勿忘草.

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大切な人は今はただ出掛けているだけで
今も尚生きていると、そう考えてしまいます。

祖母はまだ50数の人でした。

孫の私たちにいつも甘く、母に叱られて
それでも笑ってどこかへ連れていってくれる。

面倒見がよく、いつも励まし、私たちを笑顔で迎える。

そんな祖母が大好きでした。

孫の中でも
私が1番叔母に名前を呼ばれ。
私が1番叔母と仲良しで。
私が1番叔母と笑い合った。

そんな記憶しか毛頭ありません。

3年前の丁度今日、母から告げられたあの言葉。
私は忘れたとは言わせません。

『祖母は肺癌になった。後3年、持つかも怪しい。』と。

泣きながら電話ごしに聞いた時は、
私も頭が真っ白になりましたよ。

あの元気な祖母が肺癌だなんて、そんな筈がないと
信じて疑いませんでしたよ。私は。

祖母は我慢強い人でした。

私たちに何も告げないで
逝く予定だったのでしょうか。

それは、今でも分かりません。

5/19/2024, 1:35:28 PM