れられま
せん。
そしてたった一つの瞬間で、あっけな
く終わってしまった二人に。
大切な人は今はただ出掛けているだけで
今も尚生きていると、そう考えてしまいます。
祖母はまだ50数の人でした。
孫の私たちにいつも甘く、母に叱られて
それでも笑ってどこかへ連れていってくれる。
面倒見がよく、いつも励まし、私たちを笑顔で迎える。
そんな祖母が大好きでした。
孫の中でも
私が1番叔母に名前を呼ばれ。
私が1番叔母と仲良しで。
私が1番叔母と笑い合った。
そんな記憶しか毛頭ありません。
3年前の丁度今日、母から告げられたあの言葉。
私は忘れたとは言わせません。
『祖母は肺癌になった。後3年、持つかも怪しい。』と。
泣きながら電話ごしに聞いた時は、
私も頭が真っ白になりましたよ。
あの元気な祖母が肺癌だなんて、そんな筈がないと
信じて疑いませんでしたよ。私は。
祖母は我慢強い人でした。
私たちに何も告げないで
逝く予定だったのでしょうか。
それは、今でも分かりません。
恋人も友達もいつも別れを決める時は一瞬だ
その人と一緒にいる自分を愛せなくなったらその人のことは愛せない
愛せないのに少しでも一緒に居るのは辛い
そしていつも突然別れる
突然別れを告げられる辛さを私はまだ知らない
別れは突然にやってくる。なんの前触れもなく。
今はただただ、あなたに一言伝えたい。
「ありがとう」
これだけの言葉。
突然の別れ
私は貴方の愛する海で本土に間に合わず貴方の一人きりの最後を聞いた
一生会わず一生愛しておくものだと悟った
私はあなたの転勤を聞いた
思わない日がない人がまた一人側から消えるのにあなたに見つかりやすい真っ当な人間であることを心の中で誓った
現実の中では貴方の好きな仕事にそっと不満をこぼし始めた
今度は予定された私の卒業だった
私は貴方の惜しい人になれたであろうか
穏やかで暖かくて会うだけで無意識にホッとする人がどうかあなたにずっと、一生、一人は与えられますように
俺たちがいなくなっても、"頼れる先輩"がいるからな。
そんな泣くのは一生会えない時にしとけ。
生きてるうちは本当の別れなんてないのと同然だしさ。
そんなことをいつもの爽やかな笑顔で言って、俺たちの先輩は去って行った。
俺にとっては「大好きな先輩」なのに、離れてしまうことに実感がなくて。寂しいはずなのに、まだ「この時間」が続くと思っていたかったのかもしれないことに気付いてしまって。
悲しいもんだな。
すごく。
これからは「大好きな先輩」がコートに居ないのを想像すると、少し心細くなってきた。
この気持ちは忘れよう。
先輩が言ったように、生きてるうちは本当の別れなんてない。それは、「またいつか会える」ということだ。
この気持ちは、次会うまで大事に仕舞おう。
だから。
今はただ、先輩の想いが繋がったボールで、
トスを上げさせてくれ。
#2024.5.19.「突然の別れ」
全然突然じゃないけど卒業式だった日のHQのシャドーマウンテンくん。
汚水も、先輩が居なくなる悲しみ、わかる。
先輩が居なくなったらと思うと心細くて、いつか絶対来るのに実感はないわ寂しい気持ちもはっきりわかないわで、多分混乱してるんでしょうね、先輩が居なくなる事実に。
それはそうとHQの映画、やっぱプリン頭怖いっすよねぇ…。心臓鳴りすぎて自分にビビりました。
「人はパンのみにて生くるものにあらず」
悪魔に魅入られたユダの申し子よ
汝に主の口より出てし言葉を授けましょう
この苦行の最中でも汝の心が安らぐように
そして、咎人である貴方に身を清める為の選択を…
さぁ、選びなさい 水か?パンか?
どうしました、もしや声を出せないのですか?
ガロットも今この時ばかりは緩めて…
おぉ、なんと!なんという事だ…!
主へ直接の許しを乞いたいと
常々、切に願っていた貴方でしたが
まだ償いきれぬ不浄の身でありながら
もう果ててしまったのですか?
あぁ、貴方が真に敬虔な信者であったなら
我らが同胞に別れも言わずに立つなど
ありはしなかったでしょうに…
なんと悲劇的で不遜な末路なのでしょう
せめて、穢れた汝と共に不浄の者が
永久の眠りへと誘われん事を此処に祈ろう。
ー 突然の別れ ー
君との別れは突然だった。
去年は共に授業を受け、共に教室移動して、共に遊んだのに。
今年の私の想い出も君の笑顔と共に在りたかった。何気ない日常の1コマを君の明るい顔と共に過ごしたかった。君の新鮮な表情で私の修学旅行の想い出を彩りたかった。
なのにどうしてこうなってしまったのだろう。
…君とクラスが離れてしまったのは。
「突然の別れ」
突然の別れ
父親との別れだ。
父親は大学四年生の時だった。
亡くなった晩、兄から明日帰るよう連絡があった。
東京で大学の試験が終わった日に、亡くなった。
私は半信半疑で、慌てて翌日帰省した。
顔に白い布が掛けられている父親に縋りついた。
突然の別れが、現実になった瞬間だ。
ひとしきり泣いた後、懐いている甥が電車を見たいと
言って抱きついてきた。
ここから離れたい私は、抱っこして線路に向かった。
今から思えば、この時間が冷静さを取り戻すために
必要な時間だった。甥に感謝している。
父親が早くに亡くなったお蔭で、私は独立できた。
突然の別れとは、人を変える力がある。
まぁ、突然の別れって普通にあるものよねぇ
自分から別れる場合もあれば、相手がふといなくなる場合もあるし、インターネットだとなおそれが容易だから現代だと本当に突然の別れはよくあるものになる。
昔だとより強い縁なんかがあったのかもしれないと考えると時代の変化には抗えないものを感じるよね
「突然の別れ」
私の1番。
1番の親友。
ネットで出会った今となっては大親友。
勿論リアルで会った事はないけど、
愚痴を聞いて貰ったり、嬉しかった事を共有したり。
本当に最高の大親友だったの。
でも、急に。連絡しても既読が付かなくて、
連絡も帰って来なくて、電話してもずっとそのまま。
何もなしで、別れの一言もなく、
私の大親友とは、"突然の別れ"を迎えた。
「突然の別れ」2
雨、僕が大好きな天気!
このポツポツ音が落ち着いて、すっごい好きなの!
今日は1日中雨って天気予報言ってたから!
僕の楽しみが1日続くんだ〜♪
...って思ってたんだけど、
雨、止んじゃった。
もう今日は降らないって、
覚悟決めて無かったのにぃ、、
"突然の別れ"なんて、やだなぁ。
別れはそれ自体嫌なものだ。
それが突然ならなおのこと。
突然の別れで浮けるであろう衝撃を緩和するため、常日頃から備えている。別れが訪れたときのシミュレーションをしている。
だから楽しい日常すら別れの匂いを感じて生きている。
【突然の別れ】
私はラギーさんの話に、黙って耳を傾けていました。
いつも元気で、自由なイメージを持つラギーさんにも、愛する人がいて……今でもその人を大切に思っている。
放火事件……それは、二人にとって、あまりにも突然な別れだったと思います。
私は、何も言うことができませんでした。
「……ね?思った通りの恋バナじゃなかったでしょ?」
ラギーさんは、当時を思い出したのか、空のように澄んだ瞳を、少し潤ませて言いました。
「確かに、思ってたのより重かったよ」
私は、彼女の目を見ずに言いました。
「ちょっとぉ!自分でねだっといて───」
「でも、」
いつもの口調で言いかけるラギーさんに割り込んで、私は言いました。
「ラギーさんの口から、ラギーさんたちの大切な話が聞けて、本当によかった」
彼女は、一瞬キョトンとした顔で私を見つめました。そして、
「変なのー」
と少し頬を赤らめました。言った私も、何だかキザっぽいセリフが恥ずかしくて、頬が熱くなりました。
でも、私はラギーさんとの仲が深まったようで、嬉しく思っていました。
「ねえ、あたしだけ話すのはやっぱフェアじゃないよ!君も何か話して!」
ラギーさんは、私にそう詰め寄ります。
「うーん、わ、分かったよ……でも、直ぐには思いつかないし、そろそろ時間も時間だから、明日でもいい?」
「まあ……いいけど。絶対忘れないでよね!あと、考える時間があるんだから、面白い話してね!」
そう言うと、彼女は立ち上がって歩き出しました。
「分かったよー、じゃあね」
「はいはい、また明日〜」
そうして、その日は終わったのです。
私は、ラギーさんの話を聞けて、本当によかったです。
彼女と話した時間は、私にとって、かけがえのない宝物になりました。
でも、そんな彼女とも、お別れする時が来ることを、私は考えていませんでした。
人との別れは突然来るもので
あるふとした時に出会って
ある日を境に唐突に離れ
離れになってしまうけど
どんなに遠距離でも
その相手の事を信じて
あげてね
[突然の別れ]
「また明日!」
僕の言葉にあの日の君は曖昧に微笑んだ。
/「突然の別れ」
【突然の別れ】
いつものようにpixivで閲覧してた
ふと自分のブックマークした一覧にあった
『削除済み もしくは 非公開』
この表示を見た瞬間
とても心に残っていたのに、忘れないようにしていたのに
どんな絵だったのかもう思い出せない。
『突然の別れ』
「別れ」とは何度経験しても慣れない。
進学先の違いという別れ。引越しという別れ。
これらの「別れ」は、今後、絶対に会えなくなるというわけでは無い。連絡を取ろうと思えば、スマホを片手にすぐにメッセージを送ることが出来る。
別れの瞬間は、寂しさに支配されてしまうが、それでも、一生会えないということでは無いと信じているから、寂しさは緩和される。それどころか、どこか暖かさに包まれているような感覚さえする。
しかし、今生の別れ。
この別れは、1番嫌いだ。
あの時の景色を、感情を、僕は決して忘れないだろう。
夜。電話が来たと、スマホから着信音が流れる。電話に出ると、残酷な言葉が伝えられる。…貴方が亡くなったと。不思議なことに、悲しさよりも驚きが勝った。もしかしたら、現状に理解が追いついていなかったのかもしれない。
けれど、棺で眠る貴方を見た時。貴方は数ヶ月前に会った時と変わらない顔であるにも関わらず、魂だけが、そこに無かった。抜け殻のようだと思った。
葬式は、心ここに在らず、と言ったところだろうか。現実であるはずなのに、どこか夢を見ているような感覚だった。
そしてついに。貴方が霊柩車に乗る前の、最後の別れが来てしまった。ずっと夢を見ていたかのようにぼんやりとしていた頭が、冴え渡る。
もう貴方に会うことはできない。貴方は、もう、優しい眼差しや、体温を、僕に与えてくれることは、この先、1度も無くなってしまうのだと。
急に現実を突きつけられた気がした。電話を受けてからしばらくの時間が経っていたというのに。
悲しみが襲ってくる。涙が溢れてきた。今に至るまで、流れることはなかったのに。
…別れは嫌いだ。
突然の別れ:(if)
「ある日突然さ。突発的に、俺が自死してこの世からいなくなったらどうする?」
急に妙な質問をされて目が点になった。
あまりにも自死という言葉が似合わなくて、青天の霹靂すぎた。
「それはまあ怒るね」
「………そんだけ?」
「死んでるからね」
「……………」
そりゃあまあそうなんだけど、となぜかむくれる親友に苦笑する。
「そんな物騒な予定立てるなよ」
「立ててねーよ、勝手に殺すな」
だったら聞くなよ、と思いつつ少しは真面目に答えるかと真顔になる。
「お前がいなくなったら、お前が今大事にしてるもの全部貰ってく」
「何だよそれ、こえーなぁ」
適当に返す親友に、僕はさらに続けた。
「あと、これからお前が欲しいと思ってるものも」
「は?」
欲しい………もの?
「あら、二人して何の内緒話?」
―――その瞬間。どきりと心臓が波打った。
「………覚悟はある?」
不敵な笑みにたじろぎそうになる。
まさかお前も狙っていたなんて。
「前言撤回。死んでる場合じゃねーわ」
頭を抱えて苦虫を噛み潰すように呟いた俺に、親友は、お互い頑張ろうなと綺麗に宣戦布告をして―――
ただ涼しげに。笑った。
END.